登録日:2012/03/01 Thu 13:26:13
更新日:2023/09/11 Mon 13:26:03NEW!
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食事 食べ物 漫画 アニメ 井上敏樹 押井守 dtb ジブリ ドラゴンボール トリコ one piece ソイレントシステム ガレッキー様 魔人探偵脳噛ネウロ バキ エヴァンゲリオン クッキングパパ 美味しんぼ いだだぎまぁず ハムハフ 腹が減る項目 食事シーン コメント欄ログ化項目 もぐもぐタイム ごちそうさまでした シーン 井上敏樹←ベッドシーン代わり 速さは必要ない だいたいは尺稼ぎ 食戟のソーマ
[[見たな……!!! おれの食事シーンを……!!!>シャーロット・カタクリ]]
食事シーンとは、文字通り「食」のシーン、アニメや漫画、映画等で流れるシーンのひとつ。
料理をテーマにする作品ではない限り、大抵の場合は本命シーンの繋ぎ程度に扱う程度である。
ドラマは基本的に現代を舞台にしている為、我々が見かける、あるいは昔ながらの食事風景が映される。
一方、映画、アニメ、漫画になってくると、外国の料理やめったに見かけない料理、あるいは架空の料理等も映される。
(当然ながら、アニメと漫画の方が架空の料理が登場しやすい)
ちなみにゲームに関しては、ジャンルに左右される。
料理をメインにするものもあれば、サブ要素に留まるか、または全く出てこない作品もある。
とにかく、形は数あれど、食事というのはメインにも、次の展開の繋ぎにも……と、活用できる場面は非常に多いといえるだろう。
バトル漫画では「食ってる場合か!」「『腹が減っては戦はできぬ』って言うでしょ」と休息・作戦会議・栄養補給のために必要だろう。
で、この食事シーン。
出てくる料理にもよるが、大概の人達は美味そうと思うのが日常茶飯事。
当然、料理を題材にした作品に出てくる料理も美味そうと思うのは誰だってそうだろう。
見たことのない高級食材を使った料理を食べたり、一般的料理が美味そうに見えたり……
また、逆に不味そうと思わせる演出で表現できることもある。
戦時中の代用食を不味そうに見せれば、戦争による食糧事情の逼迫を克明に描写することができる。
料理下手ヒロインの料理がとんでもない見た目になるのはお約束だ。食えればいい、まだ。
作品によっては、作中に登場した料理の再現レシピ本を出版したり、コンビニなどとコラボして再現メニューを発売したりもしている。
我々にとっては場面の繋ぎに使われる食事シーンの方が印象に残ってる事が多いかもしれない。
思い出してみよう。
- 目玉焼きを乗せたトーストを女の子と一緒に食べたり
- 山盛りのミートボールスパゲティを仲間と取り合ったり
- 不味いミートソーススパゲッティを平らげてコレクッテモイイカナ?と尋ねたり
- 他人のシーフードパスタを取り上げ、ムール貝を殻ごと食べたり
- ベーコンエッグを口いっぱい頬張ったり
- 大怪我を理由に主人公がドカ食いしたり(注・真似しないでください)
- 喋りながら、手に持った鍋の料理を口にしたり
- ダメージを回復するために生卵を飲んだり
- 道中知り合ったおじさんに雑炊をご馳走になったり
- おじいさんと一緒にトロ~リとしたチーズを乗せたパンを食べたり
- 各地を旅する間にめし屋に寄って名産品を食べたり
- 姫様が鍋を豪快に持ってスープを飲み干したり
- 野ネズミの兄弟が作った大きなパンケーキをみんなで頬張ったり
- イタリア料理を食べ、眠気をスッキリしたり、肩からボロボロ垢を出したり、虫歯を治したり、腹痛を治したり、プリンを食べて感激したり
- 居候先で出されたトレネッテ・アル・ペストを手づかみで食べまくったり
- 原材料が○○の缶詰をヒロインと共に食べた後に師匠に勧めたら師匠に中身を教えられたり(!?)
……制作者が何気なく(あるいは力をいれて)、描写した、ちょっとの合間のシーン。
しかし、そんな間のシーンですら、観る人によっては名シーンになる。まさに職人技。
さらに食事シーンの前に丁寧な料理描写があるとさらにおいしそうに見える。『トリコ』のニンニク鶏の親子丼とか。
特にジブリの作品はこの傾向が強く、中には食事シーンこそが一番の見所と言う人がいるくらいである。
目玉焼きトーストをおねだりしたが、なんか微妙に違うものを出されて、やきもきした人もいるのではないだろうか。
また、特撮作品で食事シーンといえば井上敏樹。
彼が脚本を書くと大体何かしら食べるシーンが挿入される。
後述するように本人にその意図はないが、食事シーンが性交の暗喩とも取れるような場面もあり、
例えば本Wikiに「昼ドライダー」のタグまであるほどドロドロの『仮面ライダーキバ』では、
主人公の父親がメインの過去パートにおいて、妻と別の女に「卵料理を振る舞う」というシーンの後でその女に子供が……という描写がある。
食事シーン(意味深)は、単なる尺稼ぎにはならない事もあるのだ。ニチアサでやる事かどうかは置いといてな!
ただ、井上は「ニチアサだと人間関係を描写するのに性交シーンはアレだから代わりに食事シーンを使って表している」と語っており、本人も料理好きな事も相まってそういう食事シーンが多いだけであり、端的に食事=性交シーンと決めつけるのは良くない。
事実、氏が執筆した、ニチアサの制約を外れた『小説 仮面ライダー龍騎』『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』、『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』では性交シーンが描かれている。全部シチュエーションが正気の沙汰ではないのも特徴。*1
そして大抵の作品が絵がついていることが多い。
だが、しかし小説という文字だけの存在になったとしてもその小説家の技量次第で非常においしそうに感じるのだ。
池波正太郎作品などは、作中に出てくる料理の描写がどれも美味しそうで、かつ、作中の人物たちが美味しそうに食べるので、読んでいて空腹感をもよおすことうけあいである。
ちなみに作者自身、グルメ・料理店紹介の本も出版しているなど筋金入りの美食家としての顔もあり、その経験が作品にも活かされているようだ。
【参考項目】
……アニメ、漫画、映画、ゲーム、絵本……
作品は数あれど、リアルに生きる我々にとっては、作品の人物達との共通点は少ないし、人物達と交わる事は無いに等しい。
だが、作品の中の人物も我々のように、腹がすけば食事をとり、眠くなれば寝るのだ。
こうした、ちょっとしたところは、我々と創作物の人物との数少ない共通点である事は間違いないだろう。
追記・修正よろしくお願いします。
<ガラッ!
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