ランタン・オブ・オレオール

ページ名:ランタンオブオレオール

レベル3:DGクラス 個体名「ランタン・オブ・オレオール」

もりでまいごになってはいけないよ

こわいものがたくさんいるからね

さあ ぼくがあかるくてらしてあげよう

おともだちもてつだってくれるよ

さあかえろう かえろう

まってたよ おかえり

+【調査記録】-【調査記録:表示中】

概要

ランタン・オブ・オレオール(略称:LoA)は、主に高汚染地域や他の汚染地域への移動経路の空中で活動を行う浸食新種である。

空中で発光する結晶を生成し、その光の影から敵性実体(LoA-1)を発生させて、それらに生物などを影の中に取り込ませる捕食行動が特徴である。また、対象の付近を中型の鳥型実体(LoA-2)が多数追随し、対象を護衛したり、捕食の妨害(光源の設置など)を妨げている。

体の表面は非常に黒く通常の光の大部分を吸収しているが、先述の結晶の光だけはある程度反射している。また、結晶の光が当たらず影となっている体表からもLoA-1実体が出現している。

各種計測記録

体長:推定40m(嘴から尾先まで)

重量:不明

ディザレア汚染状況:下図参照、アンセルを着用しない場合は下記の数倍から数十倍となることが予想される。

状況 強度(diz)
2km圏内で支援活動を行なった人員の汚染平均値(1時間・アンセル着用) 1.75diz
地上で交戦した人員の汚染平均値(1時間・アンセル着用) 4.30diz
空中かつ、対象の付近で交戦した人員の汚染平均値(1時間・アンセル着用) 11.2diz

 

+【参考情報】ディザレア強度の目安-(表示中)【参考情報】ディザレア強度の目安

強度(diz)

説明
0.05diz シルベリス皇国におけるディザレア大気汚染警報の目安
2diz 継続的な発露でのディザレーター化、浸食新種化のリスク
10diz ハーヴィス連合勢力における、ディザレーターの緊急時の発露上減量

 

生態・行動記録

通常は、爆心地含めて汚染度の非常に高い地域で休眠していることが多い。しかし、後述の捕食行動を行う際に活発化し、森林地域を中心に移動を行う。

この時、対象の付近数kmは例え昼間でも真夜中のような暗闇に包まれる。この暗闇の中では、火炎や投光器、照明魔法などから放たれる光は非常に弱くなる。

捕食行動を行う際は、空中に浮遊し頭上に10mほどの結晶を生成する。結晶は橙色に強く発光し周辺を照らす。この光自体は(アンセルで防御可能な程度の)若干のディザレアエネルギーを帯びている以外は無害だが、その光で作られた影から次第に正体不明の敵意ある実体(LoA-1)が出現する。

影からのLoA-1の出現は、以下の段階に沿って進む。逆に、結晶の光が消えたり、他の光源による照射によってその場が影でなくなると逆順で現象が収束する。

第一段階:橙色に輝く斑点が影に浮かぶ
第二段階:影に簡略化された顔(特に笑顔)の紋様が出現し、影の中を動き回る。
第三段階:影の顔が増加し、影を母体とし腕状の器官が生成される。

第三段階になると、腕状の器官が近くの動物・ジンルイ・浸食新種に積極的につかみかかり、影の中に引き摺り込もうと試みる。腕が伸びる範囲や掴みかかる強さは母体となる影の大きさと存在時間に正相関すると見られており、3m以上の大きさの腕は掴まれるだけでも致命傷となりうる程の力がある。

第三段階の影の中に引き摺り込まれたり、誤って転落すると、その影の面から先の物質は消失する。その一方で、半身以上取り込まれた生体が(完全に取り込まれるまで)活動を続けていた記録がある為、別空間への転送が行われている可能性が示唆されている。

LoA-1は、腕部分については強度は高いものの、一般的な攻撃によって破壊できる。しかし、すぐに他の腕が生成される上、影そのものには攻撃が通用しないため、拘束からの脱出試行時以外での効果は非常に限定的である。

対象付近の空中には、光で構成された鳥のような実体(LoA-2)が多数飛翔しており、対象に攻撃を試みる者や、光源を携えるものに向かって高速で飛来、体当たりや掴みかかりで攻撃する。

LoA-2については、一般的な攻撃によって破壊可能で、強度も一般的な鳥類と同程度である。

交戦時の注意

まず、大前提として、対象との交戦は可能な限り回避を検討されたい。理由は以下の通り。

  • 移動ルートの予測が比較的容易で、ルート上地域の住民の事前避難が可能な場合が多い。(対象は汚染地帯から別の汚染地帯をほぼ直線的に移動する。)
  • 交戦の回避により、物的被害の抑制が期待される。対象への攻撃や妨害(大規模な光源の設置)などを行うと、付随する鳥型実体(LoA-2)が攻撃者や光源の破壊のために攻撃してくる。

止むを得ず戦闘する場合は、以下の特性にそれぞれ対策を講じる必要がある。

結晶からの光の照射、影(LoA-1)の出現

先述の通り、結晶から照射される光の影から敵性の実体(LoA-1)が出現する。特に以下のパターンは準備段階で考慮から見落とされることが多いため注意されたい。

【身体上にある影からのLoA-1実体の出現】

数センチ以上の大きさの影となっていれば出現の対象となり、衣服や毛皮・皮膚の上の影も第三段階に到れば実体の腕が発生する。その為、鳥型実体(LoA-2)を刺激しない範囲で、身体上に影がなるべく生じないように光源を所持するか、可能な限り定期的に結晶に対する体の向きを変えることが推奨される。

なお、腕や足元にできる規模の影から発生する腕の力では大きな負傷は生じにくいが、念のため、主要な動脈や眼球への加害には注意が必要である。また、背中や胴体の広い範囲が影となりLoA-1実体の腕が発生した場合は腕の大きさも力も強くなり、最悪の場合は抵抗できずに頭や手足を取り込まれたり、LoA-1の腕によって四肢の断裂・骨折を起こす危険性がある。

【自分自身の影からのLoA-1実体の出現】

砲兵や魔導兵、将校など、作戦時は立ち止まることが多い兵種は、自身の影に発生したLoA-1実体が第三段階に至りやすく、また見落としやすい。身長が130cm以上であれば、その影から生じるLoA-1実体の腕の力は強く、掴まれるだけで四肢の骨折や切断を十分引き起こしうる。もちろん、影へ取り込まれる危険性も高い。

どのような兵種であっても、対象の影響下では移動しながらの行動が望ましい。光源を設置する場合は鳥型実体(LoA-2)の襲撃の対策を取る必要がある。

【LoA-1に掴まれた場合の脱出や救出】

LoA-1に掴まれた場合、脱出や救出の方法は大まかに以下のパターンがある。ただし、いずれの場合も、影の中に頭や胴体(つまり主要臓器の箇所)を取り込まれてしまった場合は、例え被害者がまだ活動していても救出は不可能で、引き抜いても影の境界で切断されるだけである。

脱出・救出方法 説明
腕を振り解いて脱出する。 腕が50cm未満であれば自力脱出の可能性は十分ある。腕が1m程度でも、重傷を負う可能性はあるが状況次第で味方による救出の可能性はある。
腕を破壊して脱出する。 破壊方法によるが、被害者へのダメージに注意が必要。腕が50cmを超えてくる場合には腕への攻撃が特に推奨される。
影へ光を照射する 小さい腕が多数発生している場合や、被害者の固定が出来ており時間に比較的余裕がある場合に有効。
被害者が掴まれた部位を切断して脱出する。 1m以上の腕に掴まれた場合や、緊急を要する場合であれば考慮に入る。可能な限り事前に止血方法を考えておきたい。

鳥型実体(LoA-2)による攻撃

鳥型実体(LoA-2)は、対象攻撃を試みる者や光源に向かって突撃し、体当たりや掴みかかりでの攻撃を行なってくる。単体での脅威度は高いとまでは行かないが、多数での攻撃が基本であるため、範囲攻撃としての脅威は充分に高い。

実体の突撃軌道は直線的であるため、銃器や魔法弾、障壁魔法による迎撃が非常に有効。また高速で空中移動が可能なデコイに光源を搭載すれば、ある程度の時間誘導を行うこともできる。

ランタン・オブ・オレオール本体

ランタン・オブ・オレオールへの接近を行うと、翼などによる打撃を行なってくることがある。特別な特性は持たないが、その大きさゆえ直撃は致命的である。また、対象の影にもLoA-1実体は発生しているため、これによる捕食に注意が必要である。

さらに、対象の周辺はディザレア汚染が深刻であるため、例えアンセルを装備していても不用意な接近は回避したい。接近が必要な場合は追加の防護策(防護装備の着用など)と、ディザレア除去処置の手配が推奨される。

 

+【隠し設定:要注意】-
  • ランタン・オブ・オレオール = Lantern of Aureole(天光のランタン)。Aureoleは聖なる光、後光、光輪、あるいは宗教的褒章や栄光を意味する。
  • LoA-1に浮かぶ笑顔は、被害者の顔……かもしれない。彼らは優しい笑顔で私たちを誘うが、元の姿を忘れかけているのか、^u^ といった顔は少なく、^^uu^^^^u,  ^uuといった具合に崩れていることも多い。
  • 影の中に取り込まれた被害者の末路は分かっていない。笑顔で次なる被害者を誘うことになるかもしれないし、鳥の胃袋にいるかもしれない、あるいは、もうどこにもいないのかもしれない。
  • テーマは「超越性」そして「互いに支えあう光と影」。こちらの都合など知らずに、ただ生きて動くだけでちょっとした災害を引き起こす、そんな一種の(畏れられる存在としての)神性とも言える性質を魅力的に表現できていたら嬉しい。 

 

 

 

 

ただいまおかえり

おかえりなさい

ここが きみのたびのさいしゅうもくてきちだよ

きづいていないかもしれないけど ひとはね いっしょうをかけて ながいたびをしているんだ

たびをしているから ひとはみちをみうしなうのがこわいんだ

でもしんぱいしないで ぼくがみちをてらして おともだちがきみのてをひいて ここまでつれてってあげた

ここはとってもまっくらだけど とてもいいばしょだよ 

もう なにもみなくていい

もう なにもきかなくていい

もう なにもかんがえなくていい

さあ ゆっくりと じぶんじしんがなんだったかをわすれて このせかいにとけていくんだ

さあ ゆっくりと おやすみなさい

あいする こどもたちよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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