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散弾ミサイル(Burst Missile)[2]はユークトバニア連邦共和国が開発した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)である。シンファクシ級潜水空母に搭載され運用された[3][4]。
なお散弾ミサイルはオーシア側の呼称で、ユークトバニア側では「新型弾頭」となっている[5]。
少なくとも1991年以前に開発が始まり、1991年に試射に成功している[5]。
散弾ミサイルは大陸間弾道ミサイルを改良したもので、複数目標への同時攻撃や広域面制圧が可能である[5]。目標地点到達後、高度5000フィート前後で弾頭が炸裂し子弾を散布、起爆地点を中心とした広範囲の地上、水上目標及び高度約5000フィート(約1500m)以下の空中目標に損害を与える[3]。
散弾ミサイルは2010年の環太平洋戦争で実戦投入された。
2010年9月30日、シンファクシ級潜水空母1番艦シンファクシはオーシアのイーグリン海峡に集結していたオーシア海軍第3艦隊に向けて2発の散弾ミサイルを発射し、空母ヴァルチャー、バザード、駆逐艦フィンチ、F-14A戦闘機 3機、E-2早期警戒機を撃破し、第3艦隊に大きな損害を与えた。この戦闘でオーシア軍からは「鉄の雨(Molten Steel Raining[3] / Steel Rain[2] / Metal Rain[4])」と呼ばれ恐れられた[3]。
10月4日にユークトバニア軍はセレス海に浮かぶオーシアのサンド島への上陸作戦を開始。シンファクシは上陸部隊へ攻撃するオーシア空軍ウォードッグ隊へ向けて散弾ミサイルを発射するもアークバードによる宇宙からのレーザー攻撃によって散弾ミサイルを迎撃された。これに対してシンファクシは散弾ミサイルの連続発射による飽和攻撃で対抗し、ウォードッグ隊の一部に打撃を与えた。その後、シンファクシを攻撃するウォードッグ隊に向けて至近距離で散弾ミサイルによる攻撃を行うも、最終的にシンファクシは撃沈された[2]。
11月上旬から中旬頃にアネア大陸北方のラーズグリーズ海峡に展開していた2番艦のリムファクシはバストーク半島のオーシア地上軍に向けて散弾ミサイルを発射するも、オーシア軍はすでに準備展開を終えており大きな影響はなかった。11月14日、リムファクシはオーシア空軍のウォードッグ隊の攻撃を受け、水中発射が出来ない状態になったが、同時にオーシア地上軍の大規模攻勢が始まったことから潜水艦隊司令部より攻撃命令を受け、浮上しての散弾ミサイル攻撃を強行。これによりオーシア地上軍に損害を与えることに成功した。浮上時を狙ったウォードッグ隊の攻撃によって潜航不能となると、今度はウォードッグ隊へ向けて散弾ミサイルを発射したが、その甲斐なくリムファクシは撃沈された[4]。
散弾ミサイルの爆発エフェクトがエースコンバットZEROで登場したADFX-01/02 モルガンの特殊兵装MPBM(ハイパーシン)と同じであることから、ポリ窒素を使用した兵器である可能性がある。
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