レティヒニス皇国

レティヒニス皇国（Rettichnigs Imperial Reich / レティヒニス・インペリアル・ライヒ）はレティヒニス7星系連合帝国の中心となっている国家。他の六国に対しては宗主国の立場にある。

名称

レティヒニス皇国

英称:

Rettichnigs Imperial Reich

略称:

皇国/インプライヒ

政治体制:

専制君主制

国家体制:

多星系国家

従属国:

連合帝国6国

敵対国:

レムナント

社会体制:

銀河帝国社会主義

人口

◆◆◆◆◆◆◆◇◇

文化志向:

懐古主義・権威主義

経済体制:

限定的社会主義

通貨:

RCC

主要産業:

工業

経済規模

◆◆◆◆◆◆◆◇◇

軍事志向:

積極的侵攻

軍備規模

◆◆◆◆◆◆◆◆◇

位置:

アウタースペース南部

領星系数:

11

領星数:

102

首都

ゾベルリン

概要[]

　レティヒニス皇国はダイコニア帝国の崩壊時に離脱した皇族を中心とした貴族（レギュレーター）や軍人、大商人らによって作られた国家であり、ダイコニア帝国の唯一の正式な継承者を自称する国家の1つ。ダイコニア帝国以上に国家体制が旧時代的になり専制君主制が強まり、貴族と軍人による階級社会が広まっている。一方でガラナチ党が一般市民らの抱える格差社会への不満を吸収して政治界に台頭している。 また文化面では懐古主義が進みすぎてしまい有りもしない歴史や伝統が生まれ虚構にまみれた社会を作り上げている。

名称・国号[]

　 レティヒニス皇国は帝国(Empire)はダイコニア帝国以外には認めないという意味で皇国(Imperial Reich)という特殊な国号を名乗っている。これは完全な造語であり、帝国領や皇帝領という訳語も当てられたが国家として独立して動いている事もあり皇国と訳されている。なお、連合帝国の国号も帝国はダイコニア帝国以外に認めないとの主張に由来するものである。しかし、実際にはダイコニア帝国はImperial Stateと称していた事から帝国(Empire)という言葉の扱いは非常に曖昧である。

経済[]

　レティヒニス皇国は他の連合帝国下の6国に比べて発展の進んだ国家であり、経済規模は大きい。その経済の中心には工業があり、その工業力は軍需産業、そして軍拡へと繋がっている。また連合帝国内で使用できるRCC(Rettichnigs Comon Credit / レティヒニス・コモン・クレジット)の造幣局はすべて皇国内に存在し管理されている。なお一時期は軍需製品の輸出販売が推し進められていたが大規模な再征服運動を順調に進めるため大戦勃発前に禁止された。

なお皇国内の主要な企業グループや企業は以下のとおり。

• ライン・ルール・メタル財閥
• ダイムラル・コンツェルン
• クルップルン　（軍需産業・銃火砲製造業）
• ヘンシュル・ハインケル（小型宇宙艦艇造船業）
• MANUAG　（テック製造業）
• メッサルシュミッツ　（造船業）
• スターム・ゲオ・ルガー（銃火砲製造業）
• パルサー（機械部品・電子部品・銃火砲製造業）
• モーツェル（機械部品・銃火砲製造業）
• ヘッホラー・アハト・コッコ　（銃火砲製造業）

軍事[]

　レティヒニス皇国は連合帝国の他6国同様に戦力を連合帝国軍の指揮下に置いているが最低限の防衛の為に警察を準軍事組織として強化している。

歴史[]

レティヒニス皇国はダイコニア帝国の崩壊による混乱時にノウンスペース中心部から逃げ延びた皇族や貴族、皇族に忠誠を誓う軍人や皇民らによって建国された。建国にはリュベル大公と彼の指揮する宇宙艦隊やガルトフェル騎士団が助力し、多くの旧帝国系勢力が参加した。一方で旧帝国軍を主体とするレムナントとは対立している。

混乱期には周辺の旧帝国系国家をまとめ、連合帝国を結成しダイコニア帝国復興運動を開始した。ノウンスペースの各地に離散していた旧帝国貴族や親帝国企業、財団組織、そしてレムナントからはぐれた旧帝国軍残党が集まり皇国は一層巨大化したが皇族や貴族間の権力闘争が起きるようになった。これにより皇国は経済が低迷、国力が衰退しはじめた。この混乱で様々な皇民団体が結成され、社会運動や反乱が発生した。

帝国内の混乱で銀河帝国社会主義を主張するガラナチ党が皇民や貴族の支持を得て台頭すると元老院や皇帝がガラナチ党に紛争の仲裁を要請し、党の主張する国家体制再強化案を実行させる権限を与えるなど新しい国家体制が作り出された。この頃には既にガラナチ党は元老院での最大勢力となっていた。混乱が収まるとガラナチ党は経済再生計画を実行し経済を安定させた。そしてこれまでそれほど進められていなかった帝国の復興とそのための失地回復運動をガラナチ党は目指して軍拡を推し進めた。

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