【名前】イズレンディア・エル・ギ・ミアノール・アラン
【クロスxベース】アーク×ソルシエ
【性別】男性
【年齢】見た目年齢は若いがエルフは長寿のため何百年か生きている
【身長】180cm
【一人称】僕、とても不愉快な時は俺
【二人称】くん付け、ちゃん付け、さん付け、名前を出さないで呼ぶときは君、とても不快な相手にはお前
【好き】面白いこと、ミントタブレット
【嫌い】クレーマー,あのクソエルフ(エートスさん)
「あー、センくん。次のイベント日は着ぐるみを出したいなぁ~……わかる?」
「君は面白いねぇ。」
「……お前のせいで俺の手が汚れたじゃねぇか。償えよ。」
「てめぇはいちいち俺に突っかかるのをやめろ。俺が嫌なら俺に構うな。」
【詳細】
NPC
センくんの働くパチンコ店のオーナー兼店長。
兼任している理由は「僕が全部やったほうが効率がいい」かららしい。
パチンコ店を開いたのは長い人生の暇つぶしのため。
普段は笑みを浮かべて柔らかい口調で誰にでもそれなりに親切に接するが、クレーマーとセンくんには笑顔のまま嫌味を言うことがある。
名前は長いので「イズ」と呼ばれることが多い。
ただ何人かからは「レン」と呼ばれているらしいが、詳細は不明である。
トランクィッルスと契約をしているため、どんな商売を始めても必ず成功する。
陽光に輝く細髪、この国に降り注ぐ暖かな木漏れ日は美しい見た目のエルフたちをより際立たせる。
その中に僕は産まれた。
エルフとしての特徴を持たない黒い髪を持って。
一体何年を蔑まれてきたか忘れるほどの時間を美しい生き物たちに嘲笑されて生きてきた。
父と母は最初こそ僕を守ってくれたがやはり彼らも正統なエルフであって長くこの国に根付く意識から逃れることは出来なかったのだろう。
くだらねぇな。
俺…僕がそう思ったのはいつだっただろうか。
長く生きすぎると何もかもが曖昧だ。
当時はソルシエ単体だったが全ての息を止めさせるには丁度良い魔法を使えたことは僕にとってとても幸運なことだった。
炎や氷などの派手な魔法を持っていなかったことも彼らの軽蔑を受ける要因であったが、それが文字通り自分の首を絞めることになるとは思いもしなかったのだろう。
最期にこの俺に悦喜を与えてくれるために数多の嫌がらせや差別をしていたのかと思うほどに、反吐が出るほど醜い彼らは呆気なく事切れていった。
全く何度思い出しても笑える。
その時の俺の能力は「任意の範囲の空気を真空状態にする」という魔法だった。
その魔法は元々有効範囲が約20cm四方ほどでエルフとしてはみ出し者だった俺がそんな使えない能力しか持たないことも馬鹿なあいつらは手を叩いて喜んでいた。
愚直なカスどもを根絶やしにしようと誓ってから俺は1人で魔法の強化に勤しんだ。
友人もおらず日頃から1人だったため森に入り訓練を行う時間は腐るほどあったため俺は毎日ひたすら努力した。
何年そこに費やしたか忘れてしまったが、恨みから来る執念は薄れることなく俺を成長させ最終的に有効範囲が約1km四方まで広がった。
そしてある夜に俺は計画を実行し、まずは両親を真空に閉じ込めた。
きちんと能力で同種族を殺せるか確かめるには共に居を構える両親が丁度良いと思ったからで特に他に例えば肉親への愛情があったからとかそういう理由は一切なかった。
だらりと肢体から力が抜けるのを見てつま先で小突いて見たが確かに死んでいたので、俺は上手く殺せたことに安心して家を出た。
さようなら、俺の産まれた故郷。
忌々しい生き物たち。
国は広くなく、何度か能力を発動させるだけで容易く彼らを永遠に眠らせることができた。
おめでとう、新しい僕。
今日この日から僕は産まれなおしたんだね。
後にアークのクロス能力が開花したのに気付いた頃に通りがかった人たちから小耳に挟んだ情報ではあの場所はどうやら全体が草木で覆われ僕の生家も蔦が這い幻想的──俺にとっては穢らわしいだけなのにそういう扱いになっているらしい──な装いになっているようだ。
もう2度とあの地に足を運ぶことはない。
このあとの僕の人生は全て暇つぶしでしかない。
それはそうだ。
僕の大義は完結しあとはエピローグでしかないのだから。
エンドロールはせめて美しくありたい。
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