エビドラモン

ページ名:エビドラモン

登録日:2023/01/16 Mon 13:56:12
更新日:2024/07/05 Fri 10:22:58NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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デジモン デジタルモンスター 成熟期 データ種 エビ エビラ 甲殻類 デジモンアドベンチャー02 デジモンテイマーズ ロッテリア デジモンネクスト デジモンクロスウォーズ デジモンアドベンチャー: 食事 バグラ軍 アイランドゾーン 海老 竜←こんな見た目でも シーフードミックス エビバーガー エビドラモン



緋色の甲殻竜は、深海の斬首台ギロチン



『エビドラモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。



【基本データ】

世代成熟期
タイプ水棲型
属性データ種
必殺技ツインネプチューン
両腕の計二本のハサミで攻撃する技。
得意技ロブスターステップ

【概要】

真っ赤な甲殻に長いヒゲを持ち、左右で形状の違うハサミ状の腕を持つ竜型のデジモン。
ハサミの腕の他に計6本の小さな足を持ち、ウチワのような尾びれを持つ竜型のデジモン。


……デジモン名物の 誤植が多いって?
そう思われるのも無理はないが、このエビドラモン公式で『ドラモン系』と明言されている、れっきとした竜なのである。
『異端児的存在』とも言われてるけど
有識者でも意見が割れるバードラモンより明確に竜なエビちゃん。
その証拠(?)に、頭部にはキバを持った大きな口を備えている。
また、「ただのエビじゃない」と自負があるからかは不明だが、「甲殻類型」ではなく「水棲型」に分類されている。
シードラモン先輩に倣っただけかもしれないが。


体躯は小さいらしいが、映像化される場合はそれなりの巨体で描かれることが多い。
あくまで「ドラモン系」の平均よりは…という意味であろうか?
いずれにせよ、ドラモン系特有の高い攻撃力を持つため、侮ることは危険。


また、一番の特徴である両腕の大バサミは左右で形状が異なり、右腕はクワガーモンの頭部にも似た内側にトゲの生えた上下で対称な形状。
左腕は上下でサイズの違う、現実のエビにもやや近い形状である。


初登場はサターン専用ソフト『デジタルモンスターver.S デジモンテイマーズ』。
なお、当時の世代は「完全体」。
つまりは、ホーリードラモンと肩を並べるドラモン界のニュースターだったのである。
…が、四大竜から苦情でも入ったのか、一文字違いの名前のエアドラモンデビドラモンからのバッシングを受けたのか
憐れ、エビドラモンは世代降格の憂き目に会ったのであった。
なお、当時の進化元はゲソモン。
これは良いのだが、そのゲソモンのもう一つの進化先がなんとシャコモンシャッコウモンじゃないよ)
周知の通り、現在ではシャコモンは成長期に分類=2段階降格という、20年以上のデジモン史でも限りなく稀有な例*1であるため、エビドラモンの話題は陰に隠れがち。



【関連種】

◆シャコモン

殻に隠れてチャンス到来、目にもの見せろ黒真珠!

世代成長期
タイプ甲殻類型
属性ウィルス種
必殺技ブラックパール
体内で生成される硬玉を相手に撃ちこむ技。
ブラックデリンジャー
(X抗体のみ)不意を付いて隠しピストルから極小の硬玉を発射する、更にズル賢い技。
ただし、2発発射できるものの、極小ゆえに威力はさほど無いという。
得意技ウォータースクリュー
超高水圧の水流を敵にぶつける技。

上述したように、元はエビドラモンと分化していた、元完全体デジモン。
『完全体でありながら超小型』つまりは、Ver.Sのマメモン枠であった。


硬い殻に覆われている二枚貝の形をしているデジモン。
殻を閉じた状態では、ちょっとした攻撃など容易く跳ね返すほどの高い防御力を持つ。
逆に、外皮を飛躍的に発達させた影響か、内部構造は幼年期のようなスライム状になっており、殻に空いた穴から目だけを覗かせている。
一方で、本体の可愛い顔で相手を誘い込み、近づいた相手に攻撃を加えるという、ズル賢い性質も持っている。


なお、甲殻類と貝類は全く別の生態を持つ種類であるが…細かいことは言わないでおこう。
シャコ貝とシャコを混同してない?大丈夫??


X抗体を得ると、外殻が更に発達し、水中ジェット噴射口を備えるようになる。
なお、これは近づいた敵に攻撃を加えた後、すぐに逃げるためのもの。
また、ネットの海底のジャンク部品を集めて作った『ブラックデリンジャー』をサブウェポンとして隠し持つ。



◆ガニモン

金属データで防御力を高めた、鉄壁の甲殻戦士!

世代成長期
タイプ甲殻類型
属性データ種
必殺技シザーズエクスキューション
鋭利な左前肢で相手の首を狙う地味に恐ろしい技。
得意技ハザードシェルクラブ
ヘビークランチ
(X抗体のみ)重くなった体を生かし、敵の上に圧し掛かってハサミで締め上げる技。

正しく甲殻類なカニのような姿の成長期デジモン。
実はネットの海に溶け込んでいる金属データを体に付着させ、飛躍的に攻防の戦闘能力を向上させている。
エビドラモン同様に左右でハサミの形状が異なり、左前肢は巨大で内側に鋭利な刃を持っており、右前肢は小型だが握力が強い。
また、防御面は攻撃してきた相手に逆にダメージを与えるトゲ付きの表皮が担当している。
このように、成長期ながら戦闘には相当の自信を持っている自信家であり、相手をはめるのが好きな悪戯な性格でもある。


この手のモンスターのお約束として弱点は間接部分と腹だが、自覚もあるため、なかなか隙を見せない。


X抗体を得ると海中に溶け込んでいる金属データを素早く体に付着させ、隙を見せることなく破損個所をすぐに修復する能力を身に付けるようになる。
あと、顔がめっちゃコワモテになる
生存競争の激しいネットの海を生き抜く過程で、甲殻の破損と修復を繰り返すため、個体によって外見が若干異なることもあるという。



◆アノマロカリモン

世代完全体
タイプ古代甲殻類型
属性データ種

古代生物のデータを取り込み進化した古代甲殻類型デジモン。
デジモンペンデュラムVer.2 ディープセイバーズ』で初登場。
なお、Ver2.5ではエビドラモンが参戦したが、当のアノマロカリモンはハンギョモンと交代する形でリストラされ、ルートは繋がらなかった。
詳細は該当項目にて。



◆グソクモン

世代完全体
タイプ甲殻類型
属性ワクチン種
必殺技コロニートーピード
背中から小魚型の生体兵器を無数に放つ技。
この生体兵器は潜行速度は鈍いものの、触れれば大爆発を起こす機雷のような性質を持っている。
得意技ブラントクロー
前脚の鋭利な爪による攻撃。

光が届かないほどの海底に潜む甲殻類型デジモン。
『デジモンペンデュラムZ 2.0 DEEP SAVERS』で初登場。
モチーフはダイオウグソクムシと思われる。


真っ青な甲殻とガスマスクのような頭部ヘルメット、そして、鋭いツメを備えた前肢が特徴的。
しかし、凶暴そうな見た目に反して、ほとんど自分から動くことはなく、ときどき海底に沈んでくる負傷して弱ったデジモンを獲物にするだけだという。
この「深海の掃除屋」な側面が、ワクチン種の由来であろうか?
また、僅かなエネルギーで長期の生命活動が可能な長寿デジモンとしても知られる。



◆マリンキメラモン

世代完全体
タイプ合成型
属性ワクチン種

キメラモンと同様の技術で生み出されたと思われる、様々な水棲系のデジモンの合成デジモン。
こちらも『ペンデュラムZ 2.0』で初登場。
左腕にエビドラモンのパーツが使用されている。


詳しくはキメラモンの項目で。



◆レガレクスモン

世代究極体
タイプ水棲型
属性ウィルス種

右腕にズドモンの角をもぎ取った剣を、左腕にハサミを持つ究極体。
そのハサミの形状はエビドラモンのものとはやや異なるので、犠牲者が彼とは限らないのが救いか。
ペンデュラムZでは上述のグソクモンとマリンキメラモンが進化元。


詳しくはヴァイクモンの項目にて。



【関連作品でのエビドラモン】

サターンソフト『デジタルモンスターver.S デジモンテイマーズ』

上述のように初登場作品。



育成ギア『デジモンペンデュラムver.2.5 ディープセイバーズ』

Ver.2.5になるに当たって、シーラモンと入れ替わる形でエビドラモンが参戦。
シャコモンは成長期になって、Ver2.0の時から登場していたが、本作ではシャコモン→エビドラモンは進化しない。
エビドラモンの進化元はゴマモンorガニモンである。



アニメ『デジモンアドベンチャー02

第05話「ダークタワーをたおせ」でアニメ初登場を果たす。
カイザーに操られたシェルモンを撃退し、油断したディグモンに海中から奇襲をかけ、水中に引き摺り込む。
しかし、ダークタワーが破壊されたことによって進化可能になったイッカクモンの攻撃でディグモンを解放してしまう。
最後は、ディグモンの『ゴールドラッシュ』を頭部に食らいヒビが入ったところに、『ハープンバルカン』の追い打ちを受けて撃沈した。


第40話 「ニューヨーク香港大混戦!」では中国(香港)の選ばれし子供、ホイ三兄弟がシャコモンをパートナーとしていた。
シャコモンらも兄弟かは不明だが、三体揃ってオクタモンへ進化する。
(CVは吉田小南美、徳光由禾、櫻井孝宏 と別々)
また、続く第41話 「サンゴとベルサイユ大乱戦!」では、オーストラリアの選ばれし子供、ディンゴのパートナーとしてガニモン(CV:藤田淑子)が登場。
こちらはシーラモンへ進化。これらは上述のペンデュラムVer2.0に倣ったものと思われる。


なお、そのオーストラリアでは迷いデジモンとしてゲソモン、シェルモン、エビドラモンがグレートバリアリーフに現れ、ディンゴらを追跡していた。


イッカクモン「ゲソモン、シェルモン、エビドラモン、お前らは『シーフードミックスピザ』にしてやるぞ!!」


という“デジモンシーフードミックス作戦”(なんちゅう名前だ…)を受けてビビり散らかす。
その後も「ピザ!」「ピラフ!!」「カレー!!!」と追いかけられる。
が、選ばれし子供達はダークタワーとアノマロカリモンへの対処を行うため、シーフードミックスデジモンは解放されるのであった。
その後は他の迷いデジモン等と一緒に送還されたと思われる。



劇場アニメ『デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い』

メフィスモン配下のデジモンの一体として登場。
中盤、タカトと合流しようとする李&テリアモンが乗ろうとする連絡船を襲撃する。
そのまま、テリアモンに攻撃を仕掛けるが、クルモンの力でテリアモンはガルゴモンに進化。
『ダムダムアッパー』の一撃を甲殻の無い顎下に受けて、撃破された。



カードゲーム『デジタルモンスターカードゲーム』

古参であるためそれなりの枚数で登場しているが、特筆すべきは2002年ごろに発売されたロッテリアとのコラボverに登場したことであろうか。
ギルモンレナモンと言った主役系と並び、コラボというデジモン界の顔としての出張…栄誉なことである。
一緒に採用されたジャガモンミノタルモンコカトリモンらも一様に嬉しそうで……あれ?


どう見ても食材です。本当にありがとうございました。


イラストではご丁寧に左腕にエビバーガーも持たされており、共食い待ったなし。
フレーバーテキストの『背に腹はかえられぬ!!』すら意味深に思えてくる…。


なお、この弾では避けられたが、後の段では進化元にエビバーガモンが設定されてしまった。



漫画『デジモンネクスト

直接的な登場ではないが、バルバモン配下の三将軍の一体、ザンバモンが過去に斬り伏せた“99体のドラモン系デジモン”の一体としてカウントされている。
ただのでかいエビとされることの多いエビドラモンが「ドラモン」として扱われる稀有な例。



アニメ『デジモンクロスウォーズ

第5話『デジメモリ、輝く!』にて、バグラ軍アイランドゾーン侵攻部隊のネプトゥーンモンの配下として、エビドラモンが登場。


コードクラウンを手にしてキングホエーモンの体内から出てきたタイキシャウトモンを迎え撃つ。


ネプ「いくらなんでも、このエビドラモンには敵うまい」


X2スターアックスを尾ビレの一撃で叩き落として、ハサミで締め上げるなど苦戦させる
が、チビカメモンが社から持ってきた『伝説の勇者』の記憶、すなわちデジメモリがタイキの手に渡る。
デジメモリで召喚されたリヴァイアモンの起こした渦潮に巻き上げられ、『ロストルム』(という名の破壊光線)を受けて、X2を締め上げていた方の腕が破壊される。
そして、そのままスターアックスの一撃を受けて破れるのであった。


しかし、単体で(X2とはいえ)シャウトモンを苦戦させ、デジメモリによる援護を受けるまでは常に優勢であったことから、ネプトゥーンモン配下では精鋭であると推測される。
そのため、上述の評価もそれなりに妥当と言えるではあろう。


アニメ『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち

第7話「お好み焼パニック! パグモンだらけの街」に登場。
デジクオーツにてオクタモンと戦っているところをリョウマに目撃されているが、強いデジモンにしか興味のないリョウマにはオクタモン共々スルーされた。



アニメ『デジモンアドベンチャー:

第26話「突破 海獣包囲網」にて登場。
海中から突如出現し、同じく現れたシードラモンと交戦。
コールドブレスで瞬間冷凍されて美味しくいただかれ、メガシードラモンへの進化の栄養源とされてしまった。


第35話「煌くエンジェウーモン」でも別個体がチクリモンの群れを率いて登場。
テイルモンにやられかけるが、黒い稲妻のエネルギーを浴びてグソクモンに進化。
なお、グソクモンは本作がアニメ初登場であり、『ペンデュラムZ』ではエビドラモン未参戦のため、ここで初めてルートが繋がった。
その後、バトルはメタルグレイモンが引き継ぎ、『ジガストーム』で倒される。



追記・修正は竜の力を発揮してからお願いします。


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  • アノマロカリモンはどこまで記載する悩みましたが、いったん内容薄めにしてあります -- 名無しさん (2023-01-16 14:35:18)
  • シザリガーが「りゅうのまい」を覚えるのはこれが元ネタだったり…いや、考えすぎか -- 名無しさん (2023-01-16 18:24:09)
  • アノマロカリモンはやっぱり別物って感が強いですね……しかしエビドラモンがもと完全体とはどこかで聞きましたが、シャコモンもそうだったとは。意外ですが、デザインが可愛すぎるから現行の成長期設定のほうが落ち着く気がしますね。 -- 名無しさん (2023-01-16 19:40:42)
  • ↑以前はアノマロカリモンルートが主流で、グソクモンが出てからそっちが主流になった感じかな。三葉虫→オパビニア→アノマロカリスみたいな流れが出てくればそっちがアノマロカリモンの主流になるかも。 -- 名無しさん (2023-01-16 21:10:18)
  • 記事中に2段階降格はシャコモンが唯一って話が出てるけど、今はゴールドヌメモン(究極体→成熟期)もそうだね -- 名無しさん (2023-02-16 23:52:55)
  • アノード・カソードテイマーだと地味に水中タイプで最強だったりする。水中タイプ自体が微妙だから使う人いなかっただろうけど・・・ -- 名無しさん (2024-02-14 09:28:38)

#comment(striction)

*1 他には、ゴールドヌメモン(究極体⇒成熟期)の例がある程度

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