幻界であずると最初に出会った人物。
元センサリイ日本部部員。
あずると同じく高校3年生(18歳)で、誰にでも優しく接する性格を持っている。
本来、人間は「霊力」か「魔力」どちらかしか扱えないが、ろろは両方の力に適応する体質を持っている。が、メサイアの力によって魔力は使えなくなった。
身長-170cm
肩書「雷電の使者」
能力-電流を操る能力
パワーアップ
魔神化
破能解【絶雷】
ランク-M
技、スペル
ダークネスフレイム
豪符「雷電特攻」
雷符「壊滅の雷」
軌縫閃解焦
雷王符「電覇瀞流」
聖覇「冥暁の騎翔」
魔空「追魔弾」
呪符「魔神の呪い」
破極魔閃
破壊魔「ブラッドエクストラミネイト」
雷弾
雷閃「軌光閃解焦」
雷魔砲「魔閃」
陰雷「ハイドサンダー」
魔荒「極無解」
魔槍
魔消「完全吸収」
魔狂破壊
雷魔「波動幻斬雷」
獄雷符「凶滅雷牙」
獄雷符「凶滅雷牙・壊」
黒宴雷
境界「雷魔郷」
魔符究極刑「破滅灸暗閃」
連雷「怒豪雷撃」
電滅【放電網】
雷殲【軌爆壊滅焦】
【雷ノ斬】
時系列-
『絶望と幸福』
ろろには生まれつき能力があった。
だが中学生までの間はそれを知らなかった。
それまでは平凡で、楽しい日々を送っていた。
変化があったのは、能力の存在を知ってからだった。
高校に入ってから少し経った頃、エクストラ・センサリイからの勧誘が届いた。
人生で大きな失敗を経験してこなかったろろは、多少の危険は承知で加入した。
「自分なら大丈夫」
そんな根拠のない自信とともに。
裏の世界の危険さも、甘く見たまま。
新しく加入したろろを、デストロイは危険視した。
そしてデストロイは、直々に脅しを仕掛けてきた。
「明日指定の場所へ来るように」と。
1人ではどうしようもなかったため、当時の日本部のリーダーを頼った。
そしてリーダーを連れ、デストロイの拠点にろろは乗り込んだ。
「ようこそ」
ろろが始めに見たのは、数人のデストロイの人間だった。
「...俺をどうしたいんですか?」
「その前に"これ"あげるよ、見りゃ解るっしょ?」
ろろの前に、かつて愛していた少女の死体が投げられた。
「...は...?」
「ごめんな、もう殺っちまったよ。でもしょうがないよなぁ?」
「お前がセンサリイなんか入っちゃうから!!」
「分かるだろ?雅焔ろろクン。センサリイ抜けろ」
「キミがそこにいる限り、みんな死んでいくんだからさ」
なんで 嫌だ こんな理不尽...
いや、殺したのは...俺?
気が付くと、ろろとリーダー以外、立っている人間はいなかった。
ただ、そこにはいくつかの焼死体と、少女の血
そして、嫌なほどの静寂だけが残っていた。
それからろろはただ呼吸をしながら、自分を責め続ける日々を送った。
こんなことをしても意味はない。今自分がするべき行動ではないことも分かっていた。
そしてある日
いっそ悪夢から解放されてしまおうかと、歩き出したその時
「死ぬつもり?」と、見知らぬ女性に話しかけられた。
「誰?死神?」
「失礼ね。違うわよ」
「ほっといてくれ」
「別にいいわよ。ただ私はあなたに確認を取りたい」
「あなたはもう一度やり直したい?」
「どういうこと?」
「時間は戻せないけど、新しい世界を魅せることはできるってこと」
「...じゃあ、魅せてくれよ。新しい世界ってやつ」
「了解よ」
気が付くとろろの前には、広く、美しい世界があった。
その絶景を見たろろの頬には、自然と涙が落ちていた。
「どう?気持ちは変わった?」
「あぁ...」
「決めたよ、俺は今日から、ここで生きていく」
ろろはその世界で、色々な人たちと出会った。
護りたいと思える人も見つけた。
「だから俺は、仲間のために戦う」
「それが俺の贖罪だから」
「そして」
「誰かの命を繋げられたらいいな」
天国と地獄を知った少年は、大切な人のために戦い続ける。
例えそれが身勝手な正義だとしても
それが自分の生きた証になると信じて。
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