特集“ワーデンに熟達する”

ワーデンの熟達 ワーデンは中つ国の勇敢な市民兵であり、灯火の果てる所、文明と荒野が接する地を巡回し、不断の警戒のもとに彼らの土地を守る人々を象徴するクラスです。北方の野伏たちとゴンドールの歩兵たちのどちらを手本としているにせよ、ワーデンは軽快な盾や動きやすい革鎧を好み、重く動きづらい鎧を忌避する、俊敏で才知に長けた斥候兵です。その槍と投げ槍に闘志と機略を込め、ワーデンは故郷で、あるいは外の地で、敵と戦う準備を整えています。 ワーデン1 他のどんなクラスもワーデンと似てはいない。彼を物語る槍や投げ槍などの道具は背に、盾は彼の手にある クラスとして見た場合、ワーデンは防御と攻撃の新たな均衡点に当たります。それはガーディアンのようなまっすぐなタンクでもなく、ハンターのようにダメージを与えることに特化してもいません。ワーデンはそれらのクラスの中間に立っており、柔軟さと力を組み合わせ、刺激的なソロプレイ体験と、有益な新しいフェローシップの柱を与えてくれます。 ワーデンは簡単にプレイし学ぶことができますが、他のクラスにはないような、慎重な配慮や賢い計画性を自然に習得できるクラスでもあります。いくつかのクラスでは、誰が操作しているかにかかわらず同じことを確実に行うことができますが、ワーデンの場合にはあなた自身のスタイルや、ゲームプレイの選択、そして熟練の度合いが如実に反映されます。ワーデンは熟達するために複数の道がある、ユニークかつ豊かでインタラクティヴなクラスなのです。 ワーデンという選択 ワーデンは近距離と遠隔戦闘の双方に長けた素晴らしい戦闘クラスです。人間、エルフ、ホビットが就くことができ、中核となる少数の攻撃スキルを使うだけですべてを操作可能な、幅広く強力な戦いの選択肢を提供します。ワーデンは手早くプレイし簡単に理解できますが、にもかかわらず着実な広がりを秘めており、キャラクターの成長に伴ってたくさんの新しい力や特別な効果、アニメーションをもたらします。もしあなたがロード・オブ・ザ・リングスオンラインに、息もつかせぬアクション性や、すぐに習熟できるスキル群といった要素を求めているならば、ぜひこの記事を読んでください。 ワーデンは敵との戦いにおける、勇敢、多才、不屈の新しい仲間だ もしあなたが独特で柔軟なやりがいのあるクラスを求めているなら、ワーデンはまさにドンピシャです。ある日にはあなたのワーデンはモリアのエピッククエスト中にフェローシップのタンクをしているでしょうし、次の日にはアングマールとの戦いで欠かせぬ遠隔ダメージの担い手となっているでしょう。ユニークな布石のエフェクトとアニメーションによって、ワーデンは見ているだけでも楽しいクラスとなるでしょう。フェローシップでもソロでもワーデンは格好よく、また堅実さを犠牲にしてでもより多くの楽しみを得たいプレイヤーにとっての、完璧かつ円熟したクラスなのです。 はじめに ワーデンが独特なクラスであることは、プレイを始めた瞬間にすぐわかることでしょう。布石盤――ワーデンのキャラクターに特有の、特別に追加されたUI――が、画面の中央を占めています。このパネルはあなたの攻撃の進行を追跡し、正しい手筋をたどっていくことで、布石と呼ばれるコンボを発動します。ワーデンの核となる攻撃スキルはそれぞれ、３つのうち１つのアイコンをパネルに追加します。異なるアイコンの組み合わせは、ワーデンに異なった布石を実行させます。 布石盤は最初、２つのアイコン枠しか持っていません。ワーデンは２アイコン分の長さの布石のみ実行できます。ワーデンがレベルアップするとパネルは拡張されていき、またより複雑な、３、４、５個のアイコンを必要とする布石を学んでいきます。あらゆる布石は、それが２つだろうと５つのアイコンだろうと、３つの核となる攻撃の組み合わせで構成されています。それらの攻撃は他の二つの核となるスキルと共に、ワーデンの戦闘スタイルの中核を形成します。 【早刺し】 パネルに槍アイコン（赤）を加える 【盾叩き】 パネルに盾アイコン（緑）を加える 【ワーデンの挑発】 パネルに拳アイコン（黄）を加える 【待った】 最も最近加えられたアイコンをパネルから除去する 【立て直し】 すべてのアイコンを布石盤から除去する 左から右に布石盤を読んでいきましょう。あなたがアイコンをパネルに追加していくと、もっとも右にあるシンボル――盾のところに表示されているもの――が、現在置かれているアイコンに対応した個別の布石を示すものに変化します。望むアイコンの組み合わせになったら、あとはショートカットキーひとつを押すだけで、パネルに用意されている布石を発動することができます。 核となるスキルの一つを使うたびに、あなたは起こりうる布石を組み立てていくことになります。ワーデンをプレイしている間、常にあなたは自分自身に問いかけることになるでしょう――「どれくらいのを使おうか？」と。 たとえば、あなたの高レベルワーデンのパネルに、すでに拳と槍アイコンがあるとしましょう。もう一つだけアイコンを追加して、【貫き打ち】の布石（拳+槍+拳）を使いましょうか？それともさらに三つのアイコンを追加するまで我慢して、【勝ち誇り】（拳+槍+盾+拳+槍）を解き放ちますか？ いったん布石を起動すると、パネルはクリアされ、あなたは次の偉大な作戦を始めることになります。 武人以上の存在 ワーデン33 ワーデンは新しくゲームに追加されたものだが、その中つ国での歴史は長い。ワーデンはゲーム内世界と深く結びついた存在であり、ブリー郷、裂け谷からイヴンディムの湖畔のいたるところで見つけることができる ワーデンは新しくゲームに追加されましたが、彼らは中つ国の文化やゲーム世界へ、もともとそのサガの一部であったかのように、実に自然に入り込みました。どこへ行こうと――心誘うホビット庄境から、イヴンディムの丘、そしてエレギオンの谷に至るまで――あなたはその地に槍を手にしたワーデンの姿を見かけることでしょう。 彼らが監視し、保護すべき中つ国はあまりに広く、そのためワーデンは単なる武人以上の存在にならなければなりません。彼らはまた有能な旅行者である必要があります。包囲され危地に陥った人々のもとへ駆けつけるため、ワーデンは己の走る速度を増加するスキル【強行軍】を学びます。また彼らの戦闘技術が必要とされている、遠く離れた自由の民の前哨地へと向かうための快速移動の能力も習得します。いずれはエステルディン、イヴンディム、オスト・グルス、裂け谷へと集結できるようになるでしょう。 これはクラスの個性に良い面を与えてくれます。たとえワーデンの地図がブリーのような街に登録されていても、勇敢な民が集う隠された廃墟や敵に抵抗するための秘密の避難所など、遠く離れた数多くの自由の民の隠れ里で、ワーデンを見つけ出せる希望が持てるのです。 ワーデンの役割 多くのダメージを与え、また耐えることのできるワーデンは、すばらしいソロクラスとなります。これらの才能はまた、ワーデンをフェローシップのとても貴重な同志とします。その秘訣はフェローシップがどのような助けを必要としているかを知り、それを提供していくことです。 あなたのプレイ中の選択によって、それぞれの戦いにおいてワーデンがどのような点に秀でるのかが決まります。あなたが暗記しているお気に入りの布石の内容は、あなたのワーデンを有能な存在たらしめる上で、特性の配置や装備の内容と同じくらい重要なことです。正しい時に正しい布石を採用することによって、ワーデンは自分自身を癒したり、タンクし続けたり、弱った味方から脅威をひきつけたりします。ワーデンの自負は、フェローシップに対するすばらしい美点となるでしょう。 %E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B387.jpg ワーデンは自由の民の土地を守る任務のため、遠く離れた荒野であろうと、家の間近の野であろうと、戦わねばならない その遠隔戦闘能力により、ワーデンは戦闘の口切り役にもなり得ます。【忍び寄り】スキルによる隠形と、【伏兵】による力強い失神/減速効果で、ワーデンはエリートの敵に忍び寄り、フェローシップの手で素早く倒すための下地を整えます。そしてあなたは、後方に下がって投げ槍を使った一撃を加えるか、距離を詰め派手な布石で敵に止めを刺すかを決断できます。 ワーデンに熟達する ワーデンに熟達するためには、経験を積み、その力や行動様式に習熟する必要があります。このクラスへの専門知識を磨く最善の方法は、当然のことではありますが数レベルの間プレイし、少しばかり時間をかけて、実際に使用可能な布石を試してみることです。 熟達への道を目指すあなたのための武器として、ワーデンをプレイする上で覚えておくべきTIPSを記しておきましょう。 次に何をすべきかを心得よ。最終コンボにどんな種類の効果を期待できるかは、最初の布石アイコンで決まるのだから。ダメージを与えたいのか、士気を回復したいのか、これから6秒間脅威を引き付けたいのか、早めに心得ておくのは良いことだ。 高レベルのワーデンは多数の布石を使えるようになるが、常にそれらすべてを覚えていられる――あるいは戦闘の最中にリストを調べることができる ――とは限らない。実験を怖れるな。いくつかのアイコンを投げ込み、あとは良い結果を祈れ。核となる３つのアイコンといくつかの布石のリズムを理解した時、君は使える布石を偶然見つけ出すチャンスを掴んでいるのだ。未完成になるよりも悪い布石などない。 %E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B390.jpg 数で圧倒されたとき、賢いワーデンは用心する。敵の増加はすなわち、慎重に計画した攻撃手順が阻害される可能性が非常に高いことを意味するからだ。必要とあらば、短い布石を使え 布石のリズムを学べ。二つのアイコンを交互に配置する手法は、乱戦の中で有用な布石を構築する安全な賭け方だ。やり方は簡単。発生する効果のタイプに関連したアイコンを組み合わせていくだけだ。たとえば盾と拳アイコンの交互の組み合わせ（盾+拳+盾+拳+盾）なら、士気を回復し（盾アイコンに感謝を）、脅威をフェローシップからワーデンへと向ける（拳アイコンに感謝を）、【信念】の布石となる。 二つの同じアイコンを連続して使う布石は、アイコン二つの長さの布石しかない。もし君が長い布石を計画しているならば、アイコンを布石盤に入れた後に、続けて同じアイコンを追加してはならない。もし最初に同じアイコンを２つ布石盤に入れてしまったなら、次の選択肢は布石を発動させるか、【待った】で最後のアイコンを消すかのいずれかとなる。 多数の敵と戦う時には警戒せよ。戦いにおけるワーデンの最大の長所は、その勢いにこそあるのだ。予期せぬ負傷によって、それがなければ披露できただろう息もつかせぬ戦いの技が妨げられてしまうこともある。戦いが混迷の度を増してきたら、短い布石を選ぶようにせよ。そうすることでワーデンは、ある瞬間にはダメージを与え、次には士気を向上させているような、疾風のごとき戦術家として立ち回ることができる。 気力から目を離すな。長い布石を次々と繰り出そうとする高レベルのワーデンは、厳しい戦いが続く中で気力を使い果たしてしまうことがある――特に布石が妨害された時には。二回攻撃を加え同時に気力をも回復する【暁の闇】（槍+盾+槍+拳+槍）などで、気力を充実させておきたまえ。 終わっていない布石を破棄することを恐れるな。もし戦いの流れが変わったら、尻込みせずに布石も変えていくことだ。新しい敵の突然の参入や予期せぬ同志の敗北は、君のワーデンの役割を急遽、ダメージ役からタンクに切り替えねばならなくなる可能性を示している。少量の気力と時間を捨て石とする方が、役に立たない布石を組むよりも有益だ。その時点で揃っている布石を発動させるか、【待った】でパネルをクリアして新しく効果的な布石を組みなおすかは、君の選択次第だが。 これらのTIPSをたどっていけば、すぐにワーデンに熟達できるでしょう。少しの献身で、あなたは自らの運命を果たし、中つ国の偉大な守り手の一人たることができるのです！

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