幻想水滸伝_Wiki
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『幻想水滸伝シリーズ』(げんそうすいこでんしりーず)は、コナミより発売されているロールプレイングゲーム作品のシリーズである。略称は、公式には『幻想』であるが、ファンの間では『幻水』と呼ばれている。英語版では、SUIKODENと呼ばれている。
中国の四大奇書のひとつ『水滸伝』をモチーフにしている。108人の仲間や、『水滸伝』の人物と対応する宿星に共通点が見られるのもその影響である。シリーズ第1作の『幻想水滸伝』では『水滸伝』との設定の類似性が多く見られたが、第2作『幻想水滸伝II』では薄れ、第3作『幻想水滸伝III』以降では人物以外の類似性はほとんど見られなくなっているが、いずれも主人公達の本拠地は水の滸(ほとり)となっている。
108人の仲間を集めることでストーリーに変化が生じたり、エンディングに影響を及ぼすこともある。全てを集めることで見られるエンディングを「ベストエンディング」と称されるが、「ベストエンディング」が必ずしも公式での正史であるとは限らない(一例として幻想水滸伝II#エンディングを参照。)。
シリーズを通して通常戦闘のテンポが速いという特徴があり、雑魚相手であれば個別にコマンドを指定しなくとも、通常攻撃のみを行う「おまかせ」コマンドだけで済むこともある。通常戦闘以外に「一騎討ち」や「戦争イベント」といったシミュレーションゲームのような形式の戦闘も存在する。
一部作品間では終盤のセーブデータを引き継ぐことができる。比較的時代設定の近い作品では先発作品から後発作品へのデータの引継ぎが可能だが、大きく時代が離れている場合や時代が逆行する場合はデータの引継ぎは採用されていない。
シリーズを通じて東洋・西洋の文化が交じり合った独特の世界観で描かれている。また、全ての作品において、同じ世界観の中で展開されていることが特徴的である。詳細は『幻想水滸伝シリーズの世界観』を参照。
本編作品ではそれぞれ主人公を含めた108人の仲間が登場する。同じ世界観の下でシリーズ展開されているため、作品同士の時代設定が近い場合は共通して登場する場合も多く、また時代が離れていても子孫や先祖が登場している場合もある。
キャラクターの詳細については、複数の作品に登場するキャラクターは『幻想水滸伝シリーズのキャラクター一覧』を、各作品に単独で登場する場合は各作品の記事を参照。
特に記述が無い場合はロールプレイングゲーム。移植版や再発売の情報は個別記事を参照。
幻想水滸伝1995年12月15日に発売。ハードはプレイステーション。幻想水滸伝II1998年12月17日に発売。ハードはプレイステーション。幻想水滸外伝Vol.1 ハルモニアの剣士2000年9月21日に発売。ハードはプレイステーション。アドベンチャーゲーム。幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘2001年3月22日に発売。ハードはプレイステーション。アドベンチャーゲーム幻想水滸伝カードストーリーズ2001年9月13日に発売。ハードはゲームボーイアドバンス。カードバトルロールプレイングゲーム。幻想水滸伝III2002年7月11日に発売。ハードはプレイステーション2。この作品から3D化された。幻想水滸伝IV2004年8月19日に発売。ハードはプレイステーション2。この作品から声がついている。Rhapsodia2005年9月22日に発売。ハードはプレイステーション2。シミュレーションロールプレイングゲーム。幻想水滸伝V2006年2月23日に発売。ハードはプレイステーション2。幻想水滸伝I&II2006年2月23日に発売。ハードはプレイステーション・ポータブル。『幻想水滸伝』と『幻想水滸伝II』をセットで移植したもの。幻想水滸伝ティアクライス2008年12月18日に発売。ハードはニンテンドーDS。武器はより新たに購入して装備して強化するのではなく、シリーズを通してそれぞれのキャラクターで個別に固定された武器を「鍛冶屋」で鍛えることで強化するシステムを採用している。また、同一の武器であっても強化することで名称が変化する場合もある。種類は片手剣や大剣、槍、弓といった一般的な武器もあるが、作品によっては指輪やフライパンや本なども武器として登場する。なお、武器には攻撃できる距離が指定されており、全ての武器が以下のいずれかに分類される。
『幻想水滸伝シリーズ』独特のシステムで、魔法を使えるようになるものや、特有の特技を使用できるものや、ステータスを変化させる防具のような役割を持つものが存在する。宿していないときは「封印球」の状態となっている。詳細は『紋章 (幻想水滸伝シリーズ)』を参照。
セーブポイントに相当するもの。紋章を封じた封印球とは異なり、宿すことはできない。
シリーズで共通して主人公は軍を率い、108星は「天魁星」が管理する本拠地に集まり生活している。作品によっては人数とストーリーの進行具合によって本拠地が変化していき、仲間になったキャラクターの一部は本拠地の店舗などを担当して発展していく。
各作品の本拠地[]本拠地では一般の町に存在する施設に加えて、以下の施設が登場する。
石版108星のリストと簡単なステータスを確認できる。風呂特定のキャラクターの組み合わせで入ると、特殊なイベントが発生する。骨董品を置いたり、装備しているものによってはエフェクトも異なる。えれべーたエレベーター。電動ではなく、人力やカラクリで動く。食堂料理が買える(作品によっては食材が必要)。料理は回復や特殊効果を持つアイテムとして戦闘中に使用できる。また、『幻想水滸伝II』では「料理バトル」が行われる。探偵仲間になっていない108星の情報、および仲間になっている108星の情報を得ることができる。テレポート今まで行った事のある場所にテレポートできる。「瞬きの手鏡」で本拠地にもどることもできる。図書館「古い本」を持っていくと読むことができるようになる。釣り釣りができる。釣った魚は料理用の食材にできる。骨董品がつれることもある。劇場『幻想水滸伝III』に登場。脚本を手に入れることで劇場で芝居ができる。興行に成功すれば報酬を得られる。懺悔室『幻想水滸伝IV』に登場。108星が懺悔に訪れ、主人公がそれを裁く。窓職人「窓セット」を持っていくと、ウィンドウを変えることができる。音職人「音セット」を持っていくと効果音を変えることができる。声職人「声セット」を持っていくと主人公の声を変えることができる。現時点では『幻想水滸伝V』のみに登場。その他ミニゲームちんちろりんなど。基本となるパーティ構成は作品ごとに異なり、以下のとおり。
作品 | 基本パーティ | サポートメンバー | 配置 |
---|---|---|---|
幻想水滸伝 | 6人 | なし | 前列3人、後列3人 |
幻想水滸伝II | 6人 | なし | 前列3人、後列3人 |
幻想水滸伝III | 6人 | 1人 | 幻想水滸伝III#戦闘システム参照。 |
幻想水滸伝IV | 4人 | 1人 | 区分なし(横一列) |
幻想水滸伝V | 6人 | 4人(戦闘要員も配置できる) | 幻想水滸伝V#陣形を参照。 |
幻想水滸伝ティアクライス | 4人 | 1人 | 前列最大3人、後列最大3人(前列は最低1人は必要) |
シリーズで共通して登場するシステムで、特定のキャラクターを同パーティに配置することで使用することができる。元々同時に行動している人物間で使用できるものが多いが、共通した特徴を持つキャラクター同士でも協力攻撃が存在することもある。ほとんどの作品ではパーティに入れることで使用が可能となるが、『幻想水滸伝IV』と『Rhapsodia』に関してはキャラクター間の友好度を上げる必要がある。
サポートメンバー[]非戦闘員を、戦闘を補助するメンバーとして同行させることができる。『幻想水滸伝III』で初めて採用されたシステムで、戦闘終了後に体力を回復するものや、取得資金や経験値を増加させるものなどがある。『Rhapsodia』では非戦闘要員でも通常のユニットと同様に出撃させることができ、戦闘には参加させることはできないが、サポートスキルで支援することができる。
スキルシステム[]キャラクター個々にスキルを与え、戦闘を有利に運ぶためのシステム。『幻想水滸伝III』で初めて採用されたシステムで、「攻撃回数を増やすもの」や「防御力を上げるもの」などが存在する。『幻想水滸伝III』では固有スキルがあることとスキルごとの得手不得手があったことで、キャラクターの個性を強調するのに役立っていたが、『Rhapsodia』や『幻想水滸伝V』ではその役割は薄れている。
主に主人公が敵と一騎討ちを行う。双方が「攻撃」「防御」「必殺」の3つから行動を選択し、その組み合わせに応じてダメージを受け、体力が0になったほうが負けとなる。作品によっては、特定条件下でのみ「必殺」に代わってより効果の大きい「超必殺」が表示される場合もある。
それぞれの組み合わせによる結果は以下のとおり(左側がプレイヤーの選択、「攻撃」のダメージを基準とする)。
攻撃 | 防御 | 必殺 | |
---|---|---|---|
攻撃 | 双方1倍ダメージ 作品によっては、状況により片方に1倍 | 相手に1/2 | 自分に2倍、相手に1倍 作品によっては、状況により自分に2倍 |
防御 | 自分に1/2 | ダメージなし | 相手に2倍 |
必殺 | 相手に2倍、自分に1倍 作品によっては、状況により相手に2倍 | 自分に2倍 | 双方2倍 |
戦争イベントは各作品で大きく異なる。ここでは概要のみ説明、詳細は作品ごとの記事を参照。
幻想水滸伝仲間にしたキャラクターが自動的に3人ずつのチームに割り振られ、「突撃」「弓」「魔法」から行動を選択して進行する。幻想水滸伝IIリーダー1人と副官2人を1つのユニットとし、シミュレーションRPG形式で進行する。幻想水滸伝IIIリーダー1人に戦闘員3人と参謀1人で小隊を組んで、通常戦闘に近い形で進行する。幻想水滸伝IV艦長1人に白兵戦要員4人と砲撃手3人を1つのユニット(船)とし、シミュレーションRPG形式の海上戦で進行する。幻想水滸伝Vリーダー1人と副官2人を1つのユニットとし、リアルタイムストラテジー形式で進行する。執筆の途中です | 「この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみてくれ!画面上部の「編集」をクリックすると、編集画面になるぞ。」 |
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