登録日:2022/10/14 Fri 17:14:06
更新日:2024/06/27 Thu 10:41:58NEW!
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《聖霊龍王 バラディオス》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMX-16「超王道戦略ファンタジスタ12」に収録された光文明のエンジェル・コマンド・ドラゴンである。
●目次
解説
聖霊龍王 バラディオス VIC 光文明 (8) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 12000 |
進化:自分の光のコマンド1体の上に置く。 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、または自分のシールドの最後の1枚がブレイクされた時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップされない。 |
8コストの進化クリーチャーというややキツい召喚難易度だが、この手の進化元としては珍しくエンジェル・コマンドではない「光のコマンド」が指定されているので、素材の範囲はやや広い。
cipまたは最後のシールドが割られた時に相手クリーチャー全員をタップ状態で固定するという強烈なフリーズ能力を有している。
この効果は次の相手ターンの始めまで続くため、その場にいた相手クリーチャーはたとえ何体並んでいようと1ターンもの間攻撃できなくなってしまう。
その隙を突いてT・ブレイカーで攻勢を掛けるのが主な運用方法である。
後に5コスト以上の光・水ドラゴンを対象にした革命チェンジ持ちの《時の法皇 ミラダンテXII》が登場した事で、各ターンに回収してはその都度進化してcipでフリーズ能力を何度も使い回すムーブが可能に。
8コストの進化という召喚時の重さもドラグハート・フォートレスの《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》による踏み倒しで大幅に緩和でき、元々これら二枚に《真・龍覇 ヘブンズロージア》とのコンビで成立していた【ロージアミラダンテ】を増強する1枚としてバラディオスの価値も上がっている。
ライバルとして挙げられるのは、同じ種族と文明を持つ8コストの進化クリーチャー《時の革命 ミラダンテ》。
あちらはフリーズの発動機会がcip限定になっているものの、代わりにシールドが1枚も無ければ革命0によって相手のクリーチャー召喚を封じる厄介な制限効果を備えており、更に進化元も光文明であればOKなど幅広く対応している。
フリーズ効果を二度打てる点では優れているため、何とか差別化していきたい。
派生カード
神龍連結 バラデスメタル SR 光/闇/火文明 (13) |
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/ゴッド 24000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) |
このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらのクリーチャーはアンタップしない。 |
あのヘヴィ・デス・メタルと連結したディスペクター。
名前の通り、H・D・Mの右翼部分が《龍神ヘヴィ》からバラディオスの上半身にそのまますげ替えられており、ヘヴィ殿堂入り時代のデスメタルを皮肉ったような姿になっている。
効果面では、H・D・Mの超パワー&ワールド・ブレイカーの規格外スペックにバラディオスのフリーズ効果を組み合わせた一方で、それぞれスピードアタッカーとブロッカーがカットされるというディスペクターにしてはわりと真っ当な配分で融合している。
バラディオスがくっついた影響なのか元のH・D・Mよりも基礎パワーは低下しているが、それでもスケールが違う緑神龍にギリギリ殴り勝てるくらいはある。
フリーズ能力の発動タイミングは従来のcipに加えて「EXライフ」シールドが離れた時に変わり、合体前より比較的発動しやすくなっている。
SAor進化が失われたために召喚酔いは無視できなくなっているが、ブロッカー含む相手クリーチャー全員を1ターン行動不能にするので合体前より必殺のワールド・ブレイカーを決めやすいだろう。
欠点は13もの莫大な召喚コスト。
幸い種族には恵まれているためディスタスを始めとしたコスト軽減の手段は豊富であり、踏み倒しの制限もないので出しやすい部類には入る。
デュエル・マスターズ プレイス
聖霊龍王 バラディオス R 光文明 (7) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 12000 |
進化:自分の光のコマンド |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、または自分の最後のシールドがブレイクされた時、相手のクリーチャーをすべてタップする。それらは、次の相手のターン開始時にアンタップしない。 |
DMPP-22「龍解紅蓮伝 -BEGINNING SAGA-」にて収録。
大まかな性能はそのままにコストが1下がって召喚しやすくなった。
一方でビクトリーを剥奪される憂き目にあっており、レアリティがレアにまで降格してしまった。
迫力の全体イラストが枠によって隠される事なく据え置きなのがせめてもの救いだろうか。
背景ストーリー
王来篇
「超獣王来烈伝」に刻まれし12の王の一人「破壊王」ヘヴィ・デス・メタルと連結させられた《神龍連結 バラデスメタル》として登場。
同じく王来烈伝に連なる連結ディスペクターの《聖魔連結王 ドルファディロム》《魔帝連結 ガイゼキアール》らと共に超獣世界を襲撃した。
闇文明に伝わりし《七王の円卓》を破壊していたところで「夢幻の無」より帰還した《∞龍 ゲンムエンペラー》と対峙。
レクスターズの力に目覚めていたゲンムエンペラーと激しい激闘を繰り広げ、その闘いは「神の力」と「無の力」の激突によって闇文明その物が崩壊しかねない程のものとなっていた。
しかし最後はゲンムエンペラーが持つ「無の力」によってH・D・Mとの連結部分その物を無かった事にされてしまい、バラデスメタルの身体は崩壊。
連結自体が無効化されたためにEXライフが発動する事も無く朽ち果て、H・D・Mの魂は「超獣王来烈伝」に還っていくのだった。
王来MAX
ディスペクターとして「超獣王来烈伝」の12王と合体させられていたクリーチャー達が、実は龍頭星雲の向こう側にあるデモニオが栄える世界『鬼の王の歴史』における12の王という新事実が発覚する。
これに伴い、ヘヴィ・デス・メタルと連結していたバラディオスは「聖龍王」として「邪鬼王来烈伝」にその名を刻んでいた事も明らかになった。
こちらの歴史でも恐らくはバラデスメタルとしてデモニオを急襲したと思われるが、鬼レクスターズとして覚醒した《終来王鬼 ジャオウガ》にその魂を飲み込まれてしまったようである。
備考
収録されたドラゴン・サーガではフレーバーテキスト等がなかった事もあって、上述のように背景ストーリー的な活躍は特に見せていない。
これ自体は数あるクリーチャーの中でも別に珍しくないのだが、「邪鬼王来烈伝」に載っている12の王の中で見るとかなり浮いてしまっている。
何しろ、他の連中が全ての元凶として長年愛されネタにされる「暗黒王」や満を持して登場しながらあっさり退場した「天災王」といったラスボス達から、
闇文明の象徴として幾度もリメイクされている「悪魔王」にその除去性能から一時は重宝されていた「魔刻王」まで、設定面でも競技面でもメチャクチャ濃い面子揃いなのである。
そんな中で何のバックグラウンドも明かされていないのはバラディオスと《陽炎の守護者ブルー・メルキス》くらいだが、メルキスの方はその尖った性能から当時の環境では名を残せている事、『デュエプレ』にて申し訳程度ではあるがフレーバーテキストを貰えた事からもバラディオスの薄さは群を抜いている。
「超獣王来烈伝」に記載されていた禁断文字の内容からしてルシファーが扱うクリーチャーの一体として選抜されたと思われる。
しかし同じ光文明のエンジェル・コマンド・ドラゴンかつルシファーの切札である《時の法皇 ミラダンテXII》が同じく「邪鬼王来烈伝」に載っているので、存在感の薄さに拍車が掛かっている。
本当にどういった基準で12の王に選ばれたのだろうか…?
追記・修正は破壊神と連結してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 収録パックが特殊(ドラゴ大王の同期)で再録もないので、ディスペクターであるバラデスメタルより流通数が少なそうな奴 -- 名無しさん (2022-10-16 12:18:50)
- ↑ 大王が再録の機会に恵まれてるのに対してこっちは音沙汰ないからな…。すっかり貴重度が逆転してる -- 名無しさん (2022-10-20 23:03:16)
- 一応再録経験自体はあるけど出た当時からして使われてたわけでもないしシンプル過ぎて今後脚光を浴びそうな効果でもないしねぇ…… -- 名無しさん (2022-10-20 23:25:11)
- 12の王に選ばれる基準、わりと真面目に知りたい -- 名無しさん (2022-11-22 12:34:48)
- 収録時の立場としては「ドラゴ大王の対」だから後付けで活躍盛れるくらいの立場ではあるんだよな…。ドラゴ大王と同士討ちしたとかで -- 名無しさん (2022-12-02 21:27:46)
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