登録日:2013/12/15 Sun 03:35:26
更新日:2023/12/08 Fri 11:53:05NEW!
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スターフォックス ゲーム gc ナムコ 任天堂 シューティングゲーム フォックス ファルコ スリッピー クリスタル ウルフ レオン パンサー スターフォックスシリーズ ゲームキューブ ニンテンドーゲームキューブ シリーズ4作目 アパロイド スターフォックスアサルト
『スターフォックス アサルト』(Star Fox: Assault)とは、ゲームキューブで発売されたスターフォックスシリーズの4作目のゲームである。開発はナムコ。
前作の『アドベンチャー』はゼルダの伝説に近かったため、シューティングゲームとしてのスターフォックスは『64』以来。
- 目次
シナリオ
10のミッションで構成されている。一度プレイしたミッションは個別にプレイすることも可能。
難易度はブロンズ、シルバー、ゴールドに分かれている。難易度が上がると敵の攻撃力、耐久力が上がり、途中倒さなければいけないターゲットが増えるので上級者には歯ごたえのある内容。特に高難易度のエンブレムノルマ達成は、スムーズな攻略ルートの構築が要求される。
フォックスやアーウィン、ランドマスターを普通に操作するオールレンジステージと、アーウィンに乗ってどんどんステージを進んでいくスクロール型のシューティングステージに分かれる。フォックスがアーウィンの翼の上に乗ってプラズマキャノンを撃ちまくる乗っかり攻撃をするステージも。
ストーリー
アンドルフの甥、アンドリュー・オイッコニーが、アンドルフの残党や傭兵によって反乱軍を組織、スターフォックスはその掃討を任されることに。
無事オイッコニーを倒したフォックス達だったが、そこで突如として謎の生命体、アパロイドが襲いかかってくる。
- ミッション1 新たなる敵
舞台は戦闘宙域~惑星フォーチュナー。
アーウィンで進むシューティングステージ。前半は艦隊戦の合間を縫っていく宇宙戦、後半は逃げたオイッコニーを追って惑星フォーチュナーの要塞を進んでいく。
ちなみに、オイッコニー軍の敵を撃墜した爆炎をよく見ると、中からベイルアウトした瞬間とも爆炎に消える敵兵の最期ともとれるパイロットの影が見える。
撃墜数=人を殺した数であるという事を示唆するとは黒い任天堂だろうか…。
- ミッション2 辺境基地の攻防
舞台は惑星カタリナ。
アパロイドに占拠された基地を制圧する。ランドマスターで蹴散らしていこう。
- ミッション3 宿敵再び
舞台はサルガッソー。
ピグマが逃げ込んだというならず者の根城へ攻め込む。ステージはアーウィンで移動するコロニー外と、生身で移動するコロニー内に分かれる。
全ステージ中、唯一アパロイドが1体も登場しないステージである。
- ミッション4 ブリザードを超えて…
舞台は惑星フィチナ。
吹雪が吹き荒れる惑星で、止められた気象コントロール装置を起動させるために進む。
雪原はランドマスター、センター内は生身、ボス戦はアーウィンで操作し、さらに乗っかり攻撃もあると全操作タイプを楽しめるステージ。
- ミッション5 アパロイドの脅威
舞台はアステロイドベルト。
アーウィンで進むシューティングステージ。ピグマを追って隕石が多数浮かぶアステロイドベルトを進む。
- ミッション6 再会の地
舞台は惑星サウリア(前作の「ダイナソープラネット」にあたる)。
アーウィンやランドマスターを活用し、侵攻されたサウリアのアパロイドを殲滅する。
- ミッション7 最大の危機
舞台は惑星コーネリア。
襲撃を受けたコーネリアを奪還するためアパロイドを殲滅する。
後半は乗っかり攻撃でそのままボス戦となるが、高難度ではかなりの強敵。
- ミッション8 <ゲート>を守れ!!
舞台はオービタルゲート周域。
アーウィンを駆り、襲ってくるミサイル型アパロイドからゲートを守る。
本ステージは後にスマブラ for Wii Uのステージとしても登場する。
- ミッション9 敵防衛戦を突破せよ!!
舞台はアパロイド本星。
本星中枢へ突入するため、シールド発生装置を破壊していく。
非常に広く、全てのターゲットを撃破するのには骨が折れる。
- ミッション10 決戦!!
舞台はアパロイド本星中枢。
アーウィンで進むシューティングステージ。すべての決着をつけるため、本星中枢を進む。
バトル
所謂マルチプレイモード。
後述のように厳しい評価を下されがちな本作だが、バトルだけならスターフォックスシリーズ最高傑作という声も多い。
バトルのみ使える兵器があったり、充実したルール、本編には出てこないステージもあったりとシナリオに比べかなり充実した内容となっている。
むろん1人ではできないが、友達がいれば楽しい対戦ができる。
バトルで使用可能なキャラクター
主人公なので全て平均以上で癖がない。
鳥らしくアーウィンが超得意。足も速く使いやすいが紙耐久が足を引っ張る。今作では全身を赤いスーツに包んでいる。
カエルらしく鈍足だが耐久力は高く、チャージ弾が通常の2倍の速さで貯まる。ランドマスターが得意。今作では全身黄色いスーツに身を包んでいる。
フォックスより能力が低いが、復帰した時にバリアが2個使える。前作から服装が一新され、藍色を基調としたパイロットスーツに身を包んでいる。
老いぼれたためスリッピー以上に鈍足でこちらも劣化フォックス気味だが、チャージ弾が通常の4倍の速さであるためフルチャージ弾が連発できる。
スナイパーライフルを耐える耐久力、ファルコ以上の速さといろいろチートなキャラ。
アーウィンが得意と表示されているが実際はウルフェンが得意。白兵戦ではファルコの完全な上位互換である。
レオンやパンサーが使えないのが残念。
それなりに面白いゲームではあるのだが、フォックスシリーズとして期待されたのに対し、低い評価を下す意見もあった。
以下、低評価な意見
- 本編について
スターフォックスならではのストーリーの分岐がなく一本道のストーリー。他には、シューティングでありながら強制スクロールのステージは10個中3つしかなく他はだいたい白兵戦がメイン、一部のエフェクトがしょぼい、トレーニングがないため初心者に厳しい(キューブのソフトは全体的に難易度が高めだが)、64のスコアアタックで重要だったチャージ弾の爆風で追加撃墜数が5体以上必要になりあまり熱くない、などの点も評価が下がる一因に。
ただ、ストーリーそのものは悪くなく、メカはかなりかっこいいし、当時にしてはグラフィックはかなりよく、64で望まれていたステージごとの挑戦、難易度が3段階、BGMは新曲だけでなく64などのアレンジした曲もかなりよく神曲揃い(スマブラXでは戦闘宙域と氷原突破せよ(フィチナ)、そしてスターウルフが原曲のまま採用された)、白兵戦もなかなか面白いなど評価できるところも結構多い。
- 開発スタッフの問題
当初は『エースコンバット』シリーズの製作チームが開発を担当していると公表していたが、実際は『風のクロノア』シリーズのスタッフが開発していた。
これだけでも問題だが、追い打ちをかけるように「スタッフ達が開発室の視察に来た宮本茂氏を追い返した」とか、「バトルに満足して本編はめんどくさくなったためテキトーになってしまった」といった悪い噂が立った。
特に後者については、おまけ(ボーナスゲーム)としてバトルシティ、ゼビウス、スターラスターの3つが収録された事がその証としてよく挙げられる。ナムコが作ったゲームだから入っているのだと思うが、「こんなの入れるくらいならストーリーの分岐やエフェクトをなんとかできたはず」という声は尤もな話ではある。
これらの要素により、往年のスターフォックスファンにはかなり残念な印象を残す結果となった。
おかげで以降ナムコは任天堂ファンやスターフォックスファンに敵視されることに。
リメイクがもし出るならストーリーのコース分岐やバトルの更なる充実を求めたいところ…
余談ではあるが、これまでスターフォックスの登場人物には年齢が設定されていたが、本作以降の作品では年齢設定は消滅した(これは次作コマンドはもちろんのこと、リブートされた零も同様)。
これは64〜アドベンチャーまでに8年も経たせてしまい、登場人物の老化が激しくなってしまったからだと思われる。まぁ確かに10代後半の青年だった主人公が次作で20代後半のオッサンになるというのは……
ためらうな、いざって時は迷わず追記・修正しろ
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▷ コメント欄
- これが初スターフォックス(厳密には前作だったけど)だったから、低評価の理由を知らないから普通に今でも一番好きだな。これを発展させたリメイクほしいけど -- 名無しさん (2013-12-31 08:16:56)
- 「躊躇うな いざって時には迷わず行動しろ」 -- 名無しさん (2013-12-31 08:24:34)
- アパロイドに侵食されたグレートフォックスほどグロいメカは今だ見たことがない。今なおトラウマ -- 名無しさん (2014-02-20 15:54:37)
- アサルトアーウィンはスタイリッシュなデザインでかなり好きなんだけどなぁ -- 名無しさん (2014-02-20 16:11:52)
- ストーリーモードの出来は64に劣るけどストーリーは王道で良かったと思う(小並感) -- 名無しさん (2014-02-20 16:14:39)
- 確かこれ、内部データでアーウィンとウルフェンが別データ扱いされてるんだよな。例えばウルフはウルフェン得意だけど、アーウィンはかなり苦手(曖昧だけどランドマスターより下だった気がする)だったはず -- 名無しさん (2014-03-28 18:21:20)
- よーく見るとウルフの適性マークはアーウィンじゃなくてウルフェンになってるんだぜ -- 名無しさん (2014-10-13 14:20:35)
- 噂を消してください。ポジティブな -- 名無しさん (2015-04-18 06:34:20)
- 結果論になるが、シールは宮本の介入を許したせいで悲惨な出来になったので、ある意味では先見の明があった..のかもしれない。 -- 名無しさん (2015-06-28 16:01:21)
- ↑なんか勘違いしてるみたいようだが、この作品の微妙な出来は宮本氏を介入させなかった=ちゃぶ台返しをされなかった、のが原因(という噂)だからな?ちゃぶ台返しをさせた結果酷くなった(と思われる)スーパーシールとは別物よ? -- 名無しさん (2015-06-30 17:53:45)
- ↑いや、大丈夫、わかってる。 -- 名無しさん (2015-06-30 22:41:09)
- ナムコを敵視してたらマリカは売れなかったと思うんだが、この部分いらなくね? -- 名無しさん (2017-09-21 13:12:03)
- ↑3 「ちゃぶ台返しを許さなかったこの作品のスタッフは酷い!実際ゲームの出来は64に比べると劣る!っていうが定説だったけど、ちゃぶ台返しさせたからと言っていいものができるわけじゃないのが後々わかったから、今となっては間違った判断とは言い切れないよね」って話をしてるんでしょ -- 名無しさん (2017-09-21 13:27:19)
- 記事にも書かれているけど、ストーリーの分岐が無く純粋なSTG面が3つしか無いのがとても残念。それ以外は楽しかった -- 名無しさん (2018-02-11 05:00:38)
- 当時純粋に楽しめた身としては、ネットの評価を知って悲しい。みんな厳しいな -- 名無しさん (2018-05-04 13:45:38)
- SFCとか64が凄過ぎたってのもあると思う。実際自分も最初にやったのがアサルトだから思い入れあるし、他人の評価なんて気にしなくて良いよ。 -- 名無しさん (2018-05-04 14:15:03)
- 公表した開発チーム通りだったらどういう風になってたんだろう?と思う。大まかなストーリーは同じだったのだろうかとか、ゲーム部分はエスコンでの経験を生かしたスタフォになったか、それともスタフォでエスコンみたいになって、同じように「(面白いけど、期待してた)スタフォじゃない」的な感想も少なくないものになったのだろうかとか -- 名無しさん (2018-05-04 14:30:49)
- ゲームキューブ独特のCGもあって過去作とかと比べると全体的にシャープでかっこいいよね。 -- 名無しさん (2020-11-26 13:34:46)
- シナリオよりもウルフが妙に良い人にされてたのが気になった。64の頃だとカリスマ性はあるけどあくまで悪党って感じだったから… -- 名無しさん (2020-11-30 03:18:26)
- クリスタルが正式加入してから2作とも低評価になるなんて思わなかった -- 名無しさん (2020-12-10 18:30:19)
- 分岐以前にステージ数少な過ぎてな。クリアした時短過ぎてポカンとしたわ -- 名無しさん (2021-01-29 00:38:43)
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俺、友達の礼(ひろむ)と亮(りょう)と竜輝(たつき)と穀彰(たけあき)とスターフォックスアサルト勝負したい
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