開発の歴史と特徴

ページ名:全身麻酔薬の開発の歴史

全身麻酔剤

  
1935年 チオペンタール

Volwiller 及び Jabern によって合成。
通常用いられる麻酔剤中最も強い中枢呼吸抑制作用を有する。

1948年 チアミラール

メチルヘキサビタールやチオペンタールは呼吸抑制や血圧下降の副作用の問題があった。
副作用が少なく有効性で優る製剤が研究された結果、Bywater によって合成。

チアミラールはチオペンタールより約 1.5 倍強力であり、麻酔効果も早く、興奮性も少なく、また、麻酔の回復が早い(イヌ)といわれている。

1958年
4月1日
イソゾール(日医工)

三菱ウェルファーマ(現 田辺三菱製薬)がチアミラールを新たな合成法で開発し、販売を開始。

1968年 セボフルラン

米国トラベノール社によって 1968 年に合成された

1990年 イソフルラン

本邦で上市。

1992年 デスフルラン

生体内代謝率がより低く安定した体内動態の実現を目指して、吸入麻酔薬の開発が進められてきた。

イソフルランの α-炭素に結合した塩素をフッ素で置換した化学構造で、Airco Inc.の J.P.Russell らによって合成され、BOC Inc.により製剤として開発、米国で承認。

 

参考文献:

ラボナール注射用0.5g_インタビューフォーム
チトゾール注用0.3g、チトゾール注用0.5g 医薬品インタビューフォーム
イソゾールインタビューフォーム
イソフルラン吸入麻酔液「VTRS」_インタビューフォーム
suprane_if_202401.pdf
sevofrane_if_20230613.pdf

 

 

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