ズィンディ危機

ページ名:ズィンディ危機

ズィンディ危機

日時:

2153年~2154年

場所:

デルフィック領域、太陽系

結果:

地球連合の勝利
ズィンディ超兵器は破壊された
デルフィック領域は通常空間へ戻った
ズィンディ評議会は崩壊し革新された
ズィンディの守護者は信用を失った
交戦陣営
地球連合宇宙艦隊
アンドリア帝国
ズィンディ霊長類族、 ズィンディ樹上族及びズィンディ水棲族が協力
ズィンディ評議会(ズィンディ爬虫類族及びズィンディ昆虫族が後に離脱)、 球体創造者
指揮官
ジョナサン・アーチャー大佐
トゥポル副司令官/中佐(任務のためヴァルカン軍を辞職)
J・ヘイズ少佐
シレック・シュラン司令官
ドラム司令官
投入兵力
地球船1隻、超兵器を初期段階で停止しようとした多数のズィンディ艦、 クマリ艦船多数、ズィンディ超兵器、デルフィック領域の球体
損失
700万人の人間が偵察機の攻撃で死亡
ヘイズ少佐を含む27名のエンタープライズ乗組員
デグラが殺害された
ズィンディ船数隻が異常により破壊
ヨセミテ3ステーション
アーチャーが超兵器にて死んだと思われたが、後にエンタープライズによって救助された
ドラムを含む爬虫類族数名
昆虫族数名
エンタープライズのため数隻損失
超兵器を護衛した2隻の艦船両方
ズィンディ超兵器
球体ネットワーク
 ズィンディ危機(Xindi crisis)またはズィンディ事件(Xindi incident)とは、2153年3月のズィンディによる地球攻撃を発端として、2154年2月までの間のズィンディによる地球破壊計画を阻止するためのエンタープライズ(NX-01)の試み全般を指す。

目次

先制攻撃[]

ズィンデイ兵器による射撃

地球に対して攻撃を加える

 2153年3月。ズィンディは守護者と呼ばれる超次元種族によって提供された未来の情報を元に地球への奇襲攻撃に着手した。26世紀に人類によって母星を破壊されるという情報を守護者からもたらされた結果であった。

 そのため、ズィンディ樹上族の科学者とデグラ(ズィンディ霊長類族のズィンディ評議会メンバー)は数年の歳月をかけて惑星を破壊できる兵器開発に取り組んでいた。

 地球に対して先制攻撃を加えた兵器は、この開発によって生み出された兵器のプロトタイプであり、ズィンディ偵察機とよばれた。ズィンディ爬虫類族の戦士によって攻撃は実行された。この攻撃により、北アメリカ大陸のフロリダから南アメリカ大陸のベネズエラに至る南北に帯状の破壊を行った。この攻撃により700万の犠牲者が出る結果となった。攻撃完了の後このプロトタイプは自爆し、その破片の一部と乗員の遺体が中央アジアでヴァルカンによって発見され、回収された。

 突然の事態に対応するため、宇宙艦隊司令部ベータ宇宙域へのディープ・スペース・ミッションに出ていたエンタープライズ(NX-01)に対して急遽帰還命令を下した。そして、この悲劇の犠牲者の一人にエンタープライズの機関主任であるチャールズ・タッカー三世中佐の妹のエリザベス・タッカーも含まれていた。(ENT:帰還なき旅ENT: トレリウムDENT: 爬虫類族の攻撃ENT: 評議会の分裂

未来からの知識[]

 緊急帰還命令に従い地球へ向けて全速航行中のエンタープライズに対し、突然スリバン・カバルの艦隊が襲撃を行った。スリバン兵士はブリッジからジョナサン・アーチャー船長を拉致し、彼らの主人である未来人に謁見をさせた。アーチャーは地球攻撃はスリバンのシリックが関係していると疑った。

 しかし、アーチャーの予想に反して未来人は彼に、時間冷戦の新たな勢力がズィンディという種族に対して人類が26世紀に彼らの母星を破壊するだろうと教えた事がきっかけとなり、ズィンディが地球への攻撃を加えたという事実を伝えた。そして、彼らは更に地球を一撃で破壊できる兵器を開発中であることも伝え、ズィンディの居場所を彼に教えた。アーチャーは疑ったが、未来人はズィンディ兵器の残骸を量子測定するように指示し、アーチャーを船に帰した。

 イントレピッドに護衛され、エンタープライズは2153年4月24日に地球へ帰還した。アーチャーは宇宙艦隊司令部でスリバンの未来人からもたらされた情報を伝え、ただちにエンタープライズがズィンディを探し出す任務で出ることを提案した。マックスウェル・フォレスト大将ヴァルカンソヴァル大使は当初疑ったが、ズィンディ兵器の残骸を量子年代測定にかけた結果、その部品が2573年に生成された部品であることが明らかとなり、未来人が関連していることを証明した。

 フォレスト大将はエンタープライズにズィンディを探す任務に出ることを許可したが、この結果を見ても、ソヴァル大使は納得できないままであった。スリバンの未来人からもたらされた情報によると、ズィンディの領域はデルフィック領域にあるとされていたため、過去のヴァルカンの調査の結果非常に危険な領域であると分かっていたためである。また、ヴァルカンはタイムトラベルを信じていないということも原因であった。

 この会議の後に、ソヴァル大使はヴァルカンの調査船ヴァンカーラがデルフィック領域に入って二日後の救難信号の記録をアーチャーに見せた。この記録はデルフィック領域は極めて危険であることを示すものであったが、それでもアーチャーは任務に出る決意を変えなかった。

新たな任務へ[]

 人類の存亡をかけたこの新たな任務に備え、エンタープライズは大幅にグレードアップされることとなった。エンタープライズがディープ・スペース・ミッションに出ている間に開発された新しい弾頭兵器である「光子性魚雷」が搭載されることとなった。また、新しい司令センターが増設され、ここでは高性能なセンサーとそれを解析するコンピュータが設置された。また、宇宙翻訳機もアップグレードされた。

 また、この危険な任務に際してエンタープライズのクルーは9名が下船することとなった。デノビュラ人のDr.フロックスも任務に志願し、ヴァルカン軍より派遣されているトゥポル副司令官ヴァルカン最高司令部から任務に参加する許可を得られなかったため、ヴァルカン軍を辞職してエンタープライズの任務に加わった。

J._Hayes.jpg

MACOより派遣されたJ・ヘイズ少佐

 また、アーチャー船長はそれまで宇宙探査に軍人は不要だという信念を持っていたが、軍部のケイシー将軍に頼み精鋭部隊であるMACOを乗船させた。この決定に対してアーチャーとフォレスト大将の会話から、アーチャーの任務への決意が表れている。

アーチャー「…先ほど、ケイシー将軍と話をしました。」フォレスト「彼のチームは、8時に着くことになっている。…軍に頼んだと聞いて驚いたよ。…軍人たちを同乗させて、大丈夫か?」アーチャー「艦隊以外の人員に抵抗はありません。…最高のチームを結成してくれました。危険な場所に行くわけですから、手に入る力は何でも欲しい。」

 しかし、この決定に対してエンタープライズの兵器庫士官であるマルコム・リード大尉は憤慨した。彼の指揮下の保安部士官の能力が不足だと判断されたと思い込んだからであった。

デルフィック領域[]

 エンタープライズは地球を発ったその年の8月にデルフィック領域に到着したが、ズィンディの所在地の情報など何もない状況だったため、ワープ5の速度で7週間探査を続けても何の収穫も得られなかった。しかし遂に、以前ズィンディと思われる男を一度トレリウム採掘惑星へ輸送したことがあるという貨物船の船長から情報を得ることができた。

 また、この領域では空間異常が多発しており、エンタープライズも領域に侵入後に空間異常に遭遇している。

Trellium_mining_planet.jpg

トレリウム採掘惑星

 情報を得られたトレリウム採掘惑星へは9月に到着し、鉱山長に液化プラチナを与えることを条件にケシックという名のズィンディに面会することが許可された。しかし、ケシックのDNAと地球で発見された遺体のDNAは適合しなかった。しかしケシックによって、ズィンディには五種類の種族がおり、地球を攻撃して死んだ遺体は爬虫類族で、ケシックは霊長類族であることが判明した。彼らの見た目は大いに違うが、DNAは99.5%以上が同一であることもDr.フロックスによって判明した。

 鉱山長の思惑によって、危うく上陸したアーチャー船長とタッカー中佐は捕まりそうになったが、MACO部隊が救出に来たことにより脱出に成功した。しかし、ケシックは銃撃戦の最中撃たれて死亡した。彼は臨終の際に、アーチャーが要求した母星の座標をDr.フロックスに伝えた。

 教えられた座標に到着したエンタープライズがそこで発見したのは惑星ではなく、約120年前に破壊された惑星の残骸と、ズィンディの痕跡を示す物質であった。ズィンディの痕跡を確認したエンタープライズは領域の更なる深淵部へと進路を定めた。(ENT:トレリウムD

Delphic_Expanse_sphere.jpg

球体

 エンタープライズはその後、オラシンひずみフィールドと呼ばれる空間異常地帯へと侵入した。度重なる空間異常によりエンタープライズは無力化してしまう。そこにオサーリア人の海賊が襲撃してきて船の貴重な物資を盗まれてしまう。物資を奪還するためオサーリア海賊船のイオン痕跡を元に追跡を開始したところ、巨大な球体を発見した。球体の周りは遮蔽フィールドで覆われており、球体の中には海賊船が盗んでいったものが発見された。海賊の積み荷目録から彼らがズィンディ船を襲ったことが明らかとなったため、海賊船を待ち伏せし彼らのコンピュータよりズィンディの情報をダウンロードした。(ENT:オサーリア人の襲撃

 その後エンタープライズはノレラスの重水素ステーションで出会ったヴラディア人科学者のブラット・ウドからトレリウムDの合成法を取得する取引を取り付け、ザンサンへ向かった。(ENT:美しき潜入者

ズィンディとの最初の接触[]

Rajiin.jpg

ラジーン

 ザンサンに到着したエンタープライズは、ザンサン・バザールで約束通りブラッド・ウドとトレリウムD生成のための公式を地球の香辛料と交換した。そこで、売春婦ディーラーのズジョッドがズィンディと取引をしていたという情報を入手した。早速アーチャーはその売春婦ディーラーの店を訪ね、ズジョッドにズィンディの情報を求めたが、拒否された。仕方がなく帰ろうとしたアーチャー一行だったが、突然ズジョッドの商品の女性の一人が逃げ出しアーチャーに助けを求めた。彼は彼女の逃亡を助けて彼女をエンタープライズまで連れて来た。

 その助けた女性はラジーンという名で、オランタクという星が出身であるとのことで、アーチャーは彼女を故郷まで送っていくことを約束し、それまで彼女に船内での自由行動を認めた。ラジーンは密かに様々なクルーと接触し、彼女の能力を使って人間のバイオメトリックスキャンを行って情報収集を行っていた。

 彼女のスパイ活動に気づいたアーチャーは彼女を拘束した。彼女を尋問したところズィンディからの指示で人間に対する生物兵器を製造するための情報収集をしていたことがわかった。しかし、突然ズィンディ爬虫類族艦が二隻襲いかかって来た。

 エンタープライズはズィンディ爬虫類族に乗り込まれ銃撃戦となったが、圧倒的な戦力によりラジーンを奪われて逃げられてしまった。しかし、戦闘の最中一名の爬虫ズィンディの遺体を手に入れることができた。

 ズィンディ評議会では、ズィンディ爬虫類族が独断で人間と接触したことに対して紛糾していたが、生物兵器生成のための人間のバイオメトリックス・データを入手したため、対人間の生物兵器生成が決定された。(ENT:美しき潜入者

 ズィンディ調査任務に戻ったエンタープライズでは未だトレリウムDの生成に成功できないでいた。その最中、ヴァルカン艦セレヤの救難信号を受けエンタープライズはただちに急行した。そこはトレリウムを豊富に含む小惑星帯であった。しかし、セレヤを調査したところトレリウムDはヴァルカン人のシナプス経路に深刻なダメージを与え、それがヴァルカン人の精神崩壊を招くことが発覚した。

 そのため、アーチャーはエンタープライズをトレリウムDで保護することを取りやめた。唯一シャトルポッド1のみ、球体の詳細なスキャンを実施するためにトレリウムDで保護することとした。(ENT:幽霊船

Kemocite.jpg

キモサイト

 テレパシー能力者のタークウィンの協力でズィンディのコロニーの一つを特定したエンタープライズは10月にその惑星へ到着した。そこはグレイリック・ダールというズィンディ樹上族が運営する兵器の主要な材料となるキモサイトを生成する工場であった。当初、アーチャーは700万の犠牲を出し、更に人類滅亡のための兵器を作る手助けをしているとグレイリックを責めたが、彼は自分が出荷したキモサイトが武器に使用されているとは知らなかったことが明らかになり、大量虐殺兵器を生産する手助けをしていたことを悔いたグレイリックはアーチャーに協力し、出荷するキモサイトの純度を下げる破壊工作を行った。また同時に、積み荷の中に放射線分解を変えたキモサイトを紛れ込ませ、追跡信号を発するように改造した。(ENT:兵器工場潜入
 アーチャーに協力したグレイリックは最後にアーチャーにこう言った。

「地球攻撃の話が、もしも…全部本当のことなら、覚えておいてくれ。全てのズィンディが、敵ではないとな。」--グレイリック

2004年の地球への訪問[]

 2153年11月、時間エージェントダニエルスがアーチャーの前に現れた。彼によれば、2004年のミシガン州デトロイトにズィンディ三名がいるということであった。なぜ彼らがその時代にいるのかは不明であったが、少なくとも二ヶ月間活動していることが判明した。そのため、アーチャーとトゥポルは真相を探るためにダニエルスの手引きで過去へと行った。

 二人の調査により、ズィンディ爬虫類族が過去の地球人類を滅亡さえるための生物兵器を開発していることを突き止めた。アーチャーとトゥポルは彼らの計画を阻止することに成功した。

 ズィンディ爬虫類族によるこの生物兵器製造については、ズィンディ評議会において生物兵器による人類攻撃が認可されていなかったため、守護者とズィンディ爬虫類族が独断で実行したことであったことが後に判明している。また、研究にあたってラジーンがエンタープライズにスパイとして乗り込んだ際に収集した人間の生科学情報についてアーチャーに語った「生物兵器の開発に用いる」という言葉を証明した事件でもあった。(ENT:デトロイト2004

カリンドラ星系にて[]

Calindra_System.jpg

アンドリア戦艦クマリ カリンドラ星系にて

 その年の12月、グレイリックのキモサイトが発するアイソトープ痕跡を発見し、ズィンディ超兵器がカレンドラ星系で開発されていることを突き止めることに成功した。カレンドラ星系へ向かったエンタープライズは途中で非常に強い空間異常に遭遇し損傷を受け空間異常の中に閉じ込められてしまった。
 立ち往生したエンタープライズを突然トラクター・ビームで救い出したのがアンドリア巡洋戦艦クマリであった。
 クマリのシュラン司令官は、ズィンディによって地球が残忍な攻撃を受けたことを知り、アンドリア帝国防衛軍はエンタープライズに協力する事を決定しクマリを派遣したと話した。アーチャーはアンドリアンの支援を受けることとし、共同でカリンドラ星系のズィンディ兵器を奪う作戦を行うことになった。

 カリンドラ星系でのズィンディの兵器実験を偵察したところ、以前にグレイリックが原料のキモサイトに破壊工作を行った結果と思われる不具合が発生したことを確認した。エンタープライズが囮となり、クマリが兵器を強奪するという計画が実行された。
 計画通りクマリは兵器の強奪に成功したが、彼らの真の目的はヴァルカンとの長い国境紛争において優位に立つためにズィンディ兵器をアンドリア帝国に持ち帰ることであった。しかし、アーチャーはそれを見越した計画をしており、クマリに納められた兵器の自爆装置を起動させ、シュランに手を引かせることに成功した。撤退するクマリから最後に暗号化されたメッセージがエンタープライズに届けられた。その内容はアンドリアが分析した兵器の詳細情報であった。(ENT:アンドリア人の協力

ファイル:Degra2154.jpg

ズィンディ超兵器の開発者 デグラ

 入手した情報を元に、エンタープライズは兵器開発者であるデグラのシャトルを見つけ出し、デグラを捕まえることに成功した。
 Dr.フロックスは捕らえたデグラの記憶を消し、ズィンディが地球の破壊に成功した後にズィンディ昆虫族が内戦を起こした結果アーチャーとデグラは刑務所に捕らえられたという偽の情報を信じ込ますことに成功した。そして、彼から兵器を製造しているアザティ・プライムの座標を入手した後、再び彼の記憶を消してシャトルに戻した。(ENT:策略

アザティ・プライムへ[]

 アザティ・プライムはデルフィック領域の遥か彼方に位置しているため、移動に時間がかかった。
 その途中で、非常に強い空間異常に包まれた星を発見した。その中から微弱な信号をキャッチしたエンタープライズは空間異常の中に小さな物体を発見したため回収を行ったところ、中から異星人を発見した。この異星人が球体と何らかの関係があることを発見した。しかし、彼は通常の宇宙空間では生きることができない生体機能を持っており死亡してしまった。(ENT:新たなる脅威の兆し

 その前の11月にエンタープライズは球体を崇拝するトリアノンと呼ばれる種族と遭遇している。彼らは創造者が約1000年前に球体を作り、その後領域を再構築して楽園にしそこに戻ってくると信じていた。彼らの信仰と、空間異常に生きる異星人から得られた情報には何らかの関連性があることが明らかになった。そして、その異星人は死の間際に地球が破壊されれば彼らの仲間の計画が成功するだろうと述べた。(ENT:選ばれし領域

 1月にエンタープライズはズィンディ昆虫族艦の事故現場を発見した。そしてその残骸を回収した。(ENT:トゥポルの反乱

ズィンディとの決着[]

Azati_Prime_system.jpg

アザティ・プライム星系の概略図

 2154年2月にエンタープライズはついにアザティ・プライムへ到達した。厳重な防衛網をかわすためエンタープライズは小惑星に隠れ、以前に捕獲したズィンディ昆虫族艦にメイウェザー少尉とタッカー中佐が乗り込み偵察に出た。アザティ・プライムの海面下でズィンディ超兵器の建造が最終段階を迎えていることを確認した。そこで、アーチャーは昆虫族艦に魚雷を仕込み、兵器内部へ侵入して自爆させる計画を立て、そして自らが魚雷を抱えて兵器へ突入する役割を務めることを決定した。

 しかし、突然再びダニエルスがアーチャーの前に現れ、彼を26世紀のプロシオン5の戦いの最中のUSSエンタープライズJの艦内へと連れ出した。彼の説明によると、26世紀には球体創造者たちは銀河中を彼らの居住できる環境へと変化させることを目論んだが、惑星連邦がそれを阻止し彼らの銀河系進出計画が失敗に終わったのであったが、球体創造者たちは時空を超えて過去や未来に干渉する力を持っていたため、自分たちの計画を成功させる手段として惑星連邦の創設メンバーである人類を破滅させる計画を立て、ズィンディ人類の滅亡を実行させようとしているということが明らかにされた。

 この時代、ズィンディは惑星連邦の一員となっており、彼らを球体創造者から救ったのは惑星連邦……つまり人類であることをアーチャーに対して説得し、ズィンディと和解することを強く勧めたが、アーチャーはそれを受け入れなかった。そして、船へ戻ったアーチャーは計画を実行し単身兵器へと潜入を開始した。

 しかし、兵器へ向かったアーチャーは昆虫族艦に攻撃を受け、爬虫類族のドラム司令に捕らえられてしまった。アーチャーはドラムにデグラと話をさせろと要求をし、デグラと面会をすることができた。アーチャーはデグラにダニエルスから得た情報を伝えた。(ENT:爬虫類族の攻撃

Enterprise_severely_damaged%2C_2154.jpg

ズィンディの攻撃を受け満身創痍のエンタープライズ

 アーチャーがデグラを説得している間にエンタープライズはズィンディ爬虫類族艦による攻撃を受け満身創痍となっていた。しかし、デグラはズィンディ評議会に掛け合いなんとかエンタープライズへの攻撃を中止させることができた。そして、ズィンディ水棲族艦でアーチャーを送還することが決定した。デグラからの秘密の会合場所の指定を残して。
 しかし、エンタープライズの損傷は予想以上に深刻でありワープ能力が奪われていた。三日後に迫るデグラとの会合にはワープ能力を復旧させないとどうしても間に合わない状況に追い込まれた。
 偶然にも付近で空間異常によって座礁し救難信号を発しているイリリアンの調査船を救助した。彼らにワープ・コイルの提供を頼んだが彼らもワープ能力がないと母星へ帰るまでに三年を要してしまうため拒否されてしまう。しかし、デグラとの会合が地球を救う唯一の可能性であるため、アーチャーは苦渋の決断でイリリア船を襲い武力でワープ・コイルを奪った。その代償として彼らの船に食料とトレリウムDを残して……。(ENT:球体創造者

評議会の説得[]

 エンタープライズはデグラらと球体の遮蔽フィールド内でランデブーした。そこにはズィンディ評議会の樹上族議員のジャナーも来ていた。アーチャーは彼らに守護者が目論んでいる事を証明する為の証拠を提示した。その証拠とは、2004年の地球で生物兵器を製造していた爬虫類族のダムロンらの遺体と彼の資材、そして球体創造者の仲間の種族の遺体に関するスキャン結果や、球体に関するデータである。
 これらの証拠を評議会で説明することをデグラは求め、アーチャーに評議会の座標を知らせた。その座標まで6光年の距離があるが、デグラはズィンディが使用している亜空間トンネルが0.5光年先のコヴァーラの星雲内にあることを伝えた。(ENT:デグラの決断

Subspace_corridor.jpg

亜空間トンネル

 エンタープライズはコヴァーラ警備艇の攻撃に遭いながらも何とか亜空間トンネルを抜けランデブーポイントへと到達した。そして、ズィンディ評議会でアーチャーは球体創造者達の真の目的についての証拠を提示した。しかし、爬虫類族と昆虫族は聞く耳を持たずに退席してしまった。
 しかし、水棲族の技術を用いて異性人の遺体をバイオメトリックホログラムで再現したところ、その姿は守護者と同じであったため評議会は超兵器の発射延期を決定した。
 思わしくない方向へと進みつつあることに危機感を感じていた球体創造者は爬虫類族のドラム司令に対して、「将来ズィンディ帝国を治めることになる」と述べ、超兵器を地球に向け発射するように仕向けた。そして、ドラムは昆虫族と協力し超兵器を掌握し独断で発射させてしまった。(ENT:エンタープライズ2ENT: 評議会の分裂

地球を救うための戦い[]

 ズィンディ超兵器の射撃には5種族のうち3種族の起爆コードが必要となる。ドラム司令は昆虫族を仲間に引き入れたため2つの起爆コードを入手したが、三つめの起爆コードを持つ水棲族のコードを解読させるためにエンタープライズの言語学者であるホシ・サトウ少尉を拉致した。協力しようとしないサトウを無理やり協力させるために、大脳新皮質をパラサイトに侵して彼女を操ろうとした。しかし、兵器は起爆コードを入力する際には飛行を停止しなければならない仕組みとなっていたため、アーチャーらと霊長類族、樹上族は水棲族を説得し兵器使用を止めるための時間を稼ぐことができた。しかし、水棲族はなかなか協力に応じようとしないため、アーチャーは彼らの指導者であるアマンソーに約束した。

「例の守護者とやらは、あんたたちの新たな母星の場所を教えたか? 人間が破壊したというやつだ。……ここか? この領域か? 気づいてないなら言うが、ここはあの球体群によって超次元の荒れ地に変えられる。あんたたちは誰も生き残れない。守護者が本当に救世主なら、なぜ球体を無力化しないんだ? 我々にはそれができる。君らが人間を救うなら、我々もズィンディを救おう。」

 このアーチャーの約束に対して水棲族はアーチャーらの同盟に参加することを決定した。そして2154年2月13日に霊長類族、樹上族、水棲族およびエンタープライズの連合艦隊は兵器奪還の為に最後の決戦へと出撃した。
 連合艦隊は兵器とそれを護衛する爬虫類族と昆虫族の艦隊に攻撃を加えた。同時にJ・ヘイズ少佐率いるMACO部隊が兵器内に侵入しサトウ少尉を救出した。しかし、起爆コードはすでに解読されており、球体創造者の妨害を受けたのも影響し、兵器は地球へ向けて発射されてしまった。地球へ向かう途中、昆虫族議員がドラム司令に守護者と球体の関係についてアーチャーの提示した証拠の正しさについて尋ねたとき、ドラムは味方であった昆虫族すらも排除した。(ENT:地球攻撃10時間前

Xindi_weapon_destroyed.jpg

破壊された超兵器

 スピードで兵器に追いつけるのはデグラ艦のみであった。そこで、ジョナサン・アーチャーマルコム・リードホシ・サトウ及びMACO部隊によって構成される突撃部隊がデグラ艦に移乗し、エンタープライズは球体の破壊のために分かれることになった。
 地球に到着したズィンディ超兵器と護衛のズィンディ爬虫類族艦は、地球の宇宙ステーションヨセミテ3を破壊した。追いついたデグラ艦は突撃部隊を兵器内に転送するために近づこうとするが爬虫類族艦の妨害を受ける。戦力ではデグラ艦は圧倒的に不利であったが、その時突然アンドリア戦艦クマリが援護に現れた。クマリの援護でデグラ艦は兵器への転送可能域へと近づき突撃部隊を転送することに成功した。
 兵器内に侵入し警備の爬虫類族を倒し兵器のリアクター停止に成功した。そしてアーチャーの命令で突撃部隊はデグラ艦へ帰還したが、最後に残ったアーチャーはリアクターに爆薬を仕掛け破壊に成功した。しかし、アーチャーはデグラ艦には戻れなった。
 兵器の破壊に成功したデグラ艦は、球体の破壊に成功したエンタープライズと合流した。(ENT:最終決戦

事件の余波[]

 その間、エンタープライズはディフレクター・ビームで球体のパワーグリッド同士を繋ぎ合わせている球体の空間マニフォルドにダメージを与えることでアーチャーのアマンソーとの約束を果たそうとしていた。エネルギーなしで各球体は崩壊し、領域は元の空間に戻り始めた。

 エンタープライズはデグラ艦と接触し、水棲族艦に運ばれて地球まで帰還した。ところが、エンタープライズが地球に接近しても、宇宙艦隊からは何の連絡もなかった。サンフランシスコに向かったシャトルは第二次世界大戦時代の戦闘機であるP-51ムスタングに攻撃された。そのころ、アーチャーはナクール人SS士官のいるナチスの野戦病院で目覚めた。(ENT:最終決戦

 ナチスによるアメリカ合衆国東海岸侵略が成功した別の世界の1944年にエンタープライズがいるということがすぐに明らかになった。彼らはダニエルスによってヴォスクによる時間冷戦のエスカレートを防ぐためにそこに連れて来られたのだった。阻止に成功した後、ダニエルスは船を2154年に送り返した。(ENT:時間冷戦・前編後編

Earth_armada.jpg

艦隊に出迎えられたエンタープライズ

 エンタープライズは英雄として歓迎のもとに出迎えられたが、アーチャー船長は苦悩を抱えていた。27名のクルーが死に、彼自身も道徳的に問題のある行為を行ったからである。彼が苦悩を抱えていたにもかかわらず、高校には彼にちなんだ名前が名づけられ、地球に降りたクルーは彼らが行ったことに対する賞賛と感嘆の念をもって迎えられた。(ENT:時間冷戦・後編ENT: ヒーローたちの帰還

 不幸にも、この危機は人類内部での排他主義の拡大の原因となり、その結果が過激派グループ・テラ・プライムに対する人々の支持であった。この団体は非人類を太陽系から追い出すことで惑星連合設立交渉を破綻させようとしたが、エンタープライズの介入により失敗に終わった。皮肉にも、この事件は全く逆の影響を及ぼした。この事件が決議をより強いものとし、結果として惑星連邦の設立につながったのである。(ENT:ヒーローたちの帰還ENT: テラ・プライム・前編後編



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