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プラーガとは、カプコンのテレビゲーム『バイオハザード4』、『バイオハザード5』に登場する架空の寄生生物である。劇中の字幕では「寄生体」と訳される。作中の邪教集団「ロス・イルミナドス」が、この生物を使った生体兵器の開発などを行っていた。ロス・イルミナドスの紋章は、この生物がモチーフとなっている。その名前はスペイン語で「害虫」を意味する「Las Plagas」に由来する。
ここでは続編『5』に登場するプラーガ・タイプ2、3とその生体兵器についても解説する。
かつて、このゲームの舞台である地域を統治していたサラザール家が、城の地下で厳重に封印していたが、ロス・イルミナドス教団の教祖であるオズムンド・サドラーに篭絡された8代目城主のラモン・サラザールが、再び解き放った。
しかしプラーガは性質上、宿主がいないと生存できないため、ミイラ化したプラーガが発掘された当初は復活は不可能と思われていた。だがプラーガの幼生が微細な胞子となって生存しており、発掘に駆り出されていた村人がそれを吸い込んだことにより復活した。
プラーガには、以下のような特徴がある。
プラーガに寄生されると主導権はプラーガに移り、凶暴になるほか常人離れした怪力を持つようになり、寄生されていない外部の者を執拗に襲うようになる。また、生命力もケタ違いに高くなり、場合によっては頭部へのライフル弾の直撃にすら耐えうる。プラーガの卵を直接植えつけられた場合、成長しながら宿主の体をむしばみ、ゆっくりと症状が進んでいく。
またプラーガは音を感知する器官らしきものを体内に保有しており、ロス・イルミナドス教団の教祖やサラザール家の領主は、寄生体のみが感知できる特殊な音響や音波の類を用いてプラーガを操っているのではと、作中でエイダは推測している。例として、レオンと交戦中だった村人のガナードが、教会の鐘の音を聞いた途端、目の前に外部の者であるレオンが居ても戦闘を放棄したことが挙げられる。
『バイオハザード5』では、エイダ・ウォンに回収されたプラーガを、トライセルが改良したプラーガ・タイプ2、3に寄生された者たちが敵である。
タイプ2とオリジナルの違いは、すでに成長した球状のプラーガを『パラサイト』の寄生虫のごとく経口摂取させる(口から押し込む)事により、数秒で宿主の体を支配させられる点である。プラーガは宿主の食道を食い破って体内に侵入、直に脊髄や脳といった中枢神経に取り付く。これにより、オリジナルの問題点でもあった完全に宿主の体を支配するまでの時間を大幅に短縮することに成功した。
タイプ3とオリジナルとの違いは、知能を残したまま強力な力を持たせるという発想の元で、支配種のプラーガの遺伝子を通常のプラーガに組み込んだ事によって、従来のガナードよりも身体能力の向上が主だった点である。身体能力の向上には成功したものの、支配種プラーガの「宿主の体を変化させる」面が残ってしまい、宿主の体が一部変化してしまっている(オリジナルほど顕著ではない。具体的には体の大型化や皮膚の壊死など)。また、子供や女性には適合できず、タイプ3の寄生した女子供は全員が死亡している(後述)。身体能力の向上で最もわかりやすいのは脚力。
『5』では、ンディパヤ族の青年の一人が書き残した日記(「村の青年の日記」)から、プラーガ(タイプ3)の人間への浸食の模様が垣間見られる。当時流行り始めていた疫病対策にトライセルからワクチンと言われるもの(プラーガ3の胞子か幼生と思われる)を投与される(執筆者は最初断ったものの、二度目は伝染病の予防接種と信じた村民達に無理矢理連れて行かれて結局投与される)。その後、男性は突然狂気に飲まれ始め、戦闘装飾(メイク)を施し始めたり、何も無いのに祭りを始めたり、同士討ちを始めたりと、少しずつプラーガのもたらす殺戮衝動のままに動き始めていた(ゲーム中で見られる裸に近い民族衣装は、普段は着ない祭り衣装であった)。また、同じく投与された女子供は高熱を出した後に死に至るか、男性村民に殺される等して全滅する。執筆者である青年も投与されていた為、ノートの文章が次第に壊れ始める。最後の文章は『バイオハザード』の「かゆい うま」を思い立たせる文章が残っていた。尚『4』に於いても、エンディングで村民達が教団の手によりプラーガに浸食される様子が描かれているが、文書で具体的に書き記されたのは「村の青年の日記」が初出である。
プラーガに関する書類では、タイプ1、2の欠点である肉体の変異、凶暴化、安定性の欠如などの欠点を克服した「タイプ4」についての存在も示唆されているが、実際に完成していたかどうかは不明。『5』では登場しない。
『バイオハザード』という作品の生物であり、取り付かれると相手はゾンビの様になる事から「Tウイルスの進化版」ともいわれるが、一切Tウイルス類とは関係はない。テンプレート:ネタバレ
詳細はバイオハザード4#敵として登場するモンスターを参照
スペイン語で「家畜」の意。プラーガに寄生され、自我を失った人間たちの総称。宿主の知能や知識はもとより社会基盤そのものをそのまま受け継いでいるが、外部の者に対しては執拗なまでに殺意を向ける。宿主が脳機能を失う程のダメージを受けるとその頭部を破壊して外部に露出し、寄生体のプラーガが直接肉体を操作するようになる。こうした「寄生体が露出したガナード」は動きが遅くなるものの、非常に強力かつ高い耐久力を持つようになる。さらに寄生したプラーガの成長度合いによってタイプA、B、Cの3タイプが存在する。なお、夜になって以降は倒された際に一定の確率で首からプラーガの触手がでてくるが、あれは寄生していた宿主に命令を送る事ができなくなり、死ぬプラーガのもがきとされている。また、宿主の脳を失ってしまうため、道具や武器は一切使用しなくなる。
プラーガは光を嫌い、本編中では昼間に寄生体が露出することは無い。そのため閃光手榴弾を使用すれば一撃で倒すことができる。なおミニゲームは例外で白昼でも寄生体が露出する。
ガナードには、寄生されると自我を失うものだけでなく、寄生されても自我がそのまま残る「支配種プラーガ」も存在する。これを自らの体に宿すことにより、他のガナードを思うがままに動かす事が出来る様になる。プラーガの力を解放すれば、更に自身の体を強化する事も可能である。劇的な外見上の変化を伴い、一度力を解放した後に元の姿に戻れるかは不明。
ビトレス・メンデス(Bitores Mendez)村の村長。ロス・イルミナドス教団の神父も務める。プラーガにより、鉄製のドアノブをいとも簡単に捻じ曲げる怪力を獲得している。解放後は脊髄が異常に伸び、上半身はムカデの様なものになる。背中から伸びた2本の長い触手で攻撃する。又、脊髄が切断されても上半身のみで活動も出来る程の生命力を持つ。ラモン・サラザール(Ramon Sarazar)前述のサラザール家の8代目。サラザール家が代々封印してきたプラーガを解き放った張本人。配下の側近と共に、大部屋一帯を侵食するプラーガの母体と融合する。3本の触手を操り、特に側近の顔が浮かぶ中央の触手の牙に喰われると即死する。中央の殻の中にサラザール本体が存在する。根本部分ではプラーガ(前述のタイプC分離後)を無数に生み出し続ける。ジャック・クラウザー(Jack Krauser)かつてレオンの同僚だった男。プラーガの力で驚異的な身体能力を得ている。解放後は腕の一部が大きな刃となり、大きく開いて盾として使用する事もできる。支配種プラーガを開放したものの、人間の原型は保っていた。またミニゲームマーセナリーズにて使用後一定時間のクールタイムが必要になるが強力なプラーガ解放を使用することが出来る(が使用した後腕は人型に戻っているため解放後も人間型に戻れる可能性が示唆されている。しかしミニゲームなので本編の設定を無視している可能性も無きにしも非ずである)オズムンド・サドラー(Osmund Saddler)ロス・イルミナドス教団の教祖。自らを「教団のカリスマ」と自称する。劇中では、サドラーがアシュリーを操ったり、プラーガに何らかの力を送ってレオンを攻撃する場面もある。解放前の状態でも、服の裾から蠍の尾に似た器官を繰り出し、ルイスやエイダを攻撃する描写がある。解放した姿は、四本の脚と強力な顎、各脚部には眼球を備え、中央に抜け殻と化したサドラーの本体がぶら下がる。『バイオハザード4』の最終ボス。プラーガを利用し、ロス・イルミナドス教団はあらゆる異形の生物を作りだした。その中から、特に異色なものを掲載しておく。
デルラゴ(Del Lago)体長20メートルを超える水棲巨大生物。その正体は、プラーガを利用した応用実験のサンプルとなったオオサンショウウオである。奇生体の成長が進むに連れて巨大化し、さらには魚類を思わせるような水中での運動能力をも獲得。しかしながら、プラーガを介した行動のコントロールが出来なかった為、村の湖に封印されていた。名前はスペイン語で「湖の~、湖からの~」を意味する。エルヒガンテ(El Gigante)奇生体の応用実験によって生まれた巨人。プラーガを寄生させた人間に遺伝子操作を行い巨大化させたもので、体長は常人の4倍ほどもある。その巨体は驚異的なパワーを持つだけでなく耐久性にも優れ、通常の銃弾など意にも介さない。しかし、デルラゴと同様、制御が難しいという欠陥を改善できなかったため、ごく少数が生み出された。名前はスペイン語で「巨人」を意味する。プラーガは寄生しているが、知性はほぼ皆無で、破壊本能が異常に発達しており、解放したガナードも皆殺しにしてしまったり、相手を殺すためには手段を選ばない(樹木を引き抜いて振り回す、岩石を放り投げる等)。ガラドール(Garrador)プラーガを利用した肉体強化の実験体。優れた身体能力を得ることに成功したが、目につくもの全てを無差別に襲うほど凶暴化してしまったため、やむなく瞼を縫合され、普段は厳重に拘束されている。奪われた視覚にかわって聴覚が異常に発達しており、ひとたび戦闘区域に放たれると、音を頼りに敵の位置を探り出し、両腕のカギヅメで徹底的に狩りつくす。名前はスペイン語で「爪の者」を意味する。ノビスタドール(Novistador)プラーガの応用実験によって生み出された昆虫人間。身体を覆う外殻の色を自在に変化させる擬態能力を持ち、周囲の風景に溶け込んで獲物を待ち受ける。ベースは人間ながら、生態は昆虫そのもので、背中に生えた羽で飛び、巨大な巣を作って繁殖まで行う。擬態することができない「出来損ない」も多数存在するが、それらは大きな群れを作って敵に襲い掛かる。名前はスペイン語で「見えざる者」を意味する。ヴェルデューゴ(Verdugo)サラザールが自らの右腕と呼ぶ、冷酷な死刑執行人。昆虫の遺伝子を利用した応用実験の成功形であり、高い戦闘能力を有している。体力も非常に高く、並大抵の攻撃で倒れることはない。優れた筋力と俊敏さに加え、全身を包む外殻は銃弾を弾き返すほど強固。同時に柔軟性にも富んでおり、床下や天井裏などの隙間に入り込み、思いもよらぬ方向から攻撃を加える。名前はスペイン語で「執行人」を意味する。リヘナラドール(Regenerador)ひとりの人間に対し複数のプラーガを寄生させる実験によって生み出された怪物。実験の結果、たとえ身体の一部が欠損しても瞬時に再生できるほどの異常な代謝能力を獲得した。しかも、手が伸縮自在なため、ある程度の間合いをとっても捕まれる事がある。しかし、人の形はとどめてはいるものの、肉体構造は完全な別物に変化してしまっている。こうした変質は脳にまで及んでおり、人間としての思考能力は全くない。知能が完全に無くなっているため、襲い掛かり方は映画版のゾンビのような喰いかかり方である(ただし、作中ではレバーで開閉させるシャッターを開ける描写もある)。プラーガが複数寄生しているため、それらを破壊する、もしくはかなりのダメージを与えないと倒せない。名前はスペイン語で「再生者」を意味する。アイアンメイデン(Iron Maiden)リヘナラドールにさらなる処置を加えた改良種。リヘナラドール以上の驚異的な代謝能力を備え、自在に伸縮できる無数の針を全身に備える。戦闘においては長く伸びる腕で獲物を捕らえて引き寄せ、針が並んだ身体に叩きつけるようにして相手の全身を刺し貫く。そうした姿が16世紀のヨーロッパに実在した拷問具、鉄の処女を連想させることから、この名が与えられた。撃退方法についてはリヘナラドールと同じだが、こちらの方が寄生しているプラーガの数が多い。意味はそのまま「鉄の処女」である。U-3(U-3)プラーガを利用することで人間、爬虫類、昆虫の遺伝子を結合して生み出された生命体。それぞれの生物の特徴が調整されないまま発現した結果、非常に歪で醜悪な姿となった。左手の触手はムチのようにしなり、目にも止まらぬ速さで獲物を捕らえる。人間部分の脊髄には大型のプラーガが潜んでおり、その大アゴは敵を切り裂くだけでなく、地中を掘り進むことも可能。これにはさまれると即死する(海外版ではレオンの胴体が真っ二つになる)。U-3の「U」は究極の意味を表す「ultimate」からきている(『5』を参照)。詳細はバイオハザード5#敵として登場するモンスターを参照
スワヒリ語で「悪霊」と言う意味。ガナードと同様、寄生体(プラーガ・タイプ2、3)に支配された人間の総称。寄生から支配までの時間が非常に早い上に身体能力が向上し、ガナードよりも機動力が早くなっている。また、昼間でも露出する事が可能で、前作とは異なりゲームの序盤からプレイヤーを追い詰める。ただし強い閃光にはやはり弱いらしく、そうした攻撃には一撃で死亡する脆さもある。
寄生体が露出した個体として「ケファロ」、さらにそれの変異体の「デュバリア」、飛行形態を取る「キペペオ」が存在する。始めから生物に取り付かず、主に群体で出現する「ブイキチワ」もある。
実写版『バイオハザードⅣ』にも登場するが、そこでは『プラーガに寄生された人間』というより『アンデットより身体能力が高く厄介なゾンビ』という描写で描かれており、ゲームのように武器を使うことはなく、獲物に襲いかかる際には露出させた寄生体で敵を捕らえて、そのまま穴や水へ引きずり込む方法をとる。
ケファロ『4』の「寄生体が露出したガナード」タイプAに相当する。太くて長くよく曲がる、多断層のトイレットペーパーやアルミホイルの芯のような形状の首で、それぞれの層をドリルのように回転させ、振り回しながら接近してくる。叩き付け攻撃なども行うようになっており、寄生部分を攻撃しても怯まず、弱点部位も存在しないなど、旧型のタイプAより強化されている。ただし、逆に寄生部分以外への攻撃が効果が薄かった旧型と違い寄生部分以外を攻撃してもダメージが通る。ヘッドショットしなくても覚醒する。また、旧型と同様、ケファロ化すると武器を使用しなくなる。名称の由来はアフリカ原産の植物ケファロペンタンドラ。デュバリアこちらはタイプBに相当するが、上半身が破壊され、硬質化したボール状のモンスターと化す。叩き付け攻撃に加え、極めて威力の高い噛み付き攻撃を行う。表面は全くダメージを受け付けないが、足元など元々人間だった部位を攻撃されると花開き、その中を攻撃されると非常に脆い。尚、上半身を無くした影響から腕が無い為に段差や梯子を登る事は出来なくなっている。覚醒する前に体自体をバラバラにしてしまえばでてくる事はない。由来は多肉植物の属名から。キペペオスワヒリ語で「蝶」の意。首が爆発し、文字通り「にゅるっ」と飛び出してくるコウモリのような生物。タイプCに相当するが、最大の違いは宿主の死後直ぐに分離、独立後に飛翔する点である。完全に肉体と分離しても非常に高い生命力を持っており、単体で出現する場面もある。旧作シリーズに登場したカラスのような「たかる」攻撃、尻尾の鋏で首を締める攻撃の他、謎の液体を吹きかけてくる事もある。また、動きも異常に素早く、それなりに知性もあるようで、銃撃を回避したり、銃口を向けただけで弾道を回避しようとする。カークはこれに襲撃された際に「飛行型のB.O.Wに…」と言っているため、プラーガ独立型と言うよりはB.O.Wとして扱われている。ブイキチワ蜘蛛、または映画『エイリアン』に登場するエイリアンの幼生の様な姿形をしたプラーガで、用途としてはB.O.W.に近い品種。行動パターンはタイプCの独立後と同じ。基本は地中から群れで出現、獲物を狩る。キペペオ同様の回避行動を取る等、機動性は高い。取り付かれると攻撃ができなくなる。フィギアを見るといかにも喰いかかりそうなデザインだが、これに殺される事はない。むしろ、その近くにいるマジニ等に殺される事が多い。スワヒリ語でブイは「大グモ」キチワは「頭」を意味する。この生物は元々B.O.Wとして開発されたと言うより、プラーガ独立型が遺跡で繁殖したとも言える。その理由のひとつとして遺跡以外で現われない(ただし、ゲーム終盤の貨物船の一部のステージでは登場する)、プラーガ独立型の様にマジニから飛び出してこない事から言える。また、旧型に比べ日光に対する耐性が強く、単体でも長時間行動できるが、閃光弾などの強烈な光には弱い。『5』ではプラーガの影響を受けていない(Uウイルス汚染生物も登場するため)生物及び生体兵器(B.O.W.)も数多く存在する為、前作と比べるとその数は少ない。
アジュレマジニと同じく、プラーガ・タイプ2に寄生された犬。前作のコルミロスに相当し行動パターンに差は無いが、寄生体が露出した姿は頭部が縦真二つに割れ、非常にグロテスクで醜悪なものである。だが、この状態で閃光手榴弾等をくらうと即死する。一度捕まると前作のコルミロス同様時間経過と共に体力を奪われ、急いで離さなければ即死する。由来は北アフリカの砂漠やサバンナに棲むと信じられている幻獣の一種。計画的に感染させたものとは違うイレギュラーな存在であり、正確にはB.O.Wではない。映画『バイオハザードⅣ』ではウェスカーのペットとして2体登場する。ポポカリムプラーガを寄生させた蝙蝠に改良を重ね巨大化させ、大きな破壊力と、高い飛行能力を得た飛翔型生命体。寄生体との共生により複雑な遺伝子改造が可能となり、歩行時の脚を兼ねる翼は4枚に増加している。プラーガが露出した尾部の先端から粘着性の体液を飛ばし、体当たりで攻撃してくる。皮膚が頑丈で多少の攻撃にはびくともしない。尾部の裏側が弱点だが、飛行中を除いて殆ど硬質な表側で隠しているため、倒すには裏側に回り込むか感知式爆弾などで転倒させる必要がある。ポポとはスワヒリ語で「蝙蝠」を意味する。ンデス『4』に登場したエルヒガンテを参考にして作られた改良兵器。より強化された堅い皮膚と筋肉と安定した制御面を得るに至った。外見に於いても本来のエルヒガンテより体格がガッチリしており、顎髭を生やしている。リヘナラドールの技術も応用されたらしく、複数の寄生体が全身に植え付けられており、背中を突き破って現れる寄生体は、他のものと比べ物にならないほど巨大で禍々しい。ンデスとは中部アフリカの伝承に残る、巨体を誇る食人鬼。PROFESSIONALモードの登竜門と言われるほどの強さで、幾多のプレイヤーを阻む強敵。対ンデス戦のみ、戦闘方法が変わる(固定機銃を使用する戦闘。移動も防御も回復も出来ないので、さながらガンシューティングの様な感覚での戦闘となる)。U-8タカアシガニの様な姿をした巨大生命体。『4』に登場したU-3を参考にして、それよりも多くの種類の生物の遺伝子を結合させて誕生させた。戦車の装甲にも匹敵する超硬質の甲羅が覆っており、銃弾はおろかロケットランチャーの直撃すら無効化する。その為兵器としての完成度が高く、既に闇市場を通じて、世界各地の戦場でかなりの戦果を挙げているという(作中で戦う個体は脚や身体の一部に、甲羅の無い部分がある劣化型である)。大きな鋏や体当たり、噛み付きなどの他、腹の部分に別種の飛翔型B.O.W.(プラーガではない)を多数共存させており、それを吐きだして攻撃してきたり、即死攻撃も行う。プラーガが孵化する前の卵の状態ならば、薬で除去が可能。プラーガが孵化した場合、薬品でプラーガの成長を抑えられるほか、特殊な放射線を照射することにより、プラーガのみを死滅させられることがわかっている(これにより、レオンとアシュリーのプラーガは除去されている)。しかし、確実に除去できるのは幼体のみであり、成体になったプラーガを死滅させれば宿主も死亡するリスクを負う事になる(寄生したプラーガの成長に比例するものと思われる)。これらの治療法は、プラーガの治療法というより、プラーガを寄生させられた者が自らプラーガを取り除けるかという研究の中で発見されている。
『バイオハザード5』に登場するプラーガ・タイプ2は成体の状態から寄生させるため、恐らく上記の治療法で取り除くことは不可能(侵食スピードが異常に速いため治療する前に完全に侵食されきってしまう)。この作品内では救出イベントが無い事から治療法は言及されていない。
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