アールヌーヴォー

ページ名:アールヌーヴォー

概要

アール・ヌーヴォーとは19世紀末頃に発生した「新しい芸術」を意味する国際的な芸術運動。その分野は絵画、建築、工芸など多岐に渡った。主な特徴として植物をモチーフとした、有機的で自由な曲線を多用している点が挙げられる。一番わかりやすいのはアルフォンス・ミュシャの作品だろう。国内でアール・ヌーヴォーを用いた建築はあまり例を見ない。

アール・デコとの違い

美術史の中でややこしいのは、アール・デコという名前も時期も似ている芸術運動があることだ。アール・デコは1925年のパリで行われたアール・デコ博(パリ万国装飾美術博覧会)をきっかけに、主にニューヨークを中心に興ったものである。外見の特徴として、左右対称であったり古今東西様々な文様をモチーフにしたり、工業的なパターンの繰り返しや直線の組み合わせなどが挙げられる。有機的な曲線がウリのアール・ヌーヴォーとは全く異なる。

 

アール・ヌーヴォーの意匠が見える例

東京駅  1階の庇を支える金具部分

 

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