秘密結社CIBの盟主であり創設者である。
ゲームに関する広い知見を有することから、当初は他サーバーからのエクソディアン(集団移住者)の一人ではないかと噂されていた。しかし、その正体は異世界から召喚された勇者である。DMM.comが運営する【FANZA(ファンザ)】というサイトで「ちょっとえっちな同人誌」のサンプル画像を見ていたところ、突如ビビットアーミーのs180サーバーに召喚されたのである。
かつて「ウルティマ」「ラグナロク」「ガディウス」「アスガルド」と様々なMMORPG(オンラインRPG)で勇者として名を馳せていたが、12年間プレイした「アスガルド」がサービス終了したことにより、オンラインゲームから引退していた。今回の召喚で5年ぶりの異世界帰還となった。
うどんこ病により崩御の予言
うどん教の教典である饂飩文書には、水沢うどんについて書かれたと思われる予言の記述がある。
s180サーバーを統一後、メシヤ水沢は神聖うどん帝国を建国。その後の動乱も陣頭に立ち続けたが、その陣中で「超変異性激症膠原病」という奇病に冒されていることが判明する。新病であるこの病には治療法がなく、病名すら仮名でしかない。メシヤ水沢以外に罹患例の無いこの病気は後に「うどんこ病」と呼ばれることとなる。うどん帝国暦元年(製麺歴801年)7月26日、25歳で崩御。在位は二週間余であった。
※参考文献 民明書房刊「口語訳 よくわかる饂飩文書!」より
この予言により、CIB連盟員は「水沢うどんがうどん帝国の皇帝に即位する時が死ぬ時」だと信じておもしろがって即位させようとしている。
水沢うどんの出生
現実世界での水沢うどんは人間ではない。限りなく「真祖」に近い性質を持った「仙女」である。いわゆる古代中国の伝承に語られるところの「仙人」や「真人」の類いであるが、その正体は受肉した「精霊」であり、エナジードレインで糧を得る「吸血種」である。
本人は「昔のことすぎて忘れた」としているが、生年は紀元前2600年頃。ビルガメス王(ギルガメッシュ)の御代に奴隷として生を受けた。最初の名前はシィ(古代シュメール語で麦の意)で、粉挽労働に従事する奴隷であった。(最初は織物工房に織物奴隷として売られたが、あまりに不器用すぎて粉挽屋に売られた)
しかし、生来の魔力の高さを神官シドゥリに見出され、イシュタルに仕える神殿の巫女となる。
ビルガメス王(ギルガメッシュ)の功績の一つに、賢者から不老不死の法を授かったというものがあるが、彼女はその実証実験に身を捧げ、人間としての生を終えた。享年17歳。
ビルガメス王(ギルガメッシュ)が賢者から授かったという不老不死の法は、生きたまま魂を肉体から引き剥がし輪廻の輪から外れて英霊の座に昇らせるものであったからである。
この時、水沢うどんは輪廻の輪から外れることには成功したが、英霊の座に昇ることには失敗した。現世での功績が少なかったからである。本来であれば水沢うどんの魂はそのまま行き場のない魔力として地表に霧散するはずであった。しかし、偶然地球の内海から発生したマナと混じり合い、地球の表層管理のための端末である「精霊」となって受肉したのである。
これは魔術世界では「真祖」と呼ばれるカテゴリーに近いが、発生の過程が類似しているものの、生命としての目的が違う別種の吸血種である。なお、受肉した際に人としての全ての記憶を失っている。
一度赤子の様な状態となり、理性や自意識も後々に獲得したものなので、自らがどのような出自であるのか彼女自身にもよく分からないというのが真相である。
この時、神官シドゥリは記憶を失い赤子の様な水沢うどんを見て、不老不死と引き換えに全て記憶が失われると考え、不老不死の実験を禁止した。水沢うどんはその後、イシュタルの神殿の奥で半幽閉状態で50年以上過ごすことになる。
実験後はイシュタルの加護を受けたとされ、神殿内でニンダ(古代シュメール語でパンの意)と呼ばれた。
ビルガメス王(ギルガメッシュ)の没後は不老不死を理由に迫害を受け、エジプトやギリシアを放浪。アレクサンドロス大王の東方遠征(前4世紀後半)と共にインドに入り、そのまま現地の胡人と共に古代中国統一前の秦国にり着く。そして、項羽と出会うことになる。
(編集中)
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧