文法:動詞

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ミ・デア語文法
目次
正書法と発音 - 動詞 - 冠詞 - 代名詞 - 名詞 - 修飾詞 - 後置詞 - 接続詞 - 数詞 - 造語法

本項では、ミ・デア語の動詞についてまとめる事とする。

不定詞[]

不定詞は語尾-faをとる。

lifa - ～である、存在するzukfa - 行く

人称変化[]

ミ・デア語動詞は、主語や間接目的語を示す接辞を付加する事により人称を示す。

主語	間接目的語
一人称	単数	-mā-	omē-
	複数	-man-	omen-
二人称	単数	-rā-	orē-
	複数	-ran-	oren-
三人称	単数	-jā-	ojē-
	複数	-jan-	ojen-
物称	単数	-gā-	ogē-
	複数	-gan-	ogen-
不定称	単数	-hā-	ohē-
	複数	-han-	ohen-
全称		-nan-	onen-
無称		-lā-	olē-

時制・相[]

ミ・デア語の動詞は3～4種類の時制あるいは相が存在し、接辞によって示される。なお、この接辞によって示されるものが時制であるか相であるかについては方言によって異なる。標準文語ではどちらとしても使う事が可能と規定されているが、ミ・ニケーラ方言では時制として解される事が多い。

時制[]

時制として解される場合、以下の通りとなる。

• 現在形 - -ni
• 過去形 - -te
• 未来系 - -do

ミ・デア語では時制の一致は存在しない。

相[]

一方、相として解される場合、その動作がある時点で起こったか、並びに終わったかによって以下の通りとなる。

• 未然未完了相 - -do
• 未然完了相 --su
• 已然未完了相 - -ni
• 已然完了相 - -te

現在から見た動作について表現する場合、未然未完了相は未来の物事を、已然未完了相は現在の物事を、已然完了相は過去の物事を、それぞれ表現する際に用いる事ができると言える。同様に、過去や未来に視点を置いた場合、同様にその時点での過去、現在、未来についての表現を行うことができる。なお、主にクラージュ方言や大陸南東部方言などで用いられる未然完了相は、反実仮想や非現実的な予測などの表現に用いられる事が多い。

法[]

動詞の形状の上では、ミ・デア語には直説法と命令法の二種類の法が存在する。

直説法[]

直説法では、動詞は以下のような形をとる。

• （間接目的語） - 不定詞 - 主語 - 時制／相

又、直説法の動詞自体を#補助動詞の直接目的語とする事により、印欧語における条件法、接続法、仮定法に相当する形を表現する事も可能である。

なお、上述の未然完了相の動詞を接続法に相当する形とする。

命令法[]

命令法では、動詞は以下のような形をとる。

• （間接目的語） - 不定詞

又、命令法の動詞の否定形を禁止法に相当する形とする。

否定[]

動詞の否定極性は、接尾辞-vanによって示される。

RekaMi-Mērkalifamānivan. 私はアメリカ人ではない。

疑問[]

諾否疑問文は、動詞に接尾辞-heyを付加して示す。否定疑問文の場合は、否定接尾辞を伴い-vanhey（又は結合した形である-vāney）を用いる。

Kumadišen velesfarānihey? これが欲しいのですか？Piafajātevanhey? (Piafajātevāney?) そいつは嬉しくなかったのかい？

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