シートン動物記(アニメ)

ページ名:シートン動物記_アニメ_

登録日:2016/07/14 Thu 21:20:00
更新日:2024/01/25 Thu 13:52:19NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



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「さあ、今日はどんな動物の話をしようか?」



シートン動物記(アニメ)とは、1989年から1990年に渡って放映された、文学作品「シートン動物記」を原作に製作された同名のアニメである。
本作でシートン動物記を知った少年少女も多いことだろう。



ストーリー

山奥の一軒家に住む初老の男、シートン。
彼はいっしょに暮らしているキットキツネのキットのやんちゃさに手を焼きながらも仲良く暮らしている。
そんな中で、シートンはキットの行動からときおり昔を思い出し、キットに自分が見聞きした動物たちのお話を聞かせるのだった。



シートン動物記(原作)について

アメリカの博物学者アーネスト・トンプソン・シートンが自身の体験や、人からの伝聞を元にして書き上げた動物物語集のことである。
日本では1935年に持ち込まれた。なお、シートン動物記というのは日本で発表された際の邦名であり、原題は特にない。
シートン自身の体験談が元であるノンフィクション(伝聞による物語には想像されたシーンや事実とは異なるものもある)で、アメリカで大ヒットした。
特に、シートン自身が全力で対決し悲劇的な結末を迎えた『狼王ロボ』の物語は有名。
世界名作のひとつとして日本でも広く知られており、図書館などに行けば容易に読むことが出来る。
物語の時代のアメリカは、動物に対する殺戮が激しく行われた時期であり、この少し後には有名なリョコウバトの絶滅が起きている。
ロボをはじめとする狼にしても家畜を荒らす害獣として駆除の対象になっており、絶滅に追い込まれた地方もあった。
その一方で動物保護の認識が広がり始めた時期でもあり、バイソンなど保護がかろうじて間に合ったことで現代でもその姿を見られる動物もいる。
これらの動物に対する人間の姿勢の変化も書かれているので、現代の動物保護のはじまりを知る上でも価値は高い。
総じて、物語の面白さと動物に関する勉強も同時にできる名作として読み続けられている。



概要

物語は、初老のシートンがキットに自分の体験談を聞かせる形で始まることが多い。
本編に入ると、シートンがナレーターとして、視聴者たちをキットに見立てて解説してくれる。


その物語の主人公となる動物にはおおむね名前や通称がついており、擬人化されたキャラクターとして、視聴者である子供にもわかりやすくなっている。
前半はその動物の習性や特性についての解説が主で、その動物がどういうふうに生きているのかを教えてくれる。
そして後半になると、主人公の動物のエピソードである。ここからが多種多様な盛り上がりを見せてくれる。
捕食者の動物に追われる、旅の途中で力尽きかける、人間のハンターに狙われる。この際のBGMは鳥肌もの。


そして何より、自然界の過酷さを厳しく描いていることがあげられる。
どんなに必死にあがいても、過酷な自然や病気、天敵の前にはあっけなく命は散る。
また、親の言うことを聞かずに勝手な行動をとったカンガルーネズミの子供が容赦なくフクロウの餌食にされるなど、子供向け番組だからと甘やかしてはくれない。
しかし、そんな過酷な自然の中でもたくましく生きていく動物たちの姿こそ、本作のテーマである。



本編は、全45話で狼王ロボと灰色熊ワーブの一生のみが前後編で、後は一話完結方式。
全話が名エピソードと呼んでいいボリュームの大きさで、名作の雰囲気を充分に再現している。



シートンの代表作、狼王ロボ


人間の手に落ちようとも、最期まで野生の誇りを守り通しただく足のマスタング。


人間の卑劣さに翻弄されながらも、自分の力で自由を勝ち取った小さな軍馬ウサギ


知恵を駆使して人間に完全勝利したバッドランドのビリー。


小さな命で最期まで頑張りぬいた小熊のジョニー。


人間の横暴と反省の目撃者であるバイソンたち。


動物と人間の絆を見せてくれた名犬ビンゴ


親子愛と、いずれ訪れる独立の厳しさを教えるアカリスたち。



我々人間も、彼ら動物たちの生き様から学ぶべきことは数多くあることだろう。




OPテーマ、「生命あるもの」も名曲として人気が高い。



追記・修正は、あなたのお子さんに自然と生命の素晴らしさを教えながらお願いします。


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  • できたらキャラクターの事も書いてくれるともっとアニメの事が分かると思う。 -- 名無しさん (2016-07-14 21:34:55)
  • いかんせん内容がさっぱり伝わってこない。御大層なタグをつけているのだから意欲自体はあるのだろう。初稿執筆者の奮起を願う。 -- 名無しさん (2016-07-14 21:54:30)
  • 普通に立て逃げじゃないのか -- 名無しさん (2016-07-14 21:58:43)
  • バイソンの話は人間は破壊者にも守護者にもなれるんだってことを感じた -- 名無しさん (2017-04-05 09:23:01)
  • シートン先生の落ち着いた声が好きだった -- 名無しさん (2018-01-16 13:49:43)

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