ゴブリン

ページ名:ゴブリン

 ゴブリンは魔物の一種。小鬼、人食い餓鬼等とも呼ばれる。個々の戦闘力は低く、知能もそこまで高くないが、言語によって会話を行い、棍棒等の簡素な道具を製作する程度の知能はある。それなりに知能がある上にどこにでもいて、繁殖力が高く群れで行動するので、冒険者の間では侮れない敵とされていた。

 文化らしい文化はないが、価値観は人間に近いのか、ゴブリンの住処等を探索すると人間の金貨や宝石類が見つかることもよくある。また、行商人等を襲撃し、食料品等だけでなく金品を奪取するケースも多かった。1100年代のとある行商ギルドの記録によれば、盗賊に次いでゴブリンの襲撃が多いことが分かる。

 

特徴

 身長にして130cm前後と体躯は小さく、身軽に動き回る。棍棒や鉈を使う他、人間ほどではないが投擲能力にも優れる。火を熾す、石を武器に加工する、言葉を話す程度のことは可能だが、複雑な道具を作ったり鉄を製錬したりといった高度なことは出来ない。

 オスの個体しか存在せず、繁殖の為には人間や亜人の女性を誘拐して子を産ませる。妊娠から出産までのスパンが短いので繁殖力は高いが、母体をかなり酷使する為、例えば人間であれば概ね5体も産めば衰弱して死んでしまうとされる。一方、ゴブリンの個体数が減るようになると母体となる女性を献身的に世話することで生き永らえさせるというケースも増え、1732年にはベルージア連邦で20体以上のゴブリンを産んだという女性が救出された例もある。

 また、力が強く自分達を従えるリーダーであると感じた者についていく習性は同族に限ったものではなく、前述のベルージアの例では人間の魔法犯罪者がゴブリンの群れを率いていた。

 

減少

 火薬と銃が発達すると一気に駆除数が増え、大陸暦1600年までに大陸西部の殆どの街道ではゴブリンに襲撃されることはなくなった。

 1800年現在、ゴブリンの分布は大陸南部の一部地域とアークランド諸島の一部に限定されており、年々数が減っているので絶滅は時間の問題とされる。

 

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