進撃!第二次作戦「南方作戦」(艦隊これくしょん)

ページ名:進撃_第二次作戦_南方作戦__艦隊これくしょん_

登録日:2020/01/12 Sun 13:03:00
更新日:2024/05/16 Thu 10:59:15NEW!
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艦これ 艦これイベント 空母棲姫改 艦隊これくしょん ソロモンの悪夢 ソロモン海 ソロモン海戦 アイアンボトムサウンド 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 軽巡ヘ級改 重巡ネ級改 バタビア沖棲姫 潜水棲姫改 防空巡棲姫 八駆の迎撃 比叡と霧島の夜 特効艦被りすぎ問題 予想外すぎる後段作戦のモチーフ




思いっきり、暴れるっぽ~い!


前回→[[鎮守府秋刀魚&鰯祭り>鎮守府秋刀魚祭り(艦隊これくしょん)]] 欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」
次回→桃の節句!沖に立つ波


艦隊これくしょん -艦これ-の2019年秋に開催された期間限定イベント正月は秋だった…?
イベント規模は約1年半ぶりの大規模。というか、第二期初の大規模作戦である。
前回同様戦間期が短かったほか、秋刀魚の開催もあって規模はコンパクトになると予想していた中の不意打ちであった。


開催は11月8日、運営Twitterにて11月下旬に開始と告知。
告知時期が前回より大幅に遅かった事に加え、直前まで規模についての情報が無く不安視する提督もいた。
そして迎えた運営の宣告は今年度最大規模という無慈悲なもので、各鎮守府は準備に奔走する事となった。
後日、イベント開始2週前の11月18日にて11月29日開始と正式に告知。


開始時刻は23時であったものの、1年半ぶりの大規模イベントという事で派手に遅延。
なんと11月30日の11:00まで実装がずれ込み、ついに24時間メンテを達成してしまった。


イベント終了日時は当初1月8日と告知されていたが、横須賀鎮守府DBサーバーがダウンするトラブル等が原因で1月14日までの延期が決定し、猫が出たのは時間にして1時間も満たない程度だったのだが*1同日午前11時に終了した。


なお、年明けから毎年恒例の新春期間限定任務も通常海域で実装されているが、こちらもイベント終了と同時に終わると告知されている。

4つ任務があり、こなせばそこそこ嬉しい装備などの報酬が得られるが、
目玉として最後の任務では


  • 日進や夕張、練巡にボーナスがつき、まだ改修工廠での改修ができない14cm連装砲改★+8を2個
  • 貴重な上位陸攻で対空値が高く、改修工廠入りしていないが、改修値でさらに制空値が上がる一式陸攻 三四型★+4
  • 貴重な対潜陸攻で、ソ級をやすやすと片づけられる試製東海

の選択報酬がある。


どれも通常入手手段では量産不可な上、それぞれベクトルの違う有用性を持つ。


特に陸攻2つはこれまでの入手タイミングを考えると、こうした機会でないと数を揃えるのに時間がかかるのは必至。
東海は17年以降のイベント甲報酬・期間限定報酬をコンプリートしていれば、1部隊分の4機は揃っているはずだが、
抜けのある提督にとっては、どちらの陸攻を選択するかあまりに悩ましい選択。


一方、14cm連装砲改は陸攻と比べると若干見劣りするが、日進を運用するならペナルティが少なく強力な砲となる他、
イベント終了後に実装された夕張改二3種に装備するとシナジーとして火力+5 雷装+1 対空+1 回避+2 対潜+1になる。火力・雷装ボーナスについては現状★8限定の効果であり、
未改修だとボーナスは火力+4(雷装ボーナスはなし)となる。なお、夕張改二実装と同時に14cm連装砲改への更新は解禁されたが、14cm連装砲改の改修は未実装のままだった。
…というか夕張改二はコンバート改装の都合上装備を何も持ってこないので事実上の専用装備枠である。
イベント期間延期さえなければ新春任務終了よりも先に夕張改二が来てこの辺りを考えつつ選べた可能性もある


また、これら選択報酬とは別に、確定報酬で家具の「夕張迎春」掛け軸もついてくる。




イベントのモチーフは蘭印作戦。スラバヤ沖海戦、バタビア沖海戦が含まれる。
太平洋戦争序盤におけるオランダ領インドへの侵攻作戦であり、ミッドウェイ以前の充実した戦力もあって大きな損害も無く成功している。
また、空母・戦艦はセイロン沖航空戦にほぼ全てが駆り出されており、戦力は水雷戦隊中心であった。
…の、はずだったのだが…


当初は朝霜改二の実装、後述するアメリカ重巡のランカー装備配布などでルンガ沖海戦と予想されていたものの、まったく予想が外れた形となる。




主な新要素

大規模イベントとしては非常に珍しく、新要素はなし
作戦開始前の大規模トラブルによって無かった事になった可能性もなくはないが、ほぼ今までのイベントセオリーで攻略可能なのはプラスか。



出撃制限


連合艦隊・海域ごとの出撃制限札は6枚
実際は後段作戦の2つで使う艦をあらかじめ分けておけば十分…だが、
イベント開始から後段海域解放まで1週間もあり、後段作戦のモチーフが誰も予想していなかった海戦だったため、そうもいかなかった提督も多かった。
また、甲難易度のみ制限を受けるとはいえ大規模作戦の最終海域で札が付くという異例の事態となった。
実のところ第二期に入ってからはイベントの最終海域だろうと必ず札が付いてたので予測していた提督も多かったのだが
大規模という事で最終海域に札が付くはずがないと高を括って後段海域発表時に悲鳴を上げる羽目になった提督もいた模様。慢心、ダメ、ゼッタイ。



新規実装艦娘


今回実装された艦娘は7隻。


  • De Ruyter級軽巡洋艦 De Ruyterデ ロイテル
  • Perth級軽巡洋艦 Perthパース
  • Northampton級重巡 Houstonヒューストン
  • 陸軍特種船(強襲揚陸艦) 神州丸
  • 択捉型海防艦 平戸
  • 夕雲型駆逐艦 秋霜
  • Atlanta級軽巡洋艦 Atlantaアトランタ

ランカー装備では米重巡の実装のみが仄めかされた状態であり、NorthamptonとHoustonのどちらが実装されるか曖昧であった。
後にPerthの実装を仄めかす装備が実装されたものの、事前情報はほぼ全て前段作戦に集中していた形となった。
De Ruyterはオランダ、Perthはオーストラリア海軍所属。新たな2か国の艦娘の参加により、艦これの艦娘の国籍は日本を含めて2桁の大台に乗った。*2


今回の新装備は6inch連装速射砲 Mk.XXI、Bofors 15cm連装速射砲 Mk.9改+単装速射砲 Mk.10改 Model 1938、8inch三連装砲 Mk.9 mod.2、5inch連装両用砲(集中配備)、
GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)の5つ。すべて新艦に関連する砲となっており、8inch三連装砲 Mk.9 mod.2とGFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)以外は持参装備として持ってくるため希少品は少ない。
また長らくランカー装備限定であった、対潜HF/DF+Type144/147 ASDICがついに報酬として設定されている。


なお、今回のイベントで空母級が実装されなかったため、2019年は史上初めて新空母の実装が0の年となった5スロの赤城改二という特大の新要素実装があったけど。
この為、後述する今回の機動部隊編成の冷遇、19年の全体的な機動部隊編成の不遇も相まって、空母機動部隊の提督の多くは悲しみに暮れたのであった。


BGM


E1~E4・マップ:南方の戦闘哨戒
E1~E3・道中:八駆の迎撃
E1~E2・ボス/E4・道中:不明
E3~E4・ボス/E5・道中:八駆の迎撃 改(instrumental)
E5・ボス/E6・道中:激闘!第三次ソロモン海戦
E5、E6・マップ:ダバオ沖の夕雲型
E6・ボス:比叡と霧島の夜(origin)



八駆の迎撃のボーカルバージョンや最終海域の沈メタルは鎮守府新春ライブでさっそく熱唱されている。
八駆の迎撃が朝潮ボーカルなのに内容がアイドルソングだった事に驚いた提督も多かった



海域解説


海域数は久々の大規模イベントに相応しい6。
前段作戦4、後段作戦2の配分で、後段作戦は1週間後の解放とかなり間が空いた実装となった。


イベントタイトルに含まれる作戦が全て前段で終了するのも大きな特徴。
事前情報、イベントタイトル、ランカー装備、運営のツイート等のほぼ全てが前段に関するものしかなく、後段作戦は開始するまで完全に謎に包まれていた。


そして始まった後段作戦は、何故か突然ソロモン海海戦がスタート。
場所も時間も完全に別物の海戦が差し込まれた事で、前段作戦で主要な艦を切った事になっていた事態に直面する提督も。
タイムスリップだとかジパングだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
幸い特効艦のエース格である夕立と綾波は入手はたやすいため、そこらでドロップした夕立や綾波を大急ぎで改二まで育ててリカバリした提督も多数。


え?アイツそもそも吹雪がE4特効組なので来られても困る


今回の難易度は前段作戦に限れば低難易度。
特にE1は全イベント史上最低クラスの難易度を誇り、E1-1に至っては対地装備さえあれば全艦Lv1でも攻略可能とまで言われている。
またE2~E4も従来のイベントに比べて難易度が低く、前段作戦は友軍を待たずして攻略を完遂した提督も多数存在した。
難易度選択も圧倒的に甲難易度攻略が多かったとの事。


流石に後段作戦ともなれば従来の大規模相応の難易度上昇を見せており、友軍未達でのE5甲突破はほぼ不可能とも目されていた。
但し友軍来訪後はさほど極端な難易度でもなく、最終海域も激しい消耗戦を強いられる事を除けば友軍無しでも突破可能であった。来訪後は尚の事である。
E5の突破率は甲限定報酬がさほど美味しくない事もあってか乙丙がトップ。
E6の突破率は甲乙丙がほぼ同率という事であった。
出撃した提督の完走率は95%である。


詳細な解説

※解説は甲作戦選択時の難易度を基準にしています。
また便宜上、戦力ゲージ1本目をEx-1、2本目をEx-2と呼称します。



E-1『八駆見参!バリ島沖海戦』-マカッサル沖/バリ島沖海戦-


八駆の迎撃、受けてみて!


南方への橋頭保を築く一大作戦が発動した。
哨戒戦力の掃蕩を行うべく、歴戦の駆逐隊は水面を駆ける。



お札は『攻略護衛隊』。
作戦名や大淀さんからの説明文を見てわかるようにまさかの第八駆逐隊ご指名である。
E1のみに出撃可能となるが、本マップは難易度が低すぎるため投入戦力はよく考えるべし。
戦力/戦力のダブルゲージでもあるが、どちらも苦戦する箇所は一切ない。道中支援も決戦支援も不要。


作戦名通り、第八駆逐隊の面々には特効指定がある。
が、別にそれ以外の駆逐艦でも、第一ゲージの対地戦さえできれば、特効なしの艦でも別段苦戦はしないレベル。
普段使わないコモン艦改などを出してあげてもよい。
戦力温存のために、大発が装備できる改二駆逐艦揃いの八駆は温存しても良いが、
今回は輸送作戦が2ゲージ分しかなく、対地戦はこのE-1だけなので、戦力が揃ってる提督の場合、八駆がいなくても十分輸送できるはず。
折角の第八駆逐隊テーマBGM「八駆の迎撃」お披露目でもあるので、大淀の挑発に乗って八駆で思いっきり暴れるのも悪い選択肢ではない。
中にはこの挑発を警戒しすぎた結果、結局八駆を使う事なくイベントを終えたなんて提督もいた模様。本末転倒である。


なお、第八駆逐隊の他、第二一駆逐隊こと初春型駆逐艦にも、八駆ほどでないが多少の特効倍率がかかる。
但し、初春、子日、若葉の3人はここで切っても問題ないが、カットイン駆逐の初霜に限っては、後段作戦のキーパーソンとなりうるので、E-1で切るべきではない。



E1-1/戦力ゲージ

近年のイベントとしては非常に珍しく、最初からボスマスが表示されている。
駆逐艦4隻で到達可能であり、今後のマップで絶対に使わないであろうメンバーから適当に4人選べばOK。
軽巡も1隻随伴可能。


道中は駆逐3隻の水雷戦隊1回のみ。
まるでやる気が感じられない。


ボスはおなじみの集積地棲姫
対地装備に非常に脆弱にもかかわらず、護衛戦力がなんとPT小鬼群2体のみどうせ燃やされると割り切られてしまったのか
おまけにどちらも通常丁や丙で出現するタイプであり、小口径主砲を1門でも積んでいれば容易に撃破可能。
丁難易度ともなると驚きの集積地棲姫一隻編成である。やる気がないどころではない。


もちろん、いつも通り対地装備に極端に弱いので、陸上型爆殺フルセットを装備した八駆なら、誰か一人が集積地に触っただけで集積地が即死する
別に対地特化した大発がなくとも、一般駆逐にWG42or20cm対地噴進砲のロケランや、二式12cm迫撃砲改といった対地装備だけでも、2つ搭載しておけば一撃200以上程度は与えられるため、夜戦に持ち込むまでもなく終わる事も多々。
追い打ちのようにクリスマスには選択式の中身にWG42が入った特別プレゼントボックスが配布された。不憫すぎる。


一方、対地戦に理解のない初心者には壁になっていたのか、友軍実装の際にはE-1後半~E-3までは何もこないにもかかわらず、
わざわざこの集積地戦に限って友軍艦隊が来援する事態になっていた。



E1-2/戦力ゲージ

眼鏡を灰にした後はそのまま第二ゲージに移行。
こちらもデフォルトでボスマスが表示されているので、特に工夫せず突っ込んで倒せばOK。


編成はE1-1の編成に適当な軽巡を1隻足せばよい。誰でもいいが、後のマップの特効艦を間違って入れないように注意。
道中はE1-1の道中に水雷戦隊が1回追加されるものの、警戒陣でほぼ損害無く抜けられる。


ボスは初登場の軽巡へ級flagship。
改良型はだいたい火力などが引き上げられる事が多いのだが、こいつは耐久こそ跳ね上がったが火力は大した事ない。
随伴もしょぼいので単縦陣で殴ればあっさり終わる。
なお丙・丁難易度だとボスが軽巡へ級(eliteもしくはflagship)になり軽巡へ級改は一切でない。


海域クリアボーナスは特注家具職人、間宮、緊急修理資材。
丙作戦以上で艦載型 四式20㎝対地噴進砲が追加。乙作戦では戦闘詳報、甲作戦で応急修理女神がそれぞれ追加。


海域自体の難易度がきわめて低いため、もしレアドロップに未所持艦がいるなら是非とも掘っておきたい。
主なレアドロップは秋月、明石、伊26など。
集積地のHマスや第二ゲージボス前のJマスでは、神威や秋津洲も手に入った。
今回の後のマップでは、補給艦や明石、秋津洲でのルート固定もあるので、ここで拾ってからすぐ投入する選択肢も取れた。



八駆の迎撃、お味はいかが?


モウ、カエレヨォ…!*3


E-2『強襲!第二次ジャワ沖海戦』-ジャワ海/ダーウィン沖-



ヴェアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



第八駆逐隊の迎撃により敵は南方の継続的な確保を諦めたか、あまりにもあっけなく緒戦は終了した。
残敵を勢いのままに駆逐すべく、連合艦隊が出撃を開始する。


お札は『連合艦隊』。
E2全体で1枚扱い、かつ1ゲージマップなのであまり強力な戦力を出すと後々に響く事も。
難易度はE1ほど極端に易しくはないものの、相変わらず敵戦力は低水準なので気楽に甲を選んでもよい。


編成は重巡2+軽巡級1+駆逐2+軽空母1。
警戒陣を使用する場合は軽空母を4番目に配置すると火力ロスが少ない。
このマップ以降で起用機会に乏しい特効艦としては鳥海、天霧の2隻が該当する。
また、空襲戦の対策として秋月型を採用するのもよい。照月はE6特効組であるため選べるなら照月以外で。


道中は対潜戦闘、水雷戦隊、空襲戦、水雷戦隊の4戦。
いずれも適切な陣形(警戒陣、輪形陣)を選択すればあまり撤退する事なく抜けられる。
警戒陣は支援砲撃の威力が減衰するため、ボス前をどうしても抜けづらい場合は単縦陣で突撃もあり。



ノコノコト…ヤクタタズ…ドモ…メ……


マタ……シズンデシマエ……



ボスは重巡棲姫。あまりにもうるさかったせいかボイスのボリュームが下げられた
もはや恒例行事となった制空値0であり、陸攻を集中すればほぼ随伴艦は壊滅する。
甲作戦でも青くならないため装甲も脅威的な数値ではなく、特効艦の連撃が刺されば撃破はたやすい。


一応高速戦艦を投入可能なルート解放ギミックも存在するが、そちらを通る方が大変と判明したので情報が集積されて以降は下火に。
攻撃二巡できるので一理ある編成ではあるが…



クリアボーナスは補強増設、洋上補給。
丙作戦でType124 ASDIC。乙作戦以上はASDICがType144/147にパワーアップし、新型噴進装備開発資材が追加。
さらに甲作戦ではASDICがHF/DF+Type144/147に強化され、勲章も追加される。
甲作戦のリターンが非常に大きい割に海域の難易度が低いため、是非とも甲作戦で突破しておきたいところ。



レアドロップは松風、伊13、峯雲など。
ボス撃破難易度自体はさほど高くないが、到達率がやや微妙なので掘りに適しているわけでもない。
伊13をどうしても入手したい場合以外は行く必要はないだろう。


E-3『激突!スラバヤ沖海戦』-ジャワ海/スラバヤ沖-



ナキサケンデ…シズンデイケ…!



快進撃は続く。
勝利の勢いに乗る連合艦隊はさらなる侵攻作戦を立案、出撃を開始する。



お札は『蘭印部隊』。
このマップもE1、E2同様にさほど難易度が高いわけではないので一線級の戦力は不要。
但し潮、神通といった特効艦を惜しむ場合は無駄に難易度が上がるため、そこは注意。
ついでにいうと連合艦隊専用なのでそれなりに資源消費は嵩む。掘りもいいが以降のマップのバランスを考える局面ではあった。


基地航空隊は1部隊の出撃が可能。
また戦力/ダブルゲージマップではあるが、編成も侵攻ルートも会敵する相手もほぼ同じなので実質長い1ゲージマップのようなもの。



E3-1/戦力ゲージ


編成は補給艦入りの水上打撃部隊が基本。低速が混ざってもOKなのでWarspite等の高コスパ艦を出すチャンス。
第一艦隊は戦艦1+重巡級3+軽空母1+補給艦1、第二艦隊は軽巡1+雷巡/重巡1+駆逐4で準最短ルートとなる。第一ゲージ中は空母がいないと最短になる。
敵の航空戦力はあまり強力でなく、陸攻の集中を前提にするなら空母に艦戦1~2、輸送艦に水戦3で問題無く制空優勢~確保を奪取可能。第一ゲージ中は制空0なので空母を抜くのもあり。
また重巡は第五戦隊(妙高以外の妙高型)、軽巡は神通、駆逐艦は潮が高倍率の特効を持つ。
新艦掘りもあるためここで投入してしまった方が楽。


道中は対潜戦闘2回、水雷戦隊2回。
対潜戦闘はソ級flagshipが混ざっているものの、3隻しかいないので第二艦隊に先制対潜艦を3隻入れれば無傷で突破可能。
水雷戦隊はどちらも適当に第四陣形で殴れば終わりなので省略。強いて言えば輸送艦は旗艦に置いて保護すると撤退を減らせる。
道中支援は不要。


ボスは初登場となる重巡ネ級改
ネ級にあった被服の襟部分が消失して顔が露わになっているほか、ニョッキリ生えた立派な角が特徴的。
なんとHP390、装甲255という量産型にあるまじき脅威的なスペックを誇っており、重巡棲姫より硬い。何かが間違っている。
但し今回は航空戦力が貧弱なのと、1隻しかいないので実際はあまり苦労しない。
E-2の重巡棲姫同様、陸攻隊を集中すれば随伴は半壊するので、後は神通の連撃や潮のカットインでトドメを刺せばOK。


なお、本ゲージは1度破壊すると輸送護衛部隊でしか到達できなくなる。
Fletcherのドロップを狙う場合はリセットして再度掘る事が推奨される。


撃破後は第二ゲージが出現する。


E3-2/戦力ゲージ


編成はE3-1のものをそのまま流用すればよい。
道中も輸送時には回避できた水雷マスを必ず経由する程度でほぼそのまま。*4


ボスは戦艦水鬼
スペックは2015年冬イベントで猛威を振るった当時そのまま。
つまり完全に型落ちしているのでまったく労せず撃破可能。随伴艦にも見るべき点はない。


ゲージ破壊段階になると戦艦水鬼改にパワーアップする。
するのだが、随伴艦がヌ級の色が変わるくらいで特にグレードアップしないせいで実際は見かけほどの強敵ではない。
耐久は高いので沼る事もあるが、特効重巡の連撃や魚雷CIが刺さればあっけなく撃沈できるだろう。



クリアボーナスはPerth級軽巡洋艦 Perth。
イラストレーターは草太氏、CVは海外艦娘でおなじみの内田秀氏。オーストラリア出身のためある意味本領発揮である。
実艦はAmphion級軽巡として就役した後、オーストラリア海軍への供与決定後に改名されたPerth級のネームシップ。
前級であるLeander級の改良型として設計されており、紙すぎた装甲の強化やシフト配置の採用によって耐久力が大幅に向上している。*5
第二次世界大戦では緒戦の欧州における撤退作戦の支援、輸送船団の護衛を行ったのちにABDA艦隊に参加。
スラバヤ沖海戦は生き延びたものの、最後に一矢報いるべく赴いたバタビア沖海戦でHouston同様撃沈されている。


外見は金髪のシニョンと碧眼、緑基調のセーラー服と一見すると駆逐艦にも見える。
但し胸部装甲が軽巡としては破格の大きさなのでやはり本質は大型軽巡か。
性格は非常に堅苦しい優等生タイプ。ABDA艦隊の面々とは仲が良いものの、それでもやはり堅物的な口調は抜けていない。
史実で結果的にDe Ruyterに多国籍艦隊旗艦を押し付けた形になったばかりにうまく意思疎通が取れず敗北した事に負い目があるのか、
Houston共々「多国籍艦隊は意思疎通が大切だ」と強く主張する。De Ruyterは全く気にしてないけど
提督に対しては常時堅苦しい態度を崩さないが……?
轟沈時に自らの死ではなく、それによって[[提督へ想いを伝えられなかった>提督LOVE勢]]事に絶望しながら沈んでいくという悲痛な最期を迎えてしまう。
ダメコンで助かった時はそれはそれで大変である。


性能は火力がかなり高めな事以外は標準的。
7000tクラスのやや大型の軽巡ではあるが、居住性や航行性能を重視した大英帝国の台所事情を反映したと言える。
あと、何故か当初はPerth改の耐久がぶっちぎりの軽巡洋艦改最低値である30(ちなみに改造前の耐久が29)しかなく、後に運営が不具合である事を認めて45まで上昇した。



他のクリアボーナスは丙作戦で緊急修理資材、6inch連装速射砲 Mk.XXIが追加。
乙作戦では勲章、甲作戦ではBofors 15cm連装速射砲 Mk.9改+単装速射砲 Mk.10改 Model 1938が追加される。名前の長さやっばーい
どちらもそれぞれ報酬艦とレアドロップ艦の持参装備であるためさほど貴重ではない。
但し、後者に関しては名前が長すぎるせいで主砲カットインの表示がカオスになるという微妙な長所もありはする。



E3-2ボスでのレアドロップは軽巡洋艦 De Ruyter。
イラストレーターは新人イラストレーターの沙良氏、CVは森山由梨佳氏。
実艦は同型艦の無い単独建造艦。
前級であるJava級軽巡洋艦の3番艦の代艦として建造され、航空兵装や雷装を撤去した砲戦・対空火力重視の設計だった。
史実においてはABDA艦隊の旗艦として活動し、南方作戦を遂行する日本海軍と交戦したものの、スラバヤ沖海戦にて魚雷の直撃を受けて撃沈された。
生き延びた乗組員たちは雪風に救助されている。


外見は赤毛のウェーブヘアーにやたら高身長に見える高頭身が特徴。*6
性格は鈴谷すらしのぐ今時のゆるいJK。事あるごとに「やっばーい」「わかるわかるー」と緩い台詞を連発する。オッ…オギャーッッこの艦娘IQが低い
とはいえ軽薄というわけではなく、Perth同様ABDA艦隊の仲間とはゆるふわな交流を築いている様子。生真面目なPerthとの凸凹コンビ感が凄い
Perth達がDe Ruyterとの意思疎通がうまく取れなかった事を気にしてる節があるのに対し、彼女はその性格のためか全く気にしていない模様。
なお、今のところ史実で救助された相手である雪風との絡みはなかったりする。


性能には持参装備含めて特筆すべき点はない。
というより、実質的に3スロットの大淀なので平均より低いと言わざるを得ない。今後の改二に期待か。


周回は攻略時の編成をそのまま使えば幾らでも回れるだろう。
削り時点でもS勝利を逃す事はほぼないはずなので、攻略中にデ・タイテル拾う事もあるかもしれない。もちろんデ・ナイテルに陥る可能性もある



他のレアドロップはE3-1ボスマスでFletcherが落ちる。
但し前述したとおりE3-1はゲージ破壊後はかなり周回しづらい*7のは留意しておこう。
E3-2ボスでは他に約2年3か月ぶりのドロップ機会である天城が目玉。
De Ruyterのドロップと合わせてひたすら戦艦水鬼がフルボッコにされたのは言うまでもない。


また、本マップは正規空母3隻を編成した空母機動部隊で潜水艦隊と3連戦するレベリングが可能。
先制対潜艦を3~4隻入れていればほぼ確実にS勝利+MVPとなり、1周あたり旗艦1800強、僚艦に600程度の経験値が入る。
猛烈な勢いで高速成長できるが、誤進撃には要注意。


E-4『バタビア沖海戦』-バタビア沖-


カワイイコタチネ…ッ!



艦隊は敵の主力部隊の撃滅に成功。
輸送部隊への襲撃を企図する残存艦隊の迎撃に移る。



お札は『馬来部隊』。(馬来は「マレー」の漢字表記)
やはりこのマップも攻略するだけならさほど強力な艦は必要ない。
特効艦を惜しめばその分難易度は上がるものの、E-5とE-6で使う艦は割と限られているので障害にはならないだろう。


基地航空隊は2部隊の出撃が可能。
また輸送/戦力のダブルゲージだが、1本目と2本目でほぼ使用戦力やルートが変わらないのであまり気負う必要はない。



E4-1/輸送ゲージ


まずは輸送を行う事になる…のだが、道中の問題で輸送護衛部隊ではなく水上打撃部隊の方がスムーズに終わるだろう。


編成は高速統一の水上打撃部隊が基本。
第一艦隊は戦艦1+軽空2+重巡級1+軽巡1、第二艦隊は明石/秋津洲+軽巡1+駆逐4(or駆逐3+重巡級1)あたりがテンプレか。
秋津洲か明石を編成すればかなり強力な戦力を持ち込める。E6での適性は秋津洲の方が高いのでここでは明石を推奨。
最上と三隈は海域全体への高倍率特効を持っているため是非編成しておこう。
軽空母枠には戦力ゲージを見据えて龍驤を編成しておくとベネ。今後のマップで使う場面もほぼない。
また戦艦枠は山城改二が今後のマップで使用する場面無し+航戦で輸送量が増えるのでオススメ。
特に使う場面のないColoradoやWarspite等の低速海外艦でもOK。


道中は対潜戦闘、水雷戦隊2回となる。
対潜戦闘向けに2隻ほどの先制対潜艦を編入しておけばまったく苦労しないはず。


ボスは重巡ネ級改。E3に続いて再びの登場。そして貫禄の制空値0
堅牢な装甲はそのままだが、基本的に一方的にタコ殴りを受けて残り1隻で大破しているのが大半なのでA勝利はたやすい。
S勝利を狙う場合は最上か三隈に連撃させれば装甲を貫通しやすいか。



E4-2/戦力ゲージ


第一ボス撃破後は特にギミック等無くそのまま戦力ゲージが出現する。
後述するギミック解除のためにもまずはこれを削らねばならない。


編成はE3-1の編成をそのまま重くしたものを使用すればOK。
第一艦隊は戦艦1+軽空2+重巡級2+明石/秋津洲、第二艦隊は軽巡1+最上・三隈+駆逐3が基本編成。
ゲージ削り時・破壊時ともに対潜装備はE3-1同様きちんと施しておく方が無難。


道中はE3-1に空襲が1回追加されるのみ。
かなり強烈な空襲なので、駆逐枠に秋月型、Johnstonを入れて対策してもよい。



モウシワケ…アリマセンガ……ワタシタチガァ……


オアイテ…スルノォ……カカッテ…キナサイナァ!



ボスとなるのは[[某ウルトラシリーズのラスボス>ガタノゾーア]]バタビア沖棲姫。
艤装モチーフがかなり迫力のあるオウムガイであり、前回のクジラとかエビだのと合わせて順調に海産物が浸透してきている。
装甲266とかなりの堅牢ぶりを誇るものの、E3-1同様削り中は制空0なので非常に陸攻隊が刺さり、随伴艦はほとんど交戦前に半壊状態となりがち。
但し随伴にいる重巡ネ級改は例外であり、持ち前のタフさで夜戦まで生き残り、連撃等がそちらに吸われてS勝利を逃す事もよくある。
戦艦に徹甲弾を搭載する、軽空母はFBAカットインにしておく等などしてできるかぎり昼で仕留めておきたいところ。


ボスのHPを削り切り、-壊に変化した後にギミックをこなす事で毎度恒例の装甲破砕ギミックが発動する。*8
正確に言うと全艦の攻撃力に一定のキャップ後補正が追加される。*9
内容は以下。


  • 防空での航空優勢1回
  • EマスでS勝利
  • 輸送ボスでA勝利2回

防空での航空優勢は2部隊防空にしておけばさほど問題ない。ロケット戦闘機があるなら投入すればもっと確実。
EマスのS勝利は機動部隊で到達可能。E3-1の編成から重巡を1隻軽空にすればOK。
輸送ボスA勝利は輸送護衛部隊で行ってもいいが、通常艦隊で行く方が色々な意味で楽。
ルート固定艦である最上・三隈・吹雪・敷波を編成していなければどんな編成でも行ける。ボス自体は陸攻集中でほぼ100%A勝利できる。
余談だが敷波はイベント開始直前で公開された2020年カレンダーで改二制服らしきものを着ており、
イベントも敷波がメイン格である事が分かっていたのでイベント開始に敷波改二が来るに違いないと考える提督も多かった。
1月カレンダーにいたから即改二実装ってお前ら日向師匠を何だと思ってるの*10


上記の条件を達成すれば晴れて装甲破壊となる。
ボスのビジュアルも装甲破壊後に変化するため、確認はきちんとしておくべし。



アナタタチィ…スコォシダケェ…ツヨイノネェ…!


……ホンキデェ…イクワァア…ッ!



最終形態はバタビア沖棲姫―壊
装甲を解除していればオウムガイの殻に罅が入っており、表情もやや焦りを浮かべたものに変化している。
また深海棲艦にしては珍しく、ボイスで単独のはずの自身の事を私たちと表現する。


大規模作戦の前段ボスに相応しく、装甲は333と非常に高水準。
装甲解除後で特効艦が砲撃する場合でも実質的な装甲は240程度止まりであり、運が悪ければいつまでも沼ってしまう可能性もある。
また随伴艦に軽母ヌ級改が追加されており、軽空母を攻撃全振りにできなくなっているのもネック。
とはいえネ級改が装甲解除でやや柔らかくなっている事、この2隻以外はあまり高耐久ではないので夜戦での択は減らしやすい方。
最上と三隈の連撃が決まればなんとか押し切れるはず。
友軍来訪後の乙以下であればギミックをスルーしても殴り倒せる。甲でも不可能ではないが、この後の事を考えるならちゃんとギミックを解除したほうが良いか。



クリアボーナスは強襲揚陸艦(陸軍特種船) 神州丸。
イラストレーターはパセリ氏、CVは豊口めぐみ氏。
実艦は陸軍が初めて建造した特種船であり、揚陸作戦の要となる正真正銘の秘密兵器であった。*11
その秘匿っぷりは尋常ではなく、R1、GL、MT、龍城丸などの多数のコードネームをこの艦だけで複数持っているほど。
初建造だけあって、執拗に航空甲板の設置を要求する陸軍VSつけてもこの航速と甲板の長さが足りないと反論する海軍の争いが建造が進んでからもまだ続いていたレベルで混乱も起きていた。
要望は後に建造されたあきつ丸などでは反映されたため、この艦はそれらの強襲揚陸艦のプロトタイプとも言える。
但し戦争前に完成していただけあって運用面での問題はほぼ起こらず、緒戦の中国戦線や南方戦線の輸送で大車輪の活躍を見せている。
しかしバタビア沖海戦で最上から誤射を受けて着底。*12サルベージして戦線復帰したのは1943年とほぼ戦争の趨勢が決まった段階であった。
最期は機動部隊に捕捉され、空襲によって撃沈された。
なお、乗艦が着底するという苦い経験をした陸軍司令官今村均中将や陸軍技術将校塩見文作少佐らは「輸送を行うなら海中からの方が有利」という考えを持つようになった。
そして、後に塩見少佐が設計開発に関わる潜航輸送艇こそが……


外見は茶のおさげにハイライトの薄い目、黒フード付きショートマントに眩しいふとももに加えて裸足ブーツとてんこ盛り
あきつ丸のプロトタイプだけあって、艤装も配置はほぼ同じながらも大型かつ航空甲板を持たない形にまとまっている。
性格はスケベな外見に見合わず生真面目。一人称が「本官」、二人称が「貴様」とあきつ丸とは別ベクトルで陸軍スタイルとなっている。
史実で今村中将が海軍の大ポカを許している事もあってか、やらかしてくれた最上の事は特に恨んではいない。4コマのあきつ丸は無茶苦茶最上を恨んでたけど。*13
また夜の見回りを行っている事、フード付きマントを着用している事からシスの暗黒卿憲兵がモチーフに含まれている可能性も。


性能は4スロットになった代わりに戦闘機を乗せられなくなったあきつ丸。
水上戦闘機の能力もだいぶ向上はしたものの、やはり制空目的での運用では4スロ使ったとしてもやや劣る程度に納まる。
もし運用する場合はスロット数を活かした対地装備の搭載などで差別化したい。



他のクリアボーナスは丙作戦で勲章と改修資材。
乙作戦では8inch三連装砲 Mk.9、甲作戦ではそれに加えて8inch三連装砲 Mk.9 mod.2となる。
いずれも未改修では突出して強力な装備ではなく(但し若干の改修済みになっている)、この時点ではここでしか入手できなかった8inch三連装砲 Mk.9 mod.2もイベント終了後に無印からの更新があっさりと実装されてしまった。
…そして改修が実装された事により、8inch三連装砲 Mk.9系統はそのスペックに反して異様に改修が安い*14というまさかの特徴が判明。
Mod.2なら★9で火力+15相当となり、遂に中口径主砲の火力が大口径主砲に追いついた
20.3cm連装砲系統と比べて夜戦補正がない事が弱点と見られていたものの、混載すりゃ解決するので何の弱点にもなってなかった
ちなみにHoustonとあと何故か最上型に装備ボーナスがあるので彼女たちはさらに火力が高くなる。
そして3/27のメンテナンスで3号砲に日本重巡への強烈な装備ボーナスが追加され、僅か2か月で地位奪還されるという三日天下に終わった。*15



E4-2ボスのレアドロップはNorthampton級重巡洋艦 Houston。
イラストレーターはZECO氏、CVは名塚佳織氏。
実艦はNorthampton級重巡洋艦の5番艦。妙高型とほぼ同時期に建造された条約型重巡であり、戦闘力もほぼ互角。
史実においてはPerthやDe Ruyter同様ABDA艦隊の一隻であり、最期に臨んだバタビア沖海戦で壮絶な戦いの末に撃沈されている。


外見は金のロングヘア、やはりアメリカサイズの胸部装甲を白黒のツートン基調の制服で包んだ正統派の美人。性格もそれに準じる。
髪型、電探(角)など、海域ボスであるバタビア沖棲姫と似通っている部分が多い。
また中破での下着や太物の描き込みがものすごい事になっているので、手に入れられたなら是非確認しておこう。


性能面では特に見るべき点はない。
但し報酬装備にかなり高数値のフィットが存在しているため、それらを装備できるなら火力面は改二に負けない水準まで上げられる。
特効艦をうっかり切るのを警戒しつつ日本艦を温存、重巡の昼火力を求める局面にはぴったりである。
しかし、何より重要なのは8inch三連装砲 Mk.9系統の改修担当という事かもしれない。
これにより、本イベント終了後に8inch三連装砲 Mk.9系統の改修実装とその使い勝手の良さが判明するとHoustonを入手できなかった提督達からは悲鳴が上がる事になった。


他のドロップはE4-1ボスで春日丸、春風、まるゆ、E4-2ボスで旗風、親潮、あきつ丸など。
甲作戦の場合はネ級の堅牢さから基本的にA勝利での周回となりがち。
対潜艦を減らして魚雷CI艦を増やせばS勝利の確率も増やせるが、潜水艦からの被害もまた増加するのでトレードオフか。
確率に関してはA勝利でもそれなりにドロップするので周回数自体は抑えられる…はず。


これより先は後段作戦となり、甲作戦の難易度が跳ねあがる。
ここからが本当の地獄だ…



E-5『ダバオ沖哨戒線』-ダバオ沖/太平洋南西部-



イッヒャハハハハハハハハハッ!


シズメッ!



南方作戦はすべて優勢のうちに終了。
敵の反攻部隊の集結を察知した連合艦隊は迎撃に赴くが…



お札は『哨戒部隊』。
このマップの甲作戦は異常な高難易度を誇っており、乙でも第2ゲージはかなり難しいので、無理だと感じたら即座に難易度を下げるべし。


報酬もほぼ差が無いので、実質的に甲難易度は運営からの挑戦状と言って差し支えないだろう。この後のE6を甲でクリアするなら乙以上での突破が必須だがそうでないならさっさと丙で切り抜けてしまうのも選択肢だ。
友軍艦隊の来訪で大幅に難易度が下がった上でも困難なマップなので生半な覚悟で挑むべきではない。


基地航空隊は2部隊の出撃が可能。
苛烈な対潜戦闘を潜り抜けるため、東海を所持しているなら必ず部隊を編成しておきたい。



E5-1/戦力ゲージ


基本的に通常艦隊での攻略となる。
輸送護衛部隊でも行けるし、この場合夜戦で潜水艦にダメージが通るというメリットがあるが、道中の事故率アップを考えると採用率は低め。
航空戦艦1(伊勢改二or日向改二or扶桑改二)+軽空母1(瑞鳳改二乙or大鷹型改二)+浜風乙改・Верный・風雲改二・時雨改二・白露改二・初霜改二から4隻がベスト。
航空戦艦は2でもよい。日向改二はS-51Jによる先制対潜が削りや随伴の排除として優秀なので、2隻投入する場合は優先度が高め。
また、戦艦・軽空母を問わず5・6番目に配置しておけば警戒陣でも火力が低下しない。
駆逐艦は全てソナー+爆雷投射器+爆雷の3点シナジー装備でOK。但し先制対潜できるようにしておくのが最優先なので、適宜噴進爆雷等で対潜値を補強しておこう。
基地航空隊は東海4機による対潜部隊、陸戦1陸攻3による対艦部隊を構成しておくとよい。


道中は対潜戦闘1回、水雷戦隊1回、打撃部隊1回。
対潜戦闘は潜水新棲姫。ついにラストマップ以外でも道中に出没しはじめてしまった。
東海部隊を集中しておきたいところだが、後述するボスにも割り振りたい関係で1回送るのが限度。
とはいえ先制対潜艦を4隻以上編入できていればほぼ被害無く突破できるだろう。
水雷戦隊及び打撃部隊は警戒陣で祈りを捧げるのみ。
打撃部隊には陸戦交じりの陸攻隊を集中しておけば比較的被害を抑えられる。
道中支援は無しでも十分突破可能だが、不安なら出してもいい。




キータノォ…? ワタシノ…エモノタチィ……


マッテ…イ…テェ……!



ボスは潜水棲姫改
装甲こそ大幅にダウンしたものの、耐久が490と3倍以上にパワーアップ。先制雷撃もちゃんとしてくる。
また殴られすぎておかしくなったのか全体的に正気を失った言動になっており、被弾ボイス及び撃破ボイスがたいへん耳に残ると評判。
とにかく耐久があまりにも高すぎるため、東海隊を1回は派遣して随伴の潜水艦を排除しておきたい。
特効艦が先制込みでタコ殴りにすれば昼の内に撃破する事自体は可能。
また友軍艦隊の対潜攻撃は特例なのか夜戦でも通る。もし倒せなくても夜戦突入だけはしておこう。



エモノノクセニィ…イガイト…ヤルノネェ……


ワタシ……ソォイウノ……スッキヨォ…



ゲージ破壊時は壊に強化される。
されるのだが、装甲が微増するのみでぶっちゃけほとんど強化されていない。
元から先制雷撃は喰らえば一発中大破だし、夜戦に突入した時点で大破していない事もまずない。
ゲージ削り時に撃破できているならさほど労せず撃破できるだろう。不安なら決戦支援を対潜支援で派遣すれば随伴をほぼ確実に排除できる。



E5-2/戦力ゲージ


ここからが本番。
とはいえ現時点では友軍来訪によって無理ゲーではなくなっている(あえて挑戦する熟練提督基準で)ので臆せず挑もう。


編成は高速統一の水上打撃部隊が基本。空母機動部隊は大回りする上に投入できる戦力もさほど増やせない。
編成例は第一艦隊は長門改二+陸奥改二+伊勢改二+高速軽空母2+航巡1、第二艦隊が軽巡1+駆逐4(うち一隻は魚雷カットイン装備)+妙高改二あたり。
低速艦は全て高速化、および高速化に必要な補強増設の使用は必須となる。
ボスの制空値が極めて高いため、第一艦隊に搭載する艦戦・水戦の持つ制空値に関しては航空隊による削り込みできちんと計算しないと泣きを見る。
また、第二艦隊に入れられるフィニッシャーは2隻が限度。ほとんどは時雨改二と妙高改二に魚雷CIを担当してもらう事になり、あとは全て対潜艦で埋める事を推奨。


道中に関しては極めて過酷。
まず非常に長い。対潜戦闘2回、空襲戦1回(無い事もある)、水雷戦隊1回、空襲戦1回、混成打撃部隊1回でなんと5~6回も戦闘を経由せねばならない。
周回時間が非常に長いため疲労は潜水幼女にとっとと大破させられなければ蓄積しないが、リアル時間には要注意。
言うまでもないが道中支援は必須。対潜支援であれば対潜戦闘、砲撃支援であれば水上戦闘が安定するので不安な方を補おう。


初っ端の対潜戦闘からして潜水新棲姫相手が2回。この時点でおかしい。
1戦目のスペックが低下しているなどという事は無く、対策を怠れば容赦なく大破を量産してくる。
それぞれに東海を派遣するのはもちろんだが、第二艦隊の対潜艦を絶対に3隻以上確保しておくのも重要。
対ボス火力は友軍がかなり補ってくれるため、多少夜戦火力が低下しても問題なく撃破の目は回ってくる。下手に妥協すればフィニッシャーの損傷も招いてしまう。


また2回目の空襲戦もかなり危険で、防空艦を入れている余裕がほとんど無いにもかかわらず強烈な空襲が襲ってくる。
削り中であれば魚雷CI担当のどちらかを防空艦に変えてもいいが、ゲージ破壊時はそんな事も言っていられない。
一応ボスで制空権を確保する戦術を取るのであれば過剰な制空値によって多少は被害も減るので、個人的にはそちらを推奨する。


もちろんボス前の混成打撃部隊も強敵。
ヌ級改2隻+タ級flagship+ツ級flagshipという悪夢のような編成。シルエットが出てくるあたり中ボス扱いなのだろうか。
最後から最後まで大破たっぷりな道中の最後を締めくくるにふさわしい相手だが、一応輪形陣なのでやや攻撃が外れやすいのは救い。
余談だが後段開放直後はヌ級改マスのシルエットがヌ級ではなくヲ級になっていたがすぐに修正されている。



ヒノカタマリトナッテ…シズンデシマエ…



ボスを務めるのは空母棲姫改
ネ級改同様角が生えたほか、ようやく服を着た
そのせいか装甲は270、耐久は600と大幅に強化されており、昼のうちの撃破はかなり難しくなっている。
また搭載数の増加から制空値も激増し、1隻で197という法外な数値に達した。これは後述するゲージ破壊段階において猛威を振るう。


とはいえ削り段階ではまだ常識の範疇に制空値が収まっている*16ため、長門型の特殊砲撃が発動すればそのまま押し切れるだろう。
特に友軍艦隊がとてつもなく強力であり、バーナー友軍であれば複数の連撃戦艦や夜戦空母、カットイン駆逐艦が多数駆けつけてくれる。
よほどの事がなければ残り1隻まで追い詰められるので、後は魚雷カットインで料理してやればいい。




ナンドデモ…クリカエス…



ゲージ破壊段階になるとやっぱり増える
そして、敵艦隊の総制空値は694。こちらの艦隊に求められる制空値は驚きの1041
東海部隊で1部隊実質使用不能な状態でこれである。
もちろんギミックなどという生ぬるい救済措置などは存在せず、これを正面から打倒せねばならない。
取れる方策などもほとんどなく、だいたい以下の2択に分かれる。


  • 長門の特殊攻撃に特化して制空均衡で妥協する

友軍来訪前はこちらが主流だった。
長門の特殊攻撃は相手が陸奥である事、電探や徹甲弾を装備する事でダメージ倍率が上昇する。
高速化にスロットを取られているため、これらを装備すると弾着はできなくなるが、そもそも制空状況を妥協するなら不要。
空襲一回増しのリスクを押して最大倍率装備をするという手もある。
噴進砲改ニや上位水戦や改修済み艦戦が唸っている鎮守府向きの攻撃特化戦法ではあるが。
メリットは開幕で終わる可能性がある事。随伴側の空母棲姫やヌ級改を開幕で黙らせる事ができれば被害は大きく抑えられる。
デメリットはとにかく道中がまったく安定しなくなる事。艦隊自体の制空値も抑え目なので空襲で大被害を受ける事もままある。


  • 陸戦部隊による制空削りと大量の艦戦・水戦で制空権を奪取する

友軍来訪後はこちらが主流。
あまりにも敵の制空値が高すぎるため、とにかく大量の戦闘機を積む事になる。
航巡は水戦キャリアにした上で、伊勢型改二と軽空母を合わせて最低でも8~9機の戦闘機を搭載しておきたい。
伊勢型は瑞雲を搭載、軽空母も攻撃をさせたい場合は最大スロットに岩井爆戦を搭載するなどして少しでも制空を稼ぐ必要がある。
陸戦部隊は陸上偵察機を使用すれば距離3までの戦闘機が届く。64戦隊、デストロイヤー菅野などの高性能局戦であればギリギリ2機で劣勢にできるため、陸攻1機を入れる余裕ができる。
メリットは特殊攻撃後の随伴掃除がしやすい事。また、道中の空襲や水上戦闘は制空権を取れるため大きく安定する。
デメリットは現在ではあまり無い。一発撃破を夢見るのであれば長門のみ主砲+電探+徹甲弾にすれば2発分は強化された攻撃も撃てる。
強いて言えば反航戦で低乱数を引くと手数不足から意外と苦戦する可能性もなくはないところか。
強友軍は空母が多い編成も多々あるので昼で取りこぼしが多いと攻撃前に中破に追い込まれて潰されやすいという弱点はあるので、火力と安定感のトレードになる事もある。



どちらを選ぶにしても撃破はかなり困難である。
ただ、厳重な警告を承知した上で挑むほどのプレイヤーであれば確実にクリアは可能。
適切な艦隊を編成できていれば必ず突破できるだろう。



+ -

友軍来訪前はそもそも夜戦でボスを狙う事自体が極めて困難という凄まじいボスであった。
前衛艦隊の編成がへ級改flagship、ツ級改flagship、ナ級後期型flagship×4という異常な堅牢さを誇っており、対潜特化した第二艦隊では特効込みでも為すすべがなかった。
うまく第一艦隊をボス以外殲滅できても前衛が4隻残っているなどという事はザラにあり、この場合は第二艦隊との夜戦となって撃破失敗。
その前にムキムキの前衛艦隊にフィニッシャーがボコボコにされて2隻とも中大破、なんて事も日常茶飯事。
それらを潜り抜けて夜戦に入っても空母棲姫は夜戦火力も高いので攻撃前にフィニッシャーが損傷する、随伴側の空母棲姫に逸れる、そもそもCIが発動しないなどの障壁が山積みであった。
ごくわずかな提督たちが突破に成功していたものの、口を揃えて甲作戦を選ぶべきではないと言うだけの事はあるマップだったのだ。
少なくとも常に甲でクリア出来ないようなプレイヤーは即難易度下げを選ぶべき、と結論づけて良かったのではないだろうか。




共通クリアボーナスは戦闘詳報、緊急修理資材。
丙作戦で5inch連装両用砲(集中配備)が追加され、乙作戦で5inch連装両用砲(集中配備)に改修が入り、さらに勲章も追加される。
甲作戦では緊急修理資材が1個、新型航空兵装資材が2個増える。…が、新型航空兵装資材は平時の任務でも配られるためまったく希少価値がない。そして、5inch連装両用砲(集中配備)の改修値も乙と変わらない(重要)
緊急修理資材はE6でバンバン使う可能性もあるので増えるのはいいのだが、この海域の難易度と噛み合ってるかと言われると……
繰り返しになるが、甲と乙の報酬差は本当に無いと言って差し支えない。もし挑戦するならこの事をよく理解しておくべし。


報酬装備の5inch連装両用砲(集中配備)は、初となる高角砲扱いの中口径主砲。
高角砲を乗せたくても小口径主砲が搭載できず、副砲で我慢するしかなかった重巡や低速戦艦でも、
昼連撃構成を崩さずに対空性能を強化できる砲となる。
特に、強力な対空カットインを持つ摩耶にとって、昼連撃と併用できる待望の装備。
今まで対空カットインの関係で副砲扱いの特殊高角砲を積んで火力が下がっていた摩耶の本当の力が解放される事となる。
この砲を積んだ摩耶様の本当の力、思い知れーッ!
軽巡でも運用はできるが、持参艦とAbruzzi級以外ではマイナス補正がかかってしまうので、素直に小口径高角砲を使った方がいいだろう。




レアドロップはE5-1のボスマスで択捉型海防艦 平戸。
CVは森山由梨佳氏、イラストレーターは赤坂ゆづ氏。
海防艦で初、かつ12人目の眼鏡艦。これにて晴れて眼鏡連合艦隊が組めるようになった。
小破と中大破のどちらでも笑っている変わり者である。


周回自体は攻略時の編成をそのまま使えばよい。
通常艦隊かつ3艦隊を遠征に回せるので資源消費こそ少ないが、ドロップ率が甲でもあまり高くないので周回がかさみがち。
さらにドロップ自体が無い事もあるマスなので、精神的な負担が厳しそうであればスルーしてしまうのも手。海防艦は再ドロップも早いし。

+ -

丁ではドロップしないというネタが流されたりもしたが、流布された時点で恐ろしく低い確率なだけでドロップ自体は報告は上がっており即ガセとして否定されたが
悪質まとめサイトなどではまことしやかに流布されるなどしてしまったため
運営もツイッターで否定するなど意外な波紋を招く事になった。
まあそもそも丁は初心者、時短希望者向けの報酬艦ゲット用の難易度でありレア艦ゲット用としてはS勝利絶対で勝っても1%もないのがザラというようにもともと不向きに作られている。
というか海防艦は戦力としてはそんなに数が必要ないんで、丁の対象者である初心者がマジになるようなものでは…


またE5-2のボスマスでも夕雲型駆逐艦 秋霜がドロップ。夕雲型19人姉妹の18女である。
CVは豊口めぐみ氏、イラストレーターはこれまでの例を考えると藤川氏か。
外見は紅葉のアクセサリを付けたクール系、かつ自己紹介もクール系…なように見せかけて、台詞のほとんどが軽いお調子者タイプ。
他の艦の名前を繰り返して綽名にする癖がある。例:曙→「ぼのぼの」
彼女が霞をどう呼ぶのか、提督の間では戦々恐々されている。


周回はとてつもなく困難。
とにもかくにも道中が全く安定しない上に道中・決戦支援必須なのがかなり厳しい。
E-6の報酬艦を使用すれば防空面に関しての心配は無くなるため、もし甲で突破した場合はまずそちらをクリアしてから掘るのを推奨する。
幸いにしてドロップ率自体は高い。


他のレアドロップ艦はE5-1ボスで速吸が、E5-2ボスで神鷹、初月、御蔵などがドロップ。



E-6『激闘!第三次ソロモン沖海戦』-ソロモン諸島沖-


ナカナカ…ヤルジャナイカ……



ハハハッ…!オチロヨォ!



「私、頑張るから…見捨てないでぇ~!」

「距離、速度、よし!全門斉射ッ!!」

「ほら!もう一発!」

「下がりませんよ…そこです!」

「お子様言うな!」

「綾波が、守ります!」


「本っ当ぉによりどりみどりっぽーい!」


勝ち戦であったはずの戦いは予想外の局面へとシフトする。
敵の迅速な反撃はさらに勢いを増し、因縁の地、鉄底海峡アイアンボトムサウンドでの決戦へともつれ込む。



お札は『決戦部隊』。
乙作戦以下では札付き艦も出撃できるが、甲作戦は専用札となる。温存してきた戦力をすべて注ぎ込もう。


基地航空隊は3部隊の出撃が可能。
輸送/戦力のダブルゲージだが、特に後半の戦力ゲージの難易度は猛烈に高い
単純に資源消費が恐ろしく嵩むゲージ削りに加え、極めてクリアの難しい装甲破砕条件があるため相当な戦力が要求される。
E-5同様乙作戦では難易度が凄まじく下がるので、もしクリアできそうにないなら迷いなく下げてしまおう。



E6-1/輸送ゲージ


編成は高速統一の水上打撃部隊が基本。本イベントはほぼ空母機動部隊を使わないイベントであった。
第一艦隊は高速化Nelson+霧島or比叡+高速水母+重航巡or輸送用駆逐軽巡3、第二艦隊は軽巡1+雷巡2+駆逐3あたりがテンプレか。
前回に引き続きNelsonは八面六臂の活躍を見せる。高速化を忘れると逸れるので要注意。
第二艦隊は雷巡と軽巡に対潜装備、駆逐艦に輸送装備を詰め込めば無駄がない。


道中は対潜戦闘1回、水雷戦隊1回、夜戦1回、水上打撃部隊1回。
対潜戦闘はE-5に引き続いて潜水新棲姫
とはいえ今回は一戦のみなので東海を集中した上で先制艦をある程度確保していればさほど脅威にはならない。開幕雷撃での事故も起こる(そこまで防ごうとすると戦力が落ちすぎる)がそこは基本的に諦め、閉幕までに中破させて閉幕雷撃のみ防ぐのがセオリー。
夜戦は基本的に第二艦隊は全員単発攻撃しかできなくなっているはずなので、警戒陣で祈るのみ。
水上打撃部隊はタ級flagshipとツ級flagshipが2隻づつの鬼畜編成となる事がある。
ボスのA勝利はほぼ確実にできるので、陸攻隊を1隊こちらに集中して数を減らしてしまうのもアリか。



ヤクニタタヌ……イマイマシイガラクタドモメッ……!



ボスは戦艦水鬼改。さっきも見た
硬いのでS勝利はちょっと難しいが敵艦隊の制空値が0であるため陸攻隊を1隊集中すれA勝利は間違いなし。
A勝利で削っていくのであればNelson Touchは水上打撃部隊で切ってしまうのも手。
それが終われば戦力ゲージが出現する。



E6-2/戦力ゲージ・ギミック解除






ようやく最後の戦いが始まる…が、ここから先の過程はE-5、というよりE6-1までを含めた全てを含んだ上で余裕で上回る消耗戦。そもそも前段はほとんど消費なくクリアできるからだが
時間もさる事ながら資源消費も激しく、特に装甲解除ギミックの難しさはこれまでの大規模でもトップクラスとも言える。
ボス撃破難易度そのものはさほど難しくもないのだが、とにかくそこに辿り着くまでがあまりにも長い。
友軍でだいぶ所要時間が減った上でとてつもない時間を食うマップなので、瀬戸際になった場合は大人しく乙以下に撤退しよう。


また、防空ギミックの関係でロケット戦闘機を1機も所持していない場合は甲クリアはほぼ不可能。
わざわざ甲に挑む提督が前回のイベントのE-1を丁ですらクリアしていないというのはまずないだろうが。
もし所持していない場合は乙作戦に落とそう。


戦力ゲージもボスへのルートも出現済みなのでその気になればそのまま攻略できるが、ボス編成(下記参照)はギミック抜きで当たるのははっきり言って無理ゲー


という訳で、まず第二ボスへの追加ルートを出現させなければならない。
必要な手順は以下の通り。


  • 輸送ボスでS勝利
  • NマスでS勝利
  • E・H・Mマスで航空優勢
  • VでA勝利2回
  • 防空で航空優勢2回

輸送ボスは通常艦隊か輸送護衛部隊でしか辿り着けないが、火力の問題でほぼ通常艦隊で行く事になる。
高速戦艦+航巡1+雷巡2+軽巡1+駆逐1で最短となる。この場合は潜水新棲姫を通過しないため、東海隊は陸攻部隊に変えておくとよい。
Nelsonを高速化し、道中・決戦支援を惜しまなければあまり苦労はしない。


Nマスは1ゲージ目で通過した水上打撃部隊のマス。Nelson Touchをぶっ放せばほぼS勝利だろう。不安なら陸攻の集中を。
Eは低速戦艦+低速軽空母+正規空母3+練習巡洋艦で、第二艦隊は駆逐艦を2以下にし、かつ低速艦を編成すれば機動部隊で到達できる。
Hは高速統一の機動部隊に正規空母を3隻入れるだけでOK。EとHは派遣する戦闘機隊を流用できるので組み替えなくてもよい。
Mマスは潜水艦隊で到達可能。水上戦闘機を大量に搭載し、陸戦部隊を送り込めばOK。
Vは正規空母2+高速軽空母の機動部隊で到達できる。A勝利はあまり難しくはないが、航空隊や道中支援での援護を怠ると失敗もある。要注意。


防空優勢はロケット戦闘機と対爆に優れる陸戦を並べるのみ。ロケット戦闘機の数が3機以上ある場合は2部隊で防空可能。
前述したとおり甲難易度ではロケット戦闘機を所持していなければ優勢を取れないのでほぼ攻略不可能と言える。乙ならば不要なので難易度ダウンを推奨。


上記のギミックをこなすとXマスが出現し、同時に全艦に第二ボスマスへの特効が追加され本格的な攻略開始となる。



編成は秋津洲または明石入りの水上打撃部隊が基本。低速縛りは無いが、ルート分岐の関係上戦艦は3隻まで。
第一艦隊はNelson+霧島+比叡+特効持ち重巡or航巡2+秋津洲or明石、第二艦隊は軽巡+雷巡2+駆逐3がテンプレと言えるか。
[[ボスBGMが「比叡と霧島の夜」なのに第一艦隊……スマン、あのBGMタイトルはウソだったっぽい>ジョルノ・ジョバァーナ]]
道中含めて敵に航空戦力が一切存在しないため、誰かに水戦1機でも乗せておけば制空権は奪取できる。秋津洲を使うなら彼女に適当なものを持たせるのが良いだろう。
航巡を使うのなら最大スロットに瑞雲改二(六三四空/熟練)を載せれば滅多に全滅しないのでこちらでもいい。潜水新棲姫の削りで中破に持っていく一助にもなるし。
またボス前の分岐で水上電探3基が要求されるため、重巡や秋津洲、駆逐艦等で分担して搭載しておきたい。
秋津洲の枠を明石にもできるが、その場合Dマスの分岐で水上電探が別途4つ必要。




道中は最後を除いてほぼ1ゲージ目と同じ。
駆逐艦は魚雷カットイン装備にするのもいいが、削り中は主砲2門+照明弾などの方が夜戦マスが安定する。
問題は新たに通過するSマスで、重巡ネ級改2隻出る。しかも全難易度で確定。
これだけならダブルダイソンだのケツベロスだのを潜り抜けて来た提督にはさほどでもなく見えるが、甲のネ級改は特効戦艦前提のかなりの装甲、高火力、高命中を誇るため脅威度は互角以上。
というのも、数値にして+31という法外な命中補正を持ち、無傷~小破でターゲットにされればこちらは戦艦であろうと、T字不利であろうとおおよそ中大破してしまう。
前のマスで数に限りのある緊急修理資材を使って緊急泊地修理をしたのに、ボスにたどり着く前にここで帰らされるという切ない事態も多発する。


相手を大破に追い込んでも第2艦隊に回ると駆逐がワンパン大破する事さえある。
かなり危険な相手だが、このマスでも比叡と霧島は高倍率の特効を発揮するのが救い。
Nelsonが最初の一撃で中破させ回避、続く霧島と比叡で迅速にトドメ、という理想的な流れになれば無傷で突破もできなくはない。
特に削り段階ではNelson touchをここで発動させたり、電探が足りているなら司令部施設での退避も一考である。
道中支援や先制雷撃で随伴艦を減らすほどこのルートも辿りやすくなるため、1ゲージ目以上に道中支援は必須と言える。
削りの時や乙以下の難易度はHP360、装甲222の火力も命中率も硬さも弱いタイプが出る事もあるため
削りでネルソンタッチは本命の任務を果たせない事もありえる。安易な突破重視も考えものかもしれない。


暗いクライ 昏いクライ


ダアレ? ダアレ



キチャッタカァ……シカタナイ…ナァ


アタシ……メンドウナノハ……キライ…ナノニサッ……!



貴女アナタ 貴女アナタ



ボスを務めるのは防空巡棲姫
防空の名を関する姫だけあって圧倒的な対空と鉄壁の装甲値を誇る。
対空が高すぎて、基地航空隊が熟練度の落ちにくい野中隊でさえも一発熟練度消滅という事態が起きるのがきついところ。
一応、高角砲持ちの敵艦は12隻中防空巡棲姫とツ級の2・3隻だけのため、対空砲火担当にさえならなければ、甚大な被害を被る事は少ない。


戦闘BGMの歌詞は敵と味方の判別がつかない最中、探照灯を点灯した事で味方から集中砲火を受けたモチーフ艦と、ソロモン海戦の壮絶さを物語る。


一応削り段階では前回のラストよりもほんの少しだけ脆いのだが、それ以上に随伴艦がめちゃくちゃな布陣なのでまったく救いになっていない。
具体的には


防空巡棲姫:HP777/装甲295
戦艦水鬼改:HP800/装甲245
戦艦水鬼改:HP800/装甲245
重巡ネ級改:HP390/装甲255
重巡ネ級改:HP390/装甲255
軽巡ツ級flagship:HP130/装甲108


である。見てわかる通り昼戦火力キャップ以下の装甲の艦が1隻しかいない
大規模史上でも類を見ないほどのとてつもない堅牢さを誇り、陸上型でもないので対地装備も無効。
無策で挑むと比叡と霧島の弾着観測射撃とNelson Touchによる攻撃以外は全てがカスダメージと化し、陸攻隊も第二艦隊の掃除以外はほぼ期待できない有様。Xマス解放後は多少マシなダメージが入るが、有効打になるとは一言も言っていない。特効発動後でさえ比叡と霧島のTouchが発動してもネ級改くらいしか処理できない。
火力および命中率も凄まじく、こちらの攻撃が通りにくいのもあって、砲撃で一方的にボロボロにされていく。
ゆえに夜戦突入時に5隻残存がありうるという凄まじい状況になりがち。友軍艦隊もこの装甲を貫けるのが実質的に雪風しかおらず、択を減らす事は難しい。
しかしこれら自体はあくまでこの艦隊の強さを誇示する事実でしかない。



幾つも夢 消え


幾つも舟 燃えて


貴女 此処に来てみたの



最大の問題点は、この陣容相手に撃破6回分のダメージをボスに与えなければならないという事。
前述したとおりボスの随伴艦隊を減らす事はほぼ不可能である。というか庇えなくなる小破以上のダメージを満足に与える事も難しい。
友軍艦隊のおかげで大幅に状況は改善されているものの、ターゲット自体は減らせないため攻撃がどうしても吸い込まれる事は避けられない。
3回到達してボスへのダメージが合計200などは日常茶飯事で、あまりの削れなさに「D勝利」「虚無削り」という単語まで生まれてしまうほど。*17
ゆえに、文字通り資源をドブに捨てる勢いで出撃を繰り返さなければ削り切る事はできない。
比較的資源消費の少ない艦艇のみで構成されていながら、資源消費がこの削りのみで数万に達するのがそう珍しい話ではなくなっているほど。
空襲に対する備えができないのも拍車をかける。


なお、乙になると戦艦水鬼が2隻ともタ級になるため、夜戦までには落ちている場合が大半。残ってしまっても友軍で十分に落とせる。
ダブルネ級改は続投するがこちらも装甲が落ちるため、特効組が仕事をすれば夜戦でボス集中砲火もそう難しくなくなる。


幾つも夜 越え


幾つも夢 溶けて


ここで 深海うみになる



やっとの思いでゲージを削り切ったのちに装甲破砕のギミックが可能になる。
厳密には破砕しなくてもクリア自体は可能だが、求められる幸運の水準が青天井になるため解除を推奨する。
条件は以下。


  • SマスでS勝利
  • QマスでS勝利
  • VマスでS勝利
  • Mマスで航空優勢
  • 防空優勢2回

SマスS勝利はここまで削り切っているのであれば編成をそのまま使えばOK。
QマスS勝利は正規空母3の高速機動部隊でどちらも到達可能。Qの敵は弱いので航空隊は道中と対潜に振ってしまおう。
Mマス優勢及び防空優勢はXマス出現とまったく同じなので省略。一緒にこなすと無駄がない。



暗いクライ 昏いクライ


ダアレ? ダアレ


貴女アナタ 貴女アナタ


味方ミカタ… 味方ミカタ



ここで立ち塞がるのはVのS勝利。
下手をするとゲージ削りより手こずる可能性すらあるとてつもない難易度を誇る。空母機動部隊の出番は実質ここしかないので、空母に自信のある提督には腕の見せ所でもあるが。
空母棲姫改の耐久力はもちろんの事、A勝利時では問題にならなかった前衛艦隊の殲滅が非常に困難。友軍艦隊もこのマスには来ない。
特に空母ヲ級改flagshipが登場するパターンでは制空値629、航空優勢制空値が944と凄まじい高さになってしまい、攻撃力と優勢奪取の両立が極めて難しくなる。
前記した通り正規空母2+軽空母1、高速戦艦3以下で最短ルートだが、1戦(ヌ級改が2隻出てくるため事故率も高め)追加覚悟で正規空母3・高速戦艦4を投入し、制空権と敵前衛艦隊の撃破率を高くするのも手である。
五航戦改二甲に噴進爆撃機+艦戦3を搭載、派遣する航空隊の制空値を高めて劣勢削りを複数回行うなどの対策を取った上でトライしよう。
実はVマス限定で比叡・霧島よりも金剛・榛名の方が特効倍率が高め。いっそ姉妹4人一気に投入する手もある。
他にも駆逐艦では磯風や浜風、空母では瑞鶴など特効艦が大きく入れ替わっているようである。
特に金剛改二丙は夜戦火力が戦艦の中でも高めなので第二艦隊に投入する事を強く推奨する。
ジェット機保有なら瑞鶴に乗せるのがいい。特効も乗っているのでナ級やタ級くらいなら噴式強襲で葬る事も出来る。当たればだが…
また道中支援は必須。支援キャップである火力150を達成した上で限界まで命中を盛り、とにかく前衛艦隊を始末できる体制を整えておきたい。
Fletcherや照月を持っているなら空襲マスやヌ級改からの防空役に起用できる。特効要員の磯風浜風も乙改なら任せられるだろう。


すべてのギミックを解除すると装甲破砕ギミックが作動し、Xマス解放後特効と合わせてようやくまともに攻撃が通るようになる。



E6-2/戦力ゲージ・破壊


忘れワスレ… 朽ちてクチテ


敵意テキイ? テキッ!


アンタタチィ……アタシ……オコラセタネェ……


オコラセタンダネェ!……コッカラ……カエサナイ……カラァ!



消えてキエテ 消えろッキエロォ



最後の相手は防空巡棲姫-壊
更に装甲値が強化され、ついに355まで到達。ギミックを解除していなければ手も足も出ない。
また随伴艦がさらなる強化を受けている。


防空巡棲姫:HP777/装甲355
戦艦水鬼改-壊:HP800/装甲265
戦艦水鬼改-壊:HP800/装甲265
重巡ネ級改:HP390/装甲255
重巡ネ級改:HP390/装甲255
軽巡ツ級flagship:HP130/装甲108


昼戦キャップどころか装甲250以下の敵艦が1隻だけというもはや笑うしかない状況。
彼我の空母戦力がないため手軽なキャップオーバー攻撃手段であるFBAカットインが使用不能、敵艦が中大破しても止まらないという点がさらに超高耐久の牙城を鉄壁と化している。



生命 砕けよ魂


燃えろ 空落ちて



これらを打ち破る手段としてはやはりNelson Touch、そして特効艦たちの夜戦となるだろう。
Nelson Touchは特効倍率追加の影響を大きく受けており、比叡と霧島に補正が乗ればネ級改は一撃で撃破、戦艦水鬼改や防空巡棲姫にも有効打を与えられるようになっている。


第一艦隊は削り時同様Nelson+比叡+霧島+重巡級2隻+秋津洲or明石がベスト。というかこれ以外にするだけで縛りプレイになってしまう。
重巡は衣笠であれば有効打を与えられるが、基本的に第二艦隊に配置した方がフィニッシャーとして活躍できるため非推奨。
またゲージ破壊時は対潜装備を施す余裕がない事が多く、航巡に瑞雲を積んで潜水新棲姫の閉幕雷撃を確実に阻止できるようにしておくと非常に捗る。
但しどっかしらでツの餌食になってボスマスで単発しか飛ばせない事もあるが、前述の通り瑞雲改二(六三四空/熟練)ならボスまで大体は生き残ってくれるはず。


第二艦隊は4スロット軽巡or阿武隈+特効カットイン駆逐艦2~3+雷巡1~2+衣笠という編成が主流か。対潜艦が欲しい場合はカットイン駆逐艦か雷巡を減らして投入か軽巡に担当させればOK。
特効カットイン駆逐は綾波が確定。追加でカットイン重視&E5で使っていないなら時雨、運改修済みなら夕立、対潜役を兼ねさせたいならFletcherとなる。雪風も高倍率特効を持つが友軍を阻害するため非推奨。
夕立と綾波は2スロットで夜戦キャップに到達するため、熟練見張員や照明弾を装備しておくと発動率を多少は補える。
特に夕立は運が綾波の半分以下なので、旗艦に置いて見張り員を装備し、味方が照明弾を発動すれば、運未改修でもカットインがそこそこ発動する。
ただ運改修が済んでいるなら見張員を積むくらいであれば電探係に回したいところ。
暁も同じく特効持ちだが、運が低いので魚雷2積みカットインは非推奨だが、D型魚雷電探の主魚電カットインならば運未改修でも有効打が望めるのでこちらがオススメ。
夕立綾波とケッコンしてLvを99から大きく上げており、ソナー1個で対潜ができるのであれば随伴潜水艦の排除用にソナーを積むと良いだろう。そのための+15ソナーです。
雷巡は道中安定と第二艦隊の殲滅に役立つ。甲標的丙型を装備していれば連撃でもほぼ夜戦キャップで安定した火力となる。
軽巡枠は4スロット軽巡に対潜装備か連撃装備を施した上で夜戦装備を担当させる事が多い。どちらの運用でも火力役としては扱わないため、ダメコンを併用して探照灯を装備する手もある。
阿武隈も道中安定方面では使えなくはないが、カットインが発動した上で雷巡と同等なのでだいぶ分が悪い。採用するなら甲標的と対潜装備を積んで露払いとなるか。
4スロ軽巡をこれまでのマップで使い切っていなければそちらでいいだろう。大淀は対潜が低いが、対潜がそこそこ高く吸引力の高い大型探照灯を装備できるGotlandの採用率が比較的高い様子。
イタリア軽巡は対潜も並くらいあり、うっかり特効がないゴトを前半戦で切ってしまった場合には有効。
それでも夜戦装備を減らすのを覚悟の上で軽巡を火力担当に回したいのであれば、特効艦の川内か長良を使う手もある。もちろん運改修済みである事が望ましい。
天龍も一応ソロモン組なので特効はあると推測はされていたが、対潜を始めとして本人のスペック的にはこの海域では採用の猶予が無かったせいか特効倍率不明のまま終わった
なお、川内はあれほどの夜戦馬鹿なのに今回のイベントでようやく友軍担当になっているものの、彼女が参戦する友軍には雪風がいないので雪風を呼び込むために入れる手もある。
但し、三水戦友軍は基本的に川内が旗艦なので真っ先に行動してくれる*18という雪風にない利点もある。魚雷装備だった時にカットインが発動する可能性?そうねぇ…
重巡は衣笠が連撃で安定した高火力を発揮するため非常に強力。敵の前衛艦隊の殲滅にも活躍するほか、夜偵を飛ばして電探も担当できる。


海のなかから ている


暗い 夜まで


敵艦隊の精強ぶりは甚だしいが、ギミック完全解除後は極論を言ってしまえば夕立か綾波の魚雷カットインが刺されば一発撃破可能である。
また雷巡や衣笠の連撃でも安定して装甲を貫通できるため、夜戦にさえ持ち込めれば友軍艦隊の削りも相まって撃破の目は十分にある。中には中破した暁の魚雷カットインで仕留めたなんて報告もある。
友軍で現れた川内が真っ先に防空巡棲姫を粉砕して去っていったなんて報告も…
大規模作戦の締め括りに相応しい強敵であるものの、適切な戦力を投入できていれば必ず勝利を掴めるだろう。
逆に言えば、工夫できる点が少なく沼ってもひたすら回数を重ねるしかないというところでもあるが…


消えろッキエロォォ




共通クリアボーナスはAtlanta級軽巡洋艦 Atlanta。本項目と同日に別の世界線のAtlantaの項目が作成されていた。
イラストレーターはしずまよしのり氏、CVは名塚佳織氏。
実艦はAtlanta級軽巡洋艦のネームシップ。
6000トン級という中型の船体ながら、5inch連装両用砲8基28mm4連装機銃4基20mm機銃6門というヤケクソのような対空装備を施された防空巡洋艦。
名前でググればその異様なまでのハリネズミぶりが堪能できる写真が何枚も出てくる事だろう。
本来は艦隊防空を担う艦種であるが、優れた射撃管制装置とレーダーを見込まれて水上戦闘に参加した艦艇も多く、このAtlantaもその一隻であった。
史実においてはミッドウェー海戦にて任務部隊の護衛を務めたのちにソロモン海海戦に参加。
第二次ソロモン海戦においてはEnterpriseへの防空支援を成功させる活躍を見せるが、第三次ソロモン海戦でサーチライトを使った事で敵味方から集中砲撃を受けて大破。「味方…味方?」
海戦終了後に曳航を受けたものの浸水を止められず、爆薬で自沈処分となった。
なお、防空巡棲姫の随伴艦としていつもの最終海域ボス編成に比べて異様に弱いPT小鬼群が場違いのように1匹第二艦隊の中にいるのだが、
これは史実でAtlantaがルンガ岬で自沈するまでたった1隻で曳航した掃海艇USS Bobolinkとする説が濃厚。



外見は明るいワインレッドの巨大なツインテール、暴力的なサイズの胸部装甲が目を引くダウナー系。でかい龍驤
またしずま艦の例に漏れず服の構造が。透けレオタード+ワイシャツ+超ミニエプロンスカートというなんとも形容しづらい服装をしている。
性格は外見通りのダウナー系であるが、滅多打ちにされた経験からか夜に非常に強い苦手意識を持つ。
それに関連してか、他の米国艦と違って日本艦への苦手意識もやや強め。ソロモン海戦で相対した暁や夕立に対しては特にやりづらそうなセリフが目立つ。
それどころか、時報で他の米国艦にも一切触れていないため、味方に撃たれた事も恨んでいるのではないかという説も。「敵意?敵ッ!
また、比叡カレーを普通に完食するというとんでもない味覚を持つ。一応金剛がサポートしたとの事だが…
なお、イベント終了後の節分ボイスではまたも暁と夕立に絡まれており、怒ると口調が無茶苦茶悪くなる事が判明した。


性能に関しては超一点特化型
とにかく対空性能に全振りしており、秋月型に比べても頭3つ分は飛びぬけた圧倒的な防空能力を発揮する。
複数の専用対空カットインを所持しており、そのどれもが高性能&高発動率。


  • GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)  固定ボーナス+10、変動ボーナスx1.7
  • 5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)+GFCS Mk.37 固定ボーナス+10、変動ボーナスx1.7
  • 5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)       固定ボーナス+9、変動ボーナスx1.65

甲限定装備を含んだパーフェクト状態(GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)+5inch連装両用砲(集中配備)+GFCS Mk.37)であれば4種類の対空カットイン判定を単独で行う事が可能。
ほぼ100%に近い確率で対空CIを発動し、そのうち3種は上記の強力な専用カットインであるため敵機を凄まじい勢いで叩き落としていく。
持参装備である5inch連装両用砲(集中配備)×2+GFCS Mk.37でも3種の条件は満たせるためやはり強力な事に変わりはない。


またこれらの装備は加重対空値も例外なく高く、補強増設でボフォースを搭載して補強すれば理論上は単独で250機までのスロットを枯らす事ができてしまう。
その威力は掘りでも遺憾なく発揮され、E5-2の掘りにおいて投入すれば空襲マスをほぼ無力化、ヌ級改や空母棲姫を枯らして行動不能にするなどやりたい放題。
通常海域でももちろん強力で、3-5や、5-2、6-5でも敵の陸上型や空母をかなりの確率で沈黙させられる。


特に運用上でほぼ確実に対空CIが発動する(フル装備で凡そ94%)と認識できるのは非常に大きく、今後の戦略にも大きく影響を与える艦なのは間違いない。今までは対空CIが強い秋月型を発動させるには邪魔しないように他の艦で対空CIが発動しないように装備に注意しないといけない他、秋月型の対空CIは強いが発動率が高いとは言えなかったが、Atlantaは上記で書かれたように独自の判定且つ優先で発動されるため、他の艦の装備を気にする必要が無くなったのは非常に楽である。


演習でも遺憾なく猛威を振るい、有志の検証によると、搭載数上位の正規空母6隻*19に撃墜耐性のあるネームド艦攻を全スロットガン積みでAtlanta単艦に挑んだ場合9割が消し飛んだ。
また、南雲機動部隊*20に撃墜耐性のない流星・流星改をガン積みしてAtlantaに挑んだ場合は撃墜率87.55%、補給時に消費したボーキサイトは驚愕の2180。演習でAtlantaがいた場合は注意が必要。
アプデで演習時の艦載機熟練度が喪失しないようになってなかったら熟練度が間違いなく剥げてた


但しその法外な対空性能と引き換えに他はそこまで高くない。
耐久・装甲・火力・雷装はいずれも周りの改ニと比べると低水準であるほか、対潜に至ってはレベル99でも32という極端な低さ。また水上機も搭載不可。
一応Gotlandとはだいたい似たような数値だが、Atlantaの方が新しい艦でガタイも大きいと考えるとあんまり高くはない。
なので装備は前述した甲装備込みor持参装備+GFCS Mk.37でほぼ固定となり、実際は甲限定装備があっても無くてもあまり変わらなかったりする。
ただ、装備に高いフィット補正がついているので火力は言うほど低くはない。
連撃装備が出来ないので有効とは言えないが…



他のクリアボーナスは丙作戦で勲章が追加。
乙作戦ではGFCS Mk.37と補強増設、甲作戦ではそれに加えて甲種勲章とGFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)が獲得できる。
GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)は前述したとおりAtlantaの性能を100%引き出すために必要になる。
また単独の性能も中口径主砲扱いの高性能高角砲であり、摩耶改二が昼夜連撃を維持しつつ対空CIを撃てるようになる。
非常に強力な装備であるのは間違いないのだが、海域の突破がかなり難しいので無茶は禁物。
GFCSさえあれば持参装備で対空CIは複数種発動できるので、乙に退く判断のタイミングを逃さないようにしよう。Atlantaを逃してしまっては元も子もない。


他のレアドロップはE6-1で伊401や国後、E6-2でSaratoga、藤波、早波、浜波、岸波、照月、福江と新規艦は一切無し。あっても困るが。
特にSaratogaや伊401は、ここで掘るくらいなら大型艦建造を回した方がよっぽど建設的だろう。ただ、A勝利でもドロップするので運が良かったらお迎えできる。
なお照月は今イベントはこの海域のみのドロップであるのでどうしても欲しいなら素直に難易度を落して掘るのが賢明。


……ここまで読んで来た方々ならお分かりいただけるだろうが、前段作戦当初予想されていた「セイロンでの機動部隊戦」はなく、
それどころか本イベントにおいて正規空母がまともに使えた場面自体がE-6のVマスギミック以外になかった*21
ついでに言うとあきつ丸も名指しで出撃規制がかかったり、ルートで空母として含まれ羅針盤が荒れるなど、かなり冷遇されていた。
これでは仮に19冬、19春、19夏に新空母が実装されていても、コタツでミカンを食べさせられるだけか、ひたすらE-3のレベリングへと連れられていった事だろう。
それでいてボーキサイトは空襲などでかなり飛んでいくのも辛い所である。



余談


特効艦が……

特効艦が多すぎる……!!


特効の初設定以降、イベントでは有志による特効の検証が毎回行われていた。
前段作戦はバタビア沖海戦モチーフという事もあって特効艦の割り出し作業は比較的容易であった。
ところが、後段作戦は唐突なソロモン海海戦であり検証勢が悲鳴を上げた。


「第三次」というピンポイントなヒントがあったとはいえソロモン海海戦特効艦といえば金剛姉妹や綾波、夕立、暁を筆頭として該当する艦が重巡(航巡)と駆逐艦の多数を占める。
具体的に言うと金剛型、翔鶴型、青葉型、妙高型、最上型、利根型、川内型、暁型、白露型は全員該当。
更に高雄型は摩耶、長良型は阿武隈、神風型は神風、吹雪型は戦前に沈んだ深雪、綾波型は狭霧と朧、初春型は初春、
朝潮型は霞と霰、陽炎型は陽炎と不知火及び書類上陽炎型なのか夕雲型なのかよく分からない状態の秋雲以外は全員該当。
すなわち特効艦多すぎ問題、再びである。そういえばブイン防衛作戦、丁度1年前だったな…
そして前回の札4つでやりくりするのも大変だったのに今回は6枚もある上にバタビア沖海戦とソロモン海海戦で関係する艦艇=特効艦が大部分被ってしまっている。
特にE5は特効持ちが大方他の海域と被っている地獄絵図であり、特効持ちの余りの人数の多さと前段で採用済みの艦は検証困難等の理由から特効倍率の検証は難航を極めた。
特に重巡は史実と一切関係ない艦は日本艦艇だと古鷹型と摩耶の僅か3隻しかおらず、残りもPrinz及びZara級と今回ドロップするHoustonのみと合計しても7隻しかいない。それも航巡組は最悪の場合総出撃せざるを得ない。重巡(航巡)足りない問題再び。
そして厄介な事に駆逐艦のフィニッシャー級が軒並みどこかで特効扱いになっているため夜戦でのフィニッシャー不足に陥りやすい。
逆に最終海域のみ特効のFletcherも前段の日本艦温存のために使われていたなんて事も大いにあり得る。
前段海域で特効になっているのを尻目に嫁を最終海域で出すために温存した結果、最終海域の特効担当になったなんて提督ももちろんいた。
後段作戦開放後、有志による特効検証結果の確定が遅れに遅れたのは主にこれらが原因だったのである……。



追記・修正はアイアンボトムサウンドを抜けてからお願いします


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  • 作成お疲れ様です。 -- 名無しさん (2020-01-12 18:09:26)
  • 作成乙。今回に限らず19年は空母の活躍機会に恵まれない年だったね。新戦力は投入0、空母0~1の水上打撃部隊が最適解って事が多くて、機動部隊は選択肢にすらできない。20年は機動部隊の逆襲に期待したいところ -- 名無しさん (2020-01-12 22:45:10)
  • 水上偏重なのはタッチ前提の難易度になってるからな…。まぁ敵連合実装してからしばらくは水上部隊冷遇多かったし、いつかはまた逆転する時期も来るでしょう。人によってやりたい方が選べるマップ設計ならいいんだけど -- 名無しさん (2020-01-12 23:12:50)
  • ハワイ沖のラストは機動の晴れ舞台だったじゃん、だからナガトンパンチ優先だったわけで(ネルソンタッチがその前のマップ向きだったのもある) -- 名無しさん (2020-01-13 00:04:24)
  • ↑よくよく思い出したら水上だったわ… -- 名無しさん (2020-01-13 00:06:23)
  • シングル作戦のラストは機動だったが、肝心の空母の数に制限があったりするので地味に不完全燃焼感が漂う。18初秋5-2とかは戦力的にはフル投入できたが今度は国籍制限があったからな… -- 名無しさん (2020-01-13 00:12:21)
  • E-6戦艦水鬼じゃなかった? -- 名無しさん (2020-01-13 03:52:32)
  • 友軍来る前にE6-2削ってたらマジで数年ぶりに大苦戦したわ…道中ボス含めて大体全部ネ改が悪いって感じだが。それはともかくE6-2のボスにしれっと一匹混ざってるPTは陸攻でぶっ飛ばされるの含めての史実再現らしいっすね。(普通に嫌がらせだと思ってました…) -- 名無しさん (2020-01-13 05:36:20)
  • E1~5の舞台が東南アジアだったのに対しE-6の舞台がアイアンボトムサウンドとめちゃくちゃ遠い。忙しいにもほどがあるw -- 名無しさん (2020-01-13 09:19:37)
  • ↑2 あとよくネタにされる「霧島が米戦艦をタコ殴りにした」云々も実際はガセで一方的にやられただけ。それの再現が甲の戦艦水鬼改とか。つまり乙以下は都合のよい架空戦記・・・今の甲って実質「史」だよねって -- 名無しさん (2020-01-13 09:57:07)
  • ↑ガセという方がガセじゃないかそれ。愛宕と高雄と霧島がダコタを一方的に砲撃してたのは事実だし、ダコタの後部砲塔破壊したのは霧島だよ。命中弾が高雄型2隻の方が多いか(米軍のレポート)霧島が多いか(後年の海外の研究)程度の差しかないよ -- 名無しさん (2020-01-17 17:53:50)
  • 今回実装されたのに影が薄い軽巡へ級改flagshipだけど、E6VマスS勝利では前衛艦隊のコイツが撃破できなくて苦労させられた。ツ級flagshipもそうだけど耐久が高い奴等は手強い -- 名無しさん (2020-01-19 00:21:03)
  • アトランタのデマは此処にも書いてるのかアンチさんは -- 名無しさん (2022-10-22 18:37:09)

#comment

*1 一応今後のサーバートラブルがあった場合も込みの延期と告知されている。
*2 日本・ドイツ・イタリア・アメリカ・イギリス・ロシア・フランス・スウェーデン・オーストラリア・オランダ
*3 今回壊にならないので実際には言わない。
*4 最初から3つ配置されているスタート地点といい、何か色々と撤去された跡がうかがえる
*5 排水量的にはほぼ重巡であり、設計の参考にしたのも重巡のExeter
*6 オランダは女性の平均身長が世界トップクラス(175㎝)なので、それを反映した可能性がある
*7 命中率に極悪なマイナスがかかる輸送護衛部隊のみで到達可
*8 ボスに会う必要はなく、戦力ゲージが一定ライン以下であればOK
*9 計算式的には(敵装甲)÷(特効倍率)で実質装甲を計算可能
*10 日向は2019年1月カレンダーで改二になっており、謹賀瑞雲やCMでも実写で改二になってたが改二実装は2019年3月であった。
*11 「揚陸艦」というコンセプトを世界で最初に実現したのがこの艦である
*12 神州丸だけでなく多数の僚艦が巻き込まれて撃沈している。
*13 こう言うと4コマのあきつ丸の心が狭いように見えなくもないが、上記の通り陸軍艇が多数沈んだ上に神州丸も犠牲者が多数出ている。おまけに今村中将が海軍への配慮として真相を秘匿したにもかかわらず、神州丸乗組員側が自力で海軍の誤射である事まで真相に辿り着いている。4コマのあきつ丸が最上を恨むのも真相を秘匿された下士官側の感情が反映されていると考えればやむを得ない点はある。
*14 無印は★MAXまで餌が20.3cm連装砲だけで済み、Mod.2も★6までは20.3cm連装砲が餌と恐ろしく餌が集めやすく必要な改修資材も少なめ。無印→Mod.2への更新とMod.2の★6以降の更新の餌が2号砲になり、餌の貴重性が高くなるため足柄牧場に勤しむ提督もいたが、2020/2/7のメンテナンスでまさかの2号砲が開発できるようになったため餌の面では何の苦も無く改修できるようになってしまった。
*15 但し3号砲の装備ボーナスがない海外重巡にとっては最強の主砲である。
*16 陸戦部隊による均衡削り二回で390弱
*17 友軍前は「3回到達してダメージ0」が普通に起こっていた。筆者は2回ほど経験している
*18 但し、金剛旗艦の友軍に参加しているパターンもある。
*19 赤城改二・加賀改・大鳳改・翔鶴改二甲・Saratoga Mk2、Intrepid改
*20 赤城改二・加賀改・蒼龍改二・飛龍改二・瑞鶴改二甲・翔鶴改二甲
*21 厳密にはE-2のルート解放ギミックにも使えるが、情報の集積と共にメリットが小さい事から無視されるようになってしまった

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