ヤーパン

ヤーパン(Yapan)はミッドリング西部に存在した国家。

概要[]

ヤーパンはミッドリング西部の恒星ヤーパンプライムを中心としたヤーパン星系の国家である。首都惑星は地球型惑星の第4惑星シコクであり、最も人口が多かった。次いで第3惑星オオサコが発展していた。

ダイコニア帝国によって作られた日系国家の一つでミカドシステムによって統治されていたが混乱期の初頭に大鎌倉帝国、中頃にUSUに侵攻され以降はUSUの一部になりシコク準州と呼ばれている。

経済[]

首都惑星シコクには大規模な工業地帯があり機械メーカーが多く、オオサコにはドーム型都市やジオフロント都市が多くあり商業や情報産業が盛んであった。大鎌倉帝国の支配下ではヤーパンの企業は大鎌倉帝国への協力を強制された上で大鎌倉帝国の企業を優先するために冷遇されている。

シコク最大の企業グループとして五菱財閥が存在しており、様々な業種に進出していた。故に市民に対する影響力は絶大で指導者たるミカドシステムを失った大鎌倉帝国の圧政下では強い支持を受けていた。

歴史[]

ダイコニア帝国によって日系国家として作られたもののダイコニア帝国の崩壊によってミカドシステムを失った。これによって社会体制は不安定になり経済が衰退し大きな混乱を招いた。

混乱期の初頭には近隣の日系国家である大鎌倉帝国によって征服され実効支配を受けた。大鎌倉帝国による軍政下ではヤーパン市民への厳しい弾圧が続き、軍に対する反感が強まっていたが民主化や独立を求める市民運動は武力によって鎮圧され虐殺へと発展した。これを受けてヤーパン最大の財閥であった五菱財閥を筆頭とするヤーパン経済団体連合会による組織的な地下独立運動やヤーパンを本拠地とする宇宙マフィアであるヤマグチェ組による組織的な地下抵抗活動が本格化した。

ヤーパンの独立を望む両組織は極秘裏にUSUと接触し、USU軍のヤーパン派遣による大鎌倉帝国の撃退を要請した。度重なるUSUへの贈賄によってUSU軍のヤーパン侵攻が実現した。しかし、USUがヤーパンの独立を支援すると言う約束は反故にされUSU軍は駐留を続けヤーパンの独立運動組織や活動家を取り締まった。ヤーパン経団連はUSUという巨大な市場から企業利益を見越してUSU加盟運動に転向、市民を掌握してヤーパンはUSUに加盟しシコク準州となった。

関連項目[]

• ゲッコー影軍団

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