インスモス症候群

インスモス症候群(Innsmoth syndrome)は知覚拡張や精神異常を伴う後天的な遺伝子疾患。

概要[]

インスモス症候群は知覚拡張と言ったいわゆる超能力の獲得と精神や思考の異常を伴う後天的な遺伝子疾患である。アーガム以外の居住地では発症例が無い地方病とされるが原因は不明である。西ハーバート医科大学で研究されており、患者の収容と治療は大学附属の医療収容所でしか行われていない。

症状[]

精神や思考の異常は急激な知覚拡張によって引き起こされる症状と考えられ、発症しない患者もいる。知覚拡張は透視や予知、テレパシー、サイコメトリーなどが多くサイコキネシスのような物理的な超能力が獲得された例は無い。遺伝子異常は見てわかるほどの身体の変化から外見上は確認できないものなど幅広い。外見の変化は両生類や水生生物のような特徴が現れる事が多い。感染はせず先天性も無く、アーガム外では発症した例は確認されていない。

歴史[]

インスモス症候群はアーガムのUSU加盟後に命名されたが以前から存在していた疾患であるのは間違いない。アーガムで急激に広まったのは魔女裁判の虐殺以降であり、虐殺と暴動によるストレスと悪化した衛生環境や不十分な食事などが原因と考えられている。ダイコニア帝国統治期にも発症者がおり、ダイコニア帝国によってミニスカトック大学で研究されていた。今では帝国崩壊後の魔女裁判の発端となった告発も発症者の超常的な知覚によるものと考えられている。歴史的な経緯からアーガムの先住民は排他的でよそ者を嫌う為、発症しても秘匿される事が多い為、謎が多く正確な発症者数も不明である。USUは症状の知覚拡張を有効利用する為に西ハーバート医科大学を設立している。

原因[]

他の居住地での発症例が無いため、アーガムの自然環境が原因とされ食用の固有水生生物や固有シダ植物の分泌物質など複数の原因が重なり合った結果だと考えられている。発症のきっかけになるものは強い精神的なストレスであり、天候の悪いアーガムの気候も誘因となっている。これらの理由から先住民ではない移民者も居住期間が長いと発症する事がある。

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