龍田直樹
たつた なおき龍田 直樹ファイル:Replace this image JA.pngプロフィール配偶者高木早苗出生地日本の旗 日本・和歌山県岩出市血液型A型生年月日1950年9月8日現年齢72歳所属青...
Steven Frederick Seagal スティーヴン・セガール | |
2006年2月、Pollstar Awards 2006年2月、Pollstar Awards | |
生年月日 | 1952年4月10日(71歳) |
---|---|
出生地 | アメリカ合衆国の旗アメリカ・ミシガン州 |
職業 | 俳優 |
活動期間 | 1988年- |
活動内容 | 1988年:デビュー |
家族 | 娘 = 藤谷文子 息子 = 剣太郎セガール |
主な作品 | |
『沈黙の戦艦』『暴走特急』 『グリマーマン』 『DENGEKI 電撃』 | |
スティーヴン・セガール(Steven Frederick Seagal, 1952年4月10日 - )はアメリカ合衆国の俳優。
ユダヤ系の父とアイルランド系の母のもとミシガン州ランシング市に生まれる。
7歳から格闘技に接する。青年期はカリフォルニア州フラートン市で過ごす。カリフォルニアにあるアミューズメント施設のジャパニーズ・ディア・パーク (Japanese Deer park) で空手の実演をした。17歳で来日、英語を教えながら禅、合気道[1]、剣道、柔道、空手を学ぶ。合気道7段。ほかにも太極拳を始めとして、複数の中国武術を学ぶ。
大阪・十三にある合気道道場の娘、藤谷美也子と1975年に結婚し、大本教に入信。藤谷文子と剣太郎セガールをもうける。1983年にアメリカへ帰国。1984年、女優アドリエーン・ラルッサと結婚。この時点でセガールは事実上の重婚となる。この重婚を知ったアドリエーンはこれが許せず、同年に離婚。1986年には、さらに最初の妻・美也子とも離婚が成立。その後、『ハード・トゥ・キル』で競演した女優、ケリー・ルブロックと1987年9月5日に結婚し、一男二女を授かるが、1996年に離婚。
合気道の技法を中心としている。ナイフ格闘術はフィリピン系の武器術。他に古流柔術風の関節技や空手、棒術(杖)、太極拳なども多用する。これら武道家ならではのリアルな格闘アクションは、「セガールアクション」「セガール拳」と呼ばれることがある。若い頃、スタントアクション指導中に、ショーン・コネリーの手首を骨折させてしまったことがある。
武術格闘シーンを主体とし、ケレン味は薄いが、のちの作品では格闘シーンに、弱点であった派手なアクロバット要素を取り入れるため、代役(スタントマン)を使う例もある。本国アメリカでビデオストレートとして制作された作品、中でも『撃鉄2 -クリティカル・リミット-』のアクションシーンは、スタントマンのアクションにセガールの顔が挿入されている。
コルト・ガバメントに愛着がある。彼が演ずる主人公達は、『エグゼクティブ・デシジョン』以外、この銃をメインで使用している。プライベートでも、ミュージアムアイテムクラスから最新のカスタムガンまで多数をコレクションしており、かなりのこだわりを持っている事が知られている。(刑事ニコ/法の死角では、一部のシーンでSIGやベレッタ、H&K P9S等を使用している)
『刑事ニコ/法の死角』のビデオパッケージでは「元CIA特殊工作員」というキャッチコピーがついており、以降経歴の真偽が取りざたされるが、『DENGEKI 電撃』公開時に来日した際の本人へのインタビューでは、「CIAにいたことなどない」と否定している。
身長193cm。『如何にも強そう』な精悍な顔立ちをしており、実際に強い。代表作は『沈黙の戦艦』を始めとする沈黙シリーズ。元軍人や刑事、元特殊部隊の隊員などの百戦錬磨の経歴を持ち、東洋武術の達人で凄腕かつ冷静な主人公を演じることが多い。大きな困難やピンチが無く、ほとんど無傷のまま(『グリマーマン』では終盤の決戦時に、敵の攻撃を受けて鼻血を流すシーンがあるが、これはセガールが相手を挑発してわざと殴られたものである)一方的に敵を壊滅させるストーリーが大半で、その圧倒的な強さが痛快で人気を博している。出演する映画の役作りは、髪の毛をうしろで束ね、黒ずくめもしくは中国風の服を着た寡黙な武道の達人というキャラクターでほぼ共通している。出演する映画における役柄がほとんど同じと言うこともあって、役ごとの演じ分けはあまり見られない。
セガールは常に圧倒的戦闘力を持つ不死身の男を演じている。最も大きなダメージを受けたハード・トゥ・キルでも、全身に銃弾を浴びるが死には至らず、7年後に目を覚まして回復している。 しかし主演作では無い『エグゼクティブ・デシジョン』(友情出演)では途中でアッサリと退場している。
マウンテンデューのTVCM(日本未放送)において、「強盗に襲われているコンビニに偶然立ち寄ったセガールが、普通に買い物をする過程で次々と悪漢たちを自滅させていき、最後には助けたはずの店員や、駆けつけて来た警官まで誤って倒してしまう」というセルフパロディを演じている。
長期間日本の大阪に滞在していたため日本語(大阪弁)は堪能。淀川長治とは日本語で対談を行った。淀川の「日本語がお上手ですね」に対してセガールは「恐れ入ります」と応えた。初主演作品の『刑事ニコ』のオープニングシーンおよびコンベンションセンターでのシーンや、2005年公開の映画『イントゥ・ザ・サン』では日本語の台詞を用いているほか、いくつかの作品では日本語の単語を台詞の中で用いている。2008年正月、『奪還 DAKKAN -アルカトラズ-』のテレビ放映時に出演し、「あけましておめでとうございます」と挨拶をし、日本語で映画のみどころをアピールした。しかしコメントの締めの日本語を言い間違えたあと苦笑いをし、日本語はもう20年ほど話していなかった為忘れてしまった、と(やはり日本語で)語っている。
日本のワイドショー『情報プレゼンター とくダネ!』に出演した際、シルヴェスター・スタローンが『ロッキー・ザ・ファイナル』(当時報道された仮題は『ロッキー6』)の製作を発表したことについてコメントを求められ「彼は最近仕事が無いから」や「品のある年の取り方をして欲しい」などの苦言を呈し、さらにデーブ・スペクターとパパラッチ問題について語り合うなどした。もちろんデーブとのやり取り含め、全て日本語である。
また、映画の宣伝のために来日した際には、インタビューや出演したバラエティー番組等で大阪仕込の「ノリ・ツッコミ(一旦自らもボケ、それからツッコミを入れること)」を披露した。日本のテレビコマーシャルにも多数登場し、日清食品のカップうどん「ごんぶと」のCMでは日本語で演技を行い、「アリナミンA」の爆走する車の屋根につかまり「こう見えても、疲れまんねん」と言うCMシリーズでは娘・藤谷文子と共演した。ゴジラ(日本)のファンでもある。2004年に映画『ゴジラ FINAL WARS』が公開された際には日本のテレビ番組に出演し、ゴジラへの思い入れを得々と語ったことがある。なお、娘の藤谷文子は平成ガメラ3部作のすべてに出演している。
ただし日本食のうち、マグロの刺身は苦手だという[2]。しかし、「世界バリバリバリュー」出演時にはマグロの姿造りをホテルで特別注文させて、娘とリポーターの山崎まさやとで普通に食べていた。
日本語は忘れてしまったと謙遜しているセガールだが、コメディアンで画家のジミー大西がTV番組のロケでアメリカを訪れた際、たまたまロケ現場に居合わせたセガールはジミーに「おう。元気か」「ウチはどこや」「新宿か。新宿の何処だ。四谷か。そうか」等と話しかけるなど、流暢な日本語でやり取りをしていた。
長く伸ばした髪を後ろで束ねたおなじみのヘアースタイルは侍の髷を意識している。映画宣伝のため来日した際、出演したバラエティー番組で、尊敬する俳優は三船敏郎・志村喬と答えている。セガールが出演した映画の中で、興行的に大成功を収めた作品にはジョエル・シルバーがプロデュースしたものが多いが、シルバーは『DENGEKI』にセガールが出演する際、役作りのための減量のほか「髷」を切るように指示し、セガールはこれに従った。
セガール映画そのものの魅力のほかに、このような経緯もあって「第二の故郷」日本での人気は根強く、アメリカではビデオストレートの作品が、日本で劇場公開されていることも多い。
映画中で、ギターを上手に演奏するシーンがあることから分かるとおりギター愛好家で、ヴィンテージのギターやカスタムのアンプなどを大量に保有している(エリック・クラプトンやキース・リチャーズがアンプ等を借りに来たことがあるという)。腕はかなりのもので、雑誌『Player』で2005年12月号、2006年3月号で特集された。なお、2005年にはアルバム『Songs From The Crystal Cave』でミュージシャンとしてもデビューしている(このアルバムではゲストミュージシャンとしてスティーヴィー・ワンダーも参加)。ほかにも料理などが得意とされているが、詳細は不明。日本刀のコレクターとしても有名であり、多くの日本刀を所有している。
スターだった時の名残りか、遅刻と早退の常習犯で、『沈黙の脱獄』と『沈黙の傭兵』を製作したキル・マスター・プロダクションとニュー・イメージから、映画製作を遅らせたとして訴えられた。その訴訟内容の中には勝手に脚本を書き換えたり、取り巻き連中による撮影の妨害という内容まである。[1]
「僕は映画出演が好きじゃない」とインタビューで答えたことがある。
ジャッキー・チェンとは彼がまだ香港映画にしか出ていない頃からの親友であり、彼のハリウッド進出を歓迎した。
反戦・反核というスタンスを明確にしており、2005年には世界最初に、個人として核兵器解体基金に10万ドルの寄付をしている。この姿勢は日本に居住していた際、広島・長崎の人たちと触れ合うことによって生まれたものだという。[2]
アメリカでは「Steven Seagal's Lightning Bolt」という栄養ドリンクをプロデュースしている。
仏教信者であり、チベット仏教への造詣が深い。
阪神タイガースのファンである。タイガースの低迷期に大阪の朝日放送のインタビューで「今年もまた負けたらしいのう。わしゃ、もう情けないわ」と大阪弁で答えた。
主演作の邦題には「沈黙の~」で始まるものが多いため、まとめて『沈黙シリーズ』と呼ばれることが多いが、実際のシリーズ作は『沈黙の戦艦』とその続編『暴走特急』(シリーズ原題『Under Siege』)のみである。他は日本国内での配給権を得た会社が、配給会社にかかわらず、原題とは無関係に「沈黙の~」としているにすぎない。
公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1988 | 刑事ニコ/法の死角 Above The Law | ニコ・トスカーニ | デビュー作 |
1990 | ハード・トゥ・キル Hard To Kill | メイソン・ストーム | |
死の標的 Marked For Death | ジョン・ハッチャー | ||
1991 | アウト・フォー・ジャスティス Out For Jusutice | ジーノ・フェリーノ | |
1992 | 沈黙の戦艦 Under Siege | ケイシー・ライバック | |
1994 | 沈黙の要塞 On Deadly Ground | フォレスト・タフト | |
1995 | 暴走特急 Under Siege 2: Dark Territory | ケイシー・ライバック | 『沈黙の戦艦』の正式な続編 |
1996 | エグゼクティブ・デシジョン Executive Decision | オースティン・トラヴィス中佐 | 友情出演 |
グリマーマン The Glimmer Man | ジャック・コール | ||
1997 | 沈黙の断崖 Fire Down Below | ジャック・タガート | |
1998 | 沈黙の陰謀 The Patriot | ウェズリー・マクラーレン | |
2001 | 沈黙のテロリスト Ticker | フランク・グラス | 同時多発テロの影響により、DVD化時に『沈黙シリーズ/TICKER』とタイトル変更。 |
DENGEKI 電撃 Exit Wounds | オーリン・ボイド | ||
2002 | 奪還 DAKKAN -アルカトラズ- Half Past Dead | サーシャ・ペテロシェヴィッチ | |
GEKITEZ 撃鉄 The Foreigner | ジョナサン・コールド | ||
2003 | 沈黙の標的 Out For a Kill | ロバート・バーンズ | |
沈黙の聖戦 Belly Of The Beast | ジェイク・ホッパー | ||
2004 | ICHIGEKI 一撃 Out Of Reach | ウィリアム・ランシング | |
クレメンタイン Clementine | ジャック・ミラー | 韓国映画。パッケージにはセガールの顔が大きく出ているが実際はラスト数分に最終ボスとしての出演のみである。 | |
2005 | 沈黙の追撃 Submerged | クリス・コーディ | |
イントゥ・ザ・サン Into The Sun | トラヴィス・ハンター | ||
2006 | 沈黙の脱獄 Today You Die | ハーラン・バンクス | |
撃鉄2 -クリティカル・リミット- Black Dawn | ジョナサン・コールド | 『GEKITEZ 撃鉄』の続編 | |
沈黙の傭兵 Mercenary For Justice | ジョン・シーガー | ||
2007 | 沈黙の奪還 Shadow Man | ジャック・フォスター | |
沈黙のステルス Flight Of Fury | ジョン・サンズ | ||
沈黙の激突 Attack Force | マーシャル・ローソン | ||
沈黙の報復 Renegade Justice | サイモン・バリスター | 米国版DVDでは「Urban Justice」と表記。 | |
2008 | 鉄板ニュース伝説 The Onion Movie | マル禁パンチャー | 劇中映画のセルフパロディ。 |
弾突 DANTOTSU Pistol Whipped | マシュー・“マット”・コナー | 芸能生活20周年記念作 | |
2009 | 雷神 RAIJIN Kill Switch | ジェイコブ・キング | |
斬撃 ZANGEKI Against The Dark | タオ | クロックワークスが公開する『沈黙の逆襲』と同日上映(2009年10月3日)。 | |
沈黙の逆襲 The Keeper | ローランド・サリンジャー | ソニー・ピクチャーズが公開する『斬撃 ZANGEKI』と同日上映(2009年10月3日)。 | |
2010 | 沈黙の鎮魂歌 Driven To Kill | ルスラン・ドラチェフ | ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンより2010年2月3日にDVD及びブルーレイリリース。沈黙シリーズ初の邦題一般公募企画(2010年2月3日に公式サイトで発表) |
沈黙の鉄拳 A Dangerous Man | シェーン・ダニエルズ | 年度は製作年。2010年4月10日劇場公開。On The Run から題名変更 | |
マチェーテ Machete | 麻薬王トレス | ダニー・トレホ主演作。映画「グラインドハウス」内のフェイク予告編の本編映画化。共演はほかにロバート・デ・ニーロ、リンジー・ローハン、チーチ・マリン、ドン・ジョンソンら。 | |
Born to Raise Hell | マックス・パワー | 年度は製作年。日本公開未定。 |
なお、『沈黙のステルス・激突・報復』は、「オヤジの映画祭」と銘打って3連続[3]で封切されている。これはシルヴェスター・スタローン(61歳)とブルース・ウィリス(52歳)、それぞれの『ロッキー・ザ・ファイナル』『ダイ・ハード4.0』での活躍という「オヤジの波」にセガールも乗っていこうというものである。
日本語には堪能であるが、出演作において本人自身が吹き替えを担当したことは今までない。セガール本人の声は、どちらかと言えばややか細く優しい感じで、その勇ましい顔つきとは対照的である。そのため日本語吹き替えの制作に際し、セガールの吹き替えをする声優を選ぶのは難しかったようで、初期の頃は本人の声に印象の似た声優が選ばれていたが、役柄とのギャップがあったためか、最近では大塚明夫など「顔」に合った声優が担当している。
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