アーカイブの中でも辞典に収録されている用語の元になったり、プレイが圧倒的だったりする回
鈍器-11
言わずと知れた名作『スーパードンキーコング2』の『ラトリーに大へんしん』ステージ回。
名前通り、蛇のアニマルフレンド『ラトリー』に変身して進むステージなのだが、アクションがジャンプしかない上に動きに若干の癖があるため序盤の難関コースのひとつ。
説明書を読まないのでスーパージャンプの存在を知らずに詰みかける、スーパージャンプを多用するという誤った状態で進み続けるなど、ごりっつが出来ない状態でどのように攻略するかを見届けられる。
落とし穴も存分に用意されているステージでもあるため、モリゲームの魅力がふんだんに詰まっており、モリゲーム初心者に安心して勧められる良回。
トキくん-056
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。言わずと知れた名作であり、特に64初期という3Dアクションゲームの黎明期において、3Dアクションというジャンルは如何なるものかというものを操作系からデザインに至るまで完璧に表現してのけた歴史的な作品である。
『ブレスオブザワイルド』発売まではこの作品をライフタイムベストに挙げる人も多く、メタスコアも史上空前の99という記録をたたき出している。評価サイトが増えた現代において、この記録を上回るゲームは出ないだろう。
さて、ゲームの歴史的には空間を利用したギミックやZ注目といった要素が革新的であったと評される時のオカリナであるが、レベルデザインについても非常に優れたものがあるのは言うまでもないであろう。
それはもりっつさんが、開始直後は家の周囲を歩くだけで丸々30分潰したりするなど「100枠(50時間)かかっても終わらないのでは」と危惧されながらも、プレイの成長を見せて97枠で堂々の完結を見た点からも明らかである。
しかし、それほどプレイヤーへの配慮を施したゲームといえども、プレイヤーは製作者の意図を軽く下回ってくる、という事をモリ・ゲームは教えてくれる。
まず初回の枠からして「説明書を読む」という事をせず、ボタン配置のレベルから何をしていいのか分からないという有様である。途中で丸々30分使って説明書朗読を行うというゲーム実況にあるまじき回も存在するので読者の方は確認されるようお願いしたい。
そして、問題の回である56。ゾーラの服を所持している状態で溺死するという、伝説的な事故死が発生した回である。
ここに至るまでにも任天堂はさまざまな警告文や説明文を配置するなど、セーフティネットを何重にも張り巡らせており、潜水直前まではもりっつさん自身もゾーラの服を装着しているという状態でありながら、
- 潜水できないことをゾーラの服が機能していないのではないかと疑い脱衣する
- その状態で潜水を改めて試行、やがてヘヴィブーツにたどり着く
- たどり着いたはいいが初めての潜水に感動するあまり画面上の「溺死しかけたら靴を脱げ」というコメントをスルー
- 減り続けるカウントダウンに焦ってパニックに陥りメニュー画面を開くことが頭から吹っ飛ぶ
- 靴を脱ぐこともゾーラの服を着ることもできず溺死
という、ゾーラの服入手以降幾多も用意された「理解」の方法を全てスルーし尽くした上での溺死に至るのである。
我々はゲームが上手い。本当はもりっつさんのような人間のほうが『普通』である。普通のプレイヤーとは情報を忘れ、文章を読まず、学ばない。驚くほどに製作者の意図を無視するものなのである。
しかし、そうはいってもこの回はあまりにも衝撃的に過ぎた。レベルデザインとはかくも無力なものであるのか?普通の人間はゲームをクリアできないものなのだろうか?と視聴者に改めて不安を抱かせるほどに。
このようなプレイヤーをもやがてクリアへと導く、時のオカリナの作りの見事さを改めて認識することで、我々は『名作』の側面を知るのである。
シリーズを通してみる事で、ゲーム史上最高傑作と謳われた作品の、実力の一端が垣間見えるであろう。この文章が貴方の琴線に触れ、トキくんシリーズ視聴に興味をもってもらえるならば、筆者にとっても幸いである。
レベルデザインの教科書として、クリエイターなら一度はこの作品に、そしてモリ・ゲームに触れてみて欲しい。
ボゥル-09
物理も学べる不朽の名作『カービィボウル』。
非常な強力なものの操作方法が独特で難しいコピー能力『UFO』が登場するコース7にもりっつが挑む。
スーパーカブ-04
言わずと知れた名作『星のカービィ スーパーデラックス』。
アクションだけではなく隠された宝箱を見つける探索も楽しめる『洞窟大作戦』に潜む知育を
得意のごりっつと奇跡で解き進める。
エフメガ-05
不朽の名作レースゲーム『F-ZERO』。
配信音声がループしている幻影陣状態で
ジャンプ台からコース外に着地すると爆発するコース『RED CANYON I』にもりっつが挑む。
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悪魔上のデス様戦
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