河合奈保子

ページ名:河合奈保子

テンプレート:Infobox Musician河合 奈保子(かわい なおこ、1963年7月24日 - )は、日本の女性歌手、女優。

目次

人物[]

大阪市住之江区出身。私立大阪女子学園(現:大阪夕陽丘学園高等学校)(編入)→明治大学付属中野高校夜間部卒業。

所属事務所は芸映プロダクション、レコード会社は日本コロムビア(現:コロムビアミュージックエンタテインメント)に所属していた。

歌以外にもピアノ・ギター・マンドリン・シンセサイザーを演奏し、作詞作曲も自ら手掛けるなど、高い音楽性を備えていた。

加えて後のグラビアアイドルにも通じるスタイルは雑誌のグラビアやアイドル水泳大会を度々飾り、彼女の写真集は2010年の現在もなお古書市場で根強い人気を保っている。そして天真爛漫で素直な性格は中西裕の漫画「あしたのナオコちゃん」のモデルにもなった。1980年代の人気歌手・アイドルの一人である。

略歴[]

1963年7月24日、大阪市浪速区の愛染橋病院において会社員の父親の長女として誕生(2400グラムの未熟児)。3歳年下の妹がいる。

小学校入学と同時にピアノのレッスンを受け、中学時代はフォークソングクラブに所属。中学2年の秋に『スター誕生!』に応募するが、この時は書類選考の段階で選外となる[1]。1979年に当時女子高だった私立大阪女子学園(現:大阪夕陽丘学園高等学校)に進学し、全国的に有名なマンドリン部に入部する。

1979年12月、芸映プロが主催した「ヒデキ(西城秀樹)の弟・妹募集オーディション」に応募、翌1980年3月16日に中野サンプラザで開催された決勝大会において応募総数25,160名の中から優勝する。オーディション応募テープでは「オリビアを聴きながら」を、決勝大会では「春ラ!ラ!ラ!」を歌った[1]

同月末に上京して歌の猛特訓を受けた後、1980年6月1日に「大きな森の小さなお家」でデビュー。デビュー時のキャッチフレーズは、「ほほえみさわやかカナリー・ガール」。2枚目のシングル「ヤング・ボーイ」が19万枚のヒットとなり各音楽祭の新人賞を受賞する。以降、同期デビューの田原俊彦、松田聖子、柏原芳恵らと共に1980年代の歌謡番組の常連として活躍した。

デビュー2年目の1981年10月5日、NHKホールでの『レッツゴーヤング』のリハーサル中、誤って4m下のセリ穴に転落し第一腰椎圧迫骨折の重傷を負う。[2]約2ヶ月間の療養の後、同年11月30日放送の『夜のヒットスタジオ』より復帰を果たす。同年12月31日の第32回NHK紅白歌合戦に「スマイル・フォー・ミー」で初出場しトップバッターを務めた。翌年4月頃まで療養のためにコルセットを腰に装着して芸能活動を行う[3]

ライブコンサートは1980年代の後半まで、ほぼ全国を対象に年50〜60回前後のペースで行われた[4]。主なものとしては、春の全国ツアー、秋に東京名古屋大阪で開催されたリサイタル、そして1983年から1988年まで7月24日の誕生日に東京よみうりランドのEAST野外ステージで行われたバースデイライブがあり、このうちEASTライブは6回全てが映像ソフト化され、現在でもその一端を垣間見ることが可能である。

1984年発表のアルバム「デイドリーム・コースト」では録音から制作に参加、それを契機に音楽の制作面にも深く関与してゆく。1985年、ベストアルバム「NAOKO 22」のボーナストラックという形で自作曲を発表、コンサートでも次第に自作曲の割合が増え、1986年には初の全作曲オリジナルアルバム「スカーレット」を発表。当時最年少で日本作曲家協会の協会員としての認定を受ける。以降のアルバムにおいてはボーカリスト・作曲家・サウンドプロデューサーとして自らの音楽を追究してゆくことになった。

1987年4月のKBS京都の交通安全キャンペーン「かたつむり大作戦」のキャンペーンソングの歌詞募集の選考し、その詩に自ら作曲した『やさしさの贈り物[5]』を「かたつむり大作戦」の会場「KBSホール」から歌唱した。

1980年代後半〜1990年代初期にはアジア圏への進出を目指して香港でのライブコンサートを定期的に開催した。

またこの時期はテレビドラマやミュージカルにも積極的に出演し、活躍の場を広げた。1985年のアニメ映画『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』では主題歌と共に声優としても出演。1989年には、ミュージカル『THE LOVER in ME 〜恋人が幽霊』に出演、作曲も担当し、第27回ゴールデン・アロー賞演劇新人賞および最優秀新人賞を受賞した。テレビドラマでは、『さすらい刑事旅情編』、『ママじゃないってば!』に出演。以来、数々のサスペンスや単発ドラマで女優としても評価を得る。

1989〜1990年には、ザ・ジェントル・ウインド名義のセッションアルバム「Tears of Nature」、「Gentle Voice」で全作曲を担当すると共に、キーボード奏者兼バックグランドボーカルとして参加し、ミッキー吉野らと共演したこともあった。

1996年2月1日、記者会見にてヘアメイクアップアーティスト金原宜保との婚約を発表。同年2月6日に入籍(入籍のみ)。翌1997年の第一子出産を契機に芸能活動を停止する。

2005年6月に芸映プロ公式HPの所属タレント一覧から項目が削除され、休業の長期化(復帰時期未定)に伴う措置であり、退社を意味するものではないとされていたが、2009年10月19日放送のSUPER SURPRISEに於いて既に所属していない事が報じられた[6]

2006年4月26日にiTunes Music Store限定で自作ピアノ作品集「nahoko 音[7]」を発表した。同年11月28日にはCD化もなされた。

音楽[]

概要[]

河合の音楽面でのトータルプロデュースは1983年〜1988年迄は売野雅勇が、1989年〜1992年迄はミッキー吉野がそれぞれ務めた。1993年発表のアルバム『engagement』では吉元由美と河合奈保子の共同プロデュースとなっている。また、1985年から1988年まで宮島律子とM Rie(宮島理絵)のユニットMILKがバックコーラスを務めたことがあった。

シングルは1980年から1994年迄の間に36枚が発売された。他に高橋伸明(トランザム)や小金沢昇司とのデュエット盤が各1枚、ジャッキー・チェンとのデュエット盤が2枚(1曲)発売されている。オリコンチャートでは内21枚がベスト10(週間チャート)入りし、「デビュー/MANHATTAN JOKE」(両A面)が週間売り上げ1位を獲得している[8]

アルバムは1980年から1993年までに、オリジナル盤はミニアルバム1枚を含む計19作品、ライブ盤は4作品発売された。またベスト盤は2007年までに16作品とCD-BOX3作品がそれぞれ発売された。この他に高橋伸明とのデュエット盤が1作品発売されている。オリコンチャートでは内14作品がベスト10入りし、『あるばむ』で週間売り上げ1位を獲得している[9]

また、80年代に限定すれば、当時発売された映像ソフトの数は同時代に活動した女性歌手の中では最も多く、彼女の音楽性とビジュアル性を証明している。

TBSの『ザ・ベストテン』には1980年から1986年までの7年間に23曲、計94週チャートインした。最高位は「夏のヒロイン」「エスカレーション」「疑問符」の3位。

『NHK紅白歌合戦』には1981年から1986年まで、6回連続で出場していた。なお、1985年の『第36回NHK紅白歌合戦』では、ステージ登場の直前に吉川晃司のパフォーマンスの影響により、「デビュー」の出だしが歌えなかったというハプニングがあった。それでも河合は、歌の途中からバンドとバックダンサー達と合わせて歌い始め、見事に出番をこなしている[10]

シングル[]

  1. 大きな森の小さなお家(1980年6月1日)作詞:三浦徳子 作曲・編曲:馬飼野康二
  2. ヤング・ボーイ(1980年8月25日)作詞:竜真知子 作曲:水谷公生 編曲:船山基紀
  3. 愛してます(1980年12月10日)作詞:伊藤アキラ 作曲:川口真 編曲:船山基紀
  4. 17才(1981年3月10日)作詞:竜真知子 作曲:水谷公生 編曲:船山基紀
  5. スマイル・フォー・ミー(1981年6月1日)作詞:竜真知子 作曲:馬飼野康二 編曲:大村雅朗
  6. ムーンライト・キッス(1981年9月1日)作詞:松本礼児 作曲:馬飼野康二 編曲:竜崎孝路
  7. ラブレター(1981年12月5日)作詞:竜真知子 作曲:馬飼野康二 編曲:若草恵
  8. 愛をください(1982年3月10日)作詞:松宮恭子・伊藤アキラ 作曲:松宮恭子 編曲:若草恵
  9. 夏のヒロイン(1982年6月10日)作詞:竜真知子 作曲:馬飼野康二 編曲:若草恵
  10. けんかをやめて(1982年9月1日)作詞・作曲:竹内まりや 編曲:清水信之
  11. Invitation(1982年12月1日)作詞・作曲:竹内まりや 編曲:大村雅朗
  12. ストロー・タッチの恋(1983年3月1日)作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:若草恵
  13. エスカレーション(1983年6月1日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:大村雅朗
  14. UNバランス(1983年9月14日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:大村雅朗
  15. 疑問符(1983年12月1日)作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:大村雅朗
  16. 微風のメロディー(1984年3月1日)作詞・作曲:尾崎亜美 編曲:大村雅朗
  17. コントロール(1984年6月1日)作詞:売野雅勇 作曲:八神純子 編曲:鷺巣詩郎
  18. 唇のプライバシー(1984年8月28日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎
  19. 北駅のソリチュード(1984年12月5日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
  20. ジェラス・トレイン(1985年3月5日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
  21. デビュー/MANHATTAN JOKE(1985年6月12日)デビュー〜Fly Me To Love 作詞:売野雅勇 作曲:林哲司 編曲:鷺巣詩郎MANHATTAN JOKE 作詞:秋元康 作曲・編曲:大野雄二 / 映画『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』主題歌
  22. ラヴェンダー・リップス(1985年10月3日)作詞:売野雅勇 作曲:林哲司 編曲:萩田光雄
  23. THROUGH THE WINDOW〜月に降る雪〜(1985年12月12日)作詞:Peter Beckett/訳詞:売野雅勇 作曲:Peter Beckett 編曲:Tom Keane & Humberto Gatica
  24. 涙のハリウッド(1986年4月1日)作詞:売野雅勇 作曲:林哲司 編曲:萩田光雄
  25. 刹那の夏(1986年7月24日)作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
  26. ハーフムーン・セレナーデ(1986年11月26日) - アルバム「スカーレット」からのシングルカット作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:瀬尾一三
  27. 想い出のコニーズ・アイランド(1987年3月1日) - アルバム「スカーレット」からのカット、カセットテープのみ作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:瀬尾一三
  28. 十六夜物語(1987年7月24日) - アルバム「JAPAN as waterscapes」からのシングルカット作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:瀬尾一三
  29. 悲しい人(1988年3月1日)作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子 編曲:高橋干治&NATURAL
  30. Harbour Light Memories(1988年7月21日)作詞:公文健 作曲:河合奈保子 編曲:小林信吾
  31. 悲しみのアニバァサリー(1989年11月10日)作詞:さがらよしあき 作曲:河合奈保子 編曲:横倉裕 コーラス編曲:ミッキー吉野
  32. 美・来(1990年4月10日)作詞:さがらよしあき 作曲:河合奈保子 編曲:ミッキー吉野
  33. 眠る、眠る、眠る(1990年9月1日)作詞:麻生圭子 作曲:都志見隆 編曲:ミッキー吉野
  34. Golden sunshine day(1992年6月21日) - 「近藤正臣の味覚人情報」(毎日放送製作・TBS系)テーマソング作詞:ミッキー吉野 作曲:河合奈保子 編曲:ミッキー吉野
  35. エンゲージ(1993年10月21日)作詞:吉元由美 作曲:岸正之 編曲:清水信之
  36. 夢の跡から(1994年3月21日)作詞:八島義郎 作曲:河合奈保子 編曲:若草恵

オリジナルアルバム[]

  1. LOVE(1980年10月10日)
  2. トワイライト・ドリーム(1981年5月10日)
  3. ダイアリー(1981年8月10日)
  4. サマー・ヒロイン(1982年7月21日)
  5. あるばむ(1983年1月21日)- オリコン1位獲得作品、竹内まりや、来生姉弟参加
  6. スカイ・パーク(1983年6月1日)- オリコン2位獲得作品、筒美京平、石川優子参加
  7. ハーフ・シャドウ(1983年10月21日)- オリコン2位獲得作品、売野雅勇、谷山浩子参加
  8. サマー・デリカシー(1984年6月1日)- 八神純子、来生姉弟参加
  9. デイドリーム・コースト(1984年8月28日)- オリコン3位獲得作品、海外録音第1弾
  10. さよなら物語(1984年12月5日)- 全作詞:売野雅勇、全作曲:筒美京平
  11. スターダスト・ガーデン(1985年3月5日)- 全作詞:売野雅勇、全作曲:筒美京平
  12. 9 1/2 NINE HALF(1985年12月12日) - 同名映像ソフトとは構成が異なる、海外録音第2弾
  13. スカーレット(1986年10月21日) - 全作曲:河合奈保子
  14. JAPAN as waterscapes (1987年6月24日) - 全作曲:河合奈保子
  15. MembersOnly(1988年4月1日) - 全作曲:河合奈保子
  16. Calling You(1989年11月21日) - 全作曲:河合奈保子
  17. ブックエンド(1990年6月1日) - 全作曲:河合奈保子
  18. engagement(1993年11月21日) - 10曲中5曲の作詞作曲:河合奈保子、プロデュースも本人
  19. nahoko 音 / blue(2006年4月26日) - 全作曲 ピアノ作品集
  20. nahoko 音 / orange(2006年4月26日) - 全作曲 ピアノ作品集
  21. nahoko 音(2006年11月28日)- nahoko 音 blue/orange のCD盤 roots maker records レーベル

ライブアルバム[]

  1. LIVE(1980年12月10日)
  2. NAOKO IN CONCERT(1982年2月25日)
  3. ブリリアント(1982年11月21日)
  4. NAOKO THANKSGIVING PARTY(1988年10月21日)

ベストアルバム、企画・編集アルバム、BOX[]

  1. Angel(1981年11月25日)
  2. 河合奈保子全曲集(1982年9月21日) - メタル(Type IV)カセットテープ版。大きな森の小さなお家から夏のヒロインまでの全シングルA面曲と、アルバムから3曲の全12曲を収録。
  3. ビューティフル・デイ(1983年7月21日) - ミニアルバム
  4. プリズム(AngelII)(1983年12月21日) - ベスト+オリジナル3曲
  5. コレクション(1983年12月21日) - CDのみ、プリズムとは構成が異なる
  6. 愛・奈保子の若草色の旅(1984年3月21日) - カセットテープのみ
  7. NAOKO22(1985年7月24日) - 2枚組ベスト+初のオリジナル自作曲「夢かさねて」収録
  8. コレクションII(1985年7月24日) - CDのみ1枚、NAOKO22とは構成が異なる
  9. 全曲集 涙のハリウッド(1986年5月21日) - CDのみ
  10. ばらあど(1987年9月21日) - ミニアルバム
  11. Timeless〜Naoko special mix〜(1987年12月10日) - リミックス4曲+ピアノVer、オリジナル各1曲、ミニアルバム
  12. Fabric Voices(1988年9月21日) - デュエットコレクション、ミニアルバム
  13. Pure Gold(1989年3月21日)- 2枚組
  14. 河合奈保子作品集 Masterpieces(1989年5月1日) - 自作曲ベスト
  15. NAOKO KAWAI スーパー・ツインDX(1990年12月1日) - 2枚組
  16. 河合奈保子 ベスト・コレクションI(1993年9月21日) - 1980〜83年迄のA面
  17. 河合奈保子 ベスト・コレクションII(1993年9月21日)- 1983〜89年迄のA面からセレクト
  18. JEWEL BOX(2001年9月29日) - 河合奈保子単独名義の全シングルAB面+特典映像DVD
  19. JEWEL BOX2(2003年2月1日) - アンケート、アルバム収録曲選抜、未収録音源、ライブ音源選抜
  20. 河合奈保子・しんぐるこれくしょん(2006年12月6日) - 河合奈保子単独名義の全シングルA面+エトワール幼稚園園歌、2枚組
  21. NAOKO PREMIUM (2007年12月19日) - オリジナルアルバム18枚+企画作品2作、'83EAST・DVD映像、シングルA面カラオケ集
  22. NAOKO LIVE PREMIUM (2009年2月18日) - ライブアルバム5枚+未発表音源、ミュージカルTHE LOVER in ME 〜 ALONE AGAIN映像+未ソフト化ライブ映像
  23. 河合奈保子ゴールデン☆ベスト(2010年3月3日) - 1980〜86年迄のA面からセレクト

参加作品[]

  • 君は綺麗なままで(1985年8月5日) - NAO&NOBU名義、高橋伸明とのデュエットシングル
  • SKY NATIVE(1986年3月21日) - NAO&NOBU名義+トランザムIIから成るアルバム
  • Tears of Nature(1989年10月1日) - 全作曲、Key・バックボーカル参加
  • Gentle Voice(1990年11月21日) - 全作曲、Key・バックボーカル参加
  • THE LOVER in ME 〜First Christmas(1990年12月8日)- 同名ミュージカル使用曲から成るアルバム
  • ちょっとだけ秘密(1992年12月12日) - 奈保子&小金沢くん名義、小金沢昇司とのデュエットシングル

その他[]

  • 雨のてん・てん(1985年6月) - NHKみんなのうた
  • エトワール幼稚園 園歌 (1994年)作詞:売野雅勇 作曲:千住明

映像ソフト[]

  • BRILLIANT 〜Lady Naoko in Concert(1982年11月21日)
  • Lady Naoko in Concert BEST ALBUM(1982年11月21日) - BRILLIANTの短縮廉価版
  • Beautiful Days in 合歓(1983年9月1日) - EAST'83
  • 河合奈保子 愛のコンサート(1983年12月1日)
  • Daydream Coast(1984年8月28日) - イメージビデオ
  • SUMMER SPECIAL in EAST'84(1984年12月1日)
  • STARDUST GARDEN 〜千・年・庭・園〜(1985年3月21日) - イメージビデオ
  • 感電するゾ熱い夏 NAOKO EAST'85(1985年9月21日)
  • Fantastic Journey 91/2(1985年12月12日) - イメージビデオ
  • NAOKO '86 Stardust Paradise in EAST(1986年9月1日)
  • Scarlet(1986年12月10日) - イメージビデオ
  • アース・アーク・芸映フェスティバル 武道館が燃えた!(1987年1月25日) - 当時の芸映プロ及び系列事務所所属タレント総出演のチャリティーイベントライブ
  • 月夜宮殿 MY SONG FOR YOU(1987年9月10日) - EAST'87
  • NAOKO THANKSGIVING PARTY(1988年11月21日) - EAST'88FINAL、LDのみ
  • NAOKO THANKSGIVING PARTY Part1〜3(1988年11月21日) - テープのみ3分割発売
  • THE LOVER in ME 〜 ALONE AGAIN(1992年2月21日) - 同名ミュージカルのライブ
  • Pure Moments 〜 NAOKO KAWAI DVD COLLECTION(2002年3月30日) - 映像ソフト総集編

出演[]

ラジオ[]

  • ハンドインハンドミッドナイトパーティ・(1980年頃<詳細不明>〜1981.4.2、毎日放送) - 初期はやしきたかじん、後にスカイと共演
  • サウンズ・ウィズ・コーク(1981年頃<詳細不明>、TBSラジオ) - 金田賢一と共演
  • ランナウェイ サウンドレポート(1981年4月6日〜1982年4月30日、ニッポン放送) - くり万太郎と共演
  • 二郎と奈保子のハイ!歌謡曲(1983年、TBSラジオ) - TBS・山田二郎アナと共演
  • ハウスウキウキサンデー奈保子でスタート(1983年10月9日〜1985年3月31日、文化放送)
  • 奈保子におまかせ・フレンドシップ(1984年、綜合放送(30分枠地方民放局向け番組))- 高知・山形・中部日本・山陽・中国放送
  • 奈保子のひとりごと(1984年、朝日放送)
  • MBSヤングタウン(1984年7月3日〜1989年、毎週火曜日、毎日放送) - 嘉門達夫 、長井展光アナと共演
  • DENONミュージック倶楽部・奈保子の少しだけハイヒール(1985年10月7日〜1988年9月26日、FM東京)
  • しあわせにハミング
  • 奈保子のいい朝してますか(1986年4月13日〜1987年4月5日、文化放送)
  • 三菱ドライビングポップス・奈保子のときめきトワイライト(1986年10月6日〜1990年4月8日、帯番組、TBSラジオ)
  • 大阪レジスタンス「公開らくごラマ」昭和63年度日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽部門最優秀賞受賞作品
  • ミッド・ナイト・マガジン(1987年5月22日・7月20〜24日、TBSラジオ)

テレビ[]

レギュラー出演[]
  • たのきん全力投球!(レギュラー期間1981年1月〜1983年4月、TBS系)- 田原俊彦、野村義男、近藤真彦、他、共演
単発・連続ドラマレギュラー[]

※メインタイトルが太字の作品は主演作品。

  • 1984年
    • 「走れ青春42.195キロ 涙と汗のマラソン野郎」(4月11日、テレビ東京開局20年記念特別企画)
  • 1986年
    • 「指のほくろ」(11月16日、TBS系東芝日曜劇場)
  • 1987年
    • 「ラストゴングが鳴るまで」(6月6〜27日、全4回、NHKドラマ人間模様)
  • 1988年
    • 「西村京太郎トラベルミステリー 死を運ぶ新特急“谷川7号”」(7月19日、テレビ朝日系火曜スーパーワイド) - 八木明日美 役
  • 1989年
    • 「西村京太郎の青春トラベルミステリー 南紀白浜振り子電車殺人事件」(4月18日、テレビ朝日系火曜スーパーワイド)
    • 「阿寒湖マリモ殺人事件」(11月18日、テレビ朝日系土曜ワイド劇場) - 双ヶ丘麻友子 役
    • 「西村京太郎トラベルミステリー L特急あさま信濃路殺人事件」(12月26日、テレビ朝日系火曜スーパーワイド)
  • 1990年
    • 「ベビーシッター桃子の冒険」(6月26日、テレビ朝日系火曜ミステリー劇場) - 永山桃子 役
    • 「女の敵は男の敵」(11月22日〜12月6日、全3回、テレビ朝日系)
  • 1991年
    • 「美濃“紙漉きの里”殺人事件」(5月25日、テレビ朝日系土曜ワイド劇場) - 郡アヤ子 役
    • 「一人っ子同士の結婚」(9月12日、日本テレビ系木曜ゴールデンドラマ)
    • 「西村京太郎スペシャル 十津川警部の反撃・のと恋路号殺意の旅」(9月24日、テレビ朝日系火曜ミステリー劇場) - 井岡あや子 役
    • 「さすらい刑事旅情編IV」(10月16日〜1992年3月25日、全23回、テレビ朝日系) - 風見愛子 警部補 役
  • 1992年
    • 「戦国最後の勝利者!・徳川家康」(1月3日、テレビ朝日系新春大型5時間時代劇スペシャル)
    • 「時代劇特別企画・忠治旅日記」(2月24日、TBS系月曜ドラマスペシャル) - お直 役
    • 「ご存知!旗本退屈男」(3月26日、テレビ朝日系時代劇スペシャル)
    • 「密愛リゾート種子島・社内恋愛のススメ・・・・・」(5月4日、フジテレビ系旅情サスペンス)
    • 「さすらい刑事旅情編V」(10月14日〜1993年3月31日、全23回、テレビ朝日系) - 風見愛子 警部補 役
    • 「ミスター天気予報本日快晴!宮崎編」(11月8日、フジテレビ系花王ファミリースペシャル)
  • 1993年
    • 「危険な恋・ビオラの女」(7月13・20・8月3日、全3回、テレビ朝日系結婚・私が好きですか)
    • 「危険な情事シリーズ(5) 結婚前に清算すべきこと」(7月31日、テレビ東京系映画みたいな恋したい)
  • 1994年
    • 「ママじゃないってば!」(1月5日〜2月18日、全33回、TBS系花王愛の劇場) - 帯ドラマ初出演にして連続ドラマ初主演の作品
    • 「大江戸風雲伝」(4月8日〜7月15日、全15回、NHK金曜時代劇)- 途中よりサブレギュラー
    • 「求婚記念日」(5月1日、TBS系ドラマBOX)
    • 「港町の紙飛行機」(5月8日、MBS/TBS系、ドラマBOXシリーズ「君に伝えたい」より)
    • 「裸の大将放浪記 和歌山風清の焼きおにぎり!」(7月3日、フジテレビ系花王ファミリースペシャル)
  • 1995年
    • 「山村美紗サスペンス 死の誕生パーティー」(3月20日、TBS系月曜ドラマスペシャル)
    • 「江戸の用心棒II」(10月17日〜1996年3月5日、全16回、日本テレビ系) - 小夏 役
連続ドラマゲスト[]
  • 「代表取締役刑事38話:警視庁キャリアウーマンの暗い過去」(1991年7月28日、テレビ朝日系)
  • 「水戸黄門 第22部 第19話:悪が群がるカステイラ・長崎」(1993年9月20日、TBS系) - お糸 役
  • 「HOTEL(第3シリーズ)18話:奇妙な新婚旅行!?・19話:長崎空港の謎の女」(1994年8月11・18日、TBS系)
  • 「HOTEL(第4シリーズ)16話:謎の天才料理人!?・17話:超鉄人!料理対決」(1995年7月27日・8月3日、TBS系)

映画[]

  • 「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」(1985年7月13日、東宝)声の出演 - ロゼッタ(特別出演)

ミュージカル[]

  • 「THE LOVER in ME 〜恋人が幽霊」(1989年10〜11月)
  • 「THE LOVER in ME 〜ファースト・クリスマス」(1990年12月〜91年1月)
  • 「THE LOVER in ME 〜 ALONE AGAIN」(1991年12月)
  • 「ヤマトタケル」(1994年・96年、イマジンミュージカル)

CM[]

  • ハウス食品工業第一回ヒデキの妹オーディションの後援企業。当初のCM出演はオーディションの副賞でもあった。
    • バーモントカレー - 当初は西城秀樹と共演、後に単独出演
    • デザート(プリン、ゼリエース、フルーチェ合同)
    • プリン
    • レンジグルメ
    • 花さぬき - 単独出演、西川のりおと共演
    • 鶏そぼろご飯
    • むぎ茶 - 単独出演、子役時代の安達祐実と共演
    • とんがりコーンCMソング君は綺麗なままで(NAO&NOBU名義)
  • 日立製作所・日立家電販売当時日本コロムビアの親会社であったため出演
    • 家具調こたつ
    • からまん棒(洗濯機)
    • ゴミパック(掃除機)
    • ククレット(電子レンジ)※「けんかをやめて」がCM曲として使われていた時期もあった
  • ライオン
    • アクアミー(シャンプー)
  • 花王
    • ハミング1/3
  • 旺文社
    • 中一時代(学年別雑誌)
  • 農協
    • 建更まもり5型(共済積立保険)
  • コロナ
    • コロナホームIII(24時間給湯システム)
  • 池田泉州銀行 (2010年)インストゥルメンタル曲が使用されており、画面右下に「河合奈保子」とクレジット表記されている。(本人の出演は無し)

その他[]

  • 1988年に岐阜市で行われた「ぎふ中部未来博」で、メインパビリオンであるスカイマックス未来館の館内環境音楽を担当した。

紅白歌合戦[]

  • 第32回 (1981年) 「スマイル・フォー・ミー」
  • 第33回 (1982年) 「夏のヒロイン」
  • 第34回 (1983年) 「UNバランス」
  • 第35回 (1984年) 「唇のプライバシー」
  • 第36回 (1985年) 「デビュー〜Fly Me To Love」
  • 第37回 (1986年) 「ハーフムーン・セレナーデ」

書籍[]

写真集[]

  • 別冊近代映画 河合奈保子特集号(1981年1月15日発行、近代映画社)
  • そよ風のメッセージ(1981年6月26日発行、音楽専科社)
  • KAWAI奈保子フォトメッセージ(1981年8月5日初版、近代映画社)
  • ときめきのメッセージ(1981年10月15日初版、ワニブックス)
  • ほほえみステップ(1982年3月27日発行、音楽専科社)
  • 別冊近代映画 河合奈保子スペシャルPART3(1982年7月1日発行、近代映画社)
  • さまーひろいん(1982年8月1日初版、ワニブックス)
  • チェリーピンクのプチハート(1983年2月23日発行、音楽専科社)
  • NAOKO IN BANGKOK 河合奈保子写真集PART4(1983年4月5日初版、近代映画社)
  • 素敵な時間(1983年10月20日初版、ワニブックス)
  • らすと・ぷれりゅうど(1984年1月20日発行、音楽専科社)
  • NAOKO IN AUSTRALIA 河合奈保子写真集PART5(1984年4月15日初版、近代映画社)
  • NAOKO 5TH ANNIVERSARY(1984年10月25日初版、ワニブックス)
  • LOVELY SUMMER(1985年7月6日発行、音楽専科社)
  • 奈保子 河合奈保子写真集PART6(1985年7月15日初版、近代映画社)
  • NAOKO TRANS AMERICA 河合奈保子写真集PART7(1986年1月15日初版、近代映画社)
  • Sunshine Venus(1986年3月25日発行、音楽専科社)
  • 河合奈保子写真集(近映文庫、1986年6月25日初版、近代映画社) - PART6,7の再録+ロングインタビュー
  • 別冊スコラ(36)河合奈保子写真集 スカーレット(1986年12月25日初版、スコラ)
  • Treffen(1987年12月25日初版、ワニブックス)

エッセイ他[]

  • 夢・17歳・愛 心をこめて奈保子より(1981年3月1日初版、ワニブックス)
  • アイドル百科3 河合奈保子(1982年12月20日初版、勁文社)
  • わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ(1983年5月20日初版、ワニブックス) - 1981年の転落事故の療養記
  • 大人の始発駅 過ぎ去る愛を言葉に(1984年6月10日初版、ワニブックス)

関連書籍[]

  • 理想の声に近づく本-大本式ヴォイス・トレーニング(大本恭敬著、1988年3月20日初版、シンコーミュージック)実績の一例として、ボイストレーナーから見た河合奈保子の初期の軌跡に言及。オーディション選考経緯、歌手デビュー前のトレーニング、ファーストコンサート、転落事故復帰に関する所感、等々。
  • あしたのナオコちゃん(全4巻、1985〜87年初版、中西裕著、白泉社ジェッツコミックス)1980年代アイドルパロディコミック。なお、本作品に於ける主人公兼狂言回しの「ナオコちゃん」は表面的な一部の性格の誇張であって、河合奈保子の実像の反映では必ずしもない。

受賞歴[]

  • 1980年
    • 第7回ABC歌謡新人グランブリ 審査員奨励賞(10月2日、放送10月10日) - ヤング・ボーイ
    • 第10回銀座音楽祭 熱演賞(10月9日) - ヤング・ボーイ
    • 第13回新宿音楽祭 銀賞(10月16日) - ヤング・ボーイ
    • 第7回横浜音楽祭 新人賞(10月22日)
    • 第6回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 優秀新人賞(11月11日) - ヤング・ボーイ
    • 第22回日本レコード大賞 新人賞(11月26日ノミネート) - ヤング・ボーイ
    • 第7回FNS歌謡祭 優秀新人賞(12月2日ノミネート) - ヤング・ボーイ
  • 1981年
    • 第18回ゴールデン・アロー賞 グラフ賞(2月16日、放送2月21日)
    • 第7回日本テレビ音楽祭 金の鳩賞(8月20日) - スマイル・フォー・ミー
    • 第23回日本レコード大賞 ゴールデン・アイドル賞(11月25日ノミネート) - スマイル・フォー・ミー
  • 1982年
    • 第24回日本レコード大賞 金賞(11月24日ノミネート) - けんかをやめて
    • 第9回FNS歌謡祭 優秀歌謡音楽賞(12月7日ノミネート) - けんかをやめて
  • 1983年
    • 第2回メガロポリス歌謡祭 ポップス部門入賞(7月1日)
    • 第25回日本レコード大賞 金賞(11月23日ノミネート) - エスカレーション
    • 第10回FNS歌謡祭 優秀歌謡音楽賞(12月6日ノミネート) - UNバランス
    • 第9回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 最優秀アイドル賞(10月25日) - UNバランス
  • 1984年
    • 第10回日本テレビ音楽祭 日本テレビ特別賞(9月6日)
    • 第11回横浜音楽祭 音楽祭賞(10月17日)
    • 第15回日本歌謡大賞 放送音楽プロデューサー連盟賞(11月20日) - 唇のプライバシー
    • 第26回日本レコード大賞 金賞、優秀アルバム賞(11月28日ノミネート) - 唇のプライバシー、デイドリーム・コースト
    • 第10回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 最優秀歌唱賞(10月30日) - 唇のプライバシー
    • 第11回FNS歌謡祭 優秀歌謡音楽賞(12月4日ノミネート) - 唇のプライバシー
  • 1985年
    • 第12回横浜音楽祭 音楽祭賞(11月8日)
    • 第11回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 審査員奨励賞(11月12日) - ラベンダーリップス
    • 第27回日本レコード大賞 金賞(11月20日ノミネート) - デビュー
  • 1986年
    • 第13回横浜音楽祭 音楽祭賞(11月7日)
  • 1987年
    • 第7回日本作曲大賞 優秀作曲者賞(10月) - 十六夜物語
    • 第9回プラハ国際音楽祭 最優秀歌唱賞・3位入賞・書記長賞(10月26日) - 十六夜物語
  • 1990年
    • 第27回ゴールデン・アロー賞 演劇新人賞・最優秀新人賞(2月26日、放送3月11日) - THE LOVER in ME 恋人が幽霊

エピソード[]

テンプレート:Triviaテンプレート:出典の明記

  • 河合奈保子がヒデキの妹オーディションを知ったのは締切の直前で、応募書類とデモテープを作成して送ったのは締切前日だった[1]。オーディションの選考過程もほとんど紙一重で、大本恭敬の「理想の声に近づく本」によれば、大阪の地区予選も一旦は最終審査に残らず、当初の定数1名に対して特別に2人目の代表として選出された(最初に選考され、河合と共に決勝大会に進んだもう一人の大阪代表は後の小林千絵[11])。また決勝大会の選考も議論が白熱してなかなか決まらず、最終的には当時一世を風靡していた「山口百恵の亜流」からは対照的な「普通のお嬢さん」が決め手になったという。
  • 歌手としての特徴の一つに、ステージ本番、特に大舞台に強かった点が挙げられる。デビューの年の秋に開かれたファーストコンサートでは、直前まで不安定さが懸念されたものの、本番では歌踊り共に無難にこなした[12] 。NHK紅白歌合戦に初出場した際は、転落事故からの復帰直後で、かつ事故現場のNHKホールだったが、本人によればリハーサルは恐怖感が先に立ったものの、本番の出番寸前に不安や緊張が全て消えたという[13]
  • プロ意識は非常に高く、デビュー当初からライブや歌番組、特に賞番組に於いて舞台袖では号泣していても、本番の歌唱で歌えなくなるほど感情を表に出すことはほとんどなかった。この点に関して本人は「泣くと歌が歌えなくなるから」と答えている[1]。そして元々の天真爛漫な性格に加えて、プロの芸能人として対人的に常に笑顔を絶やさないよう心掛けていたという。しかしながら、公の場で内面的な苦悩や不満を表に出すことがほとんどなかったため、超脳天気な性格と誤解されることも少なくなかった。彼女に憧れていたサンミュージック所属(当時)の岡田有希子[14]は、彼女の謙虚な姿勢や歌唱の実力に深く共感しており、「河合奈保子さんの様な歌手になりたい」と事あるごとに話していたという。なお、岡田の遺稿集「愛をください」は奈保子の同名シングルからそのまま採られている。
  • 有名になった後も、自分自身を飾ったり虚像で覆い隠すような事はしなかったという。デビュー後しばらくの間、仕事以外は全く化粧をしなかった[1]。また仕事で地方に行った際は余裕がある限り外に出掛け、その時にもサングラスを掛けたり人目につかないような行動は取らず、結果ファンに取り囲まれる事もあった(ただし極端な方向音痴のため、事務所は一人で出歩かせることは極力避けさせた)という。
  • 上記のような性格もあってか、当時イレギュラーに出演していた『夜のヒットスタジオ』の司会者である芳村真理にはデビュー早々から気に入られており、度々芳村が彼女の衣装を特別にコーディネートしたり、自分がかつて番組内で着用したことのある衣装をプレゼントするなど、公私とも親しい間柄にあった。そのため、芳村が1988年2月の番組放送1000回の節目で夜ヒットを降板する際には、彼女は人目も憚らず号泣しながら芳村に挨拶をしていたという。
  • アイドル時代(少なくとも首都圏での仕事や全国向けテレビ・ラジオ放送の時)には関西弁を使わなかった。関西弁が女性アイドル(特に清純派)にはタブーだった時代の限界であろう。ただし、関西の生活文化の話題は普通に行なっていた。1980年当時、月刊明星において「大阪の実家では節分にはその年の方角を向いて巻き寿司を食べる習慣がある(恵方巻)」と発言している。
  • 裸眼では自分の足元も良く見えない程の極度の近視であったが、デビュー当初は本番以外でも眼鏡を掛けなかった。それは1981年の転落事故の一因になったため、復帰後は掛けるようになった(雑誌などでは何度か眼鏡姿を披露している)。
  • 笑福亭鶴瓶がサインをねだる熱心なファンの少女に、サインをしたが可愛い子だなぁと思い印象に残ったという。それがデビュー前の河合奈保子だったと後に語っている。
  • TV番組の中で三原順子が昔の水泳大会の時のエピソードを語った際「いつも一番後ろにいるのが、わたしと河合奈保子ちゃんだった」と語っていた。
  • 吉田沙保里(2004年アテネ五輪、2008年北京五輪女子レスリング55kg級金メダリスト)は「かわいい名前にしたい」という母の希望で、南沙織と河合奈保子から1字ずつ取って「沙保里」と命名された。
  • 元巨人の投手の斎藤雅樹が高校時代から入団してしばらくまで、河合奈保子の熱烈なファンであった。
  • 動物好きでポメラニアンを2匹飼っていた事があった。愛犬の名前は「アリス」と「ミッキー」。
  • 小学生の時の夢は保母さんになる事だった。もし歌手にならなかったら保母さんになりたかったと後に語っている。

脚注[]

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 1.01.11.21.31.4 『別冊近代映画 河合奈保子特集号』(近代映画社刊 1981年)
  2. 第一報は、この日出演する予定だった『ザ・トップテン』の中で伝えられた。
  3. 療養の経緯は、自筆エッセイ「わたぼうし翔んだ ―奈保子の闘病スケッチ―」に詳しい。
  4. ファンクラブ会報のスケジュール表より。
  5. 1988年発売の『悲しい人』のB面に収録
  6. この際にオーストラリア在住である事も報じられた。
  7. 「nahoko 音 / blue」「nahoko 音 / orange」2作品同時リリース。
  8. シングル売り上げは6年目まで10〜30万枚と安定的な数字を挙げ、累積売り上げも400万枚を超え、1980年代の女性アイドルの中では比較的高い実績を残した。また、『ザ・ベストテン』の通算チャートイン23曲は田原俊彦・近藤真彦・松田聖子に次ぎ、中森明菜と並ぶ歴代4位の数字を残している。その反面、いわゆる代表曲と言われる突出したヒット曲には恵まれず、オリコンチャートの年間ベスト20以内に入った歌は1曲もない。そのため現在では懐かし系の音楽番組で取り上げられる機会が少なく、紅白歌合戦に6回出場しながら2005年にNHKが実施した聞きたい歌アンケート(スキウタ)の候補600曲には1曲も選ばれないなど、通算実績の割に歌手としての記憶が薄い原因となっている(ただし、1980年代におけるアイドルとしての存在感は松田聖子と双璧ではあった)。
  9. アルバム(アナログレコード)の総売り上げは約140万枚強で、これは同時代に活動した若手女性歌手の中では松田聖子、中森明菜、小泉今日子、八神純子に次ぐ数字であり、奇しくも兄貴分の西城秀樹の実績とほぼ同じである。個々のシングルの売り上げと比較して、アルバムの売り上げでは健闘した点が音楽セールス上の特徴である。
  10. 後に吉川が直接謝罪した際には「済んだこと」として流したという。
  11. 『さんまのまんま』フジテレビ1996年3月1日(2月29日深夜)放送分。小林と共に出演。
  12. 『理想の声に近づく本』(大本恭敬著 シンコーミュージック刊 1988年)
  13. 『わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ』(ワニブックス刊 1983年)
  14. 『ザ・トップテン』1985年10月21日放送分。この際に岡田は中学一年の時に描いて学校で金賞を獲った河合奈保子の肖像画(油絵)を披露した。

関連項目[]

  • NAOKO SENSATION

外部リンク[]

  • コロムビアミュージックエンタテインメントの河合奈保子ページ - シングルと映像ソフトの詳細情報
  • 河合奈保子オフィシャルサイト - 本人のオフィシャルサイト

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