セルリアン管理番号: CEL-2-XXX/MF
種別名: Mundus Finis
世代区分: 第1世代
脅威レベル: 1(低脅威-特例:要管理権限4)
駆除状況: 通常駆除困難
規定対応手順: 来園者が通常利用する場所から1キロメートル以上離れた施設にて、海水を50リットル貯蔵したまま遮音性の部屋に監禁してください。駆除実験に際しては、必ずCDC所属の管理権限5の職員2人以上の承認を受けた上で特定特殊生物対策委員会に実験計画書を提出してください。その後承認を得た場合のみ実験が許可されます。CEL-2-XXX/MFと同じ部屋に入る場合は専用の耳栓を着用してください。このセルリアン情報の閲覧が許可されていない職員やアニマルガールの協力を得る場合、実験後に記憶処理薬を投与してください。上記の規定対応手順に違反した場合、最低でも記憶処理と共に停職処分がなされます。
説明: CEL-2-XXX/MFは黒ずんだ鉄筋のような骨格に複数の歯車が噛みあって肉体を形成している身長1██センチメートル程度の人型のセルリアンです。DH型セルリアンであり、かつては高い戦闘能力を持っていたと考えられますが、海水に触れたかのように体表が完全に固まり現在は能動的な行動が一切不能となっています。石が心臓部分に完全に埋まっているにもかかわらず、あらゆる手段で攻撃を石まで届ける試みは失敗しています。超音波検査によれば、石付近のみは現在も活動しているため警戒が必要です。CEL-2-XXX/MFは攻撃を受けると、その威力に応じて音を出すことが判明しています。基本的には、威力が大きいほどに攻撃を加えた対象にとって不快な音波を出すとされています。
実験記録CEL-2-XXX/MF
破壊手段 | 結果 | 発生音 | 備考 | コメント |
---|---|---|---|---|
人間の手で一般的な杭打ち機とタングステン製の杭を用いる | 杭が70°に折れ、杭打ち機が故障 | 黒板を爪で引っかくような音52.7デシベル | 経費の都合から実験計画書提出義務を制定 | なし |
TNT█トンの一斉爆破 | [実験は却下されました] | なし | 危険過ぎる。隠蔽に支障が出る。など | アホか――[削除済] |
5.0×10██パスカルのプレス機 | プレス機でCEL-2-XXX/MFの型が取れた | トキとショウジョウトキの合唱78.9デシベル | 型を元にレプリカを作成。監禁施設内に展示している | 予算が降りないからって自腹でレプリカ作ること無いだろう――███博士 |
対物ライフル████████ | 弾丸が衝突時の衝撃で平面になり実験中断 | いびきのような呻き声43.8デシベル | 破損した弾丸は放射性廃棄物として処理 | 口径は問題ではないのだよ――██博士 |
サーバルの野生解放した爪による攻撃 | サーバルが爪の痛みを訴え中断 | 人間の可聴音域外の音62.4デシベル | なし | ちょっとかわいそうだった、何がとは言わない―ー██博士 |
アノマロカリス「リア」の野生解放ベアハッグ | リアが腕と腹部の痛みを訴え中断 | 嘔吐している際のもとの思しき呻き声57.3デシベル | なし | うわぁ――███飼育員 |
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機能しなくなって尚我々にとって大きな枷となる。私にはこのセルリアンが人類の文明が自然界に与える影響に、そしてその末路に見える――███博士 |
※: 現在はアクリル樹脂の水槽状の部屋を用いています。
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