小林旭

ページ名:小林旭
曖昧さ回避 マイトガイは、この項目へ転送されています。アニメキャラクターについては「マイト・ガイ」をご覧ください。
こばやし あきら
小林旭
本名小林 旭
生年月日1938年11月3日(84歳)
出生地東京府東京市世田谷区
国籍 日本
民族日本人
身長180cm
血液型AB型
職業俳優、演歌歌手
ジャンルテレビドラマ、映画
活動期間1956年
・話・編・歴

テンプレート:Infobox Musician小林 旭(こばやし あきら、1938年11月3日 - )は、東京市世田谷区(現東京都世田谷区)出身の俳優、歌手である。身長180cm、体重98kg、血液型AB型[1]。愛称は、マイトガイ。

目次

人物・来歴[]

子役を経て第3期日活ニューフェイスに合格。明治大学中退。

1956年、『飢える魂』でデビューした。1959年公開の『南国土佐を後にして』で脚光を浴びる。以降「渡り鳥」シリーズ、「旋風児」シリーズに主演。石原裕次郎らと共に日活の黄金時代を築く。しかし、映画の興行収入が石原主演作より上だった年もあったが、石原よりギャラは低かった。

1958年、日本コロムビアより『女を忘れろ』で歌手デビューした。映画の『ギターを持った渡り鳥』『銀座旋風児(ぎんざマイトガイ)』などの主題歌、挿入歌を歌い、ヒットさせる。また、「自動車ショー歌」(2005年に放送されたアサヒビールの「カクテルパートナー」のCMソングはこの「自動車ショー歌」をアレンジした「カクパーショー歌」である)、「恋の山手線」などのコミックソング、「昔の名前で出ています」などの演歌も歌っている。これらの楽曲を独特の歌唱で歌いこなす姿から、総称して『アキラ節』と呼ばれることが多い。

1960年頃に女優の浅丘ルリ子と同棲したが、解消した[2]。美空ひばりと対談をしてからお互いに慕う仲になり、1962年に結婚したが、1964年に離婚した。著書によれば、結婚の際も離婚の際もひばりの父親代わりの山口組3代目組長田岡一雄から頼まれ、逆らうことは出来なかったとのことである。実際には2人はひばりの母の反対で入籍しておらず、戸籍上、ひばりは生涯独身であった。小林は妻であるひばりにもっと仕事をセーブしてほしいと思っていたが、ひばりの母の反対もあり、うまくいかなかった。また、小林が豪奢な生活を好み、勝手に借金を作るなどトラブルを起こし、ひばり母子を失望させたことも原因である(それにより、減らしていた仕事を増やさざるを得なくなっていた)。離婚記者会見には、ひばりと共に田岡が並んで会見し、世間を驚かせた。会見で協議離婚かと聞かれた小林は(協議も何もなかったので)「理解離婚」だと答えたため、理解離婚という言葉が流行語となった。また「未練はいっぱいある。皆さんの前で泣きたいくらいだ」と語っており、自身の本意でなかったと語っている。

1964年、クラウンレコードへ移籍した。

1967年、女優の青山京子と再婚した。

1970年から1971年に、すっかり客足の鈍った日活と大映はダイニチ映配を発足させ、次々に作品を製作するも、両社ともども迷走し、多大なる赤字を被る。

自らが主宰するアロー・エンタープライズが製作、そして主演し、得意のアクションを披露したテレビドラマ『ターゲットメン』などを含めた事業の失敗により、小林は14億円もの債務を背負う。

1972年、東映入り。1973年より大ヒットした『仁義なき戦い』シリーズでの武田明役で脚光を浴びる。

1978年、『多羅尾伴内』のリメイク作に主演した。シリーズ化する予定であったが、2作目が興行不振となり打ち切られた。1979年にはヤンマーの農業用トラクター「ヤンマーディーゼルトラクタ・YM2210」のテレビCMに出演した。

1977年、発売から2年を経て「昔の名前で出ています」が大ヒットを記録し、歌手としても再び脚光を浴びるようになった。『第28回NHK紅白歌合戦』に初出場し、1996年までに7回『紅白』に出場した。

1981年ポリドールへ移籍した。

1985年、大ファンでもあった大瀧詠一が小林のために書き下ろした(作詞は阿久悠)「熱き心に」がAGFのCMソングとして大ヒットし、翌1986年の『第37回NHK紅白歌合戦』に2回目の出場を果たす。2002年には大瀧の企画・監修による4枚組CDが発売された。

1988年、『春来る鬼』で監督業に進出するも、興業不振となる。その後1992年『修羅の伝説』で俳優業に復帰する。

2004年、芸能生活50周年を記念し、石原裕次郎や美空ひばりとのことなど、それまでの人生についてに綴った『熱き心に』を出版した。

2006年、本人をモチーフにしたパチンコ機「CR渡り鳥AKIRA」(藤商事)が登場した。

2007年2月23日、日本プロゴルフ協会から、川上哲治、羽佐間正雄らとともに名誉会員(2006年に制定)に認定される。名誉という肩書きではあるが、実際にプロの試合に出て賞金を稼ぐことも可能である。2007年4月、自身のニックネームを冠したマイトガイレーベルという芸能制作会社を設立した。マイトガイレーベル第1弾CDとなる、本人の作詞・作曲による新曲「折紙人生」が、NHK『ラジオ深夜便』の7月から9月の「深夜便の歌」として採用される。また、同7月には大阪新歌舞伎座で舞台『無法松の一生』にて20年ぶりの座長公演を務めた。

エピソード[]

谷村新司は、小林が「渡り鳥シリーズ」でギターを爪弾く姿に憧れ、音楽活動を開始したという。

出演[]

映画[]

  • 飢える魂 正・続篇(1956年、日活)※DVD発売
  • 孤独の人(1957年、日活)
  • 幕末太陽傳(1957年、日活)
  • 霧の中の男 (1958年、日活)
  • 南国土佐を後にして(1959年、日活)
  • 都会の空の用心棒(1960年、日活)
  • 都会の空の非常線(1961年、日活)
  • 太平洋のかつぎ屋(1961年、日活)
  • 惜別の歌(1962年、日活)
  • 俺は地獄の部隊長(1963年、日活)
  • やくざの詩(1970年、日活)
  • 唐獅子警察(1974年、東映)
  • あゝ決戦航空隊(1974年、東映) - 児玉誉士夫 役
  • 日本暴力列島 京阪神殺しの軍団(1975年、東映)
  • 青春の門(1975年、東宝)
  • 実録外伝 大阪電撃作戦(1976年、東映)
  • 広島仁義 人質奪回作戦(1976年、東映)
  • 青春の門 自立篇(1977年、東宝)
  • 多羅尾伴内(1978年、東映)
  • 多羅尾伴内 鬼面村の惨劇(1978、東映)
  • 修羅の伝説
  • 民暴の帝王
  • 修羅の群れ
  • 銀座旋風児シリーズ(日活)
    • 銀座旋風児(1959年)
    • 銀座旋風児 黒幕は誰だ(1959年)
    • 銀座旋風児 目撃者は彼奴だ(1960年)
    • 銀座旋風児 嵐が俺を呼んでいる(1961年)
    • 二階堂卓也銀座無頼帖帰ってきた旋風児(1962年)
    • 風が呼んでる旋風児銀座無頼帖(1963年)
  • 渡り鳥シリーズ(日活)
    • ギターを持った渡り鳥(1959年)
    • 口笛が流れる港町(1960年)
    • 渡り鳥いつまた帰る(1960年)
    • 赤い夕日の渡り鳥(1960年)
    • 大草原の渡り鳥(1960年)
    • 波涛を越える渡り鳥(1961年)
    • 大海原を行く渡り鳥(1961年)
    • 渡り鳥北へ帰る(1962年)
    • 渡り鳥故郷へ帰る(1962年)
  • 仁義なき戦いシリーズ(東映)
    • 仁義なき戦い 代理戦争(1973年)
    • 仁義なき戦い 頂上作戦(1974年)
    • 仁義なき戦い 完結篇(1974年)

その他多数

テレビドラマ[]

  • ターゲットメン(1971年、NET)
  • 旅がらす事件帖(1980年、関西テレビ)
  • 幻之介世直し帖(1981年、日本テレビ)
  • 琉球の風(1993年、NHK)
  • 寝たふりしてる男たち(1995年、読売テレビ)

CM[]

  • ヤンマー トラクター(1978年)
  • サントリー ホワイト25(1996年)
  • ソフトバンクモバイル ラーメン屋の親父(2011年)

NHK紅白歌合戦[]

年度/放送回曲目出演順対戦相手
1977年(昭和52年)/第28回昔の名前で出ています19/24石川さゆり
1986年(昭和61年)/第37回2熱き心に09/20五輪真弓
1992年(平成4年)/第43回3さすらい09/28八代亜紀
1993年(平成5年)/第44回4あれから20/26小林幸子
1994年(平成6年)/第45回5熱き心に(2回目)22/25和田アキ子
1995年(平成7年)/第46回6腕に虹だけ19/25島倉千代子
1996年(平成8年)/第47回7北帰行19/25由紀さおり・安田祥子

作品[]

シングル[]

日本コロムビア時代[]
  • 女を忘れろ/恋に賭ける男(1958年9月20日)日活「女を忘れろ」主題歌
  • ダイナマイトが百五十屯/俺はこがらしさ(1958年11月15日)日活「二連銃の鉄」主題歌
  • 真夜中の街角(1958年12月10日)B面はコロムビア・ローズ「すれちがいのブルース」
  • パパの歩いた道/いとしの恋人(1959年1月15日)日活「嵐を呼ぶ友情」主題歌
  • ホロホロ東京(1959年3月15日B面)A面は島倉千代子「あの人は今日帰る」雑誌「平凡」募集当選歌
  • 俺に逆らうな/ひとりぼっちの歌(1959年4月20日)日活「俺は挑戦する」主題歌
  • 地獄船/出船追分(1959年5月1日)日活「二連銃の鉄」主題歌
  • 十字路/ハイウェイの男(1959年7月15日)
  • 銀座旋風児/銀座の波止場(1959年9月20日)日活「二階堂卓也 銀座無頼帖 銀座旋風児」主題歌
  • ギターを持った渡り鳥/地獄のキラー(1959年10月20日) 日活「ギターを持った渡り鳥」主題歌
  • 波止場の無法者/いとしあの娘の涙雨(1959年12月1日)日活「波止場の無法者」主題歌
  • 口笛が流れる港町/泣きたい街角(1959年12月25日)日活「口笛が流れる港町」主題歌
  • やくざの詩(1960年2月10日)B面はトミー藤山「夜霧に泣いて」日活「やくざの詩」主題歌
  • ダンチョネ節/おけさ数え唄(1960年3月1日)B面はこまどり姉妹とのデュエット日活「海から来た流れ者」、「渡り鳥いつ帰る」主題歌
  • 炭鉱もぐら(1960年3月15日)B面は守屋浩「真珠のイヤリング」雑誌「平凡」懸賞当選作詩
  • 鹿児島おはら節/アキラのズンドコ節(1960年6月1日)日活「海を渡る波止場の風」主題歌
  • アキラの会津磐梯山/アキラのツーレロ節(1960年7月10日)日活「赤い夕陽の渡り鳥」主題歌
  • ノーチヨサン節/東京かっぽれ(1960年8月1日)日活「東京の暴れん坊」主題歌
  • さすらい/アキラのホイホイ節(1960年9月10日)日活「南海の狼火」主題歌
  • アキラのツーレロ節/アキラの会津磐梯山(1960年9月20日)
  • ズンドコ節/鹿児島おはら節(1960年9月20日) 累計売上20万枚以上[1]
  • ダンチョネ節/おけさ数え唄(1960年9月20日)
  • ノーチヨサン節/東京かっぽれ(1960年9月20日)
  • アキラのホイホイ節/アキラのチョンコ節(1960年9月20日)
  • アキラのソーラン節/アキラのチョンコ節(1960年10月5日)日活「大草原の渡り鳥」主題歌
  • アキラのおてもやん/アキラの炭坑節(1960年11月20日)日活「歌う暴れん坊」、「大暴れ風来坊」主題歌
  • アキラのブンガワンソロ/アキラの北海盆唄(1960年12月5日)日活「怒涛を越える渡り鳥」主題歌
  • アキラのデカンショ/太陽はねむっている(1961年4月30日)日活「でかんしょ風来坊」主題歌
  • 黒い傷痕のブルース/続さすらい(1961年4月30日)日活「黒い傷あとのブルース」主題歌
  • アキラのまっくろけ節/アキラのおいとこ節(1961年4月30日)日活「風に逆らう流れ者」主題歌
  • 山の渡り鳥/アキラのチンチロリン(1961年5月20日)
  • アキラのラバさん/アキラのノーエ節(1961年7月20日)
  • 思い出した思い出した/季節風航路(1961年8月5日)日活「太陽、海をそめる時」主題歌
  • チュンガを踊ろう/恋のチュンガ(1961年9月20日)
  • 流れもの/アキラの伊那節(1961年9月20日)日活「大森林に向って立つ」主題歌
  • 北帰行/惜別の唄(1961年10月5日)日活「渡り鳥北へ帰る」、「惜別の歌」主題歌
  • アキラの奴さん/アキラのさのさ(1961年12月10日)
  • 落日のシャイアン/夕やけは赤い幌馬車(1961年12月20日)日活「高原児」主題歌
  • サーカスの唄/放浪の唄(1962年2月5日)日活「さすらい」主題歌
  • 郷愁/旅愁(1962年3月20日)
  • アキラでツイスト/ツイスト・ナンバー・ワン(1962年3月20日)日活「夢がいっぱい暴れん坊」主題歌
  • アキラのええじゃないか/船頭子守唄(1962年4月20日)
  • 渚のチャペル/ひとりぼっちの散歩道(1962年6月20日)
  • ダヒル・サヨ/俺は雑草(1962年7月20日)日活「遥かなる国の歌」主題歌
  • 俺もゆくから君もゆけ/流浪の唄(1962年8月20日)日活「渡り鳥故郷へ帰る」、「地獄の夜は真紅だぜ」主題歌
  • 秋の銀座/追憶のブルース(1962年9月20日)
  • 恋の花に気をつけな/黒いシグナル(1962年12月10日)
  • アキラでボサ・ノバ/おけさ恋しや(1963年1月10日)日活「歌う暴れん坊」主題歌
  • 俺は地獄の部隊長/男なら(1963年5月5日)日活「俺は地獄の部隊長」主題歌
  • とかくこの世は住みにくい/君恋小唄(1963年10月5日)日活「銀座の次郎長 天下の一大事」主題歌
  • 男の道/初恋(1963年11月20日)日活「関東遊侠伝」主題歌
  • 花と怒涛/男一筋(1964年2月20日)日活「花と怒涛」主題歌
  • 恋の山手線/失恋もまた楽し(1964年3月20日)
  • 知らん顔/君(1964年7月20日)
日本クラウン時代[]
  • 自動車ショー歌(1964年10月15日)
  • 赤い流れ星(1965年)
  • 落日(1967年)
  • 恋の世界旅行(1968年)
  • ついてくるかい(1970年)累計売上30万枚以上
  • 純子(1971年)
  • ごめんね(1971年)
  • 哀歌(1972年)
  • 昔の名前で出ています(1975年)累計売上91万枚以上。オリコンチャートで小林旭最大のヒット曲。
  • 女房きどり(1976年)
  • ショーがないね節(1976年)
  • 北へ(1977年)累計売上21万枚以上
  • もう一度一から出なおします(1977年)
  • さすらいの道(1977年)
  • 夢ん中(1978年)(朝日放送「必殺商売人」・「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」主題歌)
  • 私の名前が変わります(1978年)
  • 霧の都会(1978年)(映画「多羅尾伴内」主題歌)
  • 赤いトラクター(1979年)(ヤンマー農機「ヤンマーディーゼルトラクタ・YMシリーズ」CMソング)
  • 漁港列島(1979年)
  • みだれ雲(1980年)(「旅がらす事件帖」主題歌)
ポリドール時代[]
  • 思いやり(1982年)※『幻之介世直し帖』主題歌
  • 泣いた数だけ幸せに(1982年)※ニッカウヰスキー「ハイニッカ」CMソング
  • 水たまり(1984年)
  • 星海峡(1984年)
  • 熱き心に(1985年)…累計売上37万枚以上
  • ハーモニカの詩(1986年)
  • 古城の月(1987年)
  • 五月雨ワルツ(1988年)
ソニー・ミュージックレコーズ時代[]
  • 腕に虹だけ(1995年)
  • アキラのジーンときちゃうぜ(1995年)
ソニーレコーズ時代以降[]
  • 翔歌(2004年)
  • アキラのもったいない音頭(2006年)(「もったいない」という言葉を主題とした楽曲)
  • 折り紙人生(2007年)
  • 酒場恋歌(2008年)(遠藤実・実質的遺作)
  • ジダンダ!/福岡帰行(2009年)(インディーズメーカー)
  • 遠き昭和の…/人生なんぼ節!(2010年)

アルバム[]

  • GOLDEN☆BEST 小林旭(2003年)
  • GOLDEN☆BEST 小林旭 マイト・ガイ・デラックス(2004年)
  • GOLDEN☆BEST 小林旭 ヒット全曲集(2009年)

脚注[]

  1. "小林旭 - プロフィール" (日本語). YAHOO! JAPAN 人物名鑑. 日本タレント名鑑 (10 2010). 2010-10-05 閲覧。
  2. テンプレート:Cite news

外部リンク[]

  • 小林旭ファンクラブ入会案内
  • 小林旭公式サイト

テンプレート:FNS歌謡祭最優秀歌唱賞

en:Akira Kobayashitl:Akira Kobayashizh:小林旭



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