MC-4-7スカイトレーター輸送機

MC-4-7スカイトレーター輸送機(Career SkyTraiter)はUSUの航空機。

概要[]

MC-4-7スカイトレーターはUSU惑星地上軍の有人戦術級中型輸送用航空機である。ダグラム・エアロスペースクラフト社が開発した民間旅客輸送機DAC-3の軍用型で乗降扉の替わりに貨物扉が備えられ、攻撃に備えて貨物室の構造が強化されている。貨物室には兵員輸送用の折りたたみ座席や貨物搭載用のレールが有り、兵員と貨物の両方を搭載出来る。搭載可能重量は軽車両2両もしくはテック2分隊で大きくないものの中型の為、短距離離着陸性能に優れているほか宇宙船での輸送も容易である。

整備性に優れ、機動性も高く短距離離着陸が可能で惑星間の輸送もしやすい中型機であるため、運搬できる貨物量と航続距離で勝る大型輸送機よりも使いやすく多用された。原型の民間機との差も少ない為製造費用も抑えられた事もあり大量に生産され、友好国へも多く提供された。USU軍でも正式な改造ではないが前線において爆撃照準装置を追加し間に合せの簡易爆撃機として運用されたり、武装を追加して簡易ガンシップとして運用される事もあった。大戦末期には生産が終了、旧式化し多くが民間に放出されながらも既に大量に機体がある為、少なくない数の残った機体がUSU軍で使われ続けていた。

生産型と派生型[]

MC-4 軍用原型機

DAC-3の客室設備が撤去され、機体強度が強化された原型機。ここから追加された輸送用機材によって型番が分けられた。

MC-4-7 初期生産型

貨物と兵員の両方の輸送用機材を備えた多用途輸送型。軍用原型機が開発された当初より予定されていた機種だが大事をとって貨物特化型や兵員特化型、車両特化型が先行して制式化された。それぞれの成果を踏まえて各機種の輸送機材を総合的に装備した多用途型として最後に制式化された。

MC-4-7A 中期生産型

MC-4-7D 後期生産型

貨物扉がMC-4-6と同じランプドアに改良されている。

MC-4-7H 最終生産型

派生型[]

MC-4-1 医療輸送機

客室の与圧装置や重力発生装置を強化し、負傷者用ベッドと簡易的な治療室を備えた医療輸送型。

MC-4-2 貨物輸送機

折りたたみ座席や与圧装置を省いて生産した貨物輸送型。

MC-4-3 要人輸送機

DAC-3と同型の客室を持つ要人輸送型。

MC-4-4 スカイタンカー燃料輸送機

貨物室を燃料タンクに変更した液体燃料輸送型。水などの燃料以外の液体輸送にも使われている。

MC-4-5 兵員輸送機

客室の与圧装置や重力発生装置を強化し、貨物搭載用の設備を省いて生産した兵員輸送型。

MC-4-6 車両輸送機

貨物室の貨物扉がランプドアになっており車両の自力走行による乗り降りが可能になっている車両輸送型。

MCE-4 スカイキーパー空中管制機

無人機への指示の為に通信機器が増設され、貨物室が指揮管制室になっている空中管制型。中規模作戦での空中管制を想定しており、指揮補助用の戦術級AIを搭載している。

MCH-4 スカイヘルパー救難機

MCK-4-4 スカイリフューラー空中給油機

MC-4-4を元に空中給油装置を追加した空中給油機型。

MCP-4 スカイフィッシャー対潜哨戒機

対潜探知機材を装備した対潜哨戒機型。対潜攻撃よりも広域に対する長時間監視を重視しており、対潜爆雷やミサイルの搭載可能量が少ない。

MCR-4 スカイウォッチャー広域偵察機

大型光学センサードームを装備した広域監視機型。全周囲を広域に渡って光学的に監視し、情報を伝達する特殊機で早期警戒機の補助に使われるが電子的ではなく光学的なセンサーを利用するため偵察機に分類されている。

Behind the scenes[]

C-47スカイトレイン。Traiterは造語、意味はない。

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