登録日:2022/01/17 Mon 17:41:04
更新日:2024/06/17 Mon 13:41:14NEW!
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地底冥府インフェルシア 裏切り者 天空聖者 魔法使い オカマ オネエ 戦隊悪役 高戸靖広 蜂須賀祐一 魔法戦隊マジレンジャー 幹部怪人 卑怯 陰湿 ヒステリック ミイラ 雷属性 電気属性 禁術 頭脳派 下衆 魔導士 不愉快 魔導神官メーミィ ライジェル
魔法に意味を求めるお前達が愚かなのです。
魔法など、欲望を満たすための道具に過ぎません…冥獣帝ン・マ様は偉大なり!
「天空聖者ライジェル」とは、スーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』の敵キャラクターである。
CV:高戸靖広
概要
Stage19冒頭にて登場。
天空聖界マジトピアに住まう天空聖者で、雷や電気を操る。しかし同じ雷の天空聖者であるボルジェルとの関係は不明。
逆立った髪のような突起がある頭を持ち、背中には昆虫の上翅のようなものがある。
口は普段はマスクのような形だが、邪悪な本性を表わす時には鋭い歯が並んだ口内を見せつけるように開く。
人間としての姿は披露しなかった。
嘗てはサンジェルやルナジェルと同じブレイジェルの教え子だったが、項目冒頭の台詞の様に「魔法は欲望を叶える為の物」と言う信条から魔法の力に魅入られた事でマジトピアを裏切って密かに地底冥府インフェルシアと内通し、15年前の大戦にてブレイジェルに手傷を負わせた挙句、ルナジェルを不意打ちしてその記憶を奪い、地上界に放逐してしまった。
その後、それに激怒したマジシャインと地上界で激突し、彼を魔法で蛙に変貌させるが、自身もミイラにされてとある森の中に封印された。
その後、Stage19本編にて、ミイラはバンキュリアに回収された後、ン・マの手で新たな姿で復活を果たす。
魔導神官メーミィ
ライジェルなどという忌まわしき名前は捨・て・た。
我が名は、魔導神官メーミィ…インフェルシアの新しい指導者。
データ
身長:243センチメートル(巨大時:92.8メートル)
体重:95キログラム(巨大時:72.4トン)
得意能力:魔法(特に雷の魔法、禁断の魔法など)
CV:高戸靖広
スーツアクター:蜂須賀祐一
概要(メーミィ)
ン・マの手で復活を果たしたライジェルの新たな姿。
天空聖者時代の異形さを前面に押し出した姿から一変、アラビアンテイストな高貴めいた衣服や包帯のような銀の仮面や、宝玉を幾つもつけた襟巻を纏ったどこか人間めいた禍々しい姿をしている。
一人称は「我」。
常に敬語で話していたライジェル時代とは打って変わって何故かオネエ口調で話す。
だが、身も心も完全にインフェルシアになったことでライジェル時代から内在していた狡猾さや陰湿さが表になっており、その本性は卑劣そのもの。
前任者であるブランケンが兎に角力づくだったのとは対照的に、知能の高い冥獣人達を使役し、人間達の精神を弄んだり、時にはその魂そのものを侵略の道具とするなど、知的かつ一層悪辣な作戦を考案・指揮する傾向が強かった。
また、(もともと部外者ということもあるが)時には冥獣の特訓に付き合う等、極まれにだが面倒見の良さを見せたブランケンと違って自分とン・マ以外の全てを見下しており、復活したてで初対面のナイとメアを魔法で姿を変えて力を誇示した上で従わせたり、ブルラテスを褒めて調子に乗せ本人に無断で捨て駒として特攻するに仕向ける等、他者には常に威圧的に接し、利用することも厭わない。
加えて、その前歴からも分かる通り勝つ為なら手段を選ばず、ルール違反も平然と行う。
想定外のことが起こったり、作戦が失敗すると「不愉快!」と喚き散らす等、ヒステリックな部分を頻繁に垣間見せる*1。
冥府門を開いて一気に地上界を殲滅しようとしたブランケンとは反対に、最初に人間の魂を生贄にしてン・マの完全復活を目論んだ。
ナイとメア…もといバンキュリアからはやはり元部外者として内心では快く思われておらず、同じ魔導士である魔導騎士ウルザードについては、一切自分の命令通りに動こうとしない不服従ぶりに毎度腹を立てているが、当のウルザードからはまるで相手にされていない。
この辺りも部下からの人望が厚かったブランケンとは対照的である。
戦闘能力(メーミィ)
武器はン・マの爪から作った扇であり、これを起点に魔法を使う他、持ち手部分を伸ばして槍に使うこともある。
元天空聖者だけあって強力な黒魔法の数々を操り、その威力や効果はマジレンジャーのそれを遥かに上回るものばかりである。
ただ、ミイラになった影響で長時間魔力を使った戦闘ができず、使いすぎると体が崩れる危険性を持っている。
魔法一覧
- メーザ・ザザレ
自身の復活と共に唱えた。
- ドーザ・メザーラ
他者を他の物に変える魔法で、マジレンジャーの「ジルマ・マジーロ」に相当する。
劇中では、自身に突っかかってきたナイとメアをムカデに変えた。
解除魔法はメジュラ。
- ザザード
扇から光弾を放つ。
- メガロ
爆発や炎を起こす。強化版の「メル・メガロ」はマジレッドのレッドファイヤーフェニックスを破る威力を誇る。
- メー・メジュラ
メジュラの強化版で、相手の魔法を無効化する。
劇中では、マジグリーンのジルマ・マジカで出した蔦を枯らした。
- メー・メガロ
エレメントパワーを操る呪文。マジグリーンの蔦をのメー・メジュラで枯らした後、逆にグリーンを蔦で絡め取った。また、マジブルーのブルースプラッシュを水竜巻で跳ね返した。
- メーザ・メザーラ
変身の呪文で、マジピンクのマージ・マジーロ(で変身した扇風機状態からのピンクストーム)に対抗するために使用した。マジピンクよりも大きい扇風機に変身して、メー・メガロの時と同じく風力でピンクストームを押し返して返り討ちにした。
- ザザレ
黒い稲妻を放つ。
- メーザ・メル・メガロ
自ら巨大化する呪文。マジキングの10倍以上の大きさにもなれるが、体に負担がかかる。
- ドーザ・メル・ザザード
扇から放つ攻撃呪文。黒い雷やムカデ状の光弾を放つ。簡易版の「メル・ザザード」も存在する。
- メーザ・メジュラ
インフェルシアに帰還する呪文。
- ドーザ・メー・メジュラ
かつてブレイジェルに封印された冥獣人を解放する呪文。冥獣人四底王を復活させる際には、強化版の「ドーザ・メル・メー・メジュラ」を使用した。
- メル
闇のアイテムを召喚する呪文。
- メー・ザザレ
転送の呪文。主に冥獣人を地上に転送する為に使用されるが、自分の元に相手や物体を召喚する事も可能。地上にいる相手をマルデヨーナ世界に連れて行くことも可能で、この場合は、魔導陣が出現してメーミィの巨大な手が相手を掴んで引きずり込む形となる。
- メー・メル・ザザレ
マルデヨーナ世界を発生させる。
- ドーザ・メル・メガロ
巨大化の呪文で、冥獣人を巨大化させる。
- メー・メザーラ
錬成呪文。ウルザードに差し出させた魔法力から2つのウーザフォンを作り出してナイとメアに配っている。
- メガロ・メザーラ・メル・ドーザ
相手を若返らせる。
- ドーザ・メル・メジュラ
魔力を吸収する呪文。
強化版は「ドーザ・メル・メル・メジュラ」。
- メガロ・ザンガ・メル・ドーザ
命を操る禁断の魔法。かつてブレイジェルが封印した冥獣や冥獣人たちの魂を復活させ、合体させてキマイラを作り出すのに使用。
但し、莫大な魔法力を必要とするのが難点であり、足りない分を補う為に劇中では上記の呪文によってトラベリオンから魔力を奪って発動した。
最期
Stage33にて、マジレンジャーのレジェンドパワーをン・マの復活に使うことを思いつくと、ウルザードに彼らをインフェルシアへ連れてこさせることに成功。
自身はマルデヨーナ世界にヒカルとルナジェルを呼び出すと、彼らとの戦いの中でトラベリオンから魔力を奪い、それを元に合体冥獣人キマイラを誕生させた。
そして、その力で彼らを葬った…かに思われたが、2人はスモーキーの機転で一命を取り留めており、マジレンジャーの危機を救うべくインフェルシアに現れ、マジレンジャーの5人を逃がした。
おや?貴方達は逃げないの?
ライジェル、僕達は決着を付けよう。
決着?
僕達はブレイジェルの弟子として、共に学び、共に戦った仲間…
お前が闇の力に惹かれていくのを止められなかったのは、僕の責任でもある。
アハ~ハ~ハ~ハ~!ブレイジェルの教えなんて、所詮綺麗事。力になり得ない…。
貴様っ!
いいわ。それなら、ブレイジェルに教わった『デュエルボンド』のルールで戦いましょう?
マジトピアに伝わる、天空聖者同士の果し合いを、サンジェル、貴方とね…。
かくして、ブレイジェルやヒカル達への一種の当てつけも込めて、マルデヨーナ世界にてルナジェル見届けの下にデュエルポンドが開かれる。
お互い天空聖者の姿となり、勝敗が決した時にしか外れないマジカルチェーンが互いの片腕の巻きつけられた。
魔法を禁止し、剣と体術だけで戦う勝負が開戦。
互いに一歩も譲らず、当初はほぼ互角だったが、サンジェルのマジカルチェーンを活かした動きでライジェルは剣を落とした。
そのままサンジェルの一撃で止めが刺される…と思われたが、ライジェルは咄嗟にルナジェルが持っていたマジランプを自身の手元に転送。
中のスモーキーを人質にして攻撃を防いだばかりか、隙をついて発した電撃でヒカルの姿になる程のダメージを与えてしまう。
マジトピアのルールなど、この魔導神官メーミィが本当に従うと思って?
全て最初からヒカルを仕留める為の罠だったのだ。
そんなにブレイジェルの教えが大切? その教えのせいで、滅びるのに!?
大切だとも…例え僕が滅びたとしても、思いは残り…勇気の絆は受け継がれていく!
自分一人の為にしか魔法を使わない者には、この絆の尊さが分からないだろうけどね!
ハッ! 絆など、虫唾が走るわ! 永遠に断ち切ってあげる!
そういって止めの稲妻を見舞おうとするが、自身が落とした剣を拾ったヒカルによって稲妻を跳ね返されてしまい、怯んだところに渾身の一太刀を喰らって致命傷を負い敗北した。
マジカルチェーンも消失し、ン・マも復活したブレイジェルの手で倒されたことにヒカルとルナジェルは安堵するが、メーミィは満身創痍になりながらも立ち上がり、
『大いなる獣滅びる時、打ち鳴らされたる鐘…怒りと災厄の神々を呼び覚ます』…。
何!?
インフェルシアの神々が蘇るわよ…地上界と天空聖界に裁きの時が訪れる…
お前達は恐怖と絶望におののきながら、その時を待つがいいわ…!あははは…
愉…快…。
という意味深な予言を残し、砂と化して消滅した。
そしてその言葉通り、マジレンジャーの前にはこれまでの敵を大きく凌駕する最凶最悪の神々が立ちはだかるのだった…。
その他の出演
スーパー戦隊シリーズ30作記念Vシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」で時の魔神クロノスがガジャのゴードムエンジンを利用することによって最初に蘇った。
ハリケンブルー、アバレブラック、デカブレイク、マジイエロー、ボウケンシルバーの5人と戦うが、即席で集められたためか5人の協調性が皆無だったのもあり圧倒。
ドリーム戦隊が結束を固めた際にはマジシャイン、デカブレイク、ボウケンシルバーと激闘。
メガロや扇を使った攻撃で一度は圧倒するも、マジシャインとデカブレイクが押さえつけたところにサガスナイパーを撃ち込まれ、怯んだところにデュアルクラッシャースペシャルバージョンを受けて倒れた。
他に復活していたツエツエやクロノスも押され、いよいよ決着が付かんとしたところにクロノスが復活させていたがいなくなっていたフラビージョが合流したことで、クロノスはメーミィ・ツエツエ・フラビージョを三賢者の杖に変えて巨大化。
クロノスが撃破されたときにこの3人も共に散り、メーミィは「アルティメット不愉快!!」と言い残して消えていった。
余談
◆声優の高戸氏は、スーパー戦隊シリーズの常連声優であり、このキャラクターで初めて幹部怪人を演じることになった。
また、約15年後の『魔進戦隊キラメイジャー』でも幹部怪人クランチュラを演じるが、メーミィとは反対に組織を裏切って改心し、最後まで生き残ることになった。
追記・修正はデュエルポンドで決着を付けてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 中の人はクランチュラだけど、境遇はガルザと真逆 -- 名無しさん (2022-01-17 19:49:31)
- メーミィは「魔法を使える様になった人間が欲望のままに振る舞えばどうなるか?」を表現したキャラクターだと思ってます。 -- 名無しさん (2022-01-17 21:42:32)
- 雷使いだけど、イエローとは因縁はなかった -- 名無しさん (2022-01-17 22:20:30)
- むしろガルザが悪に裏切っているんだよね -- 名無しさん (2022-01-18 00:13:21)
- 『卑劣』という言葉が歩いているような奴だが、ン・マへの忠誠心だけは本物だった -- 名無しさん (2022-01-18 12:43:00)
- 散々ブレイジェルを馬鹿にし、欲望のままに力を奮うのが正しいみたいなこと言ってたら、そのブレイジェルは更なる力へと目覚め冥府神さえ葬った。もしメーミィが見ていたら最高に発狂していたかも -- 名無しさん (2022-01-18 16:56:06)
- 本編でナイとメアをムカデに変えた場面は気持ち悪さもあってトラウマになった・・・せめて蝙蝠に変えてくれればと本気で考えた・・・ -- 名無しさん (2022-01-19 20:40:03)
- ↑×3私欲の為に表面上、忠誠を誓っているという線も考えられる。あとン・マはメーミィを信用しておらず、歯向かえないように耐久力が紙のミイラにしたのでは(「SW」の皇帝とダース・ベイダー的な)。 -- 名無しさん (2022-01-19 23:17:33)
- 追加ヒーローと因縁浅からぬ間柄、中盤の決戦で最期を迎えるも事切れる間際に不穏な捨て台詞を残したりと、井坂先生の先駆者のようでもあった悪役 -- 名無しさん (2022-01-26 17:38:36)
- 声優さんの声が高いからか怒っても女言葉のままだった -- 名無しさん (2022-01-26 18:28:27)
- ↑3 ミイラになったのはヒカル先生のせいって書いてあるぞ -- 名無しさん (2022-01-27 16:04:49)
- 仮に生き延びても冥府神に媚びを売って上手く立ち回りそうだけど、最期は用無しと見なされン・マに喰われるかダゴンに粛清されそう -- 名無しさん (2022-01-29 23:08:07)
- 最後は一対一の勝負で卑怯な手段を使ったにも関わらず負けているから、冥府神はもちろん冥獣人の上位陣よりも素の戦闘能力は低いかもしれない。 -- 名無しさん (2022-02-01 12:48:03)
- ↑7自分はあのシーンでリョナに目覚めた -- 名無しさん (2022-06-08 14:25:55)
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