汐見ゆとり

ページ名:汐見ゆとり

登録日:2021/09/17 (金) 14:45:22
更新日:2024/06/03 Mon 13:58:13NEW!
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私にとって、ワクワクしなきゃラーメンじゃないんです!!




汐見ゆとりとは『らーめん才遊記』の主人公。


演:黒島結菜



概要

「(株)清流企画」の新入社員。年齢は初登場時22歳。
大学卒業後就職浪人をしていたが、半年前に生まれて初めて食べたラーメンに感動して「(株)清流企画」の入社面接を受けるところから物語が始まる。


新作ラーメンやコンサルタントのアイデアをひらめいた際には「ピッコーン!」の声と共に指1本たてた両腕を伸ばす癖がある。
パーティー会場等では脳内でやる程度に抑えることもあるが、大抵空気を読まずに大声で騒ぎ立てることが多い。この辺の空気の読めなさは前作主人公の藤本と同様。
また影響を受けた他の人物がやることもある。濃口らあめん騒動の際にはなんとあの芹沢がやったことで、
さすがのゆとりもこの世のものとは思えないものを見たかのような表情を見せていた。


ちなみに当初は社会人としても成人としてもダメダメなところは多々あったが、接客に関してはコンサルティングの際や「菜妙軒」で従業員をやった際には問題なくできており、
そこから店の問題を考えたり、二人客にうまくラーメンの説明をしてラーメン三杯を注文させたりしていた。



人物

単純明快な性格の反面、おおよそ社会人にとって必須な社会常識や人間関係の機微を読むという能力に欠けており、
ビッグマウスや苦し紛れにタチの悪い嘘(父親が死んだ、など)を吐く等、非常に子供っぽい性格でもある。
自分の感じたことを言語化、客観化するのも苦手で当初は「フムフム」「ワクワク」に代表されるような独特の表現しかできないことも多かった。
しかし、物事を取り組む情熱や熱意は誰よりも人一倍強くひたむきという長所を持つ。


一方でちゃらんぽらんな気質に見えるが本性はハゲに負けず劣らずの凄まじいまでの負けず嫌いな自信家。

  • 初登場の入社面接で、堂々と芹沢の創作ラーメンを「あのラーメンを美味しくすることならすぐにでもできますけど?」と発言して芹沢をキレさせる。
  • 上から目線で見下すかのような言動をした相手には「あの人の得意なラーメンでぐうの音も出ないくらいくらい叩きのめしてやりたい」と満面の笑顔で発言。
  • 嫌いな相手には堂々とサムズダウンをかまして喧嘩を売る。マジギレした場合は中指立てながら「この私に失礼な口をきいたあの人を、叩きのめしてあげます!」と発言。
  • 曲がりなりにも社長である芹沢の作ったラーメンを食べ、「まあまあなラーメン」と評価。続け様にそれ以上のラーメンを作れるとマウントを取って「せっかく立ち直った社長をまた絶望の淵に叩き落とすなんて残酷なハラスメントですよぉ!」思いっきり発言して公然と喧嘩を売る(悪気なし)。

など問題行動の絶えないかなりの過激派。
とはいえ社長である芹沢のことは尊敬しており、第3作では社会経験や職人経験を積み重ねた結果料理人としても覚醒。
芹沢相手にも一切引かないどころか逆にタジタジにさせるほどメンタル強度が増してしまった。



料理人として

有名な料理研究家の母親から幼い時から料理の手ほどきを受けてきたため、古今東西の料理・食材に関する豊富な知識と調理技術、ずば抜けた味覚を持つ。
濃口らあめんの問題点にも淡口らあめんを食べただけで一発で気づくほど*1
しかし、ヘルシー志向料理評論家であった*2母親の意向でジャンクフードの類やラーメン等はあまり食べたことがなかったため、その手の知識は薄い面もある。


また高度な調理技術とずば抜けた味覚が裏目に出てしまうこともあり、
高齢の夫婦に高い技術力が必要なラーメンを提案しようとしたり、コンペで一般受けしにくい鴨の血を使ったラーメンを出してしまったりと、
自身の高すぎる才能が逆に仇となって失敗してしまう場面が度々ある。
しかし『再遊記』の頃には開業した「麺屋なでしこ」の経営方針が噛み合っていた*3事、何よりもただでさえズバ抜けていた発想力が経験も加わってとてつもない事になっていた*4
事からラーメン職人としてはとてつもない覚醒を遂げている



家族

汐見ようこ

ゆとりの母親で、著名な料理研究家としてテレビ出演しており現在は大勢のスタッフを抱えた「汐見ようこ料理研究所」を経営している。
得意分野はヘルシー志向の料理だが、それは料理研究家と大成する為に自分で作り上げたキャラであり、B級グルメから高級料理までありとあらゆる料理は研究済み。
敏腕の経営者らしく話も巧みであり、思考誘導やメディアを使った工作もお手の物。
ゆとりに後継者になって欲しくて幼い頃から英才教育を施すも、ゆとりが大学卒業の時にラーメンと出会ってしまった事でその歯車が狂い始めてしまう。
ゆとりの実力は誰よりも認めている。


橋爪亮二

ゆとりの父親で、汐見ようこの元夫。
職業はカメラマンであり外国にも撮影の仕事でよく出張する。
ゆとり出産後に専業主婦だったようこが料理研究家になる夢を諦めきれず「料理コンテストで優勝したら離婚する」という約束を彼女としてしまい、彼女が優勝してしまった事で約束通り離婚。
当時の亮二は仕事で出張が多かったので、ゆとりはようこが引き取ることになる。
なお円満離婚みたいなものなので、離婚後もようことの仲は良好。肝心のゆとりからはようこに殺されたことにされたりもしたが
ゆとりが大学卒業の時にラーメンと出会ったのは、彼がお祝いを兼ねてラーメン屋に連れて行ったのがきっかけであり、彼女の将来を決める後押しをした存在である。
現在はようこの家から家出したゆとりと共に生活中。



劇中での活躍

らーめん才遊記

母の敷いたレールのままフランスの料理学校へ留学するのに疑問を持った彼女は自分をコントロールしようとする母親に反発。父親の元に家出していた。


その後、紆余曲折あって清流企画の社員として採用されたゆとりは、
清流企画の同僚と共にいくつかのラーメン店のコンサルティング案件を解決。


そして新日本テレビの企画する「ラーメンなでしこ選手権」という女性ラーメン職人の選手権の話が舞い込んで来た際に清流企画代表として参加。
他参加者との戦いで成長したり、芹沢から出された「ワクワクとは何か?」という議題から、
「料理はバランスだが、ラーメンはアンバランス」という自分が抱いていた「ワクワク」の正体を自覚することになる。


その決勝戦前に母ようこがテレビにて「選手権で優勝できなければ清流企画を辞めようこの後継となる」「そもそもゆとりはラーメン好きではない」と発言。
約束もしておらず、ラーメン好きまでテレビで既成事実的に否定されたゆとりは次の日直訴しに行くも母親に言いくるめられ、本当に約束されてしまう。
母の経営する料理研究所のスタッフからも戻ってきてほしいと懇願されるも改めて自分の居場所を自覚したゆとりは改めて優勝を目指す。


しかし、選手権決勝では1票差で石原麻琴に敗れてしまう*5
が、TV局側の不手際で無効票が発生したこともあり、それがあれば自分が優勝していたと開き直り、引き続き清流企画に居座る。
それに関して決着をつけなければならないと考えた芹沢たちにより、今度はようことの「ワクワク・ラーメン対決」が開催されることになる。


ラーメンの成立の経緯(と内心抱いていたラーメンへの見下し)から「ラーメンはフェイク*6」として1980年代の総決算のようなラーメンを出してきたようこに対し、
ゆとりはこれからのワクワクを提示した水ラーメンで審査員から圧倒的な支持を受け勝利した。


この際、母と芹沢のやり取りを盗み聞きして衝撃を受けており、珍しく静かに涙を流していた。


その後、(本来は選手権優勝のご褒美の予定だったが)この件で話題性を得たことのご褒美として、
ゆとりが店長、夏川が副店長の女性スタッフのみによる365日日替わりメニューの創作ラーメン屋「麺屋なでしこ」を開業。


開業から一月後、芹沢に食材業者を紹介してもらった帰りに自身がラーメンにハマったキッカケのラーメンについての話題になる。



ホント、あれは人生を変えた一杯でした


初めての体験なのに懐かしいような…ビリビリしつつ、シミジミもするような…



芹沢に店の詳細を聞かれた際に今いる場所から近いこと、昼食がまだだったこともあり一緒に行くことになる。
その店の名前は「ラーメンふじもと」…前作主人公の藤本の開業したラーメン屋である(上述したゆとりの発言から何となく察した読者も少なくなかったかもしれない)。
ゆとりのラーメンへのセンスは料理の英才教育の賜物というだけではなく、初めて食べたラーメンが藤本のラーメンであったことも大きいといえるかもしれない。


芹沢の「いい店だ」という言葉に「ですよねっ?」と笑顔で返したのが彼女の本作での最後のセリフとなる。



らーめん再遊記

麺屋なでしこは引き続き盛況であったが、ミドルエイジ・クライシスを患い落ちぶれた芹沢に思うところがあり、
持ち前の率直すぎる発言や「東京ガストロノメン」店主・米倉龍大を含めた関係者を煽って新旧天才ラーメン職人対決の企画を実現させるなど行動。
なんとか職人として持ち直した芹沢に対しても「米倉のラーメンも芹沢のラーメンも凡庸な着想でそこそこ(意訳)」と言い放ち、
(芹沢の命令もあって)調理したラーメンで実際に芹沢に白旗を上げさせた。有言実行とは正にこのこと。


そして自分以上の若い才能と発想力を持ち、芹沢達也のカリスマ性に臆さないほどの物怖じしないメンタルを持つゆとりを認めた芹沢に次期社長に任命される。


社長交代の日、「らあめん清流房」新宿本店にて、芹沢が具からスープまで一から仕込んだ「淡口らあめん」を食べさせられる。
前作の濃口らあめん騒動の際に食して以降、何回も食べていた淡口らあめんだったが、芹沢本人が仕込み作ったそれは別格、今でさえ斬新だとゆとりが驚嘆する味であった。
すなわち*7、20年以上前に生み出された「らあめん清流房」創業当時の味。


斬新なラーメンを生み出せるゆとりの圧倒的な独創性とバイタリティは強い武器である。
だが、自分の"ワクワク"に突き動かされるままに、後述の水ラーメンやオレンジワインラーメンのような斬新過ぎて万人受けするとは到底言い難いラーメンを好む傾向は、商売人としては諸刃の剣でもある。
仮に強烈な印象を与えるが何度も食べたいとは思えないラーメンを生み出してしまっても、それを一期一会の貴重な体験へと昇華してくれる日替わりラーメンは、短所を長所に反転させる最高の業態ではある。
だが、それをずっと続けられるとは限らない。日替わりラーメンを支えられる優れた店員が一人でも抜けたり、ゆとりのアイデア力が枯渇すれば、その瞬間に破綻する。
通常の飲食店は長期かつ大量に同じ食材を仕入れる前提で契約を結ぶことで材料の単価を下げてコスト削減するので、一日ラーメンのイレギュラーな業態ではコストがかさむ。客足に比べると利益は出ない構造でもある。
今は好調でも創業直後の「らあめん清流房」のような苦境に陥り閉店に追い込まれる恐れは常に孕んでいる。


これだけ美味しいのにもかかわらずお客が入らず潰れかけていたこと、
それを社長となった自分に今回食べさせた理由を察したゆとりは黙々と食して、芹沢に覚悟の顔を見せた。



作った主なラーメン


  • 肉だし清湯麺+ベーコンと玉ねぎの炒め乗せ

『麺屋せりざわ』での創作ラーメン「肉だし清湯麺」に対して「今イチ」という感想を抱いたゆとりが実技試験で作った改良ラーメン。
絶妙な配分で追加された炒め物が触感の変化とにぎやかで勢いのある味わいを出しており、
上品さゆえに足りなかった「ワクワク」感が追加されている。
また、その際には麺を1本口にして含水率と茹で時間を完璧に割り出して、審査として見ていた芹沢達を驚愕させている。



  • 鶏白湯ラーメン

初コンサルタントで作ったラーメン。依頼人はおんぼろラーメン屋の夫婦。
ゆとりの独断で依頼を引き受けた挙句、料金については3万円で引き受けた結果。上司の河上は激怒を通り越して頭を抱える羽目になった。


鶏ガラをしっかりと煮込んだ旨味たっぷりの鶏白湯スープに、鶏油でショウガを揚げて作った香味油を浮かせたラーメン。
コクがあって、キレのある実にしっかりとした味わいのラーメン*8だが……
芹沢からは作り慣れたラーメンでも味に勢いを出せなくなってる店主に作れるわけがなく、仮に会得できたとしても長年アッサリ醤油ラーメンを作った癖が出て2,3ヵ月で似ても似つかぬラーメンに成り果てると否定された。



  • 蕎麦つゆ背脂ラーメン

二度目の入社試験*9「ギトギト(脂っこい)ラーメン」というお題で作成。
蕎麦つゆは近所の蕎麦屋に委託したもの。
背脂ラーメンはトンコツや鶏ガラの旨味をスープに出してしまうと軸がブレた背脂ラーメンになるという欠点を排するために、あえてアツアツ濃いめの蕎麦つゆに大量の背脂を振りかけただけのスープを考えた。
しっかり塩の効いたシンプル味の醤油スープが背脂のコッテリ感と甘味を引き立てた、ストレートで力強い味わいのシンプルイズベストなラーメン。
近所の蕎麦屋に要となるスープ作成を丸投げするというとんでもない発想から、当初は芹沢や有栖ですら困惑しまくった一品。



  • パーニャカウダ風つけ麺

平打ち太麺、つゆは濃厚豚骨アンチョビ味、野菜スティックを付けたラーメン。
つけつゆにアンチョビを使い、斬新さと従来のつけ麺の美味しさを両立。
約200gある麺のボリューム感とつゆのコッテリ感は、洒落たイメージ&野菜タップリというヘルシーさで女性客の罪悪感を薄め*10
子供連れの客が多いので、普通のラーメンよりも取り分けがし易い事も利点となったラーメン。


麺、つゆは既に考えられていたのをベースにしたから、8割は先輩の夏川が作ったとゆとりは言っていたが、
当の夏川はお客の事を考えられなかった事の反省としてゆとりの手柄とした。



  • 竹岡式ラーメン改(名称不明)

厨房に負担をかけず*11、調理の手間が余りかからず、原価率を低く抑え、なおかつ客にはインパクトと満足感を与えるラーメンを芹沢から指示され考えた一品。
スープは鰹節、煮干し、昆布で風味を立たせるだけで油を殆ど無くし厨房の負担をクリア。
足りない旨味は、チャーシュー用の豚肉を醤油とミリンで煮て、グルタミン酸豊富なドライトマトを入れて更に煮詰めて作った醤油ダレを、スープに通常の倍量入れて補う。
具で入っているチャーシューの山盛りも、醤油ダレ作りに使用した豚肉を使って原価率を抑える事にも成功。
これで500円として、昨今の不景気での低価格ボリューム路線を強める(本来なら650円でも十分に客を呼び込めるレベルの出来)。


強烈に立った醤油の味に、ちょっとある酸味がアクセントとなって味もしっかりしており、芹沢の指示に完璧に答えたラーメンとなった。



  • 濃厚トンコツ激辛つけ麺

「つけ麺あんざい」における大手フードコンサルティング会社「味惑コーポレーション」とのコンペで出したつけ麺。
鴨の血豆腐と砂肝やセンマイといったモツ類を煮込んだトンコツスープに唐辛子入れたうま味たっぷりの激辛ラーメン。
つけつゆが強烈な分、軽やかさを出すために麺と同程度の太さと形状の春雨をミックスしており、食感の違いも楽しめる。


が、つけ麺激戦区でも通用するつけ麺は作れたものの、そもそも店主がそこまでつけ麺に拘りがなかったことと、
あまりに高度な技術が必要で失敗の許されない血を使った料理を作っていくことは無理だと判断され、
味では勝利したもののコンペでは敗北してしまった。



  • お茶漬けラーメン

「さかな居酒屋ほんだ」でトラブルを起こした相川が店主と和解するために考案されたラーメン。
居酒屋の〆のメニューから相川の出したお茶漬けラーメンというアイデアを元に作成しており、
胡麻油をまぶしてコッテリ感を出した麺の上に濃いめの味付けをしたシジミと昆布の佃煮を乗せ、
その上から緑茶をかけて食べるまさにお茶漬け形式のラーメン(薬味に青ネギとフライド・オニオンがある)。


量も塩分もほどほど、ほとんど脂を使っていないためグリストラップへの負担も引き続き問題なし。
肝臓に良い成分が含まれたシジミを使っていることで酒を飲んだ客の事も考慮されたラーメンとなっている。



  • オコゲ・ラーメン

「低価格ボリューム系ラーメン」を依頼され、二度目の大手フードコンサルティング会社「味惑コーポレーション」とのコンペで出したラーメン。
見た目としてはラーメンの丼の上に、大盛りのキャベツと揚げた米がどかんと乗っている。
カツオだしで炊き、ラーメンの醤油ダレをまぶし、冷凍して水分を飛ばした後に揚げた米はサクサクで美味しく。
ブルブルした太麺とコッテリしたトンコツスープのラーメンは、米と一緒に食べると二つの食感が混ざって更に美味しい。
食べている間に米の味付けに使ったカツオだしと醤油ダレが溶け出して、トンコツ魚介醤油味に変化する仕掛けもある。
元祖ボリューム系とも言えるラーメンライスの発展形となったラーメンとなる。


欠点は、ボリューム系ラーメンとしては複雑かつ高度さがある味。ターゲット層の若者客が舌バカだったらその味が分からないためギャンブル性がやや高い。
芹沢も対戦相手のコンセプトを見た際にはその点を少し危惧していた。結果的には勝ったが、ハゲが客に絶望した頃の時代だったら負けてたかも



  • 水煮魚風ラーメン

ご当地B級グルメラーメンの依頼を受けて作成。
鯉のブツ切りをたっぷりの唐辛子、花椒、ラー油で煮込み水煮魚として。別に取っていた鶏ガラスープと合わせ塩を少々加えて味を調えたラーメン。
本来の水煮魚は辛く油も強く、ごくごく飲めるものではないがラーメンスープとして味わえるぐらいの濃度にしてある。
鯉独特の臭みを、唐辛子と花椒で完全に消し去り。恐ろしく辛いスープも、鶏の旨味と調和した鯉の旨味のおかげでごくごく飲める。野趣と迫力が際立つラーメン。


欠点は、ご当地B級グルメのラーメンとして失敗している事*12



  • オマール海老ラーメン

「ラーメンなでしこ選手権」Aブロック一次予選で作った指定食材「エビ」を使ったラーメン。
オマール海老をベースに、エビの身は擦って鯛そうめんの要領で小麦粉と塩を合わせ麺状にした「海老のすり身麺」と、海老ミソと小麦粉と塩を合わせパスタマシンで製麺した「海老ミソ麺」の2種類の面を製作。
海老殻を炙って煮込んだスープで両者を直接煮込んである。
オマール海老一匹を凝縮したラーメンと高く評価されたが、麻琴の作ったラーメンと比べて「ラーメンを使った海老料理」であったため僅差で敗北してしまった。



  • 海鮮白湯・酸菜ラーメン

「ラーメンなでしこ選手権」Aブロック二次予選にて、「NEOPASA5か所の食材を調達してラーメンを作る」というお題で作ったラーメン。
鮮魚を強火で煮込んだ海鮮白湯スープに白菜漬けとゆず大根を入れ、その酸味で魚介のクセを抑え味に奥行きを与えている。
麺は半分に切った吉田のうどんを使用しており、片面のざらざらした断面がスープとよく絡むようになっている。
吉田のうどんを使ったのは難波の妨害工作もあってのことだったが、そこに調理的意味合いを持たせたことで高評価を得た。



  • 味噌ラーメン

定義が曖昧になってしまった自分の中の「ワクワク」を再定義するために作ったラーメン。
中華鍋でアンチョビのみじん切りとおろしショウガを炒めて香ばしさを引き出し、同じ中華鍋で豚骨スープと味噌ダレを混合。
最後の仕上げでエキストラバージンオリーブオイルをさっとかけ回して適度なコッテリ感を加味させたもの。
癖の強い食材ばかりを使いながらも非常に食べやすくまとまった逸品。


とはいえこの段階ではまだ「ワクワク」が何だったのかは閃けてはおらず、その後麻琴が焦げ気味になるまで中華鍋で溶かされたバターを加えアンチョビと合わせたこのラーメンの改善策を食べたことで漸く「ワクワクとは何なのか」という悩みの答えを見出した。



  • 濃口こいくちラーメン改良版(仮)

濃口ラーメンの欠点である「鮎の必要性の薄さ」を突かれたカッコウ戦術*13を打ち破るために開発。
その内実は大量発注で価格を抑えてなお高価な鮎の煮干しを、安価な煮干しに変更したラーメン。
だが、濃口こいくちらあめん・解を昔に開発していた芹沢にとっては小手先の物にすぎず却下をくらった*14
濃口こいくちらあめん・解の価格をあえて高くする(高級感を出すために)のを思いついた芹沢が「ピッコーン!」した時には、自分の持ちネタにもかかわらず芹沢の奇態な行動に驚愕して絶叫もした。


ちなみに「らあめん清流房」は濃厚煮干し麺700円をその後提供し始めたため、実質的には採用された形となる(ずっと前からあった案のため、既定路線のようなものだが)。



  • スパイス・ラーメン

「ラーメンなでしこ選手権」決勝戦にて、「スパイスを効果的に使ったラーメン」というお題で作ったラーメン
見た目は白濁スープに赤い油めいたものが浮き、麺は鮮やかな黄色をしている。

  • マトンの肉と骨の煮込みに月桂樹、レモングラス、セージを使って、臭みを抑えコクと旨味だけを引き出す「矯臭作用*15
  • 唐辛子、胡椒、花椒、タイムなどを使った香味油による「加辛作用*16
  • メインの具であるラム肉のグリルに、クミン、カルダモン、オレガノを使う「賦香作用*17
  • 香味油の赤と、ターメリックを練りこんでいる麺の鮮やかな黄色、赤と黄の組み合わせで食欲をそそる配色とする「着色作用*18

このようにスパイスの四大作用を効果的に使い。多種多彩なスパイスが使われ混沌としていながらも、しっかりした秩序を感じさせるラーメン


最大のライバルである麻琴の胡椒ラーメンと比べると味は同等だが、
「ラーメン、第四の進化を目指す」という趣旨を考えると自分ならゆとりを選ぶと芹沢に言わしめたが、僅差で敗れる*19
なおその後に「投票しなかった人が3人もいた!大会の運営がちゃんとしてたら私に入れてた!私こそが真の優勝者!(意訳)」などとゆとりは宣言しハゲを唖然とさせた



  • 水ラーメン

『才遊記』作中最後の品で、「ラーメン母娘喧嘩!!」の「ワクワク・ラーメン対決」において出された冷やしラーメン。
濾し布巾をのせた金ザルの上にジューサーにかけたトマトを置いておき、自重で寸胴に溜まった透明なトマトだしに、
煮干し、干しエビ、干し貝柱、昆布、唐辛子を入れ数時間かけて水出しし塩で味付けした火を一切使っていないスープと、
クミンの粉末を練り込んでパスタマシンで製麺した清涼感がありエキゾチックなアクセントのある麺を合わせている。
具ものせていないため、水ラーメンの名の通り、まるで純粋な水の中に麺が浮かんでいるような見た目となっており*20
何度も食べたいラーメンとは違うワクワク感に特化したラーメンとなっている。


その後、日替わりラーメンを提供する「麺屋なでしこ」のラーメン第一号として売り出された。
なお、なでしこで出していた水ラーメンには上記の時と異なり湯気のようなエフェクトがついていたが詳細は不明。



  • オレンジワインラーメン

『らーめん再遊記』にて「お酒を使ったラーメン」という課題に対して米倉と芹沢が作ったラーメンを駄目だししたゆとりが作成したお酒を使ったラーメン。


ベースとなっている酒はジョージア産オレンジワイン。
うま味たっぷりかつ程よい酸味からスパイシーなアジア系料理とも相性の良いワインであり、これに煮干し、ニンニク、鰹節の厚削りを数日漬けておき、それを調理直前に熱したもの。
味付けはあっさりしておりオレンジワインの風味を邪魔しない味噌だまりを使用し、煮干し粉で魚介風味を補強、適度なコッテリ感を出すために鶏油を浮かせている。淡口らあめん 極とは違う
麺はモチモチとしっかりした食感の中太麺、具は濃い味の鶏肉西京焼きとパクチーという強い味のもの。
これらはワインと料理のペアリングを意識している。
そして最大の特長はアルコールを全然飛ばしていないという商業性を完全に度外視している点。
オレンジワインを直前に熱するのもそのためであり、これにより魚介風味とニンニク風味を鼻と口いっぱいに充満させ、陶酔感と高揚感溢れる味わいとなっている。


アルコールを飛ばしていない理由はただ一つ。


人はつまるところ、酔っぱらうためにお酒を飲むんです!!


味は二番目!! そんなの常識じゃないですか!


「お酒を使ったラーメン」とはいえ、米倉、芹沢の両者は店主として店でも出せるラーメンにしたいという色気から、アルコールをほとんど飛ばした代わりに「お酒の旨み」に着目した*21ラーメンを作ったものの、
ゆとりはお酒で最重要なのは酔えることと判断し、店で出せないキワモノに近い「酔えるラーメン」を作ったのである。
これには芹沢も「店に出すにせよ、『酒を使ったラーメン』とあったら、客は『酔えるラーメン』も期待すると考えるべきだった」と白旗を上げていた。



余談

ドラマ版でゆとりを演じた黒島氏はゆとりのウザがられるキャラクターと芹沢のちぐはぐなバランスが魅力点と考え、それを意識した演技を行ったとのこと。
なお、黒島氏は簡単な自炊程度しか料理をしていなかったため、調理シーンの撮影はかなり大変だったらしく、本物の包丁を使うパートは安全を考慮して代役とのこと。



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  • 眼鏡の須田でも相川でもなく当初険悪な仲だった夏川さんがベストパートナーになるとは思わんかった -- 名無しさん (2021-09-17 15:22:36)
  • 芹沢に色々ダメ出しされるけど、味そのものに関してはほぼダメ出しされてないんだよなこの子。それだけでも凄い -- 名無しさん (2021-09-17 15:33:57)
  • 藤本「……(まさか次建てられるの有栖サンとかじゃないだろうな)」 -- 名無しさん (2021-09-17 15:50:37)
  • 第3作では完全に芹沢を振り回してるからなこの子 -- 名無しさん (2021-09-17 16:11:13)
  • 三作目だと天才に経験が追いついて滅茶苦茶強キャラだからなゆとり。普通に禿を上回るラーメン出してきたり。 -- 名無しさん (2021-09-17 16:30:39)
  • 登場した当初は色物感がめちゃくちゃ強いキャラだったけど、段々と経験を積んで社会人らしくなっていくし、何より他にも個性の強いキャラクターが多い作品なので中盤に入る頃には気にならなくなってたなあ -- 名無しさん (2021-09-17 17:56:00)
  • 365日メニューが替わる麵屋なでしこは客としては満足できるんだろうか。「またあのラーメン食べたいな」と思っても1日限りでもう二度と食べられないというのは・・・ -- 名無しさん (2021-09-17 18:08:16)
  • ↑そういうのオンリーのお客さんは最初から対象外の店だしね。再遊記でも描写あるけど -- 名無しさん (2021-09-17 18:16:08)
  • 結構性格に問題あるよね、まぁあのハゲの部下だし… -- 名無しさん (2021-09-17 18:58:35)
  • むしろ年取っておさまるところに収まったハゲより20代のゆとりのほうが性格が強い所ある今作 -- 名無しさん (2021-09-17 19:24:24)
  • 素の性格は問題ある方だけど一人で仕事先に出向したりしたときは普通にビジネス対応してるから社会常識やビジネスマナーは普通に身についてる。入社後ハゲか夏川に教育されたんだろう。 -- 名無しさん (2021-09-17 19:32:23)
  • むしろ芹沢さんがかなり気が強くて癖のある性格なので、部下兼主人公をするならこれくらい我が強くないとやっていけないというのはあるかも。 -- 名無しさん (2021-09-17 19:43:53)
  • この天才娘が勝負の上では一回も勝てなかったのが記事でも述べられている石原真琴なんだがどうも才能がオカルト地味ていてなあ -- 名無しさん (2021-09-17 19:55:21)
  • 女の子ってのが芹沢に素直に才能を認めて取り込むのがスムーズになった点では良かったな。同性なら藤本相手かそれ以上にネチネチ行ってそうだし。 -- 名無しさん (2021-09-17 22:16:25)
  • 石原真琴は説明がなければハゲの漫画のキャラだとわからないから仕方ないレベル -- 名無しさん (2021-09-18 00:55:12)
  • メタ的に言えば藤本じゃ薄かったから、濃くしてみたらゆとりになったってところかな。濃くしすぎてやや賛否あるけども。 -- 名無しさん (2021-09-18 01:02:34)
  • 藤本クンは藤本クンで長期連載を通してやるべきことやり切ったわけだし別に反省すべき主人公というわけではないでしょう。ただ同じ世界観の同じ題材の続編で似たようなお人好し主人公出しても意味ないから色々差別化してみただけで。 -- 名無しさん (2021-09-18 11:23:46)
  • 作中でハゲが「料理を旨いと感じるとき。そこには未知への感動と機知への安堵と言う両面がある」って言っているけどこれは漫画にも当てはまると思う。ラーメン発見伝という作品はオーソドックスなタイプの主人公と個性的なライバルでバランスが取れていたから成功したんだろう。 -- 名無しさん (2021-09-19 09:51:14)
  • 「自分の理想とするラーメンでラーメン屋をやること」が目標だった藤本の物語は発見伝で完結しちゃったからね。ついでに可愛い同僚も嫁に出来たし。 -- 名無しさん (2021-09-19 13:44:44)
  • ハゲやゆとりに比べると藤本はかなりまともかつ地味なキャラしてたんだなってのが今になるとわかる -- 名無しさん (2021-09-20 11:43:18)
  • 藤本クンは個性的でキャラの濃い主人公というわけではないけどそれだけに変人揃いなメンツをいい感じにまとめてくれるキャラではあるんだよ。ゆとりちゃんはキャラが濃いには濃いんだけま毒がある分ゲストキャラの個性とぶつかりあってたまに作劇的な不協和音鳴らす時がある。 -- 名無しさん (2021-09-20 11:48:49)
  • ↑7 その言い方だと作者がハゲみたいにならんかw -- 名無しさん (2021-09-24 13:34:47)
  • ハゲが悠々自適に過ごしてる裏でどんな血反吐はいてるか気になるよなw -- 名無しさん (2021-09-24 19:37:04)
  • 河上堅吾さんを信じよう -- 名無しさん (2021-09-24 19:51:45)
  • 麵屋なでしこの方はどうなったんだろう?社長業をしつつ店長も兼業してるのか、それとも副店長の夏川先輩が店長に昇格したのか -- 名無しさん (2021-09-26 07:09:44)
  • 自己保身のために母親のせいで父親死んだとかとんでもない嘘平気でつくわ、一般常識どころか最低限の人付き合いスキルすら無いわ、障害持ってるとしか思えんムーヴかますけど商品開発力と料理技術と発想力はカンストしてる。コンサルなんかやらせずにクライアントに見えないところで自社商品の開発だけやらせるべきじゃねと思ってたけど、よく店長やれるぐらいまで育てたよ。夏川先輩ついてるとはいえ、バイトとかまとめるマネジメントスキルとかも必要になってくるだろうに。ハゲの人材育成力高いわやっぱ。 -- 名無しさん (2021-09-27 03:09:19)
  • 改めて読み返すとゆとりの母親って普通に毒親だな -- 名無しさん (2021-10-02 06:29:31)
  • ↑2 麺屋なでしこの特徴である365日日替わりラーメンはゆとりがいないと成り立たないらしいからおそらく兼業。しかしそうなると芹沢以上にハードワークだな -- 名無しさん (2021-10-02 09:18:18)
  • まあ、なでしこは後輩も鍛えているからメニュー開発だけでもなんとかできるようになるかもしれない。そういえば麺屋せりざわはどうするんだろう? 以前なでしこで登場したメニューの復活の場、とかになってたりして -- 名無しさん (2021-10-02 09:38:09)
  • 厨房しか見えずに、ラーメン店が見えてないとハゲからダメ出しされた藤本を更に尖らせたような性能だが、店の事も分かるようになったし。スペックで言えばハゲや藤本、ゆとりの三人の主人公の中で最高の性能を持ってるな。そらハゲも後継者に任命するわ -- 名無しさん (2021-10-02 10:49:40)
  • あの性格で社長としていろんな業界の人とやり取りできるのかと思うけどそこはお目付け役である夏川センパイがフォローするんだろう。ただし酒宴になったらお目付け役も暴走するんでカオスな場になると思うが -- 名無しさん (2021-10-02 12:39:01)
  • 初期は葉月姉妹レベルのクソ女だったが色々と成長したし可愛くなった。社長引き継ぎの淡口ラーメンを食べるシーンは本当に良いシーンだ -- 名無しさん (2021-10-04 15:05:39)
  • 序盤は本当反感買うキャラなんだけど、他のキャラも癖強いから、いい具合に愛せるキャラになってくバランスが絶妙。 -- 名無しさん (2022-01-29 14:44:16)
  • 再遊記ではゆとりがラスボスになる気がする -- 名無しさん (2022-06-22 01:07:10)
  • ↑2初期は本当にゆとり全開なんだけどヤバいキャラがどんどん出て相対的に常識人になっていった感がある -- 名無しさん (2022-09-04 16:26:45)
  • 才遊記って劇中では一年以内の出来事って設定なんだな、濃口らぁめん・解のくだりで気づいたけど -- 名無しさん (2023-05-12 00:23:27)

#comment(striction)

*1 前作主人公の藤本が気づいているためわかり辛いが、濃口らあめんのクオリティ高さは「らあめん清流房」歴代全スタッフの内、ゆとりを含めた3人しか問題点に気付かないほどのものである。
*2 実際には自信を売り出していく際に時流に合ったテーマとしてヘルシー志向を選んだだけで、別にジャンクフード等にも精通しており、ラーメンにも人一倍詳しかった。
*3 日替わり創作ラーメンのみの提供の為「ワクワクに寄り過ぎてしまい、この料理人のラーメンをもう一度食べたいと思わせてもこのラーメンを何度も食べたいと思わせる味ではない」ラーメンであっても次回来店の時にはもう出していない
*4 「麺屋なでしこ」店員(夏川、石原など若手女性ラーメン職人が揃っている)が全員週に1メニュー考案するのが精一杯の中平然と1日で3~4メニュー考案していたらしい
*5 芹沢的にはテーマにより沿っていたのはゆとりの方だったが、既存ラーメンの概念を求める保守的な審査員もいたことがこの互角の勝負の要因と推測している。
*6 あくまで成立当初から料理の全てのパーツが手作りではない代用品であった事を表現した発言であり、むしろ「フェイクだからこそ美味しい」として大衆的人気を獲得したラーメンを評価しての発言
*7 もちろん、日々アップデートはなされてはいるが、当時のラーメン状況と客の舌の状況を考慮すれば大体トントンと言えると思われる。
*8 同僚の須田は、鶏白湯ラーメンの存在を知らずショウガがフレーバーとして近年流行りつつある事も知らずにこれだけのラーメンを作った事を絶賛した
*9 家出同然に飛び出したゆとりを捕まえる為に会社に来た母親を納得させるため
*10 ガッツリ食べたいけど太るのは嫌だという我儘さ
*11 ラーメンの油分や残飯を受け止められる油水分離阻集器ではないから
*12 昔から地元の人々に愛され、生き残ってきた物ではない。町おこしのために作られた創作ラーメンなだけ。東京で幾らでも食えるような物のためにわざわざ町に来ないとダメだしをくらった。
*13 競合するチェーン店に、同品質で低価格の商品をぶつける戦術。
*14 それを知らないゆとりはブー垂れた。そして会社に泊まり込みで濃口ラーメンの改良を更に行った
*15 クセの強い食材の匂いを適度に抑制する
*16 辛さを加え、味わいにメリハリを生む
*17 清涼だったりエキゾチックだったりと香りをつける
*18 料理を目で楽しませる色彩を与える
*19 敗因としては審査員で投票しなかったのが3人もいた。味の分かる審査員だけじゃなく、ラーメンフリークの芸能人などを集めた100人で審査をしたため、ある種の保守的な層も多かったなど
*20 実際のところは水出しの際に色がわずかについているため、黒いどんぶりを使うことで、より水みたいに見せかけている。
*21 企画段階で他の料理では調味料として使われているのにラーメンではあまり使われていないと言われていた。

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