すすることで風味が良くなるという主張について

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「すすることで風味が良くなる」という主張について

麺等をすすることを正当化する理由の一つに、「すすることで風味が良くなる」というものがあります。この記事では、この主張の妥当性を検証します。

 

テイスティングは家でやれ

食べ物を空気と一緒に口に含むことで、その空気が鼻から抜けることにより、食べ物の風味をより一層感じることができると言われています。

ソムリエがワインを鑑定する際に、ワインを口に含みながら空気を吸うのはこのためです。この例は、麺などをすする人からよく引き合いに出されます。

つまり、麺などをすすることで、食べ物をより美味しく味わえるということです。

 

この理屈は一見説得力があるように見えますが、根本的な間違いをしています。

それは、あなたが食べ物を最大限美味しく味わう食べ方とマナーは別の問題だということです。

こういう主張をする人は、 「動きやすいから」という理由で、結婚式や葬式にジャージで参加したりするのでしょうか?

そもそも、例に挙げられたソムリエも、品評の場以外の公の席で、ワインを口に含みながらジュルジュルと音を立てたりはしません。

 

「麺などをすすって食べると美味しい」というのは、あなたの都合であって、公衆でのマナーではないということです。

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