共通歴制定まで
蛮族王の乱によって、一つの文明が終焉を迎えたころ。この地もまた、人族と蛮族による争いが苛烈化していた。それは、この地も例外ではなかった。未解明の都市、”ドーム”を解明するために組織された巨大な一団に、魔法文明時代から残る脅威を排除するための強力な武装が許されていたのが、幸いだったのか、あるいは不幸だったのか。結論から言えば、遺跡に潜んでいた蛮族たちからの攻勢を人族は退け、膠着状態に持ち込む事が出来たのだ。
互いに限られた資源を食いつぶしながら続いた、終わりの見えない長い闘いの歴史の中で、それぞれの陣営にもやがて、内部の抗争などが発生していく。戦いはいつしか、変質していた。
ある時、状況に変化が訪れる。都市遺跡の奥底より、魔神王を名乗るものが出現し、双方に襲い掛かったのだ。
残忍で狡猾、そして何より強力な魔神によって蹂躙される人族と蛮族は、ここ、ことにいたって、ついに手を結ぶことになった。2年にも及ぶ総力戦の結果、魔神王は打倒された。そして人族と蛮族は互いに協力してこの地で生きることを決めた。
それぞれの種族の代表者からなる多種族協和会議(多頭竜会議)を設立し、共同して都市の統治にあたる形が出来上がった年、それを共通歴元年と呼称する。
共通暦 | 出来事 |
元年 |
種族協和会議(多頭竜会議)の設立 共通法の制定 |
8年 | 地区分割制度の制定 |
15年 | 和議の決定に伴い、多竜頭の宿の設立 |
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