登録日:2021/08/15 (日曜日) 19:46:45
更新日:2024/06/03 Mon 13:36:39NEW!
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カウンター罠 罠カード 遊戯王 遊戯王ocg ライトロード 完全下位互換 産廃 海外先行
ライト・バニッシュ
カウンター罠
自分フィールド上の「ライトロード」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
ライト・バニッシュとは、遊戯王OCGに存在するカードである。
初出は海外の「Light of Destruction」で海外先行カードとなっている。
日本では「EXTRA PACK Volume 2」で初収録。
2008年から登場し、今に至るまで根強い人気を誇るデッキ「ライトロード」。
そしてこちらのカードは、そのライトロードの強さを支える重要な一枚になっている。
効果は「モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚」を阻止するという単純ながらきわめて強力なもの。
昨今ではモンスターの特殊召喚を乱発した大量展開が(たまーにある例外を除いて)当たり前に行われており、
それはつまり特殊召喚を阻止する効果が以前にもまして重要性が高くなっていることを意味する。
大量展開のカギになるカードをピンポイントで妨害して相手の計算を大幅に狂わせることは、現代遊戯王における制圧の必須事項である。
ここまで書けば、その特殊召喚を阻止する「ライト・バニッシュ」がどれほど強力なカウンター効果を持っているかがお分かりいただけただろう。
発動に際しては、フィールド上のライトロードを一枚墓地に送らないといけないため、
一見すると「ライト・バニッシュ」+「コストにするライトロード」の二枚で相手のカード一枚を破壊する
「2:1交換」になってしまい、こちらが不利になっているようにも見える。
しかしこのカードが属するライトロードは積極的な墓地活用をテーマにしているため、ライトロードの墓地送りはメリットでしかない。
例えば相手の特殊召喚を「ライト・バニッシュ」で阻止しつつ、ライトロードをコストにすることで裁きの龍の召喚条件を満たす、など
コストすらも利にしたテクニカルな動きをも可能にして見せる、それがライト・バニッシュである。
追記修正は、ライト・バニッシュで華麗に勝利を決めてからお願いします。
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その正体はライトロードはおろか、遊戯王OCGのカードの中でぶっちぎりのクズカードと称される代物である。
役立たずのカードなんて他にもいくらでもあるだろうに、どうしてそこまで罵られているのか?
その答えがこちらである。
[[昇天の角笛>昇天の角笛(遊戯王OCG)]]
カウンター罠
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
この「昇天の角笛」もライト・バニッシュと同様に場のモンスター一枚をコストにした召喚妨害効果を持っている。
妨害できる範囲はライト・バニッシュと同一であり、コストにするモンスターには何ら条件が無い。
そのため、以下の様にコストを有効活用できるデッキにて活躍が期待できる。
- リリースされることで効果のトリガーにできる「聖刻」「剛鬼」「彼岸」
- 相手の場のモンスターをリリースする「コストで除去」を可能にする「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」
……おわかりいただけただろうか。
ライト・バニッシュは「ライトロードモンスター」を指定してしまったためにこれらのコンボにつなげる事ができず、
逆に昇天の角笛は一切の条件が無いため、何ならライトロードデッキに入れて使用することも可能。
冒頭で話した「裁きの龍」の茶番も、昇天の角笛で一切問題なく再現できてしまう。
とどめにライト・バニッシュは「ライトロードと名の付くカード」ではないため、ライトロードをサポートするカードの恩恵も受けられない。
専用になっただけの下位互換(もしくはそれ以下)であっても、サーチ等ができるという理由だけで評価が変わることはままあるのだが。
「昇天の角笛にできてライト・バニッシュにできない」ことは色々あれど
「ライト・バニッシュにできて昇天の角笛にできない」ことは一切存在しない、という
俗にいう「完全下位互換」の関係が成立してしまっている。
ただイラストアドだけは非常に高い。《ライトロード・エンジェル ケルビム》のふつくしい姿が見れるのはライト・バニッシュだけである!
…まあこれだけで終わるならさして珍しい話ではない。
後発のカードがインフレの恩恵を受けて、以前のカードを追い抜くだなんてよくある話…
- ライト・バニッシュ収録「EXTRA PACK Volume 2」2009年9月19日
- 昇天の角笛収録「Vol.6」1999年11月18日
……あれ?
ライト・バニッシュが他のクズカードと一線を画すポイントはここであり、
なんと10年前に誕生したカードの「完全下位互換」になってしまったというお粗末な事態であった。
長い歴史を持つ遊戯王だが、さすがに前発のカードに負けるだなんて事例は殆どない。
あるとしても、それは元カードが「禁止・制限に指定されたカード」だったり、入手機会を絞った特別なカードだったりといった事例である。
なぜこんな事態が起きたかは不明だが、カードプール精査に見落としがあったのではなかろうか?
ここからは死体蹴りになるが、そもそも比較対象の「昇天の角笛」が、決して手放して強いカードではない。
というのも、確かに相手の特殊召喚を阻止する効果はとても優秀だが、それが「2:1交換」になってしまうと事情が変わってしまい、
LP軽視の風潮も相まって、カードではなくライフコストで発動できる神の宣告等に大きく水をあけられることとなっている。
「コストを有効活用できるデッキで、昇天の角笛が活躍できる」のではなく
「コストを有効活用できるデッキだったら、他を差し置いてワンチャン昇天の角笛がデッキに入るかも」という程度の評価に過ぎない。
当然ながら下位互換であるライト・バニッシュの評価は更に低いものになる。
もう一つ追い打ちをかけるとすると、昇天の角笛だとか神の宣告が無くても、ライト・バニッシュをライトロードで活かすのは難しかったであろう。
ライトロードは墓地に多くのライトロードモンスターを置くことが肝心になってくるが、その手段として
「デッキの上から無作為に墓地に送る効果」でぱぱーっと送ってしまう手口を採用している。
そのため、通常無作為に墓地に送られても意味がないカードである魔法・罠カードは、
「光の援軍」「ソーラー・エクスチェンジ」等の単純に超強いカード、
「ブレイクスルー・スキル」のような墓地発動効果を持つカードでないと採用しづらいデッキになっている。
そんなところに単純に弱いカードを入れる余地など全くないのである。
環境の異なるゲームに目を向けてみても、遊戯王マスターデュエルではレアリティがRという割りと低いので生成しやすい。
…とおもいきや昇天の角笛も同じくレアリティRである。
一応ライト・バニッシュはライトロードパックで出やすいとは言え、Rは生成難易度も低いのでここでも差別化は難しい。救いはないのか…。
ここでせめてこのカードを入れる意義をひねり出しておくと、OCGの長い歴史でもよほどの特殊ケースであるが相手がこちらのカードを奪える時に使用されにくいという利点はある。
そして、ライトロードにおいては相互互換に近いため、4枚目以降の昇天の角笛という言い方は可能である。「そもそも1枚目も要らない」は禁句
カテゴリ専用でありながらカテゴリの基本戦法とかみ合わないという欠陥を抱えているが、
カテゴリカードである以上、もしかしたら、このカードも対象に含めたサポートが登場し、このカードが環境を制するかもしれない…。
近年ではカード名だけでなくテキスト中に特定の名称が入っていればサポートすることができるカードが増えているため、「「ライトロード」のカード名が記されたカードを手札に加える」の様なテキストを持つカードが出てくる可能性もある。
召喚・特殊召喚を止めるという行為自体は強いため、簡単にサーチやサルベージが可能になり妨害として構えやすくなれば使い勝手が向上し採用にワンチャンが巡ってくるかもしれない。
尤もそれはifの話であり現在では使い道が少なすぎるのもまた事実。ライト・バニッシュの明日はどっちだ!
なお、初出である海外の「Light of Destruction」では何を思ってかスーパーレアでの収録だったが、こんな散々な評価からか「EXTRA PACK Volume 2」ではレア枠を勝ち取れずノーマルで収録された。
しかし、収録カードが全てウルトラ仕様となっているデッキセット「デュエリストセット Ver.ライトロード・ジャッジメント」では他のライトロードを押しのけてまで再録されている。
このカードのウルトラでの再録は正に誰得と言えるだろう。
タッグフォースシリーズにおいては【ライトロード】使いの大庭ナオミがタッグフォース5にてお気に入りカードに指定している。
お気に入りカードはパートナーのデッキが編集可能になった際にデッキから抜くことができないカードなので、CPUに扱わせると難があるコストを払うタイプのカウンター罠なので暴発しやすく嫌がらせでしかない。
追記修正は、ライト・バニッシュで華麗に勝利を決めてからお願いします。
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▷ コメント欄
- ライトロードのカテゴリに属してれば多少はマシだったかもしれんのに -- 名無しさん (2021-08-15 20:05:46)
- いまだったらカード名も「ライトロード・バニッシュ」で、効果も「モンスター1体をリリースして~。さらにそのモンスターが『ライトロード』だった場合~」と追加効果があるでしょうね。 -- 名無しさん (2021-08-15 20:43:46)
- そもそもライトロードをリリースしたって全然旨味無いのが問題 -- 名無しさん (2021-08-15 21:02:01)
- ライトロードは速度が大事なデッキだから仮にライトロードの名が付いてもこのままじゃ使われないという、魔法罠防げるようになってようやく検討するレベル。 -- 名無しさん (2021-08-15 21:21:05)
- ちなみにこのどうしようもないカードではあるが、初登場先のTCGではスーパーレア、OCGのデュエリストセットでは(性質上)ウルトラレアが存在する -- 名無しさん (2021-08-15 21:28:21)
- >>ライトロードをリリースしたって全然旨味無い だから記事になったんでしょうね。普通カテゴリー指定のカードだとシナジーが生まれるようにしますし。 -- 名無しさん (2021-08-15 21:29:32)
- 「テキストに『ライトロード』を含む」云々指定のサーチでようやく使い道ができるかもってレベルだな -- 名無しさん (2021-08-15 21:57:21)
- 冒頭で話した「裁きの龍」の茶番 とは何ですか? -- 名無しさん (2021-08-15 22:47:20)
- ↑ライト・バニッシュのコストで裁きの龍の召喚条件満たせるよってやつ -- 名無しさん (2021-08-16 00:39:19)
- シャドウ・ディストピアと昇天の角笛のコンボの様なモンスターの耐性を無視できる訳でも無い…ラーバモス程のモノでは無いがかなりヒドい効果だ…ナンテコッタイ。 -- 名無しさん (2021-08-16 01:12:32)
- ↑ラーバモスは例の召喚条件のせいで推理ゲートのギミックに組み込める。そのコンボの実用性はともかくとして、差別化図れてる分既存カードの下位互換でしかないコイツよりはまだマシだぞ -- 名無しさん (2021-08-16 01:25:33)
- 発動コストがデッキ消費だったら使われ…てたのか? -- 名無しさん (2021-08-16 01:33:17)
- ↑デッキから直接落とすなら結構強いカード扱いになってると思う。相手の召喚無効にしながらライロ限定おろ埋発動してるようなものだし。 -- 名無しさん (2021-08-16 07:28:26)
- アニメ遊戯王でよく出てくる、テーマ縛りが付いただけで既存のカードと効果が被ってるやつ -- 名無しさん (2021-08-16 07:33:16)
- そもそもライロに角笛入らないのが問題ありすぎるっていうね。TFの大場ナオミのお気に入りカードに指定されているのはガチ嫌がらせ。 -- 名無しさん (2021-08-16 09:16:45)
- まぁ当時の環境とかデザイナーの事とか考えたらこんなのも出るよねという例 -- 名無しさん (2021-08-16 12:32:41)
- 落とし穴ですらゼアルワールドでようやく出てきたリンクスならSR収録されててもおかしくない メイン2が無いしライフ4000なら初手崩されてフィールドガラ空きならほぼ負けだし -- 名無しさん (2021-08-16 13:58:05)
- 効果だけなら汎用以下って罠でもテーマ内でサーチできたりシナジーがあったりすれば強力なカードになりうるのに、よりによってその両方が無い -- 名無しさん (2021-08-17 01:33:33)
- 色々な意味でゲームオリジナルカード感が強い -- 名無しさん (2021-08-17 03:00:27)
- 最近は「テキストに「〇〇」と記された」って指定もあるからライロにそれが来ればまだ救済ワンチャンスはある…ある…? -- 名無しさん (2021-08-17 10:50:08)
- モンスター1体と引き換えに相手の召喚を無効って決して弱いわけではないんだが、完全上位互換がいるのがな -- 名無しさん (2021-08-17 13:52:02)
- ↑いんや、普通に弱いよ、上位互換の角笛の時点で弱い。この手の罠でやりたい事って登場当時から今に至るまで自軍のモンスターを守ること、と相場が決まっているんだけど、角笛は余分なリリース要員いないとその仕事すら果たせないからね。そんなだから召喚無効の需要が上がったシンクロ期になっても見向きもされてない。ましてリリースが限定されてるこのカードじゃ余計に悲惨よ。 -- 名無しさん (2021-08-17 18:03:06)
- まずそもそもこちらがモンスターをフィールドに用意しなきゃいけないしね。そしてモンスター以外はコストにできないという小回りの利かなさも -- 名無しさん (2021-08-17 18:16:44)
- この手のカード、完全上位互換が禁止制限カードだから代用品として弱体化バージョン→禁止解除されたから使い道なくなりました、ならまだわかるけど元のカードが一度も制限喰らったことないのが不可解だよなあ、と思ったら発売直前に神の宣告が制限になっているのでその代用品や2枚目以降のつもりで刷ったんだろうか。つまり角笛は完全に見落とされてたのね -- 名無しさん (2021-08-17 19:47:58)
- ↑ひでえ。このテのカードは「制限喰らったカードの調整版」が多いし直前に似た効果のカードが制限喰らってたけど「どうしても代役がほしいならもう縛りなしで代役候補に挙がる奴が実在しているから誕生直前の情勢を鑑みてすら産まれながらに存在意義がなかった」のかよ…… -- 名無しさん (2021-08-17 21:00:55)
- 海外基準だとコストが同じモンスター1体でより範囲の広いブローニングパワーなんてのがでてるのも -- 名無しさん (2021-08-17 21:20:11)
- 海外産は日本にくるまでに環境が変わったり、似たようなカードが生まれてしまうのも評価のポイント -- 名無しさん (2021-08-18 07:47:56)
- このカードの登場直前に出た「剣闘獣の戦車」が、剣闘獣立ってるだけでノーコストの天罰打てる強力なカードで、それのライロ版作ろうとしてノーコストでは強すぎるとリリースにした結果がこのザマなのかなぁという気がする -- 名無しさん (2021-08-20 09:32:41)
- いやこのカードの方が先だぞ、あくまでこのカードの日本語版がでたのが戦車より後ってだけ -- 名無しさん (2021-08-20 18:48:03)
- 戦車は剣闘獣初のGLASじゃなく5D's第一弾TDGSのカード、剣闘もこの時はパリィとディザームだぞ -- 名無しさん (2021-08-20 18:50:04)
- カードwikiだとTDGS日本版「2008年4月19日発売」 LODT英語版「2008年5月7日発売」 ってなってるんですがそれは -- 名無しさん (2021-08-20 19:03:13)
- テキストにライトロードと書かれたカードをサーチするカード待ってますを -- 名無しさん (2021-12-04 17:01:29)
- せめて発動時についでにデッキトップから数枚墓地送りのライトロードらしい効果がついてれば差別化できたのに… -- 名無しさん (2022-03-05 22:46:52)
- 言うて当時で考えたら只でさえ厨な性能のライロが4枚以上無効罠張れるって考えたらアホだぞ。今でいうダークリベレイションフルでミラフォ入れるようなもん -- 名無しさん (2022-03-05 23:12:55)
- ↑当時のライロも他の罠優先で、角笛もこいつもお呼びじゃないからアホでも何でもないと思うが。いくら攻撃反応が増えてもまず激流葬積むわ、って感じ -- 名無しさん (2022-04-09 11:22:33)
- イラストアドだけは最高。ホントそれだけ -- 名無しさん (2022-04-21 13:31:16)
- デフレの結果9期のカードの完全下位互換を10期に刷ったとかじゃなく完全に見落とした結果よりにもよって1期のか -- 名無しさん (2022-09-19 22:45:05)
- 1期のカードの完全下位互換を6期に刷ったという珍事。しかも上位互換の方すら1期でさえ大して使われなかったという -- 名無しさん (2022-09-19 22:48:09)
- TCGスタッフが笛見逃していたって考えるのが一番自然なんだけど、どうなんやろね -- 名無しさん (2022-09-28 23:43:06)
- なお昇天の角笛をサーチできるサポートモンスターが登場して更なる死体蹴りを食らう模様 -- 名無しさん (2023-01-13 14:40:29)
- ライロの新人に「効果でデッキからテキストにライトロードと書かれた魔法・罠を墓地送りにしたとき」という条件で強効果が発動するようなカードが出てくればなんとか日の目を見るだろうか -- 名無しさん (2023-05-27 13:35:06)
- え、こいつマスターデュエルでレアなの?!なんでこんなノーマルでもいらないカードを… -- 名無しさん (2023-05-27 14:13:33)
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