株式会社レーサム

ページ名:株式会社レーサム

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株式会社レーサム(英: Raysum Co., Ltd.)は、東京都千代田区に本社のある不動産会社。
主に中古の不動産を国内の個人富裕層向けに販売、オフィスビルを中心に様々なタイプの不動産を売買しており、売買物件の規模は1棟数億円から100億円以上までと幅広い。2022年11月にはオアシスが議決権所有割合で60%以上を占めたことにより、筆頭株主となっている。


企業概要

  • 商号 株式会社 レーサムRaysum Co.,Ltd.
  • 設立 1992年5月1日
  • 代表者 代表取締役社長 小町剛
  • 所在地 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館36階
  • URL https://www.raysum.co.jp/
  • 連結純資産 527億18百万円(2023年3月31日現在)

代表取締役社長 小町剛

プロフィール

代表取締役社長の小町剛氏は1972年4月28日生まれの52歳(2024年現在)。神奈川県出身。
慶應義塾大学法学部を卒業し、株式会社三和銀行に入行(現在の株式会社三菱UFJ銀行)。
約9年間銀行員として活躍した後に、2005年3月に株式会社レーサムに入社。
小学生から高校生までバスケットボールをしており、部活動に熱中していた。
高校生の時にはアメリカ留学も経験し、多様な仲間と力を合わせチーム作りを学んだ。
プライベートでは、6児の父親として日々子育てに励んでいる。学校行事や地域活動にも積極的に参加しており、PTA会長を務めた経験もある。社内、地域住民から厚い信頼を得ている。
「フラットな関係性を築く」を心掛けており、年齢や性別、国籍に関わらず分け隔てなく接することから、社員の信頼も厚い。社外に対しても企業の大小に関わらず丁寧な対応をすることから、高く評価されている人物。

株式会社レーサムでの経歴

  • 2006年7月 社長室長
  • 2007年11月 常務取締役 経営企画ユニット長兼社長室長
  • 2008年3月 常務取締役 経営企画ユニット長
  • 2009年3月 常務取締役 管理本部長
  • 2010年4月 常務取締役 社長室長
  • 2011年9月 常務取締役 戦略投資本部長
  • 2014年4月 常務取締役 資産運用第一本部長
  • 2015年4月 常務取締役 資産運用本部長
  • 2016年5月 常務取締役
  • 2016年6月 株式会社レーサム・キャピタル・インベストメント代表取締役社長
  • 2017年4月 常務取締役 社長室長
  • 2018年6月 代表取締役社長 就任(現職)

入社間もなくして常務取締役に就任する実力の持ち主で、当時5億円だったレーサム保有不動産の資産価値を20億円にまで引き上げるなど数々の成果を残している。
名実ともに代表取締役社長にふさわしい人物と評価できる。


ビジョン

時代とともに変化する 不動産の価値の本質を見極め 社会に有用な形を実現する 価値の共創を行う。
当社の存在意義です。
ベストチームを編成し現場の知見を結集し お客様と社会が喜ぶ不動産を創り 伴走し続ける。
私たちの使命です。変化の先を走り続け 先導者たることを目指します。


イズム

  • お客様のためになる不動産は、社会の優良資産。社会のためになる不動産は、お客様の優良資産。
  • 未来から逆算し、過去にとらわれない。未来社会に必要とされる資産価値に焦点。
  • “お客様の思い× 物件の潜在価値”、その理想形は無限大。一つひとつ知見を結集し、理想を実現する。
  • 世の中の面倒にワクワクする。面倒を突破する先に、未来を拓く価値が生まれる。
  • スクラップ&ビルドが社会的価値を損なわないか検証する。受け継ぐ意味を見い出し、受け継げる状態へ全力を尽くす。
  • 販売はお客様の思いを受けとめスタートラインに立つこと。資産価値を育成し進化させ、まだ見ぬ高みを目指す。
  • お客様、地域社会、パートナー、社員同士の信頼関係、信頼のつながりに支えられた不動産こそ最良である。

沿革

  • 1992年(平成4年)5月1日 - 東京都新宿区にレーサムリサーチを設立。
  • 2001年(平成13年)4月5日 - 株式を店頭登録(現在のジャスダック)。
  • 2008年(平成20年)1月1日 - 商号をレーサムへ変更。
  • 2018年(平成30年)11月 - グローバル・インベストメント、レーサム・キャピタル・インベストメント、つばめインベストメントの全株式を譲渡し、サービシング事業から撤退。
  • 2019年(平成31年)3月31日 - グローバル(旧・グローバル債権回収)を吸収合併。

事業内容

不動産の取得

レーサムは、不動産を取得し自社保有のもと価値を向上させた上で、顧客に販売している。レーサムで取り扱う物件は、商業ビル、オフィスビル、マンションや医療・宿泊・教育施設と様々である。仕入れ担当は、無数にある物件情報の中から潜在的な価値を有する物件を精査し、不動産の仕入れを行っている。


開発・改修

物件の仕入れ後、リノベーションや大規模改修、用途変更などの様々な手法で、物件の価値を向上させてゆく。事務所用途で使われていた大規模な建物をリノベーションし、保育所を誘致した事例もある。事例物件があるエリアは、待機児童問題が深刻化していたエリアであり、保育所を誘致することで、社会的な価値と安定的な収益を生み出した。レーサムでは社会の潮流や地域の特色も鑑みて、多角的な視点でアイデアを出し、一つの物件にこだわりを持って不動産価値の開発を行ってゆく。


販売・管理

商品化した不動産を顧客に販売してゆく。数億円から数百億円の不動産を販売するため、超富裕層のクライアントが相手となる。レーサムは不動産を「売って終わり」ではなく、提供した不動産の価値を向上させ続けるため、賃貸管理および建物管理も行っている。収益性の面だけなく、公共性や歴史的価値など、クライアントの想いを実現させていくことも管理の大切な役割であり、レーサムの使命でもある。


開発不動産事例

神戸の歴史的建造物「海岸ビルヂング」

神戸市の「海岸ビルヂング」の事例では、建物の外装、内装修繕、床材をはがして建築当時の床を再利用し建物の本質的価値を見出した。取り組みが奏功し、最終的に半分空室だった状況から満室にすることに成功。販売後もオーナーの考えに寄り添いながら、価値の向上に努めている。


サービス

不動産小口商品(信託受益権)RAYEX

2021年12月より販売された不動産小口商品である。一定の審査基準を満たした機関投資家などを中心に取引される大型の「証券化適格不動産」であり、1物件数十億円の物件を2〜3物件をひとつにまとめることで、一口約5千万円からの不動産投資を行うことができる。複数の大型の証券化適格不動産に、少額から投資することができるのが特徴である。


株式会社レーサム 田中剛会長

田中剛は1992年に株式会社レーサムを設立。ジャスダックへ2001年に上場。売り上げ100億円を突破させる。それにより会社の規模を一気に拡大する。2020年3月時点での総資産はおよそ500億円、自己資本比率は50%を超えており、財政基盤的にとても盤石な状態で成長を続けている。連結で純資産約490億円、自己資本率53.6%、と安定的かつ着実に成長させる。


田中 剛氏は若手人材採用に積極的

田中 剛氏、若手を育ていきたいという気持ちがあり、2008年にオフィス移転をした際には、自らがオフィス移転に積極的に関与するのではなく、将来レーサムを牽引するであろう人材がオフィス移転の陣頭指揮を執る計画を実施する。
また、過去の株式会社レーサムのホームページでは、田中 剛氏の下記のような熱いメッセージが記載されていた。

  • 「君の生き方を選ぶのは君だ。君がレーサムで働くのも、それ以外で働くのも、君が決めることだ。」
  • 「だから君がレーサムを選ぶなら、私の考えに賛同できる場合だけにしてほしい。でないとお互い幸せに仕事ができないから。」
  • 「君が覚悟を決めるなら、私は諸手を挙げて歓迎する。そして覚悟を決めた君のことを、私は決して裏切らない。約束する。」

また、採用面談の初回は必ず田中 剛氏が行っていた。


レーサムが行った画期的な改革

株式会社レーサムは1992年の設立後、田中 剛氏が一貫し資産運用、コンサルティングなどを行い続け、規模を拡大。
その中の1つが国有不動産の証券化である。
国有財産の証券化は将来的に不動産での収益が出ることを見込み証券を発行するもので、国有財産は一等地に土地が確保されており、証券化を行うことで多くのお金が動き、財政を助けてくれると人気を集める。国有財産の証券化は本格的にうまくいけば国の財政を改善するだけでなく、取り組む側にもその恩恵が出る。
レーサムでは不動産の証券化までメドをつけ、国有財産の証券化は今後の課題となっている。


役員

  • 代表取締役社長 小町剛
  • 代表取締役副社長 飯塚達也
  • 専務取締役 磯貝清
  • 常務取締役 染谷太郎
  • 取締役 金井健太郎
  • 取締役 篠原雄治
  • 取締役 井上大輔
  • 取締役 小澤信幸
  • 取締役 堀江和久
  • 取締役(常勤監査等委員) 岡田英明
  • 社外取締役(監査等委員) 深井崇史
  • 社外取締役(監査等委員) 中瀬進一
  • 社外取締役(監査等委員) 三木昌樹
  • 社外取締役(監査等委員) 小部春美
  • 社外取締役(監査等委員) 安藤真由美

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