レストゥングスアウトモビル

ページ名:鎧を着込んだ自動車

 レストゥングス・アウトモビル(Ruestungs automobil:鎧を着込んだ自動車)はアルマニア帝国で開発された装甲車。

概要

 元々はアルマニアの自動車設計士アンドリュー・バーナーが考案した、機関銃で防護された陣地を突破する兵器。バーナーは1732年、軍にこの設計図を持ち込んだが軍部の納得を得られず、採用はされなかった。

 しかし1743年、世界大戦争が勃発。北部同盟軍と協商連合軍はお互いに機関銃と鉄条網で防護された塹壕に籠り、開戦2か月で戦線が膠着した。

 バーナーは再び設計図を軍に持ち込み、半月ほどで試作車が完成。テストも良好だった為、量産に移行した。

実戦投入

 1743年12月30日、アルマニア軍の攻勢に合わせて、最初の12両が戦場に投入された。協商連合軍は突如突撃してきた鉄の塊に対して大混乱に陥り、世界初の装甲車は華々しいデビューを果たすこととなった。

 初の損失も同戦闘におけるもので、塹壕に引っかかって停止した1両が野砲に撃破された。その他、エンジン故障で7両が行動不能となったが、北部同盟軍将兵の士気は揺るがなかった。

 1744年1月にはエンジンを改良したモデルが登場し、2月2日の攻勢では18両が投入されたが、トーチカの制圧・破壊が不可能であることが判明。また、魔法による攻撃で11両が撃破され、野砲による攻撃でも2両が撃破された。

 機関銃陣地を突破する為の兵器である為、野砲や魔法に耐えられるようには出来ておらず、敵も歩兵であることが前提であり、武装も機関銃のみで、その任務はあくまで歩兵の支援と防護である。

 

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