開発日誌“エテン高地の改修”

まえがき[] ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影を開始して以来、モンスタープレイの様子にはたくさんの変更がありました。オークの冒涜者の追加、クラスの役割の変更、収穫逓減の制度、そして繊細なクラスの再調整。 さあ、いよいよ「モリアの坑道」での戦場へのたくさんの変更についてお話ししましょう。様々な変更があります。そしてそれらはすべて、エテン高地の戦闘への参戦者に、様々なゲームプレイの選択肢を与えるためデザインされたものです。 この開発日誌では、「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン モリアの坑道」でエテン高地に為される追加・変更の内容を取り上げます。あなたはおなじみの、あるいはあまりなじみのない領域に踏み入る時に、何を予期すべきかを知ることでしょう。 本拠地 (Main Bases)[] グラーン・ヴライグ※１とグラムズフットは、プレイヤーとモンスタープレイヤーの安全な避難所と位置付けられていました。しかし時が経つにつれ、本拠地から出る道が一つしかないのは、両者が戦いに赴く上で十分ではないことが明らかになりました。 私たちは出口へのキャンピングを軽減するため、主要な砦であるオスト・リングディル※２とダル＝ガザグ※３へ直接通じている道をそれぞれの拠点に追加しました。この小道はエテン高地の山々の外縁を、エテン高地内を見下ろす形で通っています。これは両者ともが、小道のどこか適当な場所で、自由にエテン高地へと滑り降りていけるということです。加えてこの道の出入口はグラーン・ヴライグやグラムズフットの門と同じ形でブロックされており、エリートの射手の小さな一群がそれらの新しい場所を見張っています。 これらの道は二つの側面を持つ企図に基づいて作られました。一つ目は同じ門に押し返されるいらだちを緩和するため、プレイヤーとモンスタープレイヤーに新たな本拠地から出る道を提供したかったこと。二つ目はエテン高地の戦いにおける主要な砦へのより直接的ですばやい道を、それぞれの側に提供したかったことです。これからは両者ともいずれかの道を使って本拠地を離れ、キャンピングするかもしれない敵に対し報復攻撃を仕掛けることができるようになるでしょう。 主要な砦 (Main Keeps)[] ダル＝ガザグとオスト・リングディルはともに、建造物と防衛隊にちょっとした変更が見られます。 大きな変更はダル＝ガザグの建造物で、より分かりやすく、そしてオスト・リングディルと同程度の敵と戦わなければいけない経路になりました。いくつかの選択可能な戦いはありますが、今後は砦の暴君への主要な道は、多くの戦いをあなたに強いることでしょう。また暴君の背後には小さな部屋を追加しました。この部屋であなたは奇宝（別の開発日誌でとりあげます）を見つけるでしょう。 オスト・リングディルもまたいくつかの修正が見られます。大きなものとしては同様に、総司令官の背後の奇宝の部屋の追加です。それぞれの奇宝の部屋に入るためには、総司令官（または暴君）を殺す必要があります。 エルフの野営地、オークの野営地 (Elf-camp and Orc-camp)[] 両野営地は今や防御柵で囲まれ、それぞれの派閥にとってより安全な場所となります。どの野営地も進入口は一つだけですが、出ていく道は複数あります。また野営地を守る射手の数が増えていることにも気付くでしょう。それぞれの場所で、プレイヤーは軍を象徴する旗を見つけることができます（もう一度。旗と奇宝については別の開発日誌で語ります）。この壁の追加はエテン高地のいくつかのクエスト目標に見られる問題の良い解決策となるでしょう。 トル・アスカルネンの橋 (Bridges of Tol Ascarnen)[] 見出しの響きとは裏腹に、これは強情なオークと愉快なホビットのラブ・ストーリーではありません。トル・アスカルネンの孤島へ導く二つの橋のことです。 我々はそれぞれの場所に、自由の民またはアングマール軍を象徴する旗を設置しました。旗はどの派閥が橋を支配しているかを表し、またそこを守るために防衛者が旗の周りにやってきます。この旗にたどりつき使用することで、橋の支配権が取得者側に与えられます。その場所には何人かの守衛がいますが、プレイヤー/モンスタープレイヤーともに小グループで簡単に取得することができるでしょう。 ホットポイントは去り…… (Hot Points Go Away. . .)[] もともとのホットポイントの役割は、モンスタープレイヤーがそこを支配したときに、ちょっとしたボーナスを彼らに提供することでした。またプレイヤーをより狭い場所での、より小勢での戦いに向かわせることでもありました。しかしこれは期待していたようには成功しませんでした。バグやその他の問題に取り囲まれ、ホットポイントにはその価値よりも面倒があり、またホットポイントの場所の良い面も悪い面も、それらの結果より小さすぎました。その結果、ホットポイントは取り除かれました……。 そして前哨地がとってかわった (and Outposts take their place)[] ホットポイントの退場に伴い、我々はいくつかの小さな戦場を失いました。私たちはこの状況を改善したいと思いました。エテン高地はプレイヤーとモンスタープレイヤーが同様に、ソロ、グループ、レイドの多彩なゲームプレイを楽しめる場所であるべきです。前哨地は、ゲームプレイにおけるグループの側面を補助するものです。 それぞれの前哨地は建造物の外に小勢の防衛者を有し、また前哨地の旗を見張る支配者がいます。この場所を奪うためには、プレイヤーやモンスタープレイヤーは前哨地の支配者を倒し、その後旗を派閥のために奪う必要があります。 前哨地はフロールの堀に潜むガエアゴス※４軍の支配下から始まり、プレイヤーとモンスタープレイヤーはこの中立の軍から場所を奪うことができます。２つ以上の場所を支配することで、その派閥にはフロールの堀への入場が許されます。旗を奪うと、その場所は六時間の間、支配している軍の管轄下となります。この期間が過ぎると、前哨地はログムルのガエアゴス軍の中立な支配に戻ります。 合計で5つの前哨地があり、その場所はエテン高地の地図に旗の印で記載されます。中立の時は赤い旗、自由の民が支配すれば青い木、アングマールが支配すれば赤と黄色の御目になります。 ティリス・ラウとルガザグ (Tirith Rhaw and Lugazag)[] ここの変更は占領の最終段階にあります。それぞれの塔は旗を、現在塔を支配中のプレイヤーのみが入れるドアの向こう側の部屋に隠しています。この旗の部屋に入るためには、塔の暴君または総司令官、そして首長または司令官たちを倒さねばなりません。そうすることでドアは消え、最後の戦いが旗の近くで行われます。旗を奪うと、塔の支配権は奪った側に転じることになります。 さいごに[] この最初の日誌では、それぞれの場所の変更について説明してきました。続く第二の開発日誌ではこれを土台として、それぞれの場所の関連と、エテン高地の新しい特色である「奇宝の支配と旗」の意味について解説します。 訳注[] ※１．第十四巻における訳は「グラン・ブレイグ」 ※２．第十四巻における訳は「オスト・リングディア」 ※３．第十四巻における訳は「ダール・ガザグ」 ※４．第十四巻における訳は「ゲアゴス」

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