トレーナーズ/サポート |
ダメカンがのっていない自分のベンチポケモンを2匹まで選び、選んだポケモンと、ついているすべてのカードを、トラッシュする。 |
SM10で登場したトレーナーズ/サポート。
一見すると貴重なサポートの発動権を消費して行うことが無傷のベンチポケモンのトラッシュであり、なんのアドバンテージも生み出さないカードに思えてしまう。
このカードの使い道の一例としては
- 手札からベンチに出したときの特性を発動し終え、役目を終えたベンチポケモンを排除することで、ベンチの空きを確保する。
- ギラティナ#SM7bをトラッシュし、再度特性の発動を行う。
- このカードの発動を条件とする一部ポケモンのワザの追加効果を狙う。
などが挙げられるだろう。専用デッキでなければ1の用途のために採用されるか。カプ・テテフGXやデデンネGX、アローラキュウコンGX#SM7bなどは強力な特性を持つが戦闘に適した性能とは言い難く、相手のグズマなどでバトル場に引きずり出されるリスクを抱えている。これらを先にトラッシュしておくことでそのリスクを克服することができる。
【ギラティナデスカーン】などのデッキでは2の用途を目的として採用される。ギラティナ#SM7bの特性発動の機会がぐっと多くなるため非常に強力。
3は専用デッキを組む場合の使い道となる。同弾で登場したディグダ#SM10やサイドン#SM10はこのカードの使用をトリガーとした特性やワザを持つ。いずれも相手の山札をトラッシュしてしまうものであり、こちらに特化して相手のライブラリアウトを狙うのがコンセプトとなる。
いずれの用途もややプレイングにセンスが求められるが、従来のカードにはなかった戦術やデッキを生み出す画期的なカードであるといえる。家族でプレイしているのならばこのカードを投入して悪役ごっこをしてやるのも面白いかもしれない。
- 原作での設定・活躍
ポケットモンスター赤・緑から登場。トキワシティのジムリーダーであるが、裏ではロケット団の首魁として様々な悪事を働いていた。ゲーム序盤でトキワシティを訪れたときはジムを留守にしており、のちにロケット団の野望を阻止するべく行動する過程で相対することになる。2回目の戦いで主人公に敗れたことでロケット団は事実上の壊滅状態となり、自身のジムで組織の立て直しを図っていたところに再び主人公が襲撃。ジムリーダーとして最後のバトルを行うこととなる。3回にわたる敗北で「部下に合わせる顔がない」としてロケット団の解散を宣言し姿をくらます。悪人なのは間違いないが潔く負けを認めたり、最後にジムリーダーとして戦った後は取り決め通りバッジとわざマシン(じわれ)を渡してくれるなど彼自身は高潔な精神の持ち主でもあり、のちの作品でロケット団の残党がサカキの復帰を嘆願するために電波塔を占拠したりするなど組織の長としての手腕やカリスマは確かなものだったようだ。
その後の作品にもたびたび登場するが、本格的に悪の組織のボスとして活動を再開するのはウルトラサン・ウルトラムーン。歴代の悪役を束ねた(悪)夢のチーム「レインボーロケット団」の首領に君臨し、アローラ地方エーテル財団、そしてウルトラスペースを手中に収めるべく活動を開始。突如としてルザミーネの屋敷を占拠する。既にウルトラスペースの掌握にある程度成功していたのか、こちらでは手持ちにミュウツーを加えており、さらになんとメガシンカまでする。
劇中でサカキが特定の誰かを追放するシーンはない。アニメでのイメージから着想を得たものだろうか。
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