ピトフーイ(鳥)

ページ名:ピトフーイ_鳥_

登録日:2012/04/20 Fri 12:03:40
更新日:2023/08/12 Sat 19:24:45NEW!
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アニヲタ動物図鑑 生物 鳥類 毒怪鳥 有毒生物 ゲリョス 猛毒 ニューギニア 紅毒鳥 危険生物? フーイ なぜ舌に乗せた 俺に触ると火傷するぜ フフフフーイ ピトフーイ ズグロモリモズ




「おいたん、ピトだお」





ピトフーイとはスズメ目に属するとあるグループの鳥の総称である。現在6種が確認されている。亜種含めると20種程。
体長は大体大人の拳くらい。
尚、ピトフーイはニューギニアにしか生息しておらず、大体ジャングルの中にいる。





概要


一般的にピトフーイというと和名『ズグロモリモズ』(英名『フーディド・ピトフーイ)を指す。じゃあ、あだ名はフーディン…いや、何でもない。
てかあいつは間違いなくコイツの天敵だし
真っ赤な体毛が特徴である。可愛い。


雑食性で虫とかも食べる。


…と、ここまでなら単にレアな鳥だが、コイツにはがある。しかも最強クラスの。


ピトフーイの仲間6種のうち1種を除くと全て毒持ちで、その中でもズグロモリモズが最も毒性が強く、一般的にピトフーイと言えばズグロモリモズがあたる。


毒性がある鳥は確認されている中ではピトフーイとズアオチメドリという別の種類の鳥だけで、どっちもニューギニアにしか生息していない。




◆毒性

毒性は生物界でも最強クラス
毒はホモバトラコトキシンで、神経を麻痺させる作用と筋肉を急速に収縮させる作用を持つ。
毒の強さは青酸カリの4800倍で、神経毒かつ心臓毒。人間は死ぬ。フフフフーイ。


ホモバトラコトキシンはアルカロイド*1のひとつで、低分子量の猛毒。


ヤドクガエル類最強の毒を持つモウドクフキヤガエルが持つバトラコトキシンとよく似た分子構造の化合物で、
ネット上では両者が混同されていることも多くはっきりした情報がない。


ただいずれにしても同等の毒性を持っていることは間違いないらしく、その毒性は少なくともフグ毒の4倍以上


参考までにマウスへの皮下注射でのLD50値だとフグ毒が11.5μg/kgだが、モウドクフキヤガエルのバトラコトキシンは2μg/kgなので約5〜6倍の強さを持つ。



毒を含む部位は羽根や皮膚の部分で、要は触れたらアウト。


だが、本人には積極的に毒を注入する能力はなく、この毒はあくまで護身用のものなので、
見つけてもコイツみたいに能動的に狩にこない分、毒持ちのなかではまだ安全な方である。



尚、ピトフーイ自体が発見されたのは1830年で、毒を持つことがわかったのはそれから160年後の1990年だった。
















うぐっ! 熱いっ!









舌が焼ける! 鼻が、口が痺れるっ!



という出来事があったかは分からないが、毒があると判明したのはニューギニアのジャングルを調査していた調査団の一人が、
ピトフーイの羽毛を舌に乗せたところ、一瞬にして「くしゃみ」や口と鼻の粘膜の「麻痺」、更に「灼熱感」等の症状を覚えたことがきっかけ


なぜ乗せたし




ピトフーイと二次元


  • 黒甜瑣語

江戸時代の随筆『黒甜瑣語』には、矢で射られた紅い鳥が池に落ち、
男がそれをとろうと池に入ったら男はたちまち死んでしまい、男の亡骸を引き上げようとした者も三人までが同じように死に
死んだと思われた紅い鳥は生きていてまた何処かへ飛んでいったという話があるが、この紅い鳥がフーイのことかは不明である。


  • 中国の伝承

毒蛇を食べるために自らも毒を帯びた鴆(ちん)という鳥がいるとされるが、それがフーイのことかは不明である。
ぬらりひょんの孫』という漫画では主人公に協力する妖怪(人間型)として登場。


  • IT探偵シリーズ

この鳥の話題が(あまり本筋に関係なく)登場する。ホモバトラコトキシンという妙に耳に残る言葉が印象に残って知ったという人も多い。


作中に「ピトフーイ戦槌」という毒の追加効果を持ったハンマーが登場する。詳しくはブーストハンマーの項目へ。


その名もそのまま「ピトフーイ」というキャラクターが登場。略して「ピトさん」と呼ばれている。
詳細はキャラクターの項目へ。




追記・修正お願いしまフーイ。


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  • 画像見れないと思ったら何度か更新したら出てきた。 -- 名無しさん (2013-07-11 00:34:48)
  • 最後のやつThe推理だよな?懐かしい -- 名無しさん (2014-03-30 16:18:03)
  • GE2のハンマーの名前ってコイツからなのか -- 名無しさん (2014-03-30 16:22:09)
  • IT探偵のおかげでホモバトラコトキシンって名前が洗脳されたかのように頭に残ってるわ -- 名無しさん (2014-03-30 19:02:34)
  • 「ピトフーイの羽毛を手に入れたぞ。鮮やかな色をしている」「味もみておこう」「…なるほど、ピトフーイの羽毛ってこんな味がするのか…うぐっ!熱いっ!舌が焼ける!鼻が、口が痺れるっ!」 -- 名無しさん (2014-03-30 19:52:11)
  • バードンか。 -- 名無しさん (2015-02-19 11:31:16)
  • ↑2 そうか、調査団には露伴先生が参加してたのか… -- 名無しさん (2015-02-19 11:49:33)
  • こんな生物いたのかーへぇ -- 名無しさん (2015-05-01 16:22:13)
  • 考えようによってはこの鳥だけでなく嘴、爪、羽根、糞などに病原菌を持つ鳥も毒鳥鴆。 -- 名無しさん鴆 (2015-05-01 20:43:22)
  • 肉を食べたら毒だったという例は幾らでもあるしおかしくもないけど、何故羽を舌に乗せた -- 名無しさん (2015-11-26 01:50:12)
  • ↑寄生虫を寄せつけないように毒を持っているって例ならいくらでもある。 -- 名無しさん (2015-11-26 02:12:51)
  • ちなみにカラスの仲間である。 -- 名無しさん (2015-11-26 02:16:09)
  • 時雨沢先生のSAOスピンオフで、この鳥の名前をハンドルに使ってるキャラがいて覚えた。まさにこの鳥の毒性のような、毒の塊のような女性だったなあ。まあ、鳥自体は獰猛な性質ではないようだが -- 名無しさん (2017-09-17 17:40:29)
  • 露伴先生って奇人の部類だと思っていたが、実はフィールドワークの世界には結構いる人種だったりするのか -- 名無しさん (2017-12-24 10:05:50)
  • 神農氏「せやで」 -- 名無しさん (2017-12-24 10:42:58)
  • 触れたらアウトなものを舌に載せる前に手で触らなかったんだろうか?てぶくろ? -- 名無しさん (2017-12-26 11:41:50)
  • 鴆の正体は、きっとこの鳥の近縁種で、その毒を恐れた当時の権力者たちに乱獲・殺されて、絶滅しちゃった的な。 -- 名無しさん (2018-01-18 09:06:08)
  • ニューギニアにだけ毒鳥がいるのはなぜだろう? -- 名無しさん (2018-05-04 21:33:07)
  • こういうのモチーフのポケモンとかでないかな 毒鳥ってフィクションでもあんまり見ない気がする -- 名無しさん (2018-07-08 15:27:19)
  • ↑2.一応毒鳥自体はアフリカやヨーロッパにも居る。ピトフーイと違って肉にしか毒を持ってないだけど。全毒鳥は共通して餌から毒を獲得するから、餌になりうる毒性生物とその毒への耐性さえ揃えば毒鳥は世界の何処ででも発生すると思う(ピトフーイみたいに羽根にまで毒を持つかは別として) -- 名無しさん (2018-10-22 01:31:24)
  • ↑シガテラみたいなもんか -- 名無しさん (2018-12-23 12:15:24)
  • 格ゲーのザ・ランブルフィッシュ2のヴィレンが使う必殺技「ピトフーイ ブレイジングボム」ってここから来てるのね -- 名無しさん (2020-07-19 11:02:58)
  • 舌に載せた件は、手で触った感触に微妙な違和感を覚えたからだとか。何で手の次がいきなり舌なんだ -- 名無しさん (2022-12-03 12:17:15)

#comment

*1 天然の有機化合物の総称。従来は植物性化合物の呼び名だった

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