支柱のない螺旋階段?
皆さんは「ロストテクノロジー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。後継者の減少や原材料の枯渇などの要因により現在では再現不可能となった過去の優れた技術のことです。
今回はロストテクノロジーの中の一つ、聖ヨセフの階段についてお話します。
◀聖ヨセフの階段
舞台は、140年ほど前のアメリカのニューメキシコ州サンタフェ市ロレット・チャペル。ここに礼拝堂が作られることになりました。数年かかってついに完成!!かと思いきや、大工のうっかりでその建物には階段がありませんでした・・・。
どうにもできないので修道女たちが祈りを捧げたところ、白髪に白鬚のサンタみたいなおじいさんが現れ、半年程度で支柱のない螺旋階段を完成させてしまったのです。これは建築学的にありえない構造です。「螺旋半径が小さいため階段自体が支柱を役割を果たしているのでは」「くさびだけで構成されるため階段自体にバネのような柔軟性が生まれている」との説がありますがはっきりしません。
この奇跡の階段は、そのおじいさんがキリストの義父にあたる聖ヨセフに似ている見た目から「聖ヨセフの階段」と呼ばれるようになったのです。
現在はと言うと、保護のため使われていませんが、昔は20人以上が同時に移動しても壊れなかったと言います。移動したやつ勇者だろ・・・
不思議ですよね。この他にもロストテクノロジーは意外とありますのでぜひしらべてみてくださいね〜。
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