しがないクイ研マネの工具箱

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しがないクイ研マネの工具箱

 こんにちは。クイ研マネージャーのHoneyな埴輪です。といっても、もうすぐ引退します。今まで、「作問クイズの棚」にある問題はほとんど私が作ってきました。なので、マネージャーの最後の仕事というのは大げさですが、置き土産的な感じでクイズの作り方を書こうかなと思います。クイズのプロではないし、そこまでたくさんのクイズをつくってきたという訳ではありませんが、ご参考になれば幸いです。

クイズを作るにあたって、以下の三つの点を大事にしていました。

①同じジャンルの問題はできるだけ作らない(飽きないように)
②自分が知って興味深い、面白いと思ったものを問題にする(趣味なのに苦しみたくない)
③ちゃんとした情報源をもとに発信する(間違った情報を伝えないように)
 

作問の流れは、基本的にこんな感じです。

1 どのジャンルを答えにするか決める
 同じジャンルの問題はできるだけ作らないと決めているので、歴史系にしよう、言葉系かな、理系に挑戦してみようかなと、気分に合わせて選んでいます。答えの言葉が決まっているときや、気分が乗らないときは、省略します。

2 答えとなる言葉を探す
 「クイズ作るぞ!」と思って自分から見つけにいくことも、日常生活の中で「これクイズにできるな」というものに偶然出会うこともあります。自分で探しにいくときは、日本大百科全書(ニッポニカ)のテーマごとに分類されているものや、いらすとやのランダム検索で探しています(Wikipediaにもランダム機能がありますが情報量が多すぎるのでおすすめしません)。クイズのことを全く考えていなくても、例えば単語帳で勉強しているときや、クイズとは関係ない大会のチーム名を決める際にGoogle翻訳でいろいろ打ち込んでいたときに、「クイズの種」のようなものに出会ったことがあります。

3-1 問題形式を決める
 一口にクイズと言っても、さまざまな問題形式があります。この答えだったらパラレル問題がいいななどと思いながら問題形式を決めます。

3-2 その言葉や周辺の情報を調べる
 まずはいろいろな情報が詰め込まれているWikipediaや電子辞書内の辞書(広辞苑、ニッポニカ、ブリタニカなど)で調べます。ただし、Wikipediaは情報が怪しい部分もありますが、後できちんと本当に正しいか確認するので、いったんそのまま続けます。だいたいどのような情報を入れるか決まったら、それについて深掘りします。また、その言葉が他にどのようなところで使われているのか(例:ゲームのアイテム、映画のタイトル)も確認しておきます。情報は多めに入手しておいたほうが、問題文を作るときに調べ直す手間が減ります。

3-3問題文を作る
インターネットや電子辞書を通じて手に入れた情報のなかでどれが使えるか選び、問題形式に沿って問題文を作ります。表現は何度も修正し、口頭で言われたときにわかりやすくなるようにしています。どう頑張っても表現が難しくなったり、伝わりにくくなったりする情報は諦めて、明文化しやすい情報を使います。

※3-1~3-3は順番が入れ替わったり、何度も繰り返したり、結構イレギュラーです。たまに情報がなかったり、表現方法に詰まったりなど、うまくいかないと思ったときは、アイデア自体をボツにして、一からやり直すときもあります。

4 情報が正しいかを最終確認する
電子辞書の中の辞書を基本にして、辞書に載っていない情報は公式のホームページなどを見て、本当に正しいのか確認します。

5 解答と解説、参考を書いてHPに載せる
問題文について自分が特に触れたい部分や、問題文に入れられなかったけれど興味深い情報などを解説に含めています。このWiki3のフォーマットは、URLを添付しやすいので、重宝しています。
 

こんな感じですね。みなさんの作問スキルアップの一助になれば嬉しいです。これを書けたので、心置きなくクイ研マネージャーを引退できます(笑)、では。

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