眼の前にある村に火をつける前に一つ面白い話をしておこう
私はこの能力の定義付けに非常に悩んでしまった。
他の能力にはしっかりと最上位の者、極めたもののために「称号」がある。だがファントムにはそれができない。
宇宙から来た謎の生物も、伝説上の生物の生まれ変わりも、魔法以外の良くわからない力を使う生物も、
そいつがどれだけ能力が秀でていようが、強力だろうが、ファントムの域を超えることはできない。
ある程度特徴を分けるためにクロスという定義でなんとか差別化を図っているといってもいい。
私たちの立っている世界にはもともと存在してなかった者達なのだ。だから私たちの住んでいる世界では定義しきれないかもしれない…
少なくとも私にはわからなかった…未知への探求が足りなかったのだろうか。
私がバカだからだろうか…頭の足りないものから生まれる世界とは…(消失した語彙力)
ファントムを越えた先…私たちの頭上の「星」の先に何があるのか…それは今を生きる私たちには想像も出来ない。
でもなぜそんな存在できないものにスター×ファントムという言葉だけ存在しているのか…
それは皆に「夢」を持ってもらいたいからだ。
言葉だけは、どこにいくらあってもいい。夢はいくらでも大きくていい。
存在できないものの例えでも、
特筆すべき能力を持った人に対するメタファーでも、
世界を滅ぼす恐怖と災厄の比喩でも、
愉悦感に浸りモチベーションを上げるためだけの自画自賛にも、
オカルト研究家が必死に超常現象をでっち上げたものでも、
子供たちがどこかにいるかもしれない、なれるかもしれないと希望を持つためのスーパーヒーローでもいい。
この「世界」に存在する「皆」の数だけ答えがある。正解のない回答が…
あっおいおいまってくれ本当に村を焼こうとしてるのか???
「1番」になりたいという欲求は、たとえ思ってなくとも誰にでも必ずあるのだから
そういうことにしておいてくれ。
創世主のメモ帳より。
-ここには何も無い-
-あるのは無のみ-
-知られてはならない-
-夢を失いたくない者の為、ここは隠しておく必要がある-
やめてくれ
それは、
この世界をなくしてしまった者に与えられない、だれからも評価されない、だれにもクロスさせない【孤独】の称号。
魔法も、暴力でも、世界を滅ぼすことだって出来てしまうならそれはもう超(越)能力だ。
この「世界」からすべての人々を「消し去る」ことなどとうてい不可能。それも人々が増えていくほどその可能性は低下していく。
…この世界は、私が存在している限り消させはしない。
「星の亡霊」にされることなどだれも望んでいないのだ。
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この世界の生まれる前
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