劇場版ポケットモンスター_ダイヤモンド&パール_ディアルガVSパルキアVSダークライ

ページ名:劇場版ポケットモンスター_ダイヤモンド&パール_ディアルガVSパルキアVSダークライ

劇場版ポケットモンスター
ダイヤモンド&パール
ディアルガVSパルキアVSダークライ

原題

Pokémon: The Rise of Darkrai

監督

脚本

園田英樹

製作

吉川兆二
松追由香子
盛武源
岡本順哉

製作総指揮

久保雅一
伊藤憲二郎

出演者

松本梨香
大谷育江
うえだゆうじ
豊口めぐみ
山寺宏一
加藤ローサ
山本耕史
中川翔子
石坂浩二

音楽

宮崎慎二

主題歌

「ビー・ウィズ・ユー〜いつもそばに〜」サラ・ブライトマン

撮影

編集

辺見俊夫

配給

公開

日本の旗 2007年7月14日
2008年2月24日

上映時間

90分

製作国

日本の旗 日本

言語

日本語

興行収入

50億2000万円

前作

次作

『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』(げきじょうばんポケットモンスター ダイヤモンドアンドパール ディアルガたいパルキアたいダークライ)は、2007年7月14日から東宝系で公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第10作の記念作品である。

目次

概要[]

タイトルは当初『ディアルガVSパルキア』と発表されたが、後に本作で初公表となる幻のポケモン・ダークライが加わり、『ディアルガVSパルキアVSダークライ』が正式タイトルと発表される。

主役ポケモンでストーリーの鍵を握るダークライの声優には、俳優の石坂浩二が起用された。主役ポケモンの声優を特別ゲストが務めるのは、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』に登場したエンテイの声優として、俳優の竹中直人が採用されて以来である。

本作から2009年公開の『アルセウス 超克の時空へ』までの3作品は、「神々の戦い」三部作とされており、全て物語が直接つながっている。

予告CMにはピジョットに乗るサトシが登場していたがそのようなシーンは本編には存在しない。

作品の舞台となるアラモスタウンは、スペインのアンダルシア州ロンダとバルセロナがモデルである[1]。時系列は、DPの第38話から第50話以前までである。[2]

本編の最後に流される次回作の予告は、前作までは「来年公開決定!」など文字が出るだけのものであったが、今作では映像としてレジギガスらしき姿が次回作に登場するポケモンとして映し出された。

DVDは2007年12月21日発売。

映画は英語のタイトルで2008年2月24日に米国でカートゥーンネットワークで放映された『Pokémon: The Rise of Darkrai』。

前売り券・配布ポケモンに関して[]

特別前売り券の販売は、4月21日から映画公開前日までであった。劇場版第10作の記念として、毎年恒例の劇場版前売り券と引き換えられるポケモンは、これまでの劇場版でメインとなったポケモン(ミュウツー・ルギア・エンテイ・セレビィ・ラティアス&ラティオス・ジラーチ・デオキシス・ミュウ&ルカリオ・マナフィ)の中から公式サイトでの事前の人気投票1位となったものが配布されることになった。その結果、1位となったデオキシスが6月23日以降に配布された(特別前売り券付属のデオキシス引換券を使い、引き換えすることが条件)。

日本映画の前売り券としては、売上最高記録となる200万枚の売上を記録し、公開前の時点で興行収入20億円突破が確定した。[3]

また、これとは別に映画館のスクリーンではDSのワイヤレス通信(ふしぎなおくりもの)によりダークライが配布された。DSのワイヤレス通信で初めて映画に登場するポケモンが配布された作品でもある。このワイヤレス通信でダークライを最初に受け取ったのは、公式上中川翔子になっている。[4][5]本編の開始前と終了後に「ダークライの受け取り方と注意」が上映され、そのときニャースがナビゲートした。

映画公開に関して[]

本映画と同じく7月14日に公開された『西遊記』がポケモンと同じ年齢層をターゲットにしており、上映館数もプロモーション数も圧倒的に上回っていたため苦戦を強いられるのでは、と言われていたが、公開初日だけで『西遊記』に動員数40万人以上の差を付け堂々の1位となり(山寺宏一曰く、「負けると思っていた」らしい)、歴代シリーズ中唯一日本週末興行収入1位を記録した作品となった。ダークライは新月の夜に現れるという設定だが、奇しくも公開日となった7月14日は新月であった。

映画館では入場者プレゼントとして、上述のダークライと同じ技・道具を持ったダークライのポケモンカードが配布された。また、各映画館やポケモンセンターで、歴代映画の主役ポケモンが描かれたポケモンカード「映画10周年記念プレミアムシート」が発売された。

本作からTVシリーズネット局に加え、上映映画館も「プロモーション協力」としてクレジットされた。順番はチェーンに関係なく北から南へ列挙している。

興行収入は50億2000万円。50億円を突破したのは『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』(1999年)以来となり、同年の年間邦画ランキングでは2位(アニメでは1位)の成績を記録した。

今作のみタイトルテーマの曲が「今までのお馴染みの曲」(『ポケットモンスター 赤・緑』のオープニングムービーのバックBGMによく似た曲)ではなかった。

ぬりえコンテストの映像は、ピカチュウたちが歴代の同時上映短編映画の舞台で動きまわる映像である(最後はシンオウ地方の鳥瞰図をバックにして終わる)。

あらすじ[]

テンプレート:不十分なあらすじヒカリのポケモンコンテスト挑戦のため、断崖の町・アラモスタウンを訪れたサトシたち。しかし町では、100年前の天才建築家・ゴーディにより設計された庭園が何者かに荒らされる事件が起きるなど、町全体で異変が続いていた。

犯人として疑われるポケモン・"ダークライ"。その頃、町の象徴である「時空の塔」で町の異変を調査していたトニオは、ゴーディの日記に記された予言を読み、「神」と呼ばれしポケモン・"ディアルガ"と"パルキア"にまつわる悪夢が町に近づいていることに気づく。

登場人物・キャスト[]

レギュラーキャラクター[]

詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。

サトシ声 - 松本梨香このアニメの主人公である10歳のポケモントレーナー。ピカチュウ声 - 大谷育江サトシの1番のパートナー。タケシ声 - うえだゆうじ15歳のポケモンブリーダー。ヒカリ声 - 豊口めぐみもう一人の主人公である10歳のポケモンコーディネーター。後半でサトシと共に大活躍する。ムサシ声 - 林原めぐみロケット団下っ端女性団員。本作の彼女達3人は主にアルベルト男爵と接触した。コジロウ声 - 三木眞一郎ロケット団下っ端男性団員。ニャース声 - 犬山イヌコロケット団所属のポケモン。人間の言葉を話せる。サトシのポケモンナエトル声 - 三木眞一郎コミック版では一コマのみ登場。エイパム声 - 伊東みやこムクバード声 - 古島清孝ヒカリのポケモンポッチャマ声 - 小桜エツ子ヒカリの最初のポケモン。本作ではまだモンスターボールに入れられており、キャストクレジットでも他のポケモンたちと一緒にされる。ミミロル声 - 川上とも子パチリス声 - 西村ちなみブイゼル声 - 古島清孝タケシのポケモングレッグル声 - 小西克幸ウソッキー声 - 阪口大助ピンプク声 - 伊東みやこムサシのポケモンソーナンス声 - うえだゆうじジョーイ声 - 井上喜久子ナレーション声 - 石塚運昇

ゲストキャラクター[]

アリス声 - 加藤ローサ(特別ゲスト)、能登麻美子(幼少時代)アラモスタウンの学校で音楽を学ぶかたわら、気球で町のガイドもしている女性。手持ちポケモンはヒコザル。アルベルト男爵から結婚を申し込まれるているが、本人はトニオのことが気になる様子。『アルセウス 超克の時空へ』のエンディングにも登場。トニオ声 - 山本耕史(特別ゲスト)、阪口大助(幼少時代)科学者の青年。ゴーディの日記に記された予言を手がかりに、町全体で起こる異変を研究していた。研究に熱中すると周りが見えなくなる。アリスとは幼馴染。『アルセウス 超克の時空へ』のエンディングにも登場。使用ポケモンフワライドアラモスタウンの観測に利用している。アルベルト男爵声 - 山寺宏一(特別ゲスト)アリスを度々口説く男。悪い噂が絶えないダークライやアリスと一緒にいるトニオを目の敵にしている。ロケット団からは「ベロベルト男爵」と呼ばれ、その度に「私はアルベルトだ」と突っ込む。その後、ダークライの悪夢によって本当にベロベルトの姿になってしまう。『アルセウス 超克の時空へ』のエンディングにも登場。手持ちポケモンベロベルトダイ声 - 秋山竜次(ロバート)(特別ゲスト)コンテスト参加のためアラモスタウンを訪れたトレーナー。手持ちポケモンエンペルトカツミ声 - 山本博(ロバート)(特別ゲスト)コンテスト参加のためアラモスタウンを訪れたトレーナー。手持ちポケモンドダイトス声 - 馬場裕之(ロバート)(特別ゲスト)マキ声 - 中川翔子(特別ゲスト)コンテスト参加のためアラモスタウンを訪れたトレーナー。コンテストではヒカリのポッチャマを破り優勝。手持ちポケモンゴウカザルドンカラス声 - 逢坂力アリシア声 - 鈴鹿千春、能登麻美子(幼少時代)アリスの祖母。アリスに「草笛の曲」を教えた。幼い頃、庭園で傷ついたダークライに出会った。ゴーディとは知り合いである模様。ゴーディ声 - 三宅健太有名な建築家。トニオの曾祖父。アラモスタウンを象徴する「時空の塔」や庭園などを手がけた。売店のおじさん声 - 三浦博和持つと悪夢にうなされないと言われる「みかづきのはね」をヒカリに売る。トレーナー声 - 相馬幸人、中西英樹

ゲストポケモン[]

ダークライ声 - 石坂浩二(特別ゲスト)アラモスタウンに住むポケモン。特性「ナイトメア」の効果で住人やポケモン達に悪夢を見せてしまうため、町では嫌われている。物語の終盤に町を守るため、ディアルガとパルキアの攻撃の衝突を防ぎ、力を使いはたして命を落としたように思われた。今作及び『アルセウス 超克の時空へ』のエンディングで安否が明らかとなる。ディアルガ神話の中で時を司る神と呼ばれるポケモン。時空の狭間でパルキアと激しく戦い、逃亡したパルキアを追って自らもアラモスタウンに出現する。パルキア神話の中で空間を司る神と呼ばれるポケモン。時空の狭間におけるディアルガとの戦いで肩に傷を負い、アラモスタウンへ逃亡する。ウパー声 - 西優子キマワリ声 - 中塚玲ペリッパー声 - 伝坂勉ルリリ声 - 寺谷美香マリル声 - 佐々木日菜子マリルリ声 - 座光寺知幸コリンク声 - 植竹香菜ルクシオ声 - 佐藤智恵ドーミラー声 - 仁科洋平ウパー以下、アラモスタウンに住むポケモン達。

スタッフ[]

  • 原案 - 田尻智、増田順一、杉森健
  • アニメーション監修 - 小田部羊一
  • エグゼクティブプロデューサー - 久保雅一、伊藤憲二郎
  • プロデューサー - 吉川兆二、深沢幹彦、岡本順哉、盛武源
  • アニメーションプロデューサー - 奥野敏聡、神田修吉
  • アソシエイトプロデューサー - 川原章三、岩田圭介、山内克仁、野本岳志、山下善久、弓矢政法、紀伊高明
  • アシスタントプロデューサー - 島村優子、福田剛士、山本慎二、下平聡士、叶田睦子、松山進
  • キャラクターデザイン - 毛利和昭、山田俊也
  • デザインワークス - 石本剛啓、田中俊成、近永健一、伊藤和巳、井ノ上ユウ子、一石小百合、松原徳弘、田口広一
  • 総作画監督 - 毛利和昭、佐藤和巳
  • 作画監督 - 井ノ上ユウ子、相澤昌弘、松本卓也、佐藤陵、高橋英吉、志村隆行、宮中明、田口広一、堺美和、田島功光
  • 色彩設計 - 佐藤美由紀、吉野記通
  • 美術監督 - 秋葉みのる
  • 撮影監督 - 水谷貴哉
  • 2Dコンポジットディレクター(撮影監督) - 池田新助
  • CGI監督 - 佐藤誠
  • CGIプロデューサー - 坂美佐子
  • 音楽 - 宮崎慎二
  • 音楽プロデューサー - 篠原一雄、齋藤裕二
  • 音響監督 - 三間雅文
  • 音響プロデューサー - 南沢道義、西名武
  • 設定制作 - 新田典生
  • 制作 - 小学館プロダクション
  • アニメーション制作 - OLM Team Koitabashi
  • 監督 - 湯山邦彦
  • 製作 - 亀井修、陣内弘之、富山幹太郎、芳原世幸、橋荘一郎、原口宰、八木正男、ピカチュウプロジェクト

原画[]

松原徳弘 久高司郎 石井将人 大豆一博 深沢幸司

音無竜之介 瀬尾康博 中山勝一 松坂定俊 青木昭仁

森悦史 新岡浩美 吉田夫美子 松原京子 沢みなと

諏訪昌夫 原勝徳 針金屋英郎 坂本アイ子 月橋千鶴子

吉川博明

スタジオコクピット - 岩根雅明 池平千里 新城真 長縄宏美 吉川美貴 菅綾香

ドラゴンプロダクション - 中村亜貴子 竹渕正美 武井智子 長岡みどり 井坂純子

アンサースタジオ - 藤田美保 柿木直子 鈴木海帆 丸山千絵

主題歌[]

オープニングテーマ「Together2007」作詞 - D&Pプロジェクト / 作曲 - Rie、編曲 - 西脇辰弥 / 歌 - あきよしふみえ(ピカチュウレコード)エンディングテーマ「ビー・ウィズ・ユー〜いつもそばに〜」作詞・作曲 - Espen Lind, Amund Biorklund, Magnus Rostadmo / 歌 - サラ・ブライトマン(EMIミュージック・ジャパン)クレジット上はサラ・ブライトマンの楽曲になっているが、実際にはクリス・トンプソン(英語版:Chris Thompson (English musician) )とのデュエット曲である。歌詞が全て英語であるため、1番では日本語訳の歌詞がクレジットされる。(長編での歌詞のクレジットは本シリーズ唯一)ぬりえコンテストテーマ「夏でSUKA?」作詞 - NATUS-BOY / 作曲・編曲 - たなかひろかず / 演奏&コーラス - 浅草ジンタ&ポケモンKIDS2007 / 歌 - グリン

コミック版[]

『月刊コロコロコミック』4月号から7月号にかけて、鷹岬諒による漫画が連載された。

脚注[]

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. ◆ポケモン映画公式サイト◆劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール なんでもかんでも教えちゃい隊|湯山監督インタビュー第4弾「ロケハンでなにが!?」
  2. タケシのピンプクが誕生しており、サトシがヒコザルをゲットした一因となるタッグバトル大会に出場する前など範囲が限定される。
  3. ポケモン前売り200万枚で公開前興収20億 - 日刊スポーツ(2007.7.13紙面)
  4. 「ダークライを手に入れろ!」発表会レポート! - 映画公式サイト(2007.05.14)
  5. 『ポケモン』映画10周年記念“ダークライ”プレゼント! しょこたんが最初に入手だお!(2007.05.14)

受賞歴[]

  • 第25回ゴールデングロス賞 日本映画部門 優秀銀賞

関連項目[]

  • ポケットモンスター (アニメ)
  • ポケットモンスター ダイヤモンド&パール

外部リンク[]

  • 2007年映画紹介ページ(ポケモン公式サイト)

テンプレート:ポケモンの映画テンプレート:ポケットモンスターテンプレート:2007年日本週末興行収入1位の映画テンプレート:Movie-stub



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