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Union of Yuktobanian Republics
セリョージャ・V・ニカノール(2000年代~2010年代)
ユーク語(ロシア語)表記の略称はСЮР(ラテン文字転写はSYuR)で[2]、オーシア等では通称としてユーク(Yuke)が使われている。
建国時期は不明だが、大昔の地図によると現在のユークトバニア北西部にユークと描かれていることが確認できる[3]。
1970年代には少なくともエストバキア連邦との関係を構築し、武器の輸出を開始。ベルカと並んで主要な武器供給国となった[4]。
1980年代からオーシアとの間でイデオロギー対立による冷戦状態となる。この二つの超大国は長年の間、常に互いを「仮想敵国」と想定し、世界規模の勢力拡大と軍備拡張を競い合った。その象徴的な存在として核兵器開発競争が挙げられ、大陸間弾道弾や戦略防衛構想(SDI)等にまで発展した[5]。そして同時期にオーシアが提唱したSDI等の核戦略計画に対抗するため、レオノフ提督が掲げた"アーセナルシップ構想"に基づき、シンファクシ級潜水空母の建造に着手する[6]。
1986年には南部国境地帯のカルガ共和国との間でチュメニ紛争及び翌年の構成国のロムヌイ共和国でのヘウム政権によるクーデター鎮圧ではユークトバニア空軍を投入し、多くの犠牲を払った[7]。
1991年9月2日のユークトバニア中央党最高大会でサマノフ首相は潜水空母シンファクシの完成を発表したほか、オーシアによる五大湖資源開発公社の採算割れ隠蔽工作が発覚したことについて、ベルカ連邦の無策とオーシアの膨張・策謀主義がもたらしたものだと痛烈に批判し、このままでは周辺諸国と両国国民が害悪を被ると発言。そしてユークトバニアによる指導性を発揮することが必要と述べた[6]。
1995年3月25日、ベルカ軍はオーシア、ウスティオ、サピンなどの周辺国へ侵攻を開始し、ベルカ戦争が勃発。開戦当初は各国の準備不足によりベルカの侵攻を許していたが、同年4月に連合軍を結成し、ユークトバニアもこれに参加した[8]。
ベルカ戦争終結後の同年12月25日、ルーメンへの空爆から始まった「国境無き世界」のクーデターにおいては、ユークトバニア空軍所属のビクター・メトレフの手引きにより多数の空軍関係者がクーデターに参加[9]。クーデター鎮圧後、ユークトバニアを含む連合軍当局によって逮捕された[10]。一部の者はクーデター軍の情報提供を条件に司法取引によって服役を免れた者がいる他[11]、証言者安全保護法によって保護されている者もいる[12]。
ベルカ戦争後の1996年にソトアとの両国家元首との象徴的な会合を開き[13]、また同年にはオーシアがユークトバニア融和政策(英語表記ではユークトバニア平和条約)に調印[14]し、オーシアとの対立は緩和し1999年には冷戦が終結する。2000年代にはニカノール首相による「グラスノスチ」が行われるなど体制の刷新が図られた[15]。そしてオーシア・ユークトバニア国交正常化の足がかりとして掲げられた「恒久的宇宙ステーション建設計画」を推進するため、両国共同でバセット国際宇宙基地とアークバードを建設した[16]。
2010年に灰色の男たちの暗躍によりニカノール首相は幽閉され、ユークトバニア国内では軍部が実権を握った。2010年9月23日にユークトバニアはオーシアに宣戦布告し、環太平洋戦争が勃発。当初は奇襲作戦により攻勢を強めたが、潜水空母シンファクシ撃沈など多くの作戦が失敗。逆にオーシア軍による本土上陸を許すなり、多くの土地がオーシア軍によって占領された。その後幽閉されていたニカノール首相は反政府レジスタンスによって救助され、オーシアの首都オーレッドでハーリング大統領と共に両国間で停戦が呼びかけられ、12月31日に戦争は終結した[17]。
翌年2011年4月にニカノールが首相に再任される。ニカノールは「ユークトバニアとオーシアの完全なる関係修復」を目指し、アークバード宣言以来となる本格的な核兵器と戦略兵器群の削減であるSTART-3(第3次戦略兵器削減条約)をオーシア連邦と締結。シンファクシ級の拡大発展形として建造された潜水航空巡洋艦「アリコーン」をスクラップとして廃棄すべくゼネラルリソース社系列のGRトレーディングに売却した[15]。(実際にはGRトレーディングは解体せず、改修した後にエルジアが購入した。)
2015年4月21日、同国の偵察衛星がエストバキア南東の沿岸付近で「巨大な機影」を撮影した[4]。
また一次産品の貿易相手国拡大や造船業の多角化によって歳入を増やしている[18]。
直接は関係ないものの、当時の首相は「エルジアは戦争するだけの理由がある」と発言し、エルジア寄りの姿勢を見せていた[19]。
戦争終結後は国際軌道エレベーターにいる難民に輸送機で援助物資を空挺投下するなど人道援助を行った。2020年6月30日にはオーシアが主催するベルカ戦争終結25周年記念式典に参加した[20]。
国政は共和制、連邦制を採用している。国家元首は首相が務めており、議院内閣制であると思われる。
政党制は不明。党としてはユークトバニア中央党が存在[6]。
長年に渡って、両国間のイデオロギーの対立から冷戦状態となっていたが、ベルカ戦争を機にオーシアとの対立も緩和し、1999年に冷戦が終結する。2000年代には首相ニカノールによって更なるオーシアとの融和も進んでいった。しかし2010年に灰色の男たちの暗躍によりユークトバニア国内では軍部が実権を握った。2010年9月23日にユークトバニアはオーシアに宣戦布告し、環太平洋戦争が勃発。その後幽閉されていたニカノール首相は反政府レジスタンスによって救助され、オーレッドでハーリング大統領と共に両国間で停戦が呼びかけられ、12月31日に戦争は終結した。翌年2011年4月にニカノールが首相に再任し、「ユークトバニアとオーシアの完全なる関係修復」を目指し、アークバード宣言以来となる本格的な核兵器と戦略兵器群の削減であるSTART-3(第3次戦略兵器削減条約)をオーシア連邦と締結した[15]。
1986年に国境地帯でチュメニ紛争が勃発した[7]。
1970年代からエストバキアへ武器を輸出していた[4]。
20世紀頃の軍事国家時代のノースポイントはユークトバニアを仮想敵国としていた[21]。
2019年の灯台戦争では当時の首相が「エルジアは戦争をするだけの理由がある」と述べ、エルジア寄りの姿勢を見せていた[19]。
世界最大の国土面積を持つユークトバニアは、ベルーサ大陸の北東部を中心に広大な範囲を領土としている。北部・北西部・南部は山岳地帯、中央部はジラーチ砂漠が広がり[22]、東のグルビナ地方は冬には-20℃の極寒の地[23]、南部のドゥガー地方は密林地帯など[24]、多様な地域が存在する。
国土の北、北東、南東、西をそれぞれフスクム海、セレス海、太平洋、ユージア海の海に囲まれ、また南西にはソトア大陸が存在する。国境は、南でベルーサおよびカルガと接している。
ユークトバニアには幾つかの構成国が存在しており、ロムヌイ共和国(Republic of Romny)もその一つである。
ユークトバニアの地名は大半はロシア語の単語である。ただし英語表記はロシア語表記をラテン文字転写したものではなく、発音を英語風に表記したものとなっている。
周辺の列強国の中でも際立って高い軍事力を誇る[1]。
ユークトバニア軍は陸軍、海軍、空軍の他、特殊コマンド部隊[25]が存在。また中央政府以外に、構成国も独自に軍を保有している[7]。
環太平洋戦争後、一次産品の貿易相手国拡大や造船業の多角化によって歳入を増やしている[18]。
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