可変口径砲

可変口径砲は砲弾の形に合わせて砲身や薬室、装弾装置などが変形し対応する特殊火砲。

概要[]

可変口径砲は様々な砲弾を使用可能なように砲の各構造が各自に変形し、微調整をしつつ再結合する特殊火砲である。この可変機構は戦術規模で様々な砲弾に対応する為の機構であり、戦闘中に様々な砲弾に合わせて可変するのではなく同一の火器で大口径榴弾と中口径炸裂弾、小口径徹甲弾などを使用可能し異なる目的の火器の役割を代行する事が口径変形の本来の目的である。その為本来は使用する砲弾の切り替えは戦闘中に行われる事を想定されていない。しかし、実際には弾薬が不揃いな非正規戦闘組織や兵站や補給線が絶たれた戦況で規格を無視して戦闘を継続できる火砲として活用され重宝されている。

欠点[]

可変口径砲の最大の利点はその名の通り様々な砲弾が使用可能である事だが戦闘中の様々な砲弾への対応は負荷が大きく、また複雑な変形機構のため通常の火砲と比べると弾詰まりなどの問題が発生しやすい。そのため通常の火器よりも頻繁に整備する必要があるが解体すると通常の火砲に比べて部品数が多く整備にかかる労力や時間も多い。

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