ネクロン

ページ名:ネクロン

「宇宙の先史時代から蘇りし不死なるアンドロイド種族」

「破壊不可能な殺人機械」

「その数は無尽 その名は死」


六千万年もの間、ネクロンは〈大いなる眠り〉の中でまどろみ続け、彼らの墳墓惑星(トゥームワールド)は休眠中の軍勢と不活性状態の戦闘兵器で満たされていた。しかし今や彼らはおぼろげなる悪夢から目覚めるがごとく覚醒を果たし、そして銀河が揺れ動かんとしている。強大な墓所要塞からは輝かしき軍団が姿を現し、終わりを迎えんとする41千年紀へと進軍を行う一方で、そうした鋼鉄の海の上空では謎めいた戦闘兵器が強大なエネルギーを放つ。群れを成す金属のスカラベや、鍵爪を備えた恐怖の存在、そして幽霊が如き暗殺者たちに付き従われ、この異種族はただ1つの目的に向けて突き進む。すなわち、星々の奪還である。



かつてのネクロン

かつてネクロン文明は銀河全体にその版図を広げていた。しかし彼らの版図がより広大なものになるにつれ、彼らの強さを支えていた連隊は崩れ、内覧が勃発する。最終的に、3名のファエロンによって運営される最高決定機関トライアーク(その長は”沈黙の王”として」知られる)は、諸王朝間の連帯を取り戻すには外部の敵と戦うしか無いという認識に至る。そして始まったのが〈旧き者〉、すなわち銀河最初の知的生命体に対する戦争であり、これによって諸王朝は再びトライアークのもとに統一を果たした。


だがネクロンティールは次第に、この戦いに勝利することが不可能であると気づき始める。この予測が確実なものになるにつれ、これまでの規模を上回る新たな内戦までもが勃発した。トライアークは秩序回復の手立てをなりふり構わず探し続け、スザーレクの治世において、その手立ては見つかったかに思われた。ク=タン、星神にして〈旧き者〉の仇敵でもあった彼らガ、」スザーレクの民に助力を求め、その第日として不死の肉体を与えると申し出てきたのだ。不死性に対する野心が警戒心を上回り、トライアークはこの同盟関係を承諾した。そうして大規模な生体転移が行われ、血肉からなる脆弱な肉体は、堅牢なるリヴィングメタルへと置き換えられたのである。だがク=タンが生体転移炉に群れ集まり、打ち棄てられた定命の肉体の姓名エネルギーを飲み干して強大になるにつれ、彼らの申し出が欺瞞であることがあきらかになる。そしてこの時スザーレクは、自分が取り返しのつかない過ちを犯したことに気づいたのである。


その代償はたしかに恐ろしいものであったが、生体転移はたしかにク=タンの申し出た条件をすべて満たすものであった。最も下層のネクロンティールでさえ不死身なる身体を手に入れ、完膚なきまでに破壊されない限りその身体が破壊されることはなかった。同様に、ネクロンはこれまでネクロンティールが味わったことのない強固な一体感を手に入れたが、しかしこれは相互の同意によってではなく上からの専制に近いシステムであった。生体転移プロセスの過程であらゆるネクロンの精神には命令プロトコルが埋め込まれており、スザーレクに対する揺るぎなき忠誠心が植え付けられていたのだ。


ク=タンとネクロンが一体となって戦うことで、〈旧き者〉は今や滅びの宿命にあった。ネクロンティールの生命力を飲み干し、さらなる強大さを手にしたク=タンを押しとどめることは不可能であり、さらに、ク=タンは理解を上回る力を操ることができた。だがク=タンがこの大戦争の最終的な勝利を手にした時、その勝利そのものも短命に終わる定めであったのだ。憎むべき敵の片方がついに敗れ、そしてもう片方は激しい戦いで消耗したこの機を逃さず、”沈黙の王”はついに全ネクロンを率いて星神への反乱を敢行したのだ。ネクロンは宇宙から創造を絶するエネルギーを超兵器に結集させ、これを解き放つことで、ク=タンを数千の破片へと砕いたのだ。


しかしネクロンティールの努力の成果、すなわち〈旧き者〉とク=タンの敗北により、ネクロンそのものも弱体化してしまった。それに加え、アエルダリの急速な勢力拡大を目の当たりにした”沈黙の王”は、ネクロンの時代が過ぎ去ったのを見て取った・・・・・・少なくとも今のところは。それゆえ彼は残ったネクロンに巨大な墳墓へと潜るよう命じた。彼の最後の命令は、民に六千万年の長きに渡って眠るよう命じるものであったのだ。それだけの時間が過ぎた後であれば、彼らが失ったものを再建し、王朝にかつての栄光を取り戻すことも可能であろう、と。



覚醒せしネクロン

しかしながら、仇敵たちが時とともに破滅を迎えたのと同様、ネクロンもまた無傷ではいられなかった。かつては”沈黙の王”の眼差しのもとで銀河全域に張り巡らされていた通信ネットワークも今やそれぞれが孤立してしまった。天体活動によって墳墓惑星(トゥームワールド)全体が消滅したり、あるいは新興種族による略奪の対象となったりもした。あるいは技術的エラーによって基幹システムが破壊され、墳墓の住人たちが永劫の眠りについた星もあった。たとえ覚醒に成功したとしても、時の流れによる傷跡は各所に見られた。最も顕著なのがオーヴァーロードたちの精神への影響であり、彼らはしばしば狂気に取り憑かれてしまっていた。彼らの個性は数千年に及ぶ眠りの中で歪められ、いまや行く手を阻むもの全てを滅ぼしながら自らの目的の残骸を追い求める存在と化してしまった。しかし時の流れの中で多くが失われたに関わらず、今なお多くのものが残されている。強大な軍勢は戦いの準備が万端整っており、ネクロンは本来あるべき星々の支配権を取り戻さんとしているのだ。



ネクロンの諸王朝

ネクロンには以下の諸王朝がある。

  • ソーテク王朝
  • メフリット王朝
  • カルノヴォク王朝
  • ネフレク王朝
  • ソクト王朝
  • ノヴォク王朝
  • オグドベク王朝
  • ニヒラーク王朝



以上「WARHAMMER 40,000 コデックス ネクロン」 p.1,p.4、pp.6−7

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