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『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』(げきじょうばんポケットモンスター ダイヤモンドアンドパール ディアルガたいパルキアたいダークライ)は、2007年7月14日から東宝系で公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第10作の記念作品である。
タイトルは当初『ディアルガVSパルキア』と発表されたが、後に本作で初公表となる幻のポケモン・ダークライが加わり、『ディアルガVSパルキアVSダークライ』が正式タイトルと発表される。
主役ポケモンでストーリーの鍵を握るダークライの声優には、俳優の石坂浩二が起用された。主役ポケモンの声優を特別ゲストが務めるのは、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』に登場したエンテイの声優として、俳優の竹中直人が採用されて以来である。
本作から2009年公開の『アルセウス 超克の時空へ』までの3作品は、「神々の戦い」三部作とされており、全て物語が直接つながっている。
予告CMにはピジョットに乗るサトシが登場していたがそのようなシーンは本編には存在しない。
作品の舞台となるアラモスタウンは、スペインのアンダルシア州ロンダとバルセロナがモデルである[1]。時系列は、DPの第38話から第50話以前までである。[2]
本編の最後に流される次回作の予告は、前作までは「来年公開決定!」など文字が出るだけのものであったが、今作では映像としてレジギガスらしき姿が次回作に登場するポケモンとして映し出された。
DVDは2007年12月21日発売。
映画は英語のタイトルで2008年2月24日に米国でカートゥーンネットワークで放映された『Pokémon: The Rise of Darkrai』。
特別前売り券の販売は、4月21日から映画公開前日までであった。劇場版第10作の記念として、毎年恒例の劇場版前売り券と引き換えられるポケモンは、これまでの劇場版でメインとなったポケモン(ミュウツー・ルギア・エンテイ・セレビィ・ラティアス&ラティオス・ジラーチ・デオキシス・ミュウ&ルカリオ・マナフィ)の中から公式サイトでの事前の人気投票1位となったものが配布されることになった。その結果、1位となったデオキシスが6月23日以降に配布された(特別前売り券付属のデオキシス引換券を使い、引き換えすることが条件)。
日本映画の前売り券としては、売上最高記録となる200万枚の売上を記録し、公開前の時点で興行収入20億円突破が確定した。[3]
また、これとは別に映画館のスクリーンではDSのワイヤレス通信(ふしぎなおくりもの)によりダークライが配布された。DSのワイヤレス通信で初めて映画に登場するポケモンが配布された作品でもある。このワイヤレス通信でダークライを最初に受け取ったのは、公式上中川翔子になっている。[4][5]本編の開始前と終了後に「ダークライの受け取り方と注意」が上映され、そのときニャースがナビゲートした。
本映画と同じく7月14日に公開された『西遊記』がポケモンと同じ年齢層をターゲットにしており、上映館数もプロモーション数も圧倒的に上回っていたため苦戦を強いられるのでは、と言われていたが、公開初日だけで『西遊記』に動員数40万人以上の差を付け堂々の1位となり(山寺宏一曰く、「負けると思っていた」らしい)、歴代シリーズ中唯一日本週末興行収入1位を記録した作品となった。ダークライは新月の夜に現れるという設定だが、奇しくも公開日となった7月14日は新月であった。
映画館では入場者プレゼントとして、上述のダークライと同じ技・道具を持ったダークライのポケモンカードが配布された。また、各映画館やポケモンセンターで、歴代映画の主役ポケモンが描かれたポケモンカード「映画10周年記念プレミアムシート」が発売された。
本作からTVシリーズネット局に加え、上映映画館も「プロモーション協力」としてクレジットされた。順番はチェーンに関係なく北から南へ列挙している。
興行収入は50億2000万円。50億円を突破したのは『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』(1999年)以来となり、同年の年間邦画ランキングでは2位(アニメでは1位)の成績を記録した。
今作のみタイトルテーマの曲が「今までのお馴染みの曲」(『ポケットモンスター 赤・緑』のオープニングムービーのバックBGMによく似た曲)ではなかった。
ぬりえコンテストの映像は、ピカチュウたちが歴代の同時上映短編映画の舞台で動きまわる映像である(最後はシンオウ地方の鳥瞰図をバックにして終わる)。
テンプレート:不十分なあらすじヒカリのポケモンコンテスト挑戦のため、断崖の町・アラモスタウンを訪れたサトシたち。しかし町では、100年前の天才建築家・ゴーディにより設計された庭園が何者かに荒らされる事件が起きるなど、町全体で異変が続いていた。
犯人として疑われるポケモン・"ダークライ"。その頃、町の象徴である「時空の塔」で町の異変を調査していたトニオは、ゴーディの日記に記された予言を読み、「神」と呼ばれしポケモン・"ディアルガ"と"パルキア"にまつわる悪夢が町に近づいていることに気づく。
詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。
サトシ声 - 松本梨香このアニメの主人公である10歳のポケモントレーナー。ピカチュウ声 - 大谷育江サトシの1番のパートナー。タケシ声 - うえだゆうじ15歳のポケモンブリーダー。ヒカリ声 - 豊口めぐみもう一人の主人公である10歳のポケモンコーディネーター。後半でサトシと共に大活躍する。ムサシ声 - 林原めぐみロケット団下っ端女性団員。本作の彼女達3人は主にアルベルト男爵と接触した。コジロウ声 - 三木眞一郎ロケット団下っ端男性団員。ニャース声 - 犬山イヌコロケット団所属のポケモン。人間の言葉を話せる。サトシのポケモンナエトル声 - 三木眞一郎コミック版では一コマのみ登場。エイパム声 - 伊東みやこムクバード声 - 古島清孝ヒカリのポケモンポッチャマ声 - 小桜エツ子ヒカリの最初のポケモン。本作ではまだモンスターボールに入れられており、キャストクレジットでも他のポケモンたちと一緒にされる。ミミロル声 - 川上とも子パチリス声 - 西村ちなみブイゼル声 - 古島清孝タケシのポケモングレッグル声 - 小西克幸ウソッキー声 - 阪口大助ピンプク声 - 伊東みやこムサシのポケモンソーナンス声 - うえだゆうじジョーイ声 - 井上喜久子ナレーション声 - 石塚運昇松原徳弘 久高司郎 石井将人 大豆一博 深沢幸司
森悦史 新岡浩美 吉田夫美子 松原京子 沢みなと
諏訪昌夫 原勝徳 針金屋英郎 坂本アイ子 月橋千鶴子
吉川博明
スタジオコクピット - 岩根雅明 池平千里 新城真 長縄宏美 吉川美貴 菅綾香
ドラゴンプロダクション - 中村亜貴子 竹渕正美 武井智子 長岡みどり 井坂純子
アンサースタジオ - 藤田美保 柿木直子 鈴木海帆 丸山千絵
『月刊コロコロコミック』4月号から7月号にかけて、鷹岬諒による漫画が連載された。
テンプレート:脚注ヘルプ
テンプレート:ポケモンの映画テンプレート:ポケットモンスターテンプレート:2007年日本週末興行収入1位の映画テンプレート:Movie-stub
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