概要
宮家とは、「行くも餓えるもこれ一重」の世界において、最強とされる能力者の家系である。
大宮家、千宮家、豊宮家、咲宮家、札宮家、月ノ宮家、日宮家の七つの一族が構成している。
各家は本家、分家、支族から成り、本家の当主が各家の頂点に君臨する。
歴史
大宮家・千宮家から千年以上前に始まったとされ、初代当主の記録はあるが、その能力や家の始祖については、本家の人間ですら曖昧に伝えられている。
更には、少なくとも明治時代から大正時代の終わりまでの五〇年程は、記録が一切残っておらず、空白の歴史として扱われている。
現代においては、その勢力を国内全域に及ぼしており、東京の大宮家が管理する黒稲荷神社と京都の千宮家が管理する白露神社を中心に、各家の分家や支族が分散した状態で、活動している。
各家の特性
宮家やその系列の能力者には七つの能力分類があり、それの組み合わせや大きさで個人の能力の強さなどが決まる。
各家は、その能力の始祖となったとされており、本家の当主や分家の当主は、その能力に特化していることが多い。それぞれの能力は以下である。
大宮家:破壊
名の通り、全てを破壊し、有を無にすることが出来る。なお、能力は異界や神等の霊的存在にのみ有効である。反作用が重く、異界で使用した場合、何かを破壊するごとに、自らの体も粉砕する。
千宮家:創造
破壊と反する能力であり、森羅万象を創造することが出来る。しかし、その創造出来る範囲は、個人の資質に寄る。体力の消費が大きい。
豊宮家:構築
小を大にする能力であり、それにより能力と呪具の組み合わせの楔となることも出来る。反作用も少なく、保有する者も比較的多い。
咲宮家:分断
大を小にする能力。他の能力との相性は破壊以外であまり良くない。破壊の補助として使われることが多いが、その概念から、切り刻むことに特化する。
日宮家:結び
森羅万象にある縁または運命の糸を視認し、操る能力。除霊や呪詛、探索に有効で、最も保有する能力者が多い能力。直接的な反作用は無いが、霊的存在をより鮮明に視認しやすい傾向にある。
札宮家:修復
痕跡を辿り、破壊したモノを元に戻す能力。霊的存在や、異界での治癒がおよその利用方法である。破壊で壊されたモノよりも、分断で切り刻まれたモノの方が、消費する体力は少ない。
月ノ宮家:実体化
神々や心霊、呪詛、夢を現実世界に呼び出し、受肉させる能力。霊的存在下でなければ使用できない以上の能力を現実世界に引き出すことも出来る。保有者は少なく、月ノ宮家自体も規模が小さくなってきている。
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