TVアニメ情報まとめ

ページ名:TVアニメ情報まとめ(進行度準拠)

TVアニメ情報まとめ(進行度準拠)

赤字・・・アニメでは割愛された原作出典の情報
緑字・・・アニメ、原作以外で明かされた情報(設定資料集、作者解説、おまけ漫画等)
情報の正確性は 単行本 > 本編 >>> イベントでの口頭


※最終更新 2025/1/4 アニメ第18話までの情報に準拠

TVアニメ『多数欠』で現時点までに公開されている情報、アニメ化にあたって割愛された原作での補足情報などをまとめていきます。


原作未読の方へのネタバレ回避のため、アニメ未放送回以降に明かされるはずの情報はすべて伏せてあります。
※例えばアニメ最新話で明らかに死亡したような描写があった場合、後の展開で実は生きていることが判明するとしても、本ページでは便宜上「死亡した」と記載します。

ネタバレ含む作品全体の情報は当Wiki目次ページより各項目詳細ページを開いてご確認ください。


■目次

アニメに関する基本的な情報はTVアニメ公式サイトを参照のこと。



■原作者による各放送回解説

原作者である宮川大河先生の個人ブログにて、各回の解説記事が順次公開されています。
インデックス
第1話『明日』
第2話『善意』
第3話『動』
第4話『転』
第5話『傍』
第6話『集結』
第7話『繋』
第8話『作戦』
第9話『皇帝』
第10話『結』
第11話『胎動』
第12話『要』
第13話『衝撃』
第14話『嘘』
第15話『尋問』
第16話『仲間』
第17話『シナリオ』
第18話『暗躍』
第19話『無邪気』
第20話『忠誠』
第21話『運命、あるいは奇跡』
第22話『特攻戦線』
第23話『決戦』
第24話『光の指す方へと』


よくある質問まとめ



■主な登場キャラクター、所持特権利

登場済みキャラクター一覧(名前をクリックすると説明部まで移動します)

成田実篤藤代紗綾一之瀬龍太
佐藤一彦神臣国後依恋
八木橋藤十郎須藤良平篠崎宗太郎
護国鳳天寺暴麟丸鈴木理科相馬隼人
入賀煉御堂密海藤美佳
一色美和吉井鉄平二本柳周示
蝦名光下村紅哉吾妻誠
成田実朝柳陽翔(皇帝)
王野頼音平山義明深見傭平
霧島輝賀来戦月岡めぐる
睦月冬哉嘉藤騎士嘉藤璃莉
田之中権三郎如月麻里亜

成田実篤

杉並第二高校1年A組。帰宅部だが道場に通い空手を習っている。(オープニング映像参照)
『多数欠』開始後、真っ先に皇帝を倒すことを掲げた。
クラス内では文武両道で通っているが、パソコンだけは苦手で情報処理教諭の篠崎からは頭の良くない生徒と認識されている。
パソコン同様スマホも使いこなせず、ガラケーを使用していることが確認されている。
龍太とは幼馴染で親友。
4歳の時、収容所関係者の父親とその友人の計画により交通事故に巻き込まれ、打倒『皇帝』の切り札となる特権・親権を強制取得させられた。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
『多数欠』6日目に自身がリーダーとなって皇帝の塔突入作戦を決行。皇帝の塔にて多数欠『チーム実篤? YES or NO』により死亡するはずだったが、八木橋の機転により死亡寸前の状態で時間停止している。

所持特権利 特権:親権、権利:ー

特権・親権
未成年者に対して自分が親であると宣言することで、その相手が自分に逆らえなくなり、相手が持つ特権利も掌握することができる。
発動するためには、相手の顔を見て宣言する必要があり、相手が未成年でない場合には効果が発揮されない。また、使用後に相手が成人した場合は効力は切れる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)
特権取得時のリスクは右の腎臓

多数欠6日目に皇帝との交渉により親権を放棄し使用不可となった。


藤代紗綾

杉並第二高校1年D組。生徒会役員を務めている。多数欠開始と同時にリーダーに任命された。
実篤の決意に感化され『皇帝を倒す』ことを決意する。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦のメンバーに自ら志願。皇帝の塔にて多数欠『チーム実篤? YES or NO』により死亡するはずだったが、八木橋の機転により死亡寸前の状態で時間停止している。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。
荒川区役所にて所持を宣言した権利・表示権は虚偽の宣言であり未所持。


一之瀬龍太

杉並第二高校1年A組。陸上部所属。
遅刻常習者であり、実篤や一彦からは遅刻魔とも呼ばれている。
実篤とは幼馴染で親友。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦では戦闘要員、通路の確保、『皇帝』討伐のための条件整備など実働部隊として重要な役割を果たした。
皇帝討伐後は特権利の謎を探るため臣、理科とともに青森へ向かった。
『女王』勢力の襲撃による応援要請を受けて東京で再び仲間と合流した。
試運転1日目『今 これを 見ている YES or NO』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。

所持特権利 特権:融合権、権利:ー

特権・融合権
任意の物質と、原子レベルで融合・再構成・分解などができる。
融合した物の、何と何をどう融合・分離してどうするか、といった具体的なプロセスを理解していない場合、単に物質が混ざり合うだけであり、使用者の理解力・能力に大きく依存する。
効果範囲も効果持続時間も原則無制限で、両方とも使用者の能力によって異なる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

たとえ多数欠で多数派に該当しても、少数派の人の細胞を融合してれば生き残ることが可能。
『生者 or 死者』で復活後に取得した。融合した包丁や鉄で剣を生成したり、両足にバネを成形して跳ぶことができる。
特権取得時のリスクは左腕だが、融合権の行使により他者の細胞を吸収して失った肉体を再構築できるため実質的にノーリスクでの取得となっている。

荒川区役所にて所持を宣言した特権・物理操作権は虚偽の宣言であり未所持。


佐藤一彦

杉並第二高校1年A組。あだ名は『いっぴこ』
勉強も運動もできないが、誰にでもフレンドリーでムードメーカー的役割をになっている。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
『多数欠』6日目の発電所襲撃作戦にて、大井火力発電所の破壊のために一彦自身が起こした爆発に巻き込まれたが、八木橋が事前にセットしていた停止権により生存。その後八木橋らとともに仲間と合流する。

所持特権利 特権:爆破権、権利:ー

特権・爆破権
任意の範囲を、任意の規模で自在に爆破する。
爆破自体は使用者に対して無効だが、爆破で生じた爆風・炎・熱・瓦礫などは使用者も受けるため、爆破という性質上、単独で使うと自爆になる可能性が高い。効果範囲は最大半径20m以内で、任意のポイントで爆破を起こすことができる。爆破自体の効果持続時間は一瞬。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

実篤が開封に失敗した特権封筒を使い密かに取得した。
特権取得時のリスクは不明。


神臣

杉並第二高校1年C組。準最強とされる特権・拒否権を所持している。
収容所の出身者。
拒否権の行使により多数欠の採決から逃れることができるが、効果範囲は自分自身のみで周囲の人間を守ることはできない。
多数欠2日目に『多数欠で生じた 生者 or 死者』の質問を投函し採用され、仲間たちの復活を成し遂げた。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦では防衛要員ならびに『皇帝』討伐タイミングの伝達担当として貢献した。
皇帝討伐後は龍太、理科とともに青森へ向かった。
『女王』勢力の襲撃による応援要請を受けて東京で再び仲間と合流した。

所持特権利 特権:拒否権、権利:被回答権

特権・拒否権
対象の意思表示を強制的に拒否する特権。
全特権利で準最強を誇る自分が主体となる拒否のため、他者から他者への拒否は不可能だが、自分を絡めることで間接的に可能となる。効果持続時間は72時間。
例1:落ちてくる瓦礫には意思表示がないため、拒否が不可能。
例2:瓦礫を落とす人物がいた場合、その人物の落とす意思を確認し、その意思を『断る』ことで落とす行為または瓦礫による攻撃を拒絶することができる。
例3:敵の石礫が理科を攻撃することは、拒否不可能。
例4:敵の石礫が理科に向かっている場合、自分の身を挟み、自分に危害が及ぶ可能性を『拒否』することで、石礫による攻撃を拒絶し、間接的に理科を守ることができる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋

権利・被回答権
自分からの質問に対して、相手に回答させる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

収容所にて強制取得させられたため、『多数欠』開始前から特権、権利を所持していた。
特権取得のリスクは右耳の聴力。原作では実篤がリスク確認のために臣の右側から話しかけた際には反応がなく、左側から話しかけた時にのみ反応するという描写がある。



国後依恋

杉並第二高校2年A組。
気が強く、多数欠『男 or 女』の直後は紗綾を鼓舞する一面も見せたが、その実は寂しがりやでふさぎ込んでしまう面もある。
『多数欠』6日目の発電所襲撃作戦に参加するも、一彦のミスをカバーするために発電所を出たため爆発の被害を免れた。

所持特権利 特権:ー、権利:服従権

権利・服従権
使用者が対象を服従させる。
発動までのスピードが非常に早く、通常、意思抵抗する前に指示・命令内容を実行してしまうため、初めて見た人は回避がほぼ100%不可能な初見殺しの性能を持つ。
限定的な対象に対してのみ『言う通りに従わせる』ため、実現不可能な指示は実行できない。
一度の指示で実行できる件数は1件に限定される。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

多数欠『男 or 女』の後、死亡した実篤の所持していた権利封筒から取得した。
荒川区役所にて所持を宣言した特権・命令権は虚偽の宣言であり未所持。


八木橋藤十郎

杉並第二高校3年B組。生徒会長を務めている。
小学生時代から現在まで成績を競い合ってきた須藤とは親友。
マジシャンであり、趣味で耐火マントを所持していたり須藤にマジシャン御用達の発火薬剤を譲ったりしている。
試運転2日目『東京に住む日本人 YES or NO』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
『多数欠』6日目の発電所襲撃作戦では品川火力発電所の機能停止を担当。
『皇帝』討伐前に秘密裏に特権利を取得し、死の危険が迫っていた仲間を密に救っていた。
作戦完了後は一時的に行方をくらませていたが、一彦と須藤を救出後再び仲間として合流した。
『女王』は従姉にあたる。

所持特権利 特権:誘導権、権利:停止権

特権・誘導権
物理的な動きや運動を誘導する。
運動に作用し、その運動の方向や流れを導く特権のため、何の運動も作用していないものに対しては無効である。また、精神・情報など物理的でないものには作用しない。重力下では常に重力が働いているため、その運動に作用することができ、実質的に常時使用が可能。効果範囲は最大で半径10km、効果持続時間は解除するまで永続。ただし、使用者が対象や力の誘導をしっかりと認識・意識・理解していなければならず、どの程度までスペックを発揮できるかは、使用者の能力に依存する。なお、原子以下の単位での誘導はできない。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

権利・停止権
指定したものを停止させる。
事前に対象に発動条件をセットし、条件を満たした時に発動して動作や時間を停止させることができる。同時に使用できる数は、最大で4件であり、セットした分と発動した分を含む。効果範囲は、セット・発動対象から最大半径1mで、効果持続時間は解除するまで永続。同一の対象に、別々の条件で重ね掛けすることも可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

停止権の権利は多数欠2日目、杉並第二高校内で取得した。
特権取得時のリスクは不明。


須藤良平

杉並第二高校3年F組。全国模試1位常連の卓越した頭脳を持つ。
小学生時代から現在まで成績を競い合ってきた八木橋とは親友。
幼少期に父と兄を事故で亡くし、唯一の家族であった母も試運転1日目『今 これを 見ている YES or NO』で亡くしている。
『多数欠』開始後に拳銃と特権・確保権を入手し、臣を皇帝ではないかと考え襲撃するも失敗。
その後単独行動で皇帝を追いつつ、実篤の頭脳を認め裏切り者の特定に協力する。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
御堂と対峙した際に腹部を刺され致命傷を負ったが、八木橋が事前にセットしていた停止権により生存。その後八木橋らとともに仲間と合流する。

所持特権利 特権:確保権、権利:ー

特権・確保権
所有物の残数を確保する。
最後の1個になると無限に複製を続け、残りの1個の状態を確保し続ける。自動発動だが、意識的に発動を解除したり、発動対象から外すことも可能。『残数』の確保のため、液体・粉末・気体など、量で数える物は、そのままでは無効だが、ペットボトルなどに入れて『1個』とカウントされる状態にすれば、間接的に確保は可能。また、生命体にも無効。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権取得のリスクは陰嚢(正確には陰嚢と睾丸すべて)。弱点を無くすためにあえてこのリスクを選択した。



篠崎宗太郎

杉並第二高校教師。1年生の情報処理を担当している。空手黒帯の実力者。
収容所の出身者。「今年、杉並第二高校に行けば拒否権の持ち主がいる」という情報を掴み、あらゆる手段を駆使して今年杉並第二高校に赴任した。
『多数欠』開始後、チームの補佐役に徹するふりをしながら自分の安全を確保し、相馬や臣を利用して自分が生き残るための画策していた裏切り者。
須藤や相馬の言葉で改心し、再び実篤達の仲間となる。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦ではごぼうとともに連絡役として索敵・情報伝達を担当した。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。

所持特権利 特権:視認権、権利:ー

特権・視認権
視界のすべてを自在に見ることができる。
条件を設定したり、意識することで、条件に適合するものだけを見ることが可能。透視能力はないため、物質に遮られている場合は見ることができないが、周囲の鏡やガラスなどに反射があれば、遮られた向こう側も見える。少しでも光があれば、夜間でも暗闇でも明瞭に視認できる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

リスクは右目。特権取得後に義眼を移植したが、不自然な色だったためサングラスを着用し目立たないようにしていた。そのため右目側のレンズだけ色を濃くしている。
収容所で強制取得させられたため、『多数欠』開始以前から所持していた。


護国鳳天寺暴麟丸

板橋中央中学校2年2組。臣、一彦から「ごぼう」のあだ名を付けられ以降その名前で多く呼ばれる。
重度の厨二病で「冥府の使者」「ラッハツェルト・護国鳳天寺・ディ・ラ・森鴎外正宗・エル・暴麟丸・オブ・ザ・ダークネス」などと自称している。
機械いじりが得意。多数欠1日目に権利を取得するも外の危機的状況に心を折られ、以降は監視室に引きこもりながら外の状況を伺っていた。臣と一彦の誘いで実篤達の仲間になる。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦では連絡役として情報整理、状況伝達の役割を果たしつつ、命令封筒『死ね』を行使し『皇帝』に直接的なとどめを刺す役割を務めた。
皇帝討伐後は表示権を駆使して『皇帝』に扮し、虚偽の処刑放送による治安維持活動をおこなっている。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:表示権

権利・表示権

  • 各種画面に、情報を表示する。
    表示できる情報は以下の通り。
    1:自分が知っている情報
    2:自分発信の情報
    3:自分が知っている相手の情報のうち、自分は知らないが相手本人は知っている情報

    4:自分が知らない情報で、相手から許可を得た情報
    4の場合、表示権を使用時に相手の手元にポップアップが出現し、承認を押された場合のみ、表示が実行される。表示する画面・端末数は無制限で、発動時に指定したものだけに表示可能。
    (『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

    初登場時に宣言した権利・斬鉄権は臣と一彦を脅かすためのハッタリであり未所持。


鈴木理科

自動車整備工場アルバイト.。
『多数欠』2日目に質問投函を巡って臣を襲撃したが失敗し、逆に一色の襲撃を受け特権を強制取得させられた。その後は一色と行動を共にしている。
一色の死亡後に八木橋らと遭遇し、実篤達の仲間となる。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦では実篤達突入班の皇帝の塔到着までの護衛を担当した。
皇帝討伐後は龍太、臣とともに青森へ向かい、その道中で臣に対して『未来の旦那』を宣言する。
『女王』勢力の襲撃による応援要請を受けて東京で再び仲間と合流した。

所持特権利 特権:回避権、権利:ー

特権・回避権
自分にかかわる物理的損害を完全回避する。
灼熱や極寒、物理攻撃などを、すべて回避する(効果範囲内に侵入させない、実現させない)ことが可能。ただし、物理攻撃以外の攻撃に対しては無効である。効果範囲は最大で4m、効果持続時間は取得後から失権まで永続。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

物理的損害ではない多数欠の回避は不可。
一色の画策により強制的に特権を取得させられた。
特権取得のリスクは右脚。特権取得直前の怪我により大量出血していた部位だが、リスクとして喪失することで一命をとりとめた。
青森にて龍太の協力により左脚を利き脚である右脚に移植、左脚には融合権特性の義足を装着している。


相馬隼人

調理師専門学校1年。
篠崎の指示で特権・現化権により生み出したモンスター達を使い実篤たちを襲撃した。
幼少期に自分が起こした火災の現場から篠崎によって助けられ、篠崎をヒーローのように尊敬していた。
収容所の出身者で、篠崎とは収容所内で再会した。
依恋の説得をうけて実篤達の仲間になり、篠崎の説得を試みた。
『多数欠』6日目の皇帝の塔突入作戦では実篤達突入班の移送、周辺傀儡の掃討を担当した。
皇帝討伐後は現化権をフル活用した食糧確保、インフラ維持に尽力している。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:現化権、権利:ー

特権・現化権
写真や絵に写っている対象を具現化する。
使用者の印象が反映されるため、正面からの姿しか描かれていない絵を現化した場合、描かれていない後ろ姿などは相馬の印象・想像が反映される。
厳密には『神的降臨』に分類され、物理法則が適用されない場合もある。
効果範囲は、写真や絵に写されたものであり、現化時に使用者が対象とした被写体に限定される。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権取得時のリスクは不明。
収容所で強制取得させられたため、『多数欠』開始以前から所持していた。
生産属の特権は使用時に体力を大きく消耗するという特徴があり、相馬の現化権の場合は1日に2~3回の使用が限界。


入賀煉

杉並第二高校2年D組。収容所出身者。
『多数欠』試運転開始後一度は生徒会室に姿を見せるが翌日から姿を消し、その後は御堂と行動を共にし、「御堂は頭脳担当、俺は戦闘要員」と評している。
「自分を含む全人類の殲滅」を望んでおり、目的の異なる御堂との関係は決して良好ではない。
親友である鉄平の遺した命令封筒を託すにふさわしい人物として実篤を指名した。
皇帝討伐後、実篤が正義を通したことに応えて御堂の殺害を実行した。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
『女王』が拠点を教会に移して以降は『女王』傘下に身を置いている。

所持特権利 特権:分割権、権利:ー

特権・分割権
物理・概念・性質の3種類の分割を操る。
物理分割は物質の分割など、概念分割は空間の分割など、性質分割は距離を分割して移動し、瞬間移動のような現象を引き起こすことができるなど、それぞれ異なるものに対して作用する。非常に応用力が高く、効果範囲は原則無制限で、効果持続時間も無制限だが、分割を維持するために使用者が常に集中し、意識を向け続けなければならないため、使用者や状況によって限界が変わる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

収容所にて強制取得させられたため、『多数欠』開始以前から分割権を所持していた。
特権取得時のリスクは不明。


御堂密

「自分以外の全人類の殲滅」を目論む男。元収容所研究員で、権利・透視権の能力と成田実朝との取引で得た権限により全ての特権利の内容を把握している。
『多数欠』と皇帝の真の目的をいち早く察知し、皇帝の持つ全ての特権利を奪い取るため。拒否権所持者の臣や親権保持者の実篤を利用しようとしている。
多数欠1日目『男 or 女』で死亡。その後の多数欠『生者 or 死者』で復活する。
皇帝の死後、回収権の相続に成功するも、その直後入賀により殺害された。

所持特権利 特権:相続権、権利:透視権

特権・相続権
・相手の生死に関わらず、所有する意思や所有権自体を失ったり放棄されたものを、瞬間的に空間を飛び越えて相続し、自分の所有にすることができる。
相続する対象と現在の所有者を事前に設定し、相続権を発動させておく必要がある。物体の場合は、一瞬で手元に届き、特権利であればその特権利を得ることができる。ただし、その場合、特権利は原則として1人各1つずつしか持てないため、元々持っていた特権利は失われる。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権取得時のリスクは不明。
権利・透視権
・物質や情報を透視する。
物体の内部を透視することや、相手の言葉や思考の裏の意味を読み取ることができる。また、光を透視することで目潰しを無効化するなどの使い方もできる。ただし、情報(思考・真意など)を透視する場合は、表面的な部分までは読み取れるが、深い意図までは読み取れない。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)


海藤美佳

杉並第二高校2年B組。過去に父親からの虐待、男子からのいじめを受けた影響で男性を極度に憎悪している。
『多数欠』開始後に『男 or 女』の質問を投函して採用され、臣を除くすべての男性の殲滅に成功した。
多数欠『生者 or 死者』の後、須藤により射殺される。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


一色美和

御堂と行動をともにする女。収容所出身者。
御堂の裏切りにあったことで、実篤と龍太に情報提供を引き換えとして御堂の殺害を依頼した。
特権・再実行権を駆使して多数欠『生者 or 死者』により復活した人々の大半を再度死亡させた。
御堂の画策により爆殺されかけるが、理科の回避権により一命をとりとめる。実篤との接触後、入賀に殺害される。

所持特権利 特権:再実行権、権利:ー

特権・再実行権
特定の情報処理や、特権利の使用などを再実行する。
物理現象そのものを再実行することは不可能。セットなどをせず、目の前の事象に瞬時に再実行することも可能だが、ほとんどの場合、発動条件や実行条件をあらかじめ設定した上でセットする形で使用される。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

『多数欠』開始前から特権、権利を所持していた。
特権取得時のリスクは不明。


吉井鉄平

元収容所の被験者であり最強の特権・命令権を所持していたが、『多数欠』によりすでに死亡している。
特権利取得実験という収容所の行いを認めない意味を込めて決して特権を使わない意思を示していたが、万が一の場合として親友である入賀に命令権の効果を付与した5枚の封筒を遺していた。

所持特権利 特権:命令権、権利:ー

特権・命令権
森羅万象あらゆる事象に対し命令し、強制実行・実現させる特権。
許可属第1位にして、全特権利で最強を誇り、あらゆる不可能を可能にする。唯一防ぐ方法は、先手を取り、意識を失わせる・即死させる等によって命令権の行使を不能にすること。命令が完了・実行されてしまうと、いかなる特権利でも覆すことはできない。効果持続時間は命令内容が完了するまで。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

収容所にて強制取得させられたため、『多数欠』開始以前から命令権を所持していた。
特権取得時のリスクは両目の視力。全盲であったため試運転1日目『今 これを 見ている YES or NO』で表示画面を見ることができず死亡した。


二本柳周示

『多数欠』6日目の協力者募集により集まったメンバーの一人。通称は「煮しめ」
皇帝討伐後は正式に仲間となる。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:優先権

権利・優先権
指定した事象を優先させる。
指定した事象を指差しで示すが、誰に効果が及ぶかは分かりにくいため、許可属でありながら意思抵抗はされにくい。事象そのものに優先順位を与えるため、相手が意思を持っていなくても効果がある。効果範囲は最大半径100m、効果持続時間は事象が実行されるまで。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)


蝦名光

『多数欠』6日目の協力者募集により集まったメンバーの一人。
元・『女王』勢力の実験用構成員。
皇帝討伐後は正式に仲間となるも、『女王』勢力とも内通していることを頼音に暴かれる。頼音との取引を持ちかけようとした直後平山に殺害された。
その後『女王』によって蘇生権で蘇生された。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


下村紅哉

『多数欠』6日目の協力者募集により集まったメンバーの一人。
陽動作戦にて傀儡に襲撃され死亡。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


吾妻誠

『多数欠』6日目の協力者募集により集まったメンバーの一人。
陽動作戦にて傀儡に襲撃され死亡。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


成田実朝

実篤の父親。現在は海外在住。
元収容所研究員であり、御堂をして「組織でも1,2を争う頭脳の持ち主」と言わしめる天才。
『皇帝』の誕生と『皇帝』となるであろう被験者の特徴を事前に予期し、切り札となる特権・親権を息子である実篤に密かに取得させた。
試運転1日目『今 これを 見ている YES or NO』以降音信不通となっているが、生死に関する詳細は不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


柳陽翔(皇帝)

千代田区内に建てられた皇帝の塔から『多数欠』を主催する12歳の少年。
収容所の被験者として特権・回収権を取得し、回収権を応用した大量の特権利の同時保有に成功したことから収容所唯一の『成功作』と呼ばれた。
収容所での仕打ちから人類全てを恨むようになり、保有する特権利の複合行使により『多数欠』を実行、自らを『皇帝』と名乗り人類を滅ぼすことを目論む。
唯一の対抗手段と思われた親権保持者である実篤の無力化・殺害に成功するが、直後に命令封筒『死ね』の行使を受け死亡した。
その後、遺体が『女王』により回収され、蘇生権によって蘇生された。

所持特権利 特権:回収権、権利:ー

特権・回収権
指定したものを回収する。多数欠では、死者の肉体やその特権利、青いポストに投函された質問の回収に使われた。多数欠時には莫大な人数の処理が必要になり、回収までに丸2日かかっていた。また、『特権利を自分の中に回収』という強引な手法によって、本来1人1つずつしか持てない特権利を擬似的・強制的に多重保持することが可能である。ただし、他人に明確な保有権があるものは回収できないため、所有権がなくなるのを待つ必要がある。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権・隠匿権
使用対象を、外部の知覚や内部の情報漏えいから保護する。皇帝の塔周辺は外部から知覚できないように隠匿されていた。効果範囲は最大10km、効果持続時間は原則的に永続だが、使用中は常に集中する必要がある。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権・交渉権
交渉した内容を絶対的に強制する特権。
交渉の意思を宣言すると発動し、交渉成立を宣言することで効果が確定する。ただし、交渉が決裂した場合や、一方的に成立宣言をしても内容が成立していない場合は効力が消滅する(あくまでも交渉内容確定時に強制力でロックするのが効力)。交渉相手が死亡すると効力が無効になる。使用者が死亡した場合は、効力を継続するか無効化するかを使用時に決めることができる。また、使用者が一方的に解除することもできる。効果は解除されるまで永続。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

特権・模倣権
・任意の事象を模倣する。実在・架空どちらでも模倣対象だが、ワンステップでできるもの限定。
例1:ゲームの魔法を模倣→魔法を『使う』を模倣するので可能。
例2:動きを模倣→『動く』を模倣するので可能
例3:特権利の使用を模倣→特権利を『使う』を模倣しても、特権利の力自体は『使う』こととは別であり、『使う』ステップを模倣しても使用できないため、不可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)


その他、全部で666個ある特権利のほとんどを掌握しており、『多数欠』を実行する能力、皇帝放送、特権利封筒の配布、青いポストや赤いノートパソコンの設置、死亡した人間を傀儡として操る能力、『とっておきの時間拡大』など多数の特権利の行使が確認されているが、それらの特権利の名称や具体的な効果は不明。


王野頼音

杉並西第五中学校2年3組。嘘を得意としている。
『多数欠』によっていとこで親友の佳月を失い、『皇帝』に強い恨みを持っている。
皇帝撃破後、ごぼう扮する『偽皇帝』の言動に嘘のニオイを感じ、あえてアプローチを仕掛けて接触を試みる。
崩壊した世界の治安維持に尽力する『偽皇帝』の活動に共感し仲間となる。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。
めぐるに対して使用した特権・支配権は虚偽の行使であり未所持。


平山義明

『女王』の配下の一人で幹部候補組の筆頭。
『女王』を裏切り取引を持ちかけようとしていた光を殺害するも、相馬らの反撃を受け死亡した。
その後『女王』によって蘇生権で蘇生された。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:固定権、権利:ー

特権・固定権
物理・法則を固定することができる。
効果範囲は最大半径20m。持続時間は固定する分類によって異なる。
【物理固定】人差し指で指し示した対象を、物理的に固定することができる。体そのものをその場に固定したり、体内の心臓のみを固定したり、出血箇所を固定して止血したりすることができる。指し示している間、固定効果が持続し、指差しをやめると解除される。認識される「その場」に固定するため、地球の自転・公転などの影響を受けない。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権取得時のリスクは不明。


深見傭平

不良グループ『炎兵羅亜』のリーダー。皇帝討伐後の崩壊した世界で略奪行為を繰り返している。
睦月の襲撃を受けて『炎兵羅亜』は壊滅するものの、深見自身は特権を駆使し逃走した。
『女王』が拠点を教会に移して以降は『女王』傘下に身を置いている。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:譲渡権、権利:ー

特権・譲渡権
他人に物体・現象を強制的に譲渡する特権。
許可属第3位。物体・現象は譲渡された瞬間、対象に移動する。また、譲渡前に自分に発生した怪我などのダメージも譲渡でき、譲渡後は自分の怪我は消えている。ただし、『どこかの誰か』など知らない相手には譲渡できず、知人など自分が認識している個人や、視界にいる赤の他人などに譲渡することは可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

特権取得時のリスクは不明。


霧島輝

『女王』の配下。幹部『三権者』の一人で主に頭脳担当を務める。
他の『三権者』と異なり前線には出ず、『女王』の従者として仕えている。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


賀来戦

『女王』の配下。幹部『三権者』の一人で主に攻撃担当を務める。
勝負を好み当初は戦闘要員として配置されていたが、龍太に敗北後は住環境方面の業務を重視させられている。
龍太との戦闘で死亡するも、直後に『女王』によって蘇生権で蘇生された。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:水利権→発電権、権利:調整権

※『女王』の能力により特権の付け替えがおこなわれ、所持特権が水利権から発電権に変更となった。
特権・水利権
排他的に取水し、水を利用・操る。
許可属寄りの性能を持っており、他の人が水を操ろうとしても、自分が優先的に操ることができる『排他性』を持っているため、強みとなっている。水のない場所でも水を得ることができ、どちらかというとサポート寄りだが、射出するなどして攻撃にも転用可能。基本的には『得る』ことがメインであり、攻撃などロストが発生する方向性での操作性はあまり良くなく、一直線に一度射出するのが限界。効果範囲は最大半径100m、効果持続時間は意識して操作している間は永続。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権・発電権
電荷に働きかけて発電する。
空気中の電荷に干渉して電撃を発生させたり、脳からの電気信号を操作して体を動かしたりすることができ、応用性は高い。最大出力は3万ボルト。効果範囲は最大半径300m、効果持続時間は操作している限り永続。ただし、電気自体は一瞬発生させると自然と消えてしまうため、意図的に常に電気を発生させ続けなければ持続しない。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

権利・調整権
対象の状態を調整する。調整できる要素には温度や出力、光の屈折率などがあり、使用者の能力・練度によって調整できる幅が拡大し、有用性は高まる。効果範囲は最大半径50m以内、または個別に対象に指定したもの(距離不問)。効果持続時間は発動後は解除するまで永続するが、変象属のため放置はできず、調整に意識を向け続ける必要がある。
(『多数欠』キャラクターブック より一部抜粋)

特権取得時のリスクは不明。


月岡めぐる

『女王』の配下。幹部『三権者』の一人で主に補助担当を務める。
八木橋との戦闘で死亡するも、直後に『女王』によって蘇生権で蘇生された。

所持特権利 特権:交換権、権利:被回答権

特権・交換権
対象と自分の位置を入れ替える。
事前にグループ設定することで、自分『たち』のグループごと、まとめて入れ替えることもできる。交換対象は、その場で目視できるものか、その場では目視できなくても一度実物を見たことがあるものに限られる。入れ替え元と入れ替え先は、同数である必要がある。効果範囲は最大半径30m、効果持続時間は交換完了までの瞬間。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

権利・被回答権
物質・現象などを複製する。
複製の精度は50~80%であり、対象を目にしてから10秒以内であれば有効である。(精度は使用者の練度に依存せず、完全にランダム)。複製したものは、複製権を解除してもそのまま残る。武器や炎など、精度を無視すれば多様なものを複製できる。対象は視認できる範囲であらゆるものである。複製後の物質・現象は最大50m以内に出現する。効果持続時間は複製完了まで。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

特権取得時のリスクは不明。


睦月冬哉

『女王』の配下の一人。幹部候補組から『前線組』攻撃担当に抜擢された。
自らを『女王の道具』と称するほど『女王』に強い忠誠を示している。
八木橋に敗北し拘束され、強制的な尋問を受けた後爆破権を受け死亡。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:重力権、権利:傍聴権

特権・重力権
物体にかかる重力を変動・操作する。
光や空間自体には、原則として作用しない。重力の大きさは、最高で1兆倍までの間で調整可能。効果範囲は最大半径10mで、効果持続時間は出力設定と反比例する。例えば、1兆倍の場合、0.5秒しか持続しない。通常は、『半径10mを設定し、その範囲内に入った物体にかかる重力を1万倍にする』などの方法で、範囲攻撃に使われる。また、自身にかかる重力を0にして宙に浮いたり、浮いた状態で蹴り出して慣性で飛行することも可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

権利・傍聴権
他人の様子や会話を聞く。
対象の許可は必要なく、使用していることを気付かれにくく、離れた距離のヒソヒソ話でも明確に聞き取ることができるため、盗聴やスパイに向いている。効果範囲は最大半径50m、効果持続時間は発動後は解除するまで永続。個別に対象を決めることもできるが、デフォルトでは効果範囲内の音声をすべて聞き取るようになっている。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

特権取得時のリスクは不明。


嘉藤騎士

『女王』の配下の一人。幹部候補組から『前線組』攻撃担当に抜擢された。
嘉藤璃莉とは双子の兄妹で騎士が兄にあたる。
『女王』によって母親を人質に取られ、無理矢理従わせられている。八木橋に敗北した後は璃莉も拘束された。
八木橋の協力を受け、昏睡状態の璃莉を連れて『女王』の拠点から脱出。その後は『偽皇帝』の元に身を置く。
八木橋との戦闘で死亡するも、直後に『女王』によって蘇生権で蘇生された。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:破壊権、権利:飛翔権

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。
特権・破壊権
任意の対象・威力で物理的に破壊する。
デフォルトの威力では、対象を『消し飛ばす』ことができる。効果範囲は最大で半径50m+α(破壊の威力と内容次第)で、効果持続時間は原則無制限。ただし、範囲・持続時間ともに、かなり強力な力を意識的にコントロールする必要があるため、範囲は使用者の能力に依存し、持続も難しいため爆発の要領で一発単位で使われることが多い。物質だけでなく物理現象であればエネルギー的な攻撃なども消し飛ばすことができ、防御としても使用可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

権利・飛翔権
跳躍と滞空を操る。
地上や空中を一度の跳躍で最長10m移動し、最大3回まで蹴り出すことができる。蹴り出しを止めた瞬間から30秒滞空し、その後は緩やかに滑空する。『1回蹴り出す→30秒滞空→2回目蹴り出す→…』という順番で使用することで、最長で1分半の滞空が可能。しかし、3回分跳躍すると、その後は一度着地するまで跳躍ができなくなる。また、滞空や滑空は強制的であり、途中で降りたり、滑空の速度を変えたりすることはできない。対象は自分、効果持続時間は先述の通りで固定。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)

特権取得時のリスクは不明。騎士の特権利は『女王』の力を持ってしても外すことができない。


嘉藤璃莉

『女王』の配下の一人。幹部候補組から『前線組』補助担当に抜擢された。
嘉藤騎士とは双子の兄妹で璃莉が妹にあたる。
騎士が八木橋に敗北した罰として『女王』により拘束され、昏睡状態にある。
騎士によって『女王』の拠点から連れ出され。その後は『偽皇帝』の元に身を置いている。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

何らかの特権利を所持していることは分かっているが、詳細は不明。璃莉の特権利は『女王』の力を持ってしても外すことができない。


田之中権三郎

『女王』の友人である教会の神父。『女王』の拠点として教会を提供している。
『男 or 女』における死亡対象だが、登場前の出来事であるため描写がなく不明。

所持特権利 特権:ー、権利:ー

現時点で特権利を行使、取得したような描写はない。


如月麻里亜

自らを『女王』と名乗る正体不明の女性。特権利をこの世界に顕現した『イタコ』と目されている。
皇帝討伐後、偽皇帝となったごぼうに対し宣戦布告をおこなう。
埼玉県川口市に拠点を構えている。
八木橋は従弟にあたり、八木橋に停止権の封筒を与え仲間に引き入れようとした。

所持特権利 特権:蘇生権、権利:ー

特権・蘇生権
死者を蘇生する。
細胞が残っていれば、1つの細胞からでも蘇生が可能。死体が複数に分かれていた場合、蘇生権を施した部位が本体となり、それ以外の部位は蘇生の対象にならない。また、複数の部位に同時に使用する場合、質量の大きいものが本体になる。本体となった蘇生部位が身に着けている衣服やアクセサリーも同時に復元される。効果範囲は任意の対象であり、効果持続時間は蘇生が完了するまでで、途中で解除することはできない。細胞が正常に残っていれば、どれくらい損傷していても、どれくらい過去のものであっても蘇生可能。
(『多数欠』キャラクターブック より引用)


他者の特権の付け替えなど特権利の取得と選択を自在に操る能力を有しているが、それが特権利の力によるものかなどの詳細は不明。



■『多数欠』について

皇帝が説明した基本ルール

  • 毎晩23時58分に2択の質問の読み上げ放送をおこない、その質問で多数派となった人間は翌午前0時に全員死亡する。
  • 質問は毎日変わる指定区域に設置された青いポストまたは赤いパソコンから投じることができ、有効な質問が先着1件採用される。質問の締切は毎日23時55分。
  • 特定個人の指定を含む質問、一度採用されたものと同様の質問は無効。
  • 質問の採用がなかった場合、ライブラリからランダムで質問が採用される。
  • 最後に1人生き残った場合は、その1人に皇帝と面会する権利を与える。

多数欠セカンドステージより変更されたルール

  • 多数欠4日目にステージ移行を発表。5日目より開始。
  • 質問は毎日変わる指定区域に設置された赤いパソコンからのみ投じることができる。
  • パソコンは毎日23時55分に一度回収される。指定区域内にあるパスワードを入力した場合は24時間回収が延期される。
  • 質問が受理されるまで多数欠の実施はない。
  • 赤いパソコンのバッテリー残量は約1時間。別の場所に設置されたACアダプタがなければ充電できない。

説明外で明らかになった事象

  • 質問に対してどちらの回答を選ぶかを選択することはできず、事実をもとに自動的に回答が決定する。
  • 多数派に対して起こる現象は正確には死亡ではなく欠損・状態の反転に近い現象であり、ごく一部の特殊な質問に限り死亡以外の結果が発生する。
    (多数欠『多数欠で生じた 生者 or 死者』により死者が蘇生したことから判明)
  • 回答は採決内容が発表された瞬間に決定し、その後午前0時になる前に回答が変わるような現象が起こったとしても採決結果には反映されない。
    (多数欠『今 東京でこれを見ている YES or NO』で画面を遅れて見た男性が「これを見ていない」という扱いとなり死亡したことで判明)

    ただし試運転1日目『今 これを 見ている YES or NO』だけは例外で、質問画面が1日の間に複数回表示されそのうちの1回でも画面を見ていれば「これを見ている」と判定された。実篤や一彦から遅れて質問画面を見た篠崎が生存できたのは、これとは別の時間帯で生徒会のデータ入力業務に立ち会っていた際に質問画面を見ていたからである。
  • 「一度採用されたものと同様の質問は無効」というルールには、試運転で採用された質問は含まれない。
    (試運転1日目に実施された『今 これを 見ている YES or NO』と類似の質問『今 東京でこれを見ている YES or NO』が採用されたことから判明)
  • 人間以外を対象とした質問は無効。
    (質問『木造建築物 or それ以外の建築物』が採択されなかったことから判明)
  • 指定した2択以外の答えが存在する質問は無効。
    (質問『髪の毛の染色七色 or 黄緑色』が採択されなかったことから判明)
  • 青いポストは指定時間を過ぎると煙のように消滅する。

実施された多数欠

アニメ話数
作中時系列内容
第1話
試運転1日目
今 これを 見ている YES or NO
第1話
試運転2日目
東京に住む日本人 YES or NO
第1話
多数欠1日目
男 or 女
第2話
多数欠2日目
多数欠で生じた 生者 or 死者
第2話
多数欠2日目
(2回目)
今 東京でこれを見ている YES or NO
※一色が特権・再実行権を行使し、例外的に2回連続で多数欠を実施させた
第3話
多数欠3日目
満40歳 未満 or 以上
第10話
多数欠6日目
皇帝の塔210階にいる人に聞きます。 チーム実篤? YES or NO
第18話
岡山県新見市に住んでいたことがある血液型RH-O型の男性 YES or NO

投函したが採用されなかった質問

  • 木造建築物 or それ以外の建築物
  • 髪の毛の染色七色 or 黄緑色

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