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更新日:2024/05/24 Fri 13:45:47NEW!
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よいか!人間どもを滅ぼし、有尾人一族の世界『ジャシンカ帝国』を築くのだ!
有尾人一族ジャシンカ帝国とはスーパー戦隊シリーズ第6作『科学戦隊ダイナマン』に登場する敵組織の名称。
概要
遥か昔、地球に落下した隕石に付着していた生命体が進化した地底の種族「有尾人」が地底深く築いた地底の帝国。
その名の通りに尻尾を有し、生まれ持った尻尾の数で階級が決まり、尻尾の数が多ければ多いほど地位が高くなっていく。
地上とは極めて異質な高度な科学力を得ており、現行人類を圧倒しうるほどの技術を持っている。
地上の人類には尻尾が存在しないため下等な種族であると一方的に見なし、(遺伝子操作などで)尻尾を生やすことも出来ないと分かると「(自分たちにとって)不要な存在である」と判断し、人類の抹殺と地上征服に乗り出した。
本編開始まで地上の人類との接点は皆無であったのかと思いきや意外とそんなことはなく、何年にも渡って地上に滞在していたスパイなども劇中で登場した。*1
組織は典型的なピラミッド構造。
「帝国」の名を冠しているが内情はカーを除いた後の幹部はキャリアも経験も浅い王女と王子しかいない*2ため、カー将軍が多くの要職を兼務し回さなければ満足に組織が運営できないというかなり世知辛い状態なのが特徴。
おまけに卵生だが卵から孵化するまで2年も掛かるため生産性は低め。
関連用語
- プログレッサー
カー将軍が開発した進化獣製造機。
「生命のスープ」と呼ばれる地球上のあらゆる生物の遺伝子情報を含んだ溶液を素材として「進化獣」を創造できる。
- メカプログレッサー
パワーアップし続けるダイナマンに対抗すべくカー将軍が、プログレッサーを改造して開発したメカシンカ製造機。
生命のスープが持つ生物の遺伝子と金属元素を原始レベルで分解・合成させてサイボーグ生命体「メカシンカ」を創造する。
- 千年洞窟
「万年山」に存在する洞窟で、危険人物や反乱分子を閉じ込めておくための牢獄。
少しでも情報が漏れると全力で潰しにかかるなど、その存在はジャシンカ帝国にとって極秘中の極秘となっている。
- レトロ遺伝子
47話~50話に至るまで物語の主軸となった特殊な生体物質。
メカシンカ・ドクガスイタチが「遊園地で強力な毒ガスを無差別に散布する」という作戦を行ったときにその存在が発覚した。
毒ガスを喰らった被害者は、体のどこか一部が極端に急成長・肥大化するという、ジャシンカにとって想定外の事態が発生したため、作戦は一旦中止に。
実は、その症状を引き起こした原因こそがこのレトロ遺伝子であった。
ドクガスイタチが毒ガスを精製するために集めていた原材料の中に、偶然このレトロ遺伝子が極微量に含まれていたのだ。
その場に居合わせた南郷もまた毒ガスの犠牲者となってしまったが、夢野博士はその治療法を知っていると言う。
安堵するダイナマンだったが、夢野博士は次第に不審な行動が目立ち始め、南郷の治療と他の被害者のぶんの治療薬の用意を済ませたあと、忽然と姿を消してしまった。
そして、ジャシンカにとっても、レトロ遺伝子は「この性質を利用すれば、(有尾人にとって地位の象徴である)シッポの数を増やせるかもしれない」と前々から目を付けていた物質でもあった。
実はこの遺伝子は自然由来ではなく、夢野博士の若気の至りの産物。
若かりし日の博士が技術と好奇心に任せて作ってしまった人造の遺伝子であり、これに目を付けたジャシンカに襲撃され恋人を失った過去があった。この一連のエピソードにおいて、博士が姿を消したのはゼノビアに誘拐されたためである。
その後、ダイナマンとジャシンカによるレトロ遺伝子の争奪戦が繰り広げられ、とうとうゼノビアがそれを手にしてしまうが、遺伝子を投与されたゼノビアの体には徐々に異変が起こり……?
10本尻尾の真実
メギド王子が千年洞窟で発見した祖先の文書によれば、ジャシンカ人が10本目の尾を得ると万能の力を得られるという伝承は誤り。
本当に10本目を得てしまうと相応の力は確かに与えられるが、その力に体が耐え切れず、生命エネルギーを一瞬にして使い果たし確実に死んでしまう。
アトンやゼノビアはこの誤った伝承を信じており、実際にゼノビアはレトロ遺伝子の力で10本尻尾となったが、その直後に白骨化してしまった。
同時にこれは、メギドの価値観を変え、「生まれつきの尾の数に驕らず、努力によって強くなることこそが肝要」と確信させるに至った。
構成員
首領
- 帝王アトン
うむ、それでこそ余の息子じゃ!
声:渡部猛
帝国で最も多い、九本の尾を持つジャシンカ帝国の支配者。
軍服に似た装束を身につけており、異様に見開いた右目が特徴。
力を絶対視しており、いざとなれば積極的に自ら戦うことも辞さないなどかなり武闘派寄りな人物。
割と懐は深く、最初期から失敗続きのメギドを安易に処断せず辛抱強く見守り、昔自分に反旗を翻したゼノビアを再び登用し戦力増強を図ろうとしていた。
強大な妖力を持つ「帝王剣」の持ち主。
この帝王剣はジャシンカ帝国の王の証にして、普通の人間が手にするとたちまち命を吸われてしまう魔剣でもある。
第42話で偶然それを手にした南郷は、その威力で当初こそ無双するも、程なくしてその魔力に浸食され、仲間に刃を向ける危機に陥った。
自身の戦闘能力も高く、目から「アトンビーム」、自慢の九本尻尾から光線を発射する。
尾を十本に増やすことを長年の夢としており、それが実現すれば、神羅万象を思いのままに操れる手の付けられないほどの魔力を有することが出来るというが…?
幹部
将軍
- [[カー将軍>カー将軍(科学戦隊ダイナマン)]]
所詮人間など下等動物!最早人間など邪魔なだけです!!
演:石橋雅史
七本の尾を持ち、「軍神」と名高い武芸の技を持つ誇り高き将軍ながら、自他ともに認める帝国最高の科学者としての顔も備える文武両道の傑物。
進化獣やメカシンカの誕生及びメカシンカの巨大化は彼の声紋で行われる。
肩書きの割にはどちらかというと裏方的なポジションであったが、メカシンカの登場以後は彼自身も前線に立って戦う機会が増え、その際には戦闘用のコスチュームに衣替えする(その兜のデザインは、なんだかウルトラマンタロウみたいである)。
初めて出陣したときにはメギド王子と王女キメラが勝利を確信して勝ち誇る程に帝国での武勇は轟いている。
白塗りの怖い顔とは裏腹に、石橋氏の名演もあり放送当時の視聴者からの人気はかなり高かったらしい。
- 女将軍ゼノビア
不届き者はどちらかしら?
ダイナマンに負け続けているカー将軍こそ不届き者。貴方こそ責任を取って、千年洞窟に放り込まれるべきです
演:藤山律子
第37話から登場した女将軍で、尻尾の数は七本*3。
数々の妖術と杖も兼ねた大鎌が武器。
奸計に長けた野心家で、かつてアトンを暗殺してジャシンカの支配者になり替わろうと企んで失敗した過去があったため千年洞窟に閉じ込められていたが、自力で脱出し、カー将軍らの前に姿を現した。
それゆえ、初登場時は反逆者として他の幹部らと一戦を交えることとなったが、メギド・キメラ・メカシンカのエレキウナギが束になって掛かっても敵わず、カー将軍ですら止められないなど、その強さは紛れもない本物。*4
カー将軍とは対照的に非常に高圧的且つ冷淡な性格で、メギドやキメラにも平気で高圧的な態度を取るなど人望は薄い。
そのためカー将軍が唯一口悪く対応する人物で、ゼノビア自身もカー将軍に作戦にしょっちゅうケチを付けることが多くお互いに犬猿の仲。
脱獄後は、「かつてアトンに謀反を企てたことへの贖罪」を騙りダイナマン討伐の戦線に加わる。
強さを見せつけた甲斐あって、もともと反逆者であったにもかかわらず割とスンナリ幹部として溶け込んでしまったが、内心ではやはりジャシンカの支配者になることを諦めておらず、後半ではダークナイトと組んで策を巡らす。
本性を露わにした際の、分かりやすすぎるくらいの悪だくみ顔は必見。
が、終盤で、自業自得とはいえトラウマ物の最期を遂げた。
アトン一族
- メギド王子
我が有尾人一族にとって尻尾は身分をあらわす絶対のシンボル!命の次に大切な物だ!!
その尻尾を切られた恨み、今こそ晴らしてやるぅ!
演:林健樹
帝王アトンの嫡男でジャシンカ帝国の前線指揮官。
当時ロボットアニメ等で流行っていたいわゆる「美形悪役」の要素を取り入れた戦隊シリーズ初の悪の王子様。
尻尾の数は五本。
「宇宙刑事ギャバン」のサン・ドルバなどとは違い、首領の息子という自らの地位を鼻に掛けて威張ったりはしない、実直で誇り高き性格の持ち主。…が、どこか思慮に欠ける一面も持つ。
初戦闘の際、カニシンカが邪魔をしたせいで地位の象徴である尾を一本ダイナレッドに斬られてしまい、その屈辱から彼を好敵手とみなす。
愛馬「流れ星」を駆り、愛剣である西洋剣「邪神剣」を掲げて周囲を闇に包ませることで相手を翻弄し無数に斬りつける「邪神剣・蝙蝠返し」なる必殺技を持ち、それなりに強いはずなのだが、二枚目のカッコいいライバルキャラとして振る舞っていられたのは序盤のほんの数話のみで、
- 勝てるはずの戦いでも何故かトドメを刺さない
- ダイナマンに「今度は何を企んでいる!?」と聞かれれば普通に全部答える
- どんなにツッコミどころ満載の作戦でも超ノリノリで遂行する
等、喜怒哀楽のハッキリした林健樹氏の演技とも相まって悪役ながら愛すべきバカとして君臨し続けたが、さすがに失敗を重ねすぎたうえに、後述するゼノビアの登場もあり38話でとうとう帝王アトンに見限られてしまう。
尻尾も全て切り落とされ、千年洞窟へと追放されてしまうが……
- 王女キメラ
あら!私は貴方の従姉妹、私の母上はアトン様の妹よ?それに私だって貴方と同じ4本尻尾よ!
演:香野麻理
第8話から登場するメギドの従兄妹で、メギドと並ぶ第2の前線指揮官。
四つ葉のクローバーのような形をした四本の尾を持つ。
メギドにとっては同僚であると共にライバルでもあり、何か作戦を考案するたびにお互いケチを付けあったりしていたが、「マジンガーZ」におけるあしゅら男爵やブロッケン伯爵ほど険悪な仲ではなく、どちらかというと喧嘩友達のような関係。
毎話のEDで、メギドと彼女がお互いソッポを向くような仕草をしているのは妙にカワイイ。
杖を変化させた悪魔の鞭「キメラ鞭」が武器で、キメラ花吹雪など様々な妖術を駆使してダイナマンを苦しめた。また作戦に合わせ変装することも多い。
色々あざといというか狙いすぎ*5なコスチュームデザインがしばしばネタにされ、特に29話の星川に行水中の姿を見られたうえに服をパクられるというエピソードは有名。
もちろん、そんな事をされて黙っているような彼女ではなく、自分の服を媒体にすることによって呪いの妖術を掛ける作戦を決行。
進化獣も作戦に加わって呪いの規模はどんどん拡大し、呑気にコスプレを楽しんでいたレイが主な犠牲者となった。皆さんも、軽い気持ちで女性の服を持ち帰るのはやめましょう。
親衛隊
- キール&ギーラ
演:辻井啓嗣(キール)、庄司浩和(ギーラ)
メギドの側近たる親衛隊員のシッポ兵で、軍服とベレー帽を着用している。
シッポ兵同様一本の尾を持つが、メギドに忠誠を誓い、他のダイナマンが主君の決闘を妨げないように足止める役割を持つ。
また、メギドが手に剣を持てば、その刃を研ぐのを手伝ってあげたりもする。
剣が武器で、二人が剣を交差させ光線を出すなど他の戦闘員よりも数段上の実力を持つものと推察される。
だが、王女キメラ初登場回でもある第8話にて、彼女が仕掛けた人喰い花にキールが巻き込まれてしまい、助けようとしたギーラ諸共食い殺されるとほとんど事故死のような形で死亡&退場してしまった。哀れ。
- ビルギス
演:安田和寿美
ゼノビアの侍女でキール&ギーラと同じ格好をしたシッポ兵。
常にゼノビアに付き添い、45話で人間の姿にも化けた際も常に彼女と行動を共にする。
ゼノビアの忠実な部下であったが、50話にて尻尾を増やせる事に我を忘れカプセル内で大量のレトロ遺伝子を浴びるゼノビアの身を案じてカプセルに近付くも、装置のオーバーヒートによる衝撃で吹き飛ばされ爆死すると彼女もキール&ギーラとどっこいの唐突な事故死で退場してしまった。
その他戦力
- シッポ兵
今作の戦闘員で帝国の一般兵士。
裏声で叫びながら襲い掛かってくる、いかにも戦闘員らしい戦闘員*6。
人型のトカゲのような容姿をしており、尾を引っ込めて人間に変装することも可能。
尻尾の数は最下層の一本。尻尾の部分は感覚が鋭敏であるらしく、弱点でもあり、戦意を喪失すると丸まってしまう。
普通に人語を解する程度の知能はあるが、普通の人間に比べると知能はそんなに高くないらしく(おそらく小学生程度?)、ギャグキャラである南郷のペースに乗せられるとそのおバカっぷりは更に加速する。
が、中には
- メギドの従者であるキール&ギーラ
- ゼノビアの側近を務めるビルギス
- カー将軍の指揮下である白衣を着た化学班
- 人間に化けて長年人間社会に溶け込んでスパイ活動を行う者
など他のシッポ兵に比べて格段に高い知能を有していると思われる者も少なくない。
装備は電撃を放つ長剣とライフルで、その他にも手榴弾や26話では水中銃を所持していたこともあり、31話では電撃を放つ鎖鎌を使用していた。
また40話ではタイヤの中に入り体当たりを行う「アルマジロタイヤ攻撃」を披露した。
戦闘シーンにおいて、観てるこっちが心配になってくるくらい豪快なやられ方をする場面も少なくなく、ダイナマンが強そうに見える理由のうちの何割かは彼らの功績であることは忘れてはならない。
進化獣
生命のスープ!!
――生命のスープは、大昔、地球の海に生命の源が誕生した時の状態を濃縮した物である――
脊椎動物門、哺乳綱、奇蹄目…サイ! セラトテリウム属! シマム種!*7
――プログレッサーは、地球に生命が誕生して以来、35億年の進化の過程を一気に辿り、更に未来へと進化させ、進化獣を作り出すことが出来るのだ――
強力進化獣・サイシンカ、誕生!!
カー将軍がプログレッサーで作り出す、人工的に生み出された生物兵器。
プログレッサーには地球に生命が誕生した際に生じた「生命のスープ」を濃縮した培養液が満ちており、カー将軍の声紋と共に進化の系図が点灯。
生命・物質が歩んできた35億年の進化の過程を一気にたどり、更なる未来へと進むことで進化獣を誕生させる。進化の方向性はある程度調整できるようだ。
基となった動物の特性だけでなく、人間並みの知能・言語を併せ持ち、生命の窮地に陥ると「ビッグバン・プログレス」という細胞増殖現象が発生し「超進化獣」へと巨大化する。その際、足が特に巨大化する。
名前は「(モチーフ名)シンカ」。
製造シークエンスに流れるBGMはベルリオーズの『幻想交響曲 第5楽章』。
- カニシンカ(第1話)
- 使命:人間有尾人化の実験台となる人間をさらう。→メギドと共に破壊活動。
- 特徴:両手の鋏。水中や地中を移動。口から飛ばす泡に相手を閉じ込める「カニシンカ泡玉包み」。目から放つ爆破光線「カニ地雷」
- 超進化獣:手足を引っ込めて飛行。目から青いレーザー
- サイシンカ(第2話)
- 使命:ダイナマンを倒す。
- 特徴:角、堅い皮膚、突進力。右手が「サイミサイル」。
- 超進化獣:右手が剣にもなる。
- コウモリシンカ(第3話)
- 使命:コウモリガスで人間を地下へ追いやる。
- 特徴:高速飛行。口から吐く「コウモリガス」で人間を光嫌いにさせる。周囲を暗闇に包む。「コウモリ超音波」で敵を苦しめる。「コウモリ金縛り」で敵をきりきり舞いさせる。翼から「コウモリミサイル」を発射。羽ばたきと共に爆発を起こす「コウモリ爆弾」。
- 超進化獣:敵の頭上で旋回することで、敵を旋風に閉じ込める。
- 三葉虫シンカ(第4話)
- 使命:人間を石化させる。
- 特徴:腹から「化石ガス」を噴射し人間を化石化。自分を化石化させての防御。空中から繰り出す「化石パンチ」。目から放つ爆破光線「化石爆弾」。
- 超進化獣:球体に変形しての体当たり。脇腹の触手で捉えた敵を感電させる。
- バクシンカ(第5話)
- 使命:人に見せた悪夢をシッポ兵に再現させ、睡眠不足に追い込む
- 特徴:機械枕「夢枕」で眠ると、人に悪夢を見せられる。夢枕は「幽霊戦士」の召喚にも使える。鼻提灯を飛ばして爆発させる「バクシンカ鼻提灯」。
- ヘビシンカ(第6話)
- 使命:人工地震装置で東京を攻撃すべく、装置を作る人員を集める。
- 特徴:毒牙で咬んだ相手を操る。手に持つ「ヘビムチ」。鼻から発射する「スネーク爆弾」。炎を吐く「火炎地獄」。「ヘビ金縛り」で敵の動きを封じる。
- 備考:毒は「ドクロカズラ」の実で解毒できる。
- カイメンシンカ(第7話)
- 使命:人間社会からガソリンを奪い、破壊活動に転用。
- 特徴:「カイメンボール」でガソリンを吸収。ガソリンを吸ったボールは爆弾にもなる。右手の指「カイメン銛撃ち銃」から銛を発射。
- チョウシンカ(第8話)
- 使命:花の蜜を集めて体内で変換し、それを「人食い花」に与えて開花させ、人を食わせる。
- 特徴:「悪魔の蝶」を操り、蜜を集める。蝶の群れで敵を撹乱する「蝶々地獄」。目から放つ爆発光線「蝶々ビーム」「蝶爆弾」。
- サソリシンカ(第9話)
- 使命:弾北斗を人質に取ってダイジュピターを奪う。
- 特徴:尾から「サソリミサイル」を発射。地面に刺した鋏から火花を走らせる「サソリスパーク」。トラバサミ付きの鎖「サソリチェーン」。
- 超進化獣:口からドリルを伸ばす。
- タコシンカ(第10話)
- 使命:UFO騒動に乗じて宇宙人のふりをしつつ、地上のエネルギーを奪い尽くす。
- 特徴:あらゆるエネルギーを吸収する。触手から10万Vの電撃を放つ「タコシビレ」。口から「タコミサイル」や煙幕状の墨を放つ。音楽を聴くと「タコ踊り」を踊らずにはいられない。
- 超進化獣:柔軟なボディで攻撃を無効化。
- イルカシンカ(第11話)
- 使命:超音波で操った魚達に人間を攻撃させる。
- 特徴:「イルカ超音波」。口から「イルカ爆弾」や高圧水流「イルカ潮騒返し」を放つ。頭突き「イルカダイビング」。両手から撃つ「イルカミサイル」。
- ノミシンカ(第12話)
- 使命:人間を毒で「ノミ人間」に変えて混乱を起こす。その毒を作るのに必要な血液の確保。
- 特徴:脚力が強い。蹴り技「ノミ蹴り」。口から針を連射する「ノミシャワー」。炎を噴く「ノミファイヤー」。目から発する爆破光線「ノミ爆弾」。口吻を人間に刺して毒を注入し「ノミ人間」に変える。
- 超進化獣:姿を消す「ノミ隠れ」。目から放つビーム「ノミ光線」。
- 備考:ノミ人間は高い跳躍力を活かして暴れ回り、他人を襲って仲間に引き込む。
- カエルシンカ(第13話)
- 使命:アトンに捧げる不老不死の薬を作るべく、材料となる7人の花嫁の心臓を手に入れる。
- 特徴:舌を巻き付ける「カエル縛り」で捉えた相手を「カエルエレキ」で感電させる。両目から放つ光線「カエル爆弾」。「カエル毒ガス」を吐く。目の渦巻き模様を回す「カエル催眠」。「カエル鎖鎌」や柳葉刀を扱う。
- 備考:着ぐるみは『星雲仮面マシンマン』のカエル怪獣に転用された。
- ゲンゴロウシンカ(第14話)
- 使命:人間の子供達を洗脳し、「チョロッポ兵」に仕立て上げる。
- 特徴:横笛の音色で子供を洗脳。笛から「ゲンゴロウ爆弾」を発射。目から放つ破壊光線「ゲンゴロウフラッシュ」。
- 超進化獣:手からミサイルを発射。
- ヤモリシンカ(第15話)
- 使命:風魔忍者の秘宝を手に入れること。
- 特徴:目から放つ破壊光線「ヤモリフラッシュ」。口から猛毒の「ヤモリガス」を吐く。胸から発射する「ヤモリ爆弾」。伸縮自在の舌。
- 超進化獣:舌で捉えた敵を感電させる。
- 始祖鳥シンカ(第16話)
- 使命:阿蘇山を噴火させ、混乱が起こった隙にメギドが地上攻撃を行う「ファイヤーバード作戦」の実行。
- 特徴:高熱火炎「始祖鳥ファイヤー」を吐く。マグマエネルギーを取り込んで火の鳥と化す。
- 恐竜シンカ(第17話)
- エイシンカ(第18話)
- 使命:自身の超音波を増幅し、それを利用して津波を起こし人類を攻撃。
- 特徴:水中適応。尻尾から放つ「痺れ超音波」。口から「エイ爆弾」を発射。
- 超進化獣:大鎌を振るう。
- ヤマアラシシンカ(第19話)
- 使命:ダイナマイトで日本中に爆破騒ぎを起こす。
- 特徴:針は投げると「針爆弾」になり、これを連射する「ヤマアラシ針ミサイル」が得意。丸まって棘だらけの球体「ヤマアラシボール」になる。サツマイモを食べ、悪臭を帯びた「必殺おならガス」を噴射。
- イカシンカ(第20話)
- 使命:水爆より強力な「太陽砲」の設計図を手に入れること。
- 特徴:触手。空中から体当たりする「ゲソアタック」。左手から「イカミサイル」を発射。体を平たくする「スルメ変身」で攻撃を避ける。
- 超進化獣:目から破壊光線「ホタルイカフラッシュ」。
- 備考:火を恐れる。
- ワニシンカ(第21話)
- 使命:東京の地盤を液状化させる「東京底無し沼作戦」を実行するのに必要な「地質変換システム」の入手。
- 特徴:噛み付き。観音開きの胸から、ベルト型爆弾「ワニベルト」や破壊光線「ワニフラッシュ」を放つ。口から「ワニミサイル」を発射。体に「フラッシュ爆弾」が内蔵されており、起爆すれば半径10km以内を焦土と化す。
- ネコシンカ(第22話)
- 使命:ネコスモークで子供を悪童に変え、大人と争わせる。
- 特徴:催眠ガス「ネコスモーク」を吐く。「猫の宙返り」で敵を翻弄。招き猫の幻影で敵を惑わす「猫騙し」。小判型爆弾で攻撃する「猫に小判」。シッポ兵を招き猫に化けさせる「招き猫変化」。
- 超進化獣:高熱火炎「ネコファイヤー」を吐く。
- 備考:マタタビに目が無い。
- ナメクジシンカ(第23話)
- 使命:ナメクジガスで人々を「ナメクジ人間」に変えて混乱を起こす。
- 特徴:「ナメクジガス」や何でも溶かす「ナメクジ液」を吐く。目から放つ爆破光線「ナメクジ爆弾」「ナメクジフラッシュ」。柳葉刀「ナメクジ刀」を地面に叩きつけることで火花を走らせる「ナメクジ地雷」。
- 超進化獣:
- 備考:塩に耐性を得たが、目だけは弱いまま。ナメクジ人間は何でも溶かす粘液を分泌する。
- キツネシンカ(第24話)
- 使命:宇宙科学センターを占拠し、地球に彗星を激突させて地上を壊滅させる。
- 特徴:変化能力。幻惑した敵をシッポ兵に襲わせる「キツネ騙し」。
- 備考:油揚げが好物。
- ハチシンカ(第25話)
- 使命:笑い人間による社会混乱を起こす。
- 特徴:右手を変形させた「ハチ毒針」で刺した人を笑い人間に変える。口からもハチ毒針を飛ばす。目から放つ爆破光線「ハチ爆弾」。翅を千切って投げると「翅爆弾」になる。
- 超進化獣:目から「ハチ光線」を放つ。
- 備考:笑い人間は他人を額の針で刺して笑い人間に変え、最後は笑い死にする。
- ヒトデシンカ(第26話)
- 使命:灯台の設備を利用してビームを強化し、洋上のタンカーを撃沈する。
- 特徴:太陽光線を変換して胸から「ヒトデソーラービーム」を放つ。目から爆破光線「ヒトデ爆弾」を照射。
- 超進化獣:先端がヒトデ型の槍を持ち、その穂先から「ヒトデミサイル」を発射。
- セミシンカ(第27話)
- 使命:破壊音波を放つ蝉を無数に羽化させ、地上を壊滅させる。
- 特徴:飛行能力。破壊超音波「セミシグレ」。
- ヤブカシンカ(第28話)
- 使命:多数の人間を硬直させる。
- 特徴:口吻で刺した人間を硬直させる。目から放つ「ヤブカフラッシュ」。「ヤブカガス」を吐く。普通の蚊に化ける。
- 備考:強い光が苦手なので、サングラスをかけている。蚊取り線香は平気。
- サボテンシンカ(第29話)
- 使命:キメラの服を盗んだ犯人を呪殺する。
大体星川竜のせい。 - 特徴:服を着せた藁人形に「呪い針」を打ち込み、人形の服と同じ色の服を着ている人間達を苦しめる。ハンマーから「サボテン爆弾」を発射。全身の棘を飛ばす「棘ミサイル」。口から「サボテン毒針」を連射。
- トゲアリシンカ(第30話)
- カマキリシンカ(第31話)
- 使命:地上にスパイとして潜伏させていた有尾人一家と協力して弾北斗を暗殺する。
- 特徴:胸にも顔がある。2対の目から放つ「カマキリダブル光線」。両肩の鎌を投げる「カマキリブーメラン」。
- クモシンカ(劇場版、第32話)
- 使命:超兵器「パワーガン」の入手。
- 特徴:糸による「クモ糸地獄」で敵を絡め取り、糸に「クモ光線」を伝わらせて攻撃。目から放つ閃光「クモ爆弾」で対象を爆破。
- 超進化獣:腕から「クモミサイル」を発射。
- マンモスシンカ(第33話)
- 使命:無し。自分勝手に暴れた。
- 特徴:見境の無い狂暴性。手に持つ棍棒。足踏みで地震を起こす。
- 超進化獣:冷気を噴く「マンモスブリザード」。
メカシンカ
メカシンカ!融合・合体開始!!
33話で最強の進化獣であるマンモスシンカが敗れたことにより、その対抗策としてカー将軍が新たに作り出したメカプログレッサーで生物細胞に金属原子を融合・合体させて強化した進化獣。
その姿は動植物にメカを合成したデザインになっている。
スーパーダイナマイトが通用しない強敵だがその代償として、進化獣と違い自力で巨大化できずグランギズモから発射されるビッグバンビームを浴びて再生し超メカシンカに巨大化する。その際、超進化獣同様に足が巨大化する。
名前は動物名+モチーフとなった物の名前。
製造シークエンスに流れるBGMはジュゼッペ・ヴェルディ作曲の『レクイエム 怒りの日』。
詳細は該当項目にて。
ジャシンカのメカニック
- グランギスモ
全長:1027.8m
全幅:695.2m
重量:197200t
ジャシンカ帝国の本拠地。
怪獣の頭部を模した艦首を持つ全長1kmを超える巨大空中移動要塞。
空中だけでなく地中潜航も可能。
両側面に大砲をそれぞれ四門搭載。艦首の口はロケット弾や火炎で武装し、口から戦闘機「ギスモスキート」を発進可能と戦艦・空母・基地の機能を併せ持つ。
後にカー将軍の改造により艦首の目からメカシンカの再生巨大化のために必要な怪光線「ビックバン・ビーム」を発射できるようになった。
- ギズモスキート
全高:4.1m
全長:10.3m
全幅:12.6m
最高速度:マッハ6.2
グランギズモの口から発進する、シッポ兵が操縦する単座式戦闘機。
武器は機首の「ゾルビー砲」から放つ青い破壊光線。
第三勢力
声:飯田道郎
40話から登場した謎の剣士。
当時、これまでの戦隊モノには無かったそのコスチュームデザインとキャラ付けは視聴者に衝撃を与えた。
ダイナマン、ジャシンカ双方にとって利益になるような言動を繰り返し、場をひっかき回すトリックスターとして暗躍するが……?
詳しくは当該項目参照。
余談
コンセプトモチーフとなったのは放送当時話題になった海外の奇書『アフターマン』。
追記修正よろしくお願いします。
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- 一応国家なのに領地運営している様子は無く、移動要塞のグランギズモに王の間(ちと狭い)を設けている。地底の新興勢力であるチューブとの争いに破れ、地上に逃げて来たのではと妄想。 -- 名無しさん (2021-02-07 19:15:29)
- まさか今日出来た記事とは思わなかったから驚いた。お疲れ様です -- 名無しさん (2021-02-07 19:29:50)
- 結局のところ、本当に尻尾に強さの源があったのか、たまたま尻尾が多かったアトンが最強だからそうなったのか・・・ -- 名無しさん (2021-02-07 19:35:03)
- 「アフターマン」がネタ元とは初耳。子供番組だと言って侮れんもんだな、脱帽。 -- 名無しさん (2021-02-08 12:22:34)
- 王子と王女のかけあいが今見ると結構可愛らしい。子供の時は仲が良いのか悪いのかよくわからなかったんだがw -- 名無しさん (2021-02-08 14:35:32)
- ボアザン帝国感ある階級社会 -- 名無しさん (2021-02-09 18:16:31)
- スパイがこのまま故郷捨てるわってなるのもわかる。生まれつきの尻尾の数で階級が決まるより、努力次第で上に行ける世界のがマシだわなあ。一般市民してても平穏には暮らせるわけだし。 -- 名無しさん (2021-02-09 19:36:45)
- 0本尻尾のメギドが帝位に就き、尻尾の数を絶対視する価値観が否定された時点で、新体制のジャシンカが地上人を蔑む理由は実は無くなっているんだよね。メギド自身は情の無い人物ではなかったし、もう少し広い視野を持てたら和解の可能性もあったように思える。 -- 名無しさん (2022-03-04 10:55:07)
- 種族的に尻尾の数だけ知能や体力のスペックが保証されてるんだろうか -- 名無しさん (2023-07-04 00:34:28)
#comment(striction)
*2 一応将軍枠だとゼノビアがいるが、ゼノビアはそもそも下克上する気満々な上に実際反逆を企てた逆賊であるため信用はマイナス。そもそも本来は釈放する気もゼロだったので頭数には入れられない
*3 どこに生えているのかパッと見だとよく分からないが、ちゃんと腰の部分に生えている
*4 現に、その戦いに巻き込まれたシッポ兵の一人が千年洞窟を調査していた弾たちダイナマンに「恐ろしい女だ……」と、ゼノビアの脅威を伝えようとして息絶える場面も見せている。
*5 初期稿ではヘソ出しのコスチュームも検討されていたそうだが、「そこまで露出度を高くしないほうが逆に萌えるから(意訳)」という判断により現在の姿になったという。どんなこだわりだ。
*6 厳密には、あの叫び声は「テール!」と言っている
*7 Ceratotherium simum=シロサイ
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