ChromebookにLinuxをインストールすると、Chrome OSではなかなか利用できないLinuxベースのプログラムにアクセスして利用できるようになる。Chromebookでは、croutonというツールを使ってLinuxのUbuntuディストリビューションをインストールすることができ、Chrome上でLinuxを実行し、いつでも2つのOSを切り替えて使用することができます。
知っておくべきこと
- Chromebookをリカバリーモードにし、"Ctrl + D "を押して開発者モードに入る。
- Linuxをインストールするためにcroutonをダウンロードする。
- コードを使ってcroutonとUbuntuをインストールする。
1
すべてのローカルデータがGoogleドライブまたはUSBフラッシュドライブなどの別のストレージに保存されていることを確認します。ChromebookにLinuxをインストールすると、ローカルデータがすべて消去されます。
2
Esc+Refreshキーを押したまま、電源ボタンを押します。Chromebookが再起動し、リカバリモードに入ります。
3
画面上に黄色の感嘆符が表示されたら、Ctrl+D キーを押します。画面にダイアログボックスが表示され、開発者モードに入るかどうかを確認するよう求められます。
4
Enter ↵ を押して、開発者モードに入ることを確認します。Chromebookは約15分かけてローカルデータをすべて消去し、開発者モードに入ります。
- Chromebook が Chrome OS に完全に再起動するまで待ちます。再起動すると、Chrome OS が見つからないか損傷していることを知らせる警告が画面に表示されますが、これは開発者モードに入る際の正常な状態です。
5
GitHubからcroutonをダウンロードし、ファイルがダウンロードフォルダに保存されていることを確認する。
- あるいは、croutonのサイトに直接アクセスし、"Chromium OS Universal Chroot Environment "の右側にあるリンクをクリックすることもできる。
6
Ctrl+Alt+Tを押す。このキーボードショートカットで、ChromebookのChromeウェブブラウザにcroshターミナルが表示される。
7
ターミナルに「shell」と入力し、↵ Enterを押す。通常、ターミナルは "cd "や "ls "のようなOS上のLinuxコマンドをサポートしていませんが、shellコマンドでシェルスクリプトを実行することができます。
8
ターミナルに "sudo sh ~/Downloads/crouton -t xfce "と入力し、↵ Enterを押す。このコマンドはdownloadsフォルダからcroutonアプリケーションをインストールします。
- Chromebook Pixelやタッチスクリーンを搭載したChromebookにLinuxをインストールする場合は、"sudo sh ~/Downloads/crouton -t touch,xfce "と入力してください。
- croutonで暗号化を使いたい場合（Chromebookには少し厳しいバリエーション）、パラメータ "e "を使えば、コードは "sudo sh -e ~/Downloads/crouton -t xfce "のようになる。
- 他にも -t unity や -t gnome などのバージョンがあり、Chromebook の容量を多く取るか少なく取るかもしれないので、どれがいいか調べてほしいが、軽量なインストールには "xfce" を推奨する。
9
Chromebookにcroutonが完全にインストールされるまで待ちます。インストールプロセスには最大15分かかることがあり、完了するとLinuxユーザー名とパスワードの入力を求められます。
- Linuxシステム用の新しいユーザー名とパスワードを入力し、Enterキーを押します。
10
ターミナルに「sudo startxfce4」と入力して、Linux をデスクトップで起動します。このコマンドは、Chrome OSの起動時にLinuxを使用する場合に、ターミナルに入力する必要があります。
- Ubuntu LinuxはChrome OSと同時に実行されるため、いつでも各OSを切り替えることができます。UbuntuとChromeの間を行ったり来たりするには、Ctrl + Alt + Shift + BackとCtrl + Alt + Shift + Forwardを押す。
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