プログレスドライバー

プログレスドライバーは、雨札令を中心とするジメル・ファウンデーション所属の科学者らによって開発された、能力拡張装置である。

構造

コーディングスロット

後述するタロットコードの挿入部。装着者の体に近いほうがアルケイナムスロット、もう一方がオーダースロット。

オラクルリーダー

コーディングスロットにセットされたタロットコードを読み取る機械。

エナジーメッシュ

プログレスドライバーの動力エネルギーを供給する、新型発電装置。

ステータスモニター

装着者の状態を示し、またその精神状態を向上させる。

パワーリベレーター

スターターホイール

コマンディングパネル

いずれも、プログレスドライバーの操作に関わる装置。

開発

2015年10月──ジョン・オルソンにより「トリニティ・プログレス」理論が提唱される。

2019年4月──「人類の発展」を目的にプロジェクト発足。研究コードは『ダーウィン』。サイトはM-26。

2020年6月──E-02『エンタープライズ』、及びその研究が発展したA-01『キース・ウィントン』にて開発された世界間移動技術により、他世界の技術を取り込んだことで研究が加速。

同年12月──平行世界での視察を終えた雨札令により「変身ベルト」が提案され、彼の手によって試作される。

2022年6月──「トリニティ・プログレス」理論に基づいたシステムを組み込み、プログレスドライバー完成。

「トリニティ・プログレス」理論

「三位一体」や「心技体」を再解釈し、「人類の進化」に必要なものとして、「健全な肉体」「強固な精神」、「確固たる技術」を挙げた説。雨札はこれを、“Subject”、“Arcanum”、“Order”の3つとして再解釈した。

開発メンバー

発案・設計・開発責任者　雨札令

理論提供　ジョン・オルソン

生体監修　ジルベール・ラガルド

回路監修　和賀島聡

被験者選定　リーナ・メルソン

コスト管理　趙芳松

資金提供　七五三掛宇六(ジメル・ファウンデーション会長)

変身機能

ユーバーメンシュ

人間が変身した、超能力を扱うために最も適した(と当初は考えられていた)姿。

大アルカナ相当のタロットコードを用いる「グローセン」と小アルカナ相当の「クライネン」の3種が存在する。

「クライネン」は適合率さえ満たしていれば制御は容易だが、「グローセン」は出力と制御のどちらかを諦めなければならない。

なお適合率が目安より低い場合でも、最悪の場合で不整脈を起こす程度(落命や人格崩壊と比べると軽い代償である)。

変身方法

①プログレスドライバーを待機状態にする

②タロットコードをアルケイナムスロットに挿入

③パワーリベレーターを長押しする

④パワーリベレーターから手を離す→完了

仮面ライダー

雨札令が考案した、超能力を扱うための真に最も適した姿。

その本質は拘束具を纏った「グローセン」。この拘束具により、難しい「グローセン」の制御を”比較的”簡単にしている。

しかしメインで使用するタロットコードへの高い適合率が求められ、それにそぐわない者が変身シークエンスを起動した場合、拒絶反応により心神耗弱、記憶喪失、人格破壊、そして落命のリスクがある。

その構造上、大アルカナ相当のタロットコードでしか変身できない。

また拘束具が破損した場合、「フェアローレン」になってしまう。

変身方法

①プログレスドライバーを待機状態にする

②タロットコードをアルケイナムスロットに挿入

③プログレスターターを、ネジを緩める方向に回す

④”By way of?”の音声に対し、『ライダー』と答える

⑤変身ポーズ、もとい変身モーションをとる

⑥『変身』を宣言する

⑦パワーリベレーターを押してから離す→完了

フェアローレン

拘束具が破損し、「グローセン」の姿が露出してしまった仮面ライダー。

プログレスドライバー上では仮面ライダーとして扱われ、拘束具の存在を前提とした出力が行われるため、暴走は必至。

変身シークエンスを再起動することで拘束具を再生成し、仮面ライダーに戻ることが出来る。

J-U-W

Junk Unitized Warrior の略。生身の人間が拘束具を身に着けた姿。

仮面ライダーのシークエンスを小アルカナまたはワイルドのタロットコードに適用することで「漏洩ろうせつ」する。

この際の掛け声は『アーマー』、『漏洩ろうせつ』。

プログレスドライバー上では仮面ライダーと同等に処理されるため、オーダーやアルケイナムドライビングも可能。

また拘束具が破損した場合、フェアローレンにはならずに生身の人間が露出する。

その場合プログレスドライバー上ではJ-U-Wとして扱われ、拘束具の存在を前提とした出力が行われるため、速やかに再漏洩するか変身解除しなければ生身に過剰なエネルギーが注ぎ込まれてしまい、高確率で死に至る。

能力発動

オーダー

生身、ユーバーメンシュ、仮面ライダーのいずれの姿でも、適合率に関係なく利用できる。

出力のレベルは生身＜＜＜ユーバーメンシュ＜仮面ライダー。

パワーリベレーターを1回だけ押すことで発動(生身の場合、オーダースロットだけにコードを入れる必要がある)。

アルケイナムドライビング

仮面ライダーとフェアローレン(意識はないので実質仮面ライダーのみ)にしか利用できない。

出力のレベルはオーダー(仮面ライダー)＜＜＜アルケイナムドライビング。

パワーリベレーターを2回押すことで発動。

宣言される技名は、「(仮面ライダーの名前)(能力を表す動詞の原形)」【例：アドバンサーアジャスト】。

オーバーアルケイナムドライビング

仮面ライダーとフェアローレン(意識はないので実質仮面ライダーのみ)にしか利用できない。

出力のレベルはアルケイナムドライビング＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜オーバーアルケイナムドライビング。

パワーリベレーターを3回以上押すことで発動(3回目以降は押す回数に関わらず、威力は一定)。

変身維持のためのエネルギーをも利用するため、発動後は自動的に変身が解除される。

宣言される技名は、「(仮面ライダーの名前)・オーバー(能力を表す動詞の原形)」【例：イェイナス・オーバーキック】。

〇〇の場合

(随時更新)

タロットコード

雨札令がデザインしたプラスチックの棒。

プログレスドライバーはタロットコード表面の模様を読み取り、対応する能力を出力する。

ただし出力される能力は装着者の想像力に依存しており、過大解釈的な出力も可能である。

データベースはこちら(随時更新)

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